blog Donbiki-Style

筆者:どんびき(地域によりカエルの意)

残るのもホドホドに

2012-04-18 21:29:13 | 日記
今週は、今月初めのような猛烈な量の出荷ではなく落ち着いたものである。
落ち着いたといっても比較上の話で、まだまだ少なくない量が毎日出て行く。
月も深まった現在でも、昨年度の「普通」の1.5倍はあるだろうか。

さて、月初から製品が予想以上に大量に出て行ったために、わが倉庫の在庫が非常に薄くなっている。
そのため、毎日毎日外部の契約倉庫からかなり多くの製品を取り寄せなくてはならない。
あまりに多いから置き場所にも難渋し、ずいぶんと気を使う。
出荷もソコソコある中でパレット50枚内外の製品を日ごと所定の場所に収めるにはそれ相当の時間がかかる。
今の状況では、定時上がりなど夢のまた夢といった感じだし、毎日運んできてくれる運転手さんもその日の最終便あたりになると話しかけても返事がないほど疲れ果てている。
わが部署だけではなく、他の部署も、わが社の周囲で働いている人々もみんな今は「イッパイイッパイ」である。

しかし最近になって、定時に上がれない場合でもある一定の時刻以降は残業ができないことになった。
残業はやむを得ない時には必要なものとは思うが、わが部署のみならず全社的にややダラダラとした残業が習慣化していたようで、このたび一律にタガをはめられた格好になった。
会社というところは利益をあげてナンボであり、やりたい放題とか残りたい放題を許しているようではダメで、ようやくにして一定の歯止めを提示してきたということであろう。

わが部署も一部の人間の中ではダラダラ残業が恒常化していた。
他人のタイムカードをのぞき見するのはよくないが、ヒマな日のはずなのになぜか19時とか20時という退社時間になっていた人間が多くいる。
今月のように大量の仕事に追われれば「忙しい」ことを言い訳に毎日21時22時というのが当たり前になっていたが、今後はそんなマネはできなくなる。

今回は会社として「ある一定の時刻まで」ということは言ってきたのだが、わが部署の「残りたい組」だと「その時刻までならいいんだ」と考えかねないのが怖い。
「ダメではない」から「いい」と考えるのは、人間としてあまりに幼稚で単純である。
今回の会社の要請の裏には「帰れる時は早く帰れ」というメッセージがあり、それが読み取れないことには本当の意味での大人とは言えないと思う。

「ダメではない=いい」という思考の危険性は、本欄の過去の記事でも何度も書いているところで、私自身はそのようなデジタル思考に陥らないように日々気をつけているところである。