もう何度も何度も書いてきました。
ワインには様々なボトルがありまして、世界各地で伝統的なものから革新的なものまで百花繚乱。
それなりの存在理由があるのだろうと思います。
しかし「それって伝統的でもなければ、合理的な理由もないでしょ?」というボトルも増えています。
例えばボルドーのワインの大多数は「重くなく」「瓶幅が平行」で「並べやすく」「積みやすい」ですし、ブルゴーニュもだいたいは大きくありません。
ドイツ・フランケンのボックスボイテルと言われる扁平瓶は伝統的ですし、大量の流通でないので「ニッチ」な存在感があります。
私が残念なのは多くの産地で伝統的でも何でもない重く太い瓶、或いは長すぎる瓶、肩が張った瓶が増え続けていること。
運搬や収納で大きな差が出るのは誰でも解ることです。
世の中がCO²削減に取り組んでいる中、重い大きなサイズを増やし続けている意味はどこにあるのでしょうか?
そむりえ亭にいらっしゃるインポーターには申し訳ないくらいに「生産者に伝えてほしい」と言っていますが、なかなか実りません。
CO²のみならず、化石燃料の不足や高騰が叫ばれる中、更にその意味は大きくなると思っています。
昔から伝わる伝統的な瓶を替えろとは思いませんが、そうでないのなら・・・・です。
皆様はどうお感じでしょうか?
さて今日18日はお休みを頂きます。
明日以降のご来店をお待ちしています。
樋口誠