blog Donbiki-Style

筆者:どんびき(地域によりカエルの意)

商魂たくましい人

2008-09-21 21:52:01 | 日記
題名は、今の会社のことでも私の周りの誰かでもない。
今日店に来たあるお客さんのことである。

世の中まだまだ残暑が厳しいが、洋服の世界ではすでに夏物は売り切り態勢に入っている。
もとの値段を無視したような価格に下がりきった商品が、ひとつところに固められて並んでいる。
中には100円を切っているものもある。

さて、今日の夕刻あたりから1時間以上も店内を回っている方がいた。
私はレジに立っていたので、この人の買い物はいつ終わるのだろうと思っていたら、買い物カゴにけっこうな点数を入れてやってきた。
買ったものを眺めていると、まさにもう値段のないような夏物ばかりであった。
当たり前だが、長い時間レジをしたわりには売上が少なかった。

先代の店長が言っていたことだが、こういう方の中には自分で儲けをつけてフリーマーケットなどで売りさばく人がいるとのことであった。
今日の人がそうだと断定はできないが、同じ柄の服をサイズ違いでいくつも買っていったことからも、フリマ狙いがミエミエに思えた。
99円で「仕入れた」服を、150円で売っても相当な儲けになる。
まさに裏ワザといえば裏ワザなのだろう。
あるいはカネ儲けの手段として何かに紹介されているのかもしれない。

本来のフリマの出品というのは、自宅に眠っているようなものを気持ち程度の値段をつけて買ってもらうというのが普通だと思っているが、最近は違うのだろうか。
富山県内でも盛んにこういった催しはあるが、すべての人がこういった商魂たくましい人ばかりではなかろう。

そもそも私などは、商店で仕入れて自分で売るなどという発想すら思い浮かばないから、きっとお金持ちにはなれないのだろう。
まあ、それでもよい。
そういう人種にはなれないし、なる気もない。
お金は「使ってこそ」意味がある。
お金を使ってはじめて見られる世界も、世の中には多いのである。

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