ダイニング・ウィズ・ワイン そむりえ亭

料理にワインを
 06‐4963‐3098 
 樋口誠

ワインの扱いの中でも・・・

2022年07月15日 00時50分07秒 | サービス
細心の注意を払う必要があるのが「スパークリング」タイプ=いわゆる「泡系」です。

慣れたソムリエが「いつもの条件」で扱っている姿を見ると簡単そうに見えます。

しかし、ちょっと気を抜いたりすると事故の元。

・冷え方が充分でない。

・ボトルを何処かでぶつけた。

・ボトルを揺すった。

・コルクを留める金具を外すときに一瞬手が離れた。

・遊び半分でコルクを飛ばしてみた。

等々・・・

例えばシャンパンの規定では20度℃で5気圧。

ものすごい気圧ですので、コルクが飛んで目に当たると失明することもありました。

或いはコルクをつかんだ手は離れていなくても、ボトル側の手を離して、ボトルが飛んでしまい、その後床に落ちてクルクルとガス圧で回り、液体をぶちまける、ということもあるのです。

どうぞ「泡」系のワインを扱う時は

・よく冷やすこと

・じっと静置しておくこと

・何かにぶつけないこと

・どちらの手も離さないこと

・コルクを引っ張るように抜かないこと

などが大切です。


それから意外と思われるかもしれませんが、ボトルは斜めにしながら抜いてください。

仮に多少液体が吹いたりしても、ボトルを立てずに「横に近い斜め」にしてください。

それ以外にも細かなテクニックがありますが、あとはそむりえ亭で・・・・

スピードも安全性も高まる「簡単な技術」です。

是非、見て覚えてください。


さて今日15日は「濃厚接触による」キャンセルが出ています。

やむを得ないことですので、どなた様も遠慮なくお申し出ください。

ということで、お席はカウンター2組分、テーブルは一卓空いています。

お待ちしています。


          樋口誠