38歳からの百姓志願~実践編。

霊峰・石鎚を仰ぎ、瀬戸内の陽光を望む愛媛県西条市、「有機菜園 藤田家族」無農薬・無化学肥料の野菜と暮らし。

春の強風、旧のお節句。

2012年03月24日 | 農と暮らしの日記
未明からの強風で、定植したばかりのブロッコリィに被せていた不織布が飛んでしまった。
ブロッコリィそのものも風下に大きく傾き、なかには茎が折れたり葉がちぎれたりしまったものもある。

気象庁の記録を見ると、風速は最大10m、最大瞬間は19m。
不織布だけでなくトンネルも何本かが飛んだ。豌豆の支柱と網も垂直から20~30度ほど傾いている。

うちの畑はすべて南北に畝をとっている。
当地では西風が多く、それが今日のような強風だとトンネルなどはまともに風を受けてしまう。東西畝なら風は畝間をすり抜けていくけれど、日照を考えれば南北がいい。トンネルを掛けるものだけ東西にするというわけにもいかず、風の影響は織り込んでおかなければならない。



土曜、旧暦3月3日の雛祭り。
一日中、強い風が吹き、空は曇り時々晴れ、時々小雨。

朝:市街スーパーに出荷。
午前:薫と一緒に畑を見回り、支柱の一部が外れているだけというように被害の小さいトンネルから掛け直していく。不織布はべた掛けなのっで強風のなかで掛け直すそうとすると株そのものをさらに傷めてしまうおそれがあるので、とりあえず飛んでいるのを回収しておくだけ。1時間半ほどで終了。戻って机しごとしながら温室の管理も(強風のなかで晴れたり曇ったりなので温度管理が難しい)。

午後:再び畑に出て、トンネルと不織布の掛け直し。
風は思ったほど弱まらず、しかも今度は一人だから悪戦苦闘。2時間ほどでなんとかほとんどのトンネル・不織布を修復。春播き葱のところは多少寒くても大丈夫なので、明日完全に風が落ち着いてから掛け直すことにする。

1月下旬に植えたじゃが芋(キタアカリ)のトンネルも飛んだ。
それを直しながら手除草と中耕。本来ならトンネルをわざわざ裾上げしてする作業だから、飛んだついでにやってしまった。発芽がほぼ揃い、草もとれて最初の土寄せもできたから上々だ。

明日出荷分の収穫をして帰宅。



風はまだ収まらない。
明日は晴れて、月曜・火曜と朝は冷え込む予報。あれだけの強風にもかかわらず畑はまだ乾く兆しなし。
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