小暮満寿雄 Art Blog

ダジャレbotと間違われますが、本職は赤坂在住の画家です。作品の他お相撲、食やポリティカルな話も多し。右翼ではありません

海老蔵殴打~男性の思い上がりと嫉妬について

2010-12-01 08:07:45 | Weblog
>男性陣にとっては嫉妬の対象なんだ、えび。
>それが新しい発見。

昨日、海老蔵記事にこんなコメントがありましたが、
せっかくなので(以前にブログで申しあげたことと重複するかもしれませんが)、
女性陣のために男の思い上がり&男の嫉妬の話をいたしましょう。

いや、男というのは実に浅ましい生き物でして、
どんなブ男でモテない能なしヤローでも、どこか「オレはイケてる」と思っているものです。
女性にニッコリ微笑まれようものなら、「お! この女・・・オレに惚れてるな♪」と、
とんでもないカン違いをする生物・・・それが男なのでございます。

これを女性に言うと、8割方はびっくりして「そんなハズはない」
「いくらなんでも、男の人だってそんなバカばかりじゃないでしょ」
なんて反応が返ってきますが、いやいや、そうなんです!
多くのご婦人は、まだ男の愚かさを十分に知りません。
男の99.99999・・・%は、このパターンだと断言して過言ではありません。

それを、あなたの亭主やボーイフレンドに聞いてもムダなこと。
たいていは「違うよ」と否定されるはず。
(特に結婚前のボーイフレンドなど、そんなホントのことを言うハズがございません)。

男というのはプライドの動物なので、
ある意味、それが(イケてると思い込んでること)男性のアイデンティティであり、
実際に他人から見た丸裸にした自分を知ったら、自殺する人も出てくるんじゃないかな~。


だもんで、嫉妬するケースも女性とは違います。
往々にして男の嫉妬の方が陰湿でタチがわるいです。

女性の場合は”やきもち”なんて言葉もあるくらいで、あまり嫉妬の感情を隠しません。
男の場合、自分が嫉妬してるなんて思われたくありませんから、
相手をやっかんでいても人にそれを見せようとしない。
それどころか右手で握手しながら、左手は落とし穴を掘るスコップを持っている。
落とし穴の掘り方も論理的かつ計画的で、相手がこういう行動をとって、
どの道を通るか計算して掘るのです。

(男性の嫉妬に関しては山崎豊子作品、
「白い巨塔」「沈まぬ太陽」「不毛地帯」などをご参照あれ。
 男の嫉妬をこれほどまで見事に描いた作家を、私は知りません)。

海老蔵は男性にとって、思い上がりを絵に描いたような存在であり、
男性が一番こだわる”地位やステータス”を、あの年齢で得てるからこそ、
嫉妬の対象になるのかもしれません。

それにしても「海老蔵」で記事を書くと、閲覧人数がアップするなあ。
役者は「一にガラ、二にカン、三にナレ」とはよく言ったもの。
芝居は下手でもすごい存在感、まさに”一にガラ”でございます。
でも海老蔵ネタはここで打ち止めね。


写真は那須の風景です。何という山でしょうね?

コメント (10)
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