小暮満寿雄 Art Blog

ダジャレbotと間違われますが、本職は赤坂在住の画家です。作品の他お相撲、食やポリティカルな話も多し。右翼ではありません

中華テーブルの領土問題

2010-12-12 06:22:09 | Weblog
昨日は連日の宴席。
年末恒例の多摩美OBの忘年会を、いつもの新宿随園別館で行いました。
もう15年ほど、ほぼ毎年行われている忘年会ですが、特に多摩美関連ばかりではなく、
最近は何だかわからない集まりになってます。
年を重ねるとさびしくなるのか、みんな会いたくなってくるのか、昨日は20名の大所帯でした。

円卓もひとつでは足らず、2つテーブルを用意してもらい、
水餃子や中華ハムの前菜、北京ダック風の包み料理など、いつもの品々を注文します。
ここは味と量のわりにコストパフォーマンスの良いお店ですが、
さすがに昨日は忘年会シーズンとあって、お店も満杯状態で注文した品々の出が遅い。

さらにテーブルは大人数と小人数のテーブルに分かれて座ったため、
大きなテーブルには、多くの皿が乗り、小さなテーブルには少ない皿しか載りません。
(中華だから、人数の多い方が多くの皿をたのめます)。

小卓「おーい、そっちの春巻き、こっちにまわして~」
大卓「まだ食べてるよ」
小卓「あれ? こっちで注文した青椒肉絲、そっちに行ってるじゃん」
大卓「ああ、もうこれほとんどないよ。わるいけど、そっちでもう一度注文して」


うむむ。
意地汚い話ですが、同級生どうしなのに、テーブルが分かれただけで、
ちょっとしたやりとりが生まれるんですから、国どうしの領土問題が起こるのは当たり前ですな。
そして、なにかと有利になるのは大きな領土と人口を持っている方なんですね。


小卓「春巻き、もらうよ」(テーブルに出向いて軍事力の行使)
大卓「あ・・・! じゃあ、食べたら、もどして。こっちはまだ食べてない人いるから」
小卓「そーはイカン。こっちも春巻きを待ってる者が大勢いるのぢゃ。
   一度いただいた領土は返還しませんぞ」


おおお。
みっともないやりとりですが、これまたこの時の中華のテーブルどうしも、領土問題も本質は同じ。
こんなつまらないやりとりでしたが、まさに領土問題の本質とはこれ。
ご飯の取り合いです。

この時、随園別館で繰り広げられた、小卓共和国と大卓王国の領土問題は、
最終的には住民の満腹度によって、テーブルの住民どうしがなごやかに交流することで終わりました。
空いたお皿はお店に返還♪
実際の国どうしでは、そんなに簡単にはいきませんが、
昨日の忘年会は実に楽しく、二次会まで大勢参加となりました。


さて、このブログは多摩美関係の人も大勢見ておりますので、参加メンバーを申しあげます。
来れなかった方、また来年よろしくお願いしますね。
(関係ない方、プライベートなことでスミマセン)。

しが、こいけこなきじじい、あきやま、いしもと、めぐ、ふーちゃん、イチロー夫妻、
いいだ、こぎそ、カメ、かずみ、あかねちゃん、よしくん、こみやった、よしかわともこふさい、
きむら、あっちゃん、こぐれ。

以上20名でした。


随園別館の写真は領土問題で撮りわすれました。
こちらは、一昨日のイル・グラッポロで最初に見せててくれた食材の写真です。


コメント (4)
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