そむりえ亭ではいろいろな国のワインを使います。
とは言うものの、意外にもドイツのワインの登場は比較的少なめです。
特に理由はないのですが・・・・
今月は白、赤1種ずつをグラスワインで開けています。
白はバーデン地方のミュラートゥルガウ種のものです。
スイスのトゥルガウ州でドイツのミュラー博士が開発したという品種です。
以前はシルヴァーナとリースリングの交配といわれていましたが、どうもシルヴァーナではなくグートエーデルとリースリングの交配おの様です。
ヨーロッパでは交配を好まない傾向にあります。キリスト教の影響でしょうか?つまり神様から授かった品種を人間が交配することに抵抗があるのでしょう。しかし、北の地、ドイツでは止む無く許されるのでしょう。逆に雨の多い日本が交配種の野菜が多いのに似ていますね。
この品種はドイツの割りに酸が多くなく(少なくもありません)フルーティでアルコールもやや低め。スッと喉を滑り落ちます。香りは私の言葉ではキウイの様なフレッシュな心地よさの酸と甘みを伴った印象です。
暑い夏に最適ですし、最初の一杯にはむしろシャンパンより向いているかもしれませんね。
今日も暑そうです。ミュラートゥルガウで乾杯してみては如何でしょうか?