blog Donbiki-Style

筆者:どんびき(地域によりカエルの意)

驚きとイヤな話と

2015-09-10 23:36:54 | 日記
今回の関東地方を襲った大水害は、台風18号が日本海に抜けてから、またその進路からはずいぶん離れた地域で起こったことに驚きました。
台風18号の進路であった愛知や静岡で大雨になったのは不思議ではないとして、そこから変わった温帯低気圧が、太平洋上にある台風17号や秋雨前線を刺激して関東に大雨、と解説されても素人にはピンとこないほどの出来事です。
またわが国に被災地と被災者が増えてしまい、ただただ胸が痛みます。
一瞬にして住む家などを失った方々の気持ちは推し量るに余りあります。

某SNS上での情報ですが、常総市の役所に聞いた話としてイヤな内容が出ていました。
鬼怒川で決壊した堤防の近辺は、太陽光パネルの設置事業のためにかなり高さが削られてしまった経緯があるようです。
当時は当時で大義名分があってのこととは思いますが、どの時代にどういった進められ方をしたのか。
急ぐ必要がなかったかもしれない事業のために被害が拡大したとするなら何とも皮肉であり一部は人災とも言えます。
今は当然ながら救助活動優先、しかし事後にはしっかりと検証がなされるべきと思います。

一部マスコミのヘリが、救助ヘリに近づきすぎてジャマになっていたという話もありました。
最低限の振る舞いもできないで、ただただ他社よりも「使える」画像が撮れればいいというのは本末転倒もいいところです。
局によって財力に違いはあるかもしれませんが、むやみに現場に近づかなくてもいいような撮影機材が揃えられないものでしょうか。

わが国は災害が多く、どこにいるから安全ということはありません。
月並みですが、日頃からもしものことを考えておくのとそうでないのとでは、イザという事態を乗り越えられるかが変わってくるのかもしれません。