昨日は弊店での価格に関しての心持を書きました。
さて、その価格を如何に設定するか?
店によって様々です。
単純に掛け算で決める店。
いや足し算で決める店。
なんとなく決める店。
何が正しいのか?はオーナーの胸先三寸です。
しかし、大事なことは「継続」ですから、どうでもいい訳はありません。
例えばワイン一本の価格を「原価に少しだけ乗せて売りたい」とします。
その場合、カード支払いの手数料以上を乗せないといけません。
また、後に支払う消費税も乗せていないといけません。
そして乗せた分の一か月分で家賃やら人件費やらランニングコストやらを払わないといけないのです。
時折、それを忘れて値付けをしているお店を見かけます。
これが「料理で充分売り上げがある」という店なら大丈夫かもしれませんが、そうでないバーの場合は致命的ですね。
そむりえ亭の価格が妥当かどうか?は置いといて、足し算と掛け算を工夫して「自店ならでは」の設定をしてほしいな、と老婆心ながら思います。
さて今日28日はカウンター3席、テーブル一卓の空き。
皆様のお越しをお待ちしています。
樋口誠