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ダイニング・ウィズ・ワイン そむりえ亭

料理にワインを
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 樋口誠

「プロ」という言葉

2016年04月29日 02時19分32秒 | サービス
29日の今日はそむりえ亭はお休みを頂きます。

GWですが、坂本君のお子さんのバースデー、私も母の用事。

どうぞご容赦くださいまし。


さて、「プロ」という言葉。

色々な解釈が出来ます。


NHKの「プロフェッショナル」という番組のような意味なら、その意味は「すべてに於いて卓越して凄い人」ということになるでしょうし


生きていく生業(なりわい)としてお金を頂いている人をプロというなら多くの人は何某かのプロ。


私はどうなのか?というとソムリエを生業としていますから「ソムリエのプロ」なんだろうと思いますが、お客様や先輩方などからは「あいつは未だプロとは言えないなあ」と言われているかもしれません。

例えば野球選手でもイチローさんや王さん、野茂さんなどしかプロと呼べないなら野球は面白くありません。

着実に守備が出来、打率は低いけれども「いいキャプテンシーがある」、とか

代走で抜群の仕事をする、とか

打者一人だけのリリーフを「毎日」できる、とか


プロにも色々あるわけです。




自分の評価は置いておくとして、若い人たちには「俺はプロになるぞ!!」と目指してほしいですし、

目指す中で「まだまだ」と思うかもしれないけれど「金をもらっている以上、既にプロなんだ」と腹をくくって欲しいと思っています。

オールマイティな三冠王である必要はありません。



なんていうことを言うのは、飲食店の形態が色々あり過ぎて「何を目指したらいいのか?」判らない人が多いのだろうな、と感じるからです。

「グラス磨きは誰より早い」「料理の説明が簡潔で判り易い」「大阪のおばちゃんの口撃も軽くいなせる」などなど・・・・

まずは得意分野を見つけてください。

上記のことだけでは「プロ野球でも2軍」で終わるかもしれませんのでもう二つ三つ磨いてください。


「ソムリエのプロ」を勧めているのではありませんよ!




世の中に必要な職種「飲食業」に沢山の「プロ」が育てばいいな、と思って止まない樋口です。


          樋口誠