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筆者:どんびき(地域によりカエルの意)

おそうじ

2009-10-09 20:02:57 | 日記
今日の午後、S課長から探し物を頼まれ、同僚のYさんと一緒に取り掛かることになった。
私たちがいるオフィスは、物持ちが良すぎるのか、やたらに古い資料や本などが捨てられずに残っていて、棚には入りきらず床面や使っていない机の上に山積みになっている。
ただでさえ雑然としていて、なおかつ「契約書」というあいまいな指示だけが手がかりだったため目的の書類はなかなか見つからず、いつの間にか棚や床面の資料の大掛かりな整理整頓の時間に変わった。
物を捨てたわけではないが、収納場所を工夫して床面の資料はずいぶん棚に上がって通路が広くなりスッキリした。
結局、作業そのもので疲れてしまい、目的の資料は「それらしいもの」だけを抜いておいた。

しばらくしてS氏が帰ってきたが、私たちがピックアップした資料は目的にかなわなかった。
S氏が自分で探して見つけたが、今日は手をつけなかった使っていない机の近くから出てきた。
目的のものを探せず申し訳なかったが、S氏からは「ごくろうさん」の一言もなくヘラヘラしていたので少し腹が立った。
たった一言があるだけで気持ちはずいぶん違うのだが。

そもそも「契約書」という重要なはずの書類を、ゴミ同然の書類の山から探さなければならないというのは、どういう意識、どういう管理体制なのだろう。
会社の顔であるはずの受付近辺にも資料が山積みになっているが、来客があれを見たらどう思うだろう。
あろうことかそのスペースは、社長専用の立ちんぼでの作業場になっていたりする。

本当なら5年も10年も経ったような資料は問答無用で捨てたいところだったが、社長が許さないようでオフィスには物が収まりきらない。
せめて見た目だけでもと思い1時間以上をかけて掃除したが、S氏はじめ社長や社長の奥さんも、見た目明らかに変わった空間にまったく気づかない。
この鈍感さはいったい何だろう。
知らないうちに下の者が掃除してくれるのが当然と思っているなら、とんでもない勘違いだ。
いくら格好のいいことを言っていても、いくら有名な取引先があっても、整理整頓の意識のない会社の未来は暗い。
マンガの表現ではないが、商売のことばかり考えていて、両目が¥マークか$マークになっているのではないか。

家に帰ったら、オバマ米大統領にノーベル平和賞のニュース。
選考委員の見識はどうなっているのか。
オバマの本音は、これ以上ほかの国に核を持ってほしくない(=アメリカの相対的地位の低下を危惧)、国力が落ちて維持費が大変(=共同歩調を取ったロシアも事情は同じ)、の2つである。
核兵器を完全になくす気などさらさらない人間には「平和賞」ではなく「偽善賞」がお似合いだ。
オバマが平和賞をもらえるなら、あまたの「平和団体」(笑)とやらもみんなもらえる。
ニュースでは喜んでいる人間の声をしきりに紹介していたから、またこの国におめでたい人間が増えたということか。

偽善者にノーベル賞が行き、日本国内は政権交代のあとガタガタと音を立て始めた。
常識とは何だろう、普通っていったい何なのだろう。

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