blog Donbiki-Style

筆者:どんびき(地域によりカエルの意)

自分の世界を持つこと

2015-09-22 19:53:19 | 休日
安保法案の成立は9月19日の未明だった。
政策の大きな転換点だからと、飲み以外では夜更かしができない私も成立の瞬間まで見届けた。
その翌日にあたる20日の未明に、ラグビー日本代表が南アフリカ代表を破る快挙。
粗暴で幼稚な野党の振る舞いにイライラしながら法案の最終局面を見るくらいなら、同じ夜更かしでもラグビーのほうにすればよかったと後悔した。

さて、昨日夜は帰省してきていた高校の同級生が地元魚津で飲み会を開いてくれた。
しょっちゅう帰ってきていることや普段の生活はオンライン上では知っていたが、オフラインで会うのは高校卒業以来だった。
大きな同窓会はちょうど5年前に魚津市内で催されたものの、彼はそこには出席していなかった。
3名で始まった会は、後半で1名増えて4名となり、19時からの楽しい時間はあっという間に22時を回ったのであった。

わざわざそういう機会を作ってもらえたのも、私が10月から新天地に行くことが決まったからだった。
そういえば小欄では新天地がどこなのか書いていなかった。
9月の初め頃に発表があり、愛知県内の製造所で働くことが決まった。
事務方として富山市の真ん中に移ってわずか1年で職場が変わる理由は、これまでもさんざん書いているので繰り返さない。
心機一転の再スタートには一度富山を離れてみたら、という話も行き先を詰めていく中であったのは事実であり、その結果県外へ行くことになった。
もし行き先が県内であったとしても、住まいは富山市を離れて勝手知ったる魚津に戻ることを考えていた。
土地として嫌いなわけではまったくないが、結果としてつらい目にもあった富山市とは、近い将来離れる運命にはあったのだと思う。

行く前の今の時期がいちばん不安で寂しいものだが、幸い現地近くには旧友がいる。
また、昨日の飲み会では名古屋ベテランの人間もいたので、会の中でいろいろと土地柄については教えてもらった。
新しい職場に行けば新しい出会いもあり、今感じている不安も徐々に解消されていくと信じている。

昨夜の話の中では、小欄が思いもよらず昔の同級生によく読まれていることを知った。
下手な小説よりも面白いなどとずいぶん持ち上げてもらったが、私自身はあまりフィクションの世界に触れない人間なので、下手な小説がどんなものかが分からない。
かれこれ8年半、誰の強制も受けずにダラダラと駄文雑文を書き続けているのも、日頃のウザウザの解消のため、もう一つは「苦ではない」という事実、それだけである。

やれと言われなくても自分からやれることに、もはや中年となった今からでもより楽しく生きるヒントが隠されているかもしれない。
生活のための仕事は誠実にこなしながらも仕事とはまったく別の世界を持つことは、職業人を終えてからの時間も長くなった現代では重要なことだ。
背伸びなどしなくてもいい、無理をしないで自分のペースでやる中から良いものが生まれる。
結果として、新しい出会いがあったり違った世界を感じることができたりするのなら大変素晴らしいことだと思う。