ダイニング・ウィズ・ワイン そむりえ亭

料理にワインを
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 樋口誠

セミナー

2017年01月21日 02時47分44秒 | ちょっと休憩
ソムリエをやっていると「ワインセミナー」をどこかでさせていただくことになります。

多くのソムリエが経験しているはずです。

私の世代か、それより上の世代の場合はソムリエ数の少なかった時代だったので、出番が沢山回ってきました。

多い時は年に30回以上はやっていたと思います。

協会の例会セミナーなどのプロ向きのものやデパート等での初心者向け、ロータリークラブなどでの人生の先輩向け‥など


若い方から「どう話そうか?」と質問を受けることも多いのですが、だいたいにおいて「いっぱい話すことがあるが時間が足りない」とか「対象者が初心者から上級まで幅広いので、誰を対象に話せばいいか?」といったものが目立ちます。


プロ向きのテーマが決まっているものを除いて「最も初心者と思われる人を対象に話しましょう」と答えます。


いつも言うことですが、日本のワイン消費量は限られていますので多くの方は年に1本も飲んでいないのです。

聞きに来られる方の多くもも決して沢山飲んでいるわけではありません。


で、何を話すか?

「テーマを絞る」ということに尽きます。

「今日はコレだけ覚えて帰ってもらえればいい」

「簡単にこの3点だけを強調しよう」

です。

ついつい色々なことに話が及んで「なんだったっけ?」となるのが関の山。

人が覚えられるのは限られたことだけです。

あ、それは私だけかもしれませんが・・・・


よく「専門用語は使わない」と言われますが、たまには使ってもいいのです。

噛み砕きすぎると余計に難しい、ということもありますね(笑)


それと「ボルドーのワインをテーマに話してください」と言われて各原産地呼称=AOCの概要を細かく話す必要はありません。

プロでない限り「ヘクタール当たり〇〇ヘクトリットルの収量」なんて要るでしょうか?

「大阪人は大阪弁を話す」

「その中でキタは上品、ミナミは雑多な店が多い、と言われる」(私はミナミの住民です)笑

「ミナミの中でもアメ村は若向けの店が多い」

「アメ村は若向け、と言われる中にひっそりと年配向けの店が隠れている」「あ、それはうちの店か・・・・ハハハ」

くらいの説明が妥当と思うなのは間違いでしょうか?


プロ対象、或いはマニア向けには細やかなデータが必要かもしれませんが、「ほとんどのワインセミナー」は「日常に役立つ何かを一つ二つ」を緊張と緩和を交えて話してみては如何かな、と思います。


そういう私も下手なスピーカーですが、数はこなしてますので「失敗からの反省」はしまくっています。


22日はちょっと遠出をして食事付きのセミナー?をしに行きます。

何百回やっても上手くいく自信は湧いてきませんが、要点だけは頭に纏めました。

今日の営業までに予習をして備えたいと思います。


            樋口誠

3点ご連絡

2017年01月20日 02時50分33秒 | ニュース
ここ20日間位先までのご連絡です。


1:1月は22日(日)23日(月)と連休を頂き、さらに24日(火)が貸切営業(一般営業なし)の為、3日連続でお入り頂くことが出来ません。
  どうぞ御容赦くださいまし。

2:2月9日(木)はヘッジス社ワインメーカーズディナーです。
  現在までで残り3名の空き状況です。どうぞ宜しくお願い申し上げます。

3:昨年の熊本地震への支援で日本ソムリエ協会で作成した「くまモンバッジ」
  計12,000個を作製しましたが、そろそろ終わりに近づいてきました。
  私の手元に30個ほど、です。ご希望の方はお早めにご連絡頂ければキープいたします。
  また協会の役員委員の方で「まだ手元にあるよ」って方はSNS等で教えていただけると
  「在庫状況の共有」が出来ますので宜しくお願いいたします。


さて巷ではインフルエンザ、ノロ、胃腸炎等が大流行です。

万全の対策でお過ごし頂けますように・・・・・・


          樋口誠

写真

2017年01月19日 02時33分19秒 | ちょっと休憩
まあしかし、写真は便利になりました。


つい少し前まではデジタルな写真など考えられなかったのです。

カメラで撮った写真は紙に焼いてみるまで出来栄えが確認できなかったですし、ほっておくと色褪せてきます。

そして焼いた写真をアルバムに貼っていっても整理がつかず、グチャグチャ・・・・・

なんていうのは私だけでしょうか?


ある時からデジカメが出来て、その場でチェックして不出来なものは削除もできるようになります。

最初の頃はプリントするのが楽しかったような・・・・・


しかし、スマホでの撮影が当たり前になってプリントすることは(少なくても私は)稀になりました。


で、気が付けば古い紙焼きの写真は「どこに行ったか?」「あれは無くなったか?」という状態です。

お客様が焼いて持ってきてくれた写真も多数ありますが、


ゴメンナサイ❕‼


な、状態です。


時折、引き出しから封筒や袋が出てきてホテル時代の写真が見つかりますが

「ああ、あんな仕事もしてたなあ」

「あれ痩せてるやんか(笑)」

「笑ってへんなあ・・・」などなど・・・・


今更、ですが、そういうものもデジタルに取り込んで整理しないといけませんね。

あ、反省の意味を込めて、です。


ちなみに今日発見したのは前職のホテルで「クレープシュゼットのフランベ」をしているものでした。

手前味噌ですが、まあまあイケてたんじゃないかなあ(笑)


         樋口誠

ちょっとリラックスの時は・・・(笑)

2017年01月18日 03時11分50秒 | ちょっと休憩
古い読者の方には周知の「樋口の無趣味」


ですから「趣味でリラックス」ということはあまりありません。

しかし、じゃあリラックスしないのか?という訳ではありません。

当然ですね。

好きな唄をユーチューブで聞いたりするわけですが、一番リラックス効果を感じるのは大阪人としては「笑い」ではないでしょうか?


ま、いろんな方の笑いを楽しみますが、最近(ここ2年くらい)ではNMB48です。

以前も「NMB48-げいにん」の一部をアップしました。

でも、こんなDVDもあるんですねえ・・・

毎度、テレビを見れるわけがありませんので買ってみても良いかなあ・・・・

NMBとまなぶくん presents NMB48の何やらしてくれとんねん! Vol.5 [DVD]
NMB48
laugh out loud records


皆さんも大阪のお笑いをこの若者たちが「こなしている」のをお楽しみください‼‼(笑)

           樋口誠

儀礼的、慣習的なこと

2017年01月17日 00時19分31秒 | ちょっと休憩
例えば・・・

この季節の恒例「賀詞交歓会」や「新年互例会」

暑中見舞いに年賀状

或いは「喪中のご挨拶」

etc・・・・・・

そういう「みんながやっているから」ということは少なくありません。

みんながやっているから「悪い」というのではありません。

しかし、気持ちが伴わないものや、代々の先輩がやってきたから、というのは楽しいものではありませんね。


賀詞交歓会などでも「御来賓の挨拶」が延々と続き、目の前の料理が冷め、冷えた乾杯用のグラスが温くなるのを我慢している人も少なくありません。

郵便物も含め、その見直しの空気もあるようですが、限定的です。


いや、無くなってしまうと経済的に困るホテルや、郵政や、それに繋がっている下請けがあるのでしょう。

しかし「方法を考える」
    
   「回数を考える」

   「人数や枚数を考える」

などの検討をしたらどうかな?と思っています。

そういう点では我が日本ソムリエ協会では懇親会などの挨拶は短め、或いは人数の限定を早くから施しており・・・・


あ、結局私が苦手な儀礼の言い訳でした(汗)


            樋口誠

松の内も過ぎまして・・・

2017年01月16日 03時17分21秒 | スケジュール
年賀状も書かず、初詣もいかず、えべっさんも行かない私がいうのもなんですが・・・

昨日15日でいわゆる「松の内」も終わり、正月気分から抜けなくてはいけない時期に入りました。

時は激寒の様相ですが、春に向かって進んでいることも間違いありません。

ちなみに昨日発表の年賀はがきを調べたところ「切手シート」が2組。

ま、いつもの感じ、です。


さて1月後半のスケジュールです。

16日(月):本日です。お休みを頂戴します。

17日(火):本来は定休日ですが前日に休みますので営業いたします

22日(日)23日(月):連休を頂戴します。
       22日に関しては福井でイベントをさせていただきますので仕事のようなもんです。

24日(火):団体様の貸切にて一般営業は致しません。

22日から3日続けて(連休+貸切で)お入り頂けません事、どうぞ御容赦くださいまし。

その後は月末までお休みはございません。


大寒に向かう時期、暖かくして風邪などに負けずお過ごしください。


            樋口誠

ワインオープナー

2017年01月15日 02時27分10秒 | サービス
Ch.ラギオール・グランクリュ「スタミナウッドレッド」G04019
【ラギオール】
【ラギオール】

ソムリエナイフ、とも言いますしカッコつけてティルブションとかカバタッピとかも言います。

つまりスクリューとナイフ、テコのついた奴です。

ソムリエの必需品でもありますし、素人の方でも慣れると簡単に使えます。

しかし、市場には(と言ってもワイングッズ専門店での話ですが)滅茶苦茶多くの種類が出回っておりまして「何がええねん?」という質問もよくあります。

例えば「持ち手」の形状。

スクリューの巻き数

スクリューの溝の有無

スクリューの素材

ナイフの形状と刃の仕様

テコ部分の幅

テコ部分の仕様(シングルOrダブル)

栓抜きの位置


マニアックなところでは逆テコものもあったり

左利き使用があったり

ナイフを開けやすくする仕様の有無

数えればキリがありません。

以前、ある本にワインオープナーの解説的なものを書かせていただいた事もありますが、

「何がいいか?」は「使う人の要件」によるのです。


そむりえ亭にはまあまあの数のサンプルが常時お見せできるようになっています。

何がいいか、で悩んでいる方は一度ご相談ください。




                 樋口誠




次の機会も作ります。

2017年01月14日 02時24分01秒 | ワインの事
11月、12月、1月と「小さな企画」というのを催しました。

手持ちの「ちょっと古いワイン」を使ってのコースのご案内です。

「よけてあった」わいんですから在庫一本とかのものでの会ですから、6名限定。

仮に6名を超えた場合は「似たワイン」で2日に亘り開催、ご参加時間人数は自由、という変な会でもありましたが、昨日で無事3度目終了です。

これまでで20本ばかりのワインを消費しましたが、まだあります。


これからも「ワインメーカーズディナー」などのない月に考えようと思っておりますので、その際は宜しくお願いいたします。

ただ、徐々にすべてのワインが古酒という訳にはいかなくなってくるかと思います。

その時は「目玉になるわいん」を強調して開催すると思いますので「ご期待」ください。


さて同時に募集を始めた「ヘッジス.ワインメーカーズディナー」

私の想像以上に早いレスポンスを頂いています。

既に残り3席となりましたのでご希望の方は早めにお電話頂ければと思います。



天気予報では今日以降の最低気温は零度くらいの日が続きそうです。

前向きにとらえると「根菜類が美味しくなるなあ」とか「魚に脂が乗りそう」とか・・・・

どうぞ、寒い時に美味しいものを採り入れて元気にお過ごしください。


            樋口誠

熟成の種類

2017年01月13日 03時05分36秒 | ワインの事
ワインは熟成する飲み物です。

大きな産地の人たちは大概は若いうちに飲みますし、そむりえ亭でも通常は若いワインをグラスでお出ししていますが、世の中では熟成ワインも多数ある訳です。

しかし、何が何でも熟成の価値があるか?というとそんなんことはありません。


熟成といっても大まかに分けても数種類。

1:赤ワインのタンニンがほぐれて優しくなる

2:タンニンがほぐれず若い頃のままである

3:熟しすぎて老齢化している

4:白ワインの酸がまろやかになる

5:円やかさに酸化の要素が加わり複雑になる

6:酸化が勝ってしまう

などなど・・・


昨日の「小さな企画」では実はカリフォルニアのワインを三種、フランスが一種でしたが

カリフォルニアの3種の赤白ともに円やかで豊かになっています。

フランスのものはタンニンの若さはありながら果実味はやや劣り「枯れた優しさ」を呈していました。


まさに私の想定内の熟成で坂本君とのマリアージュも予想通りです。

今日も「小さな企画」をいたしますが、若干の銘柄変更です。

何しろ同じワインが揃いませんので・・・・

「想定」通りか?否か?は20年近くも経つとロングパットと一緒でずれも生じるでしょうが、それも楽しみのうち。



但し、私の知る限りお手持ちのワインを「待ちすぎ」という方も良く見かけます。

待てばドンドン良くなっていく、というものでもありませんので「特殊な理由」=バースデイヴィンテージ等でない限り「良いタイミング」で飲んであげて欲しいな、と思います。

「いつ飲んだらいいの?」と疑問の方は聞きに来てください。

出来れば写メなど撮ってきていただけると判断しやすいですね。


しかし、ワインの熟成も大事ですが、私もいい大人になりたいと思います(笑)


              樋口誠

料理が先か?ワインが先か?

2017年01月12日 04時11分54秒 | サービス
一も二もなく「料理が先」がそむりえ亭のスタンスです。

通常の入客ではお客様の選んだ料理があって、合わせるワインを勧めます。

大人数様でお料理をお任せいただいたとしても、同じです。


その為に最低でも30種のワインをグラスで開けてスタンバイするのです。

飲む速度、量によって、或いは選ばれた料理のお出しする順番によって、同じ料理でもお勧めするワインが変わったりします。

ですから、もっと種類があってもよいのでしょうが、さすがにコントロール(温度やエアレーション具合)をする場所が足りませんので30種程度にしています。


これは楽しいことです。

「同じではない」ことの連続は刺激があります。


しかし、ワインメーカーズディナーや今日明日の「小さな企画」、或いはお客様の「特別なイベント」=記念日などではワインが先に決まりますので順序は逆にならざるを得ません。

ワインが先に決まると料理は私と坂本君の調整です。


これはこれで面白いのですが、ワインメーカーズディナーや企画ものはリピーターが多いことと、ワインメーカーも有名産地の「同じ品種」の生産者が多いのも事実で、そうなると苦悩が始まります。

「オーソドックスでいくか?」

「奇抜を狙うか?」

「新しい発見を探すか?」

歳とともに固くなってくる頭を刺激されますね。


さて今日明日の「小さな企画」は結局募集6名を超えたご予約を頂きました。

よって泡を除く4アイテムは2セットのワインを使うことになりました。(細かな説明は省きます)

微妙にニュアンスが違いますが、熟成ワインを最大限に楽しんで頂けるように調整したいと思います。


愉しい仕事です。


            樋口誠