ダイニング・ウィズ・ワイン そむりえ亭

料理にワインを
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 樋口誠

熟成の種類

2017年01月13日 03時05分36秒 | ワインの事
ワインは熟成する飲み物です。

大きな産地の人たちは大概は若いうちに飲みますし、そむりえ亭でも通常は若いワインをグラスでお出ししていますが、世の中では熟成ワインも多数ある訳です。

しかし、何が何でも熟成の価値があるか?というとそんなんことはありません。


熟成といっても大まかに分けても数種類。

1:赤ワインのタンニンがほぐれて優しくなる

2:タンニンがほぐれず若い頃のままである

3:熟しすぎて老齢化している

4:白ワインの酸がまろやかになる

5:円やかさに酸化の要素が加わり複雑になる

6:酸化が勝ってしまう

などなど・・・


昨日の「小さな企画」では実はカリフォルニアのワインを三種、フランスが一種でしたが

カリフォルニアの3種の赤白ともに円やかで豊かになっています。

フランスのものはタンニンの若さはありながら果実味はやや劣り「枯れた優しさ」を呈していました。


まさに私の想定内の熟成で坂本君とのマリアージュも予想通りです。

今日も「小さな企画」をいたしますが、若干の銘柄変更です。

何しろ同じワインが揃いませんので・・・・

「想定」通りか?否か?は20年近くも経つとロングパットと一緒でずれも生じるでしょうが、それも楽しみのうち。



但し、私の知る限りお手持ちのワインを「待ちすぎ」という方も良く見かけます。

待てばドンドン良くなっていく、というものでもありませんので「特殊な理由」=バースデイヴィンテージ等でない限り「良いタイミング」で飲んであげて欲しいな、と思います。

「いつ飲んだらいいの?」と疑問の方は聞きに来てください。

出来れば写メなど撮ってきていただけると判断しやすいですね。


しかし、ワインの熟成も大事ですが、私もいい大人になりたいと思います(笑)


              樋口誠

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