そむりえ亭に来られる方々は、一体、どういう関係の人と、そむりえ亭のワインや料理をどういった位置付けで食し飲まれるのか?
私の知るところではありません。
しかし自分の店ですから、それでは済まないのです。
一応、コースではなくアラカルトで選ばれた料理を、少し上等なワインを合わせながら飲んで頂く、と言うコンセプトです。
20代のサラリーマンが「ちょっと帰りに一杯飲んで・・・」と言うのでは無さそうですし「一世一代の贅沢をしに」と言うのでもない。
少なくても私の出身であるホテルと同程度の質のものが3分の2~4分の3程度の料金で召し上がれる場所、として設定した料金でもあります。
月に1度2度の軽い贅沢、と言うのが、ま、ゾーンなのでしょうね。
夜遅い時間はバー使いの方が多いので「意外と安く上がる」と思われて、月に何度かお使い頂けるのではないかと思います。
ちなみに私は、どういう所で飲食をするか?と聞かれることがあります。
実際の所、殆ど休んでいませんので、しょっちゅう外食と言う訳にはいかないのが現実です。
しかし、ワインをしっかり飲める場所、というのはあまり出掛けません。
長い間、ソムリエなんて仕事をして(自分でいうのもなんですが)少し名が通るとワインの事を勉強している従業員がいる店では居心地が悪いのです。気を遣わせてしまうのですね。
実際の所、ただのオッサンなんですけれど「柱の陰からジッと覗かれる」感じがするのです。
たまに東京での会議の後、協会の会長も含めた「有名ソムリエ」達と一杯やることがありますが、基本はガード下の居酒屋です。
充分に満足します。
ビールとメンチカツ、酎ハイと刺身、ってなもんです。
そういえば一昨日の休みで出掛けた知人の店では名も知らぬカラフェのワインを小さなグラスで頂き、ピザとパスタを頬張っていました。
これが旨いんだなあ。
そこには気の置けない大好きな仲間と気を使わせない従業員(そこの知人以外の従業員は私をソムリエと知らない)のもとで空気のいいテラスで飲む安ワイン。最高です。
知人は店の事は書かないで!!と言うものですから宣伝はしませんが、楽しいお店です。
何処で誰と何を頂くか?
どうぞ、そむりえ亭でも、「気に入った人」と、「楽しい食事」を、「軽い贅沢気分」で召し上がってくださいね。
今日もお待ちしています!!!