細心の注意を払う必要があるのが「スパークリング」タイプ=いわゆる「泡系」です。
慣れたソムリエが「いつもの条件」で扱っている姿を見ると簡単そうに見えます。
しかし、ちょっと気を抜いたりすると事故の元。
・冷え方が充分でない。
・ボトルを何処かでぶつけた。
・ボトルを揺すった。
・コルクを留める金具を外すときに一瞬手が離れた。
・遊び半分でコルクを飛ばしてみた。
等々・・・
例えばシャンパンの規定では20度℃で5気圧。
ものすごい気圧ですので、コルクが飛んで目に当たると失明することもありました。
或いはコルクをつかんだ手は離れていなくても、ボトル側の手を離して、ボトルが飛んでしまい、その後床に落ちてクルクルとガス圧で回り、液体をぶちまける、ということもあるのです。
どうぞ「泡」系のワインを扱う時は
・よく冷やすこと
・じっと静置しておくこと
・何かにぶつけないこと
・どちらの手も離さないこと
・コルクを引っ張るように抜かないこと
などが大切です。
それから意外と思われるかもしれませんが、ボトルは斜めにしながら抜いてください。
仮に多少液体が吹いたりしても、ボトルを立てずに「横に近い斜め」にしてください。
それ以外にも細かなテクニックがありますが、あとはそむりえ亭で・・・・
スピードも安全性も高まる「簡単な技術」です。
是非、見て覚えてください。
さて今日15日は「濃厚接触による」キャンセルが出ています。
やむを得ないことですので、どなた様も遠慮なくお申し出ください。
ということで、お席はカウンター2組分、テーブルは一卓空いています。
お待ちしています。
樋口誠