温室が生育中の苗であふれ始めている。
例年は2月に入ってから始まる育苗が今年は1月中に始まったことが大きい。一昨年末の転居で住まいが落ち着いたことから、2年続いた温室の「解体・再建」がなく、同じ場所で年越しをすることができた。それで、温床の仕込みも前倒し、最初の種播きも早かった。一方で、そろそろ定植が近くなって戸外で「馴化」(外の気温や風に馴れさせる)の時期となるブロッコリィやキャベツ類が雨続きのために温室に居座っているから、限られた面積が奪い合いになっている。
*
月曜、予報の雨はほとんど降らず、ほぼ終日曇り時々小雨。気温は高め。
午前:温室の管理、机仕事を少しして、10時からJAアグリセンターへ。
オクラの栽培講習会があるというので、農協に出荷するわけではないけれど組合員なので参加させてもらった。オクラはJA西条管内の10軒近くが持ち寄って地元の青果市場に出荷しているとのこと。今日の講習会にはその生産者の方もそうでない方もいる様子。市場ではなく、JA直売所「水都市」に出す生産者もいるから、その方たちもいたかもしれない。
前半は栽培指針の説明。
品種、栽培歴、株間・条間の設定、トンネル栽培の場合の注意事項、施肥の要綱など。当地での標準的な栽培法は4月下旬にトンネルなしのマルチに直播。畝幅180cm単位で、条間40cmに千鳥2条、節間の詰まった密植型の品種だから株間15cmの4~5粒播き、不良株を除いて間引きなし。
後半は防除についての説明。
殺菌・殺虫に使える薬剤やその希釈率、収穫前どの時期まで使えるかなど。薬剤についてはうちは直接関係ないけれど、どの時期にどういう病気や虫に気をつけないといけないかの参考にはなる。
資料によると、出荷は7月に始まるとすぐに最盛期となり、8月も同程度の出荷量、しかし9月、10月は出荷量も落ちていく。
単価も7~8月がよく、9~10月はもうオクラの季節ではないようで単価も下がり、そのため生産者の出荷意欲も減衰して出荷量も減るようだ。収量の目安を質問すると、「4トン/10a(1反)・年(約100日)」という。ざっと計算すると、180cmの畝に2条で植えたものを1列とすると、1反でのべ555mの列になるから、うちの畑では27m×2列がほぼその1/10=1aにあたり、その収量は400kg/100日となる計算。
ということは1日あたり27m×2列で4kgが目安。
オクラは10本で100gくらいだから、1日400本。1列2条で200本……。最盛期でもこんなにはとれないな。今年はこの2倍くらいを作付ける予定。ひとつの目標として覚えておこう。
1時間ほどで終了し、帰りに図書館へ。
借りていた何冊かをすべて返して何冊か借り、1冊は市内の別の館からの回送(取り寄せ)を依頼(夕方にはもう「届きました」の電話あり)。戻って昼ごはん。
*
午後:温室内で最終のキャベツの種播き。
いま播くと収穫は7月に入ってしまう。これは当地ではほぼ限界で、雨が多く気温が高いとダメかもしれない。それでも播くのは昨年のように梅雨入りが早くて夏の果菜類が遅れるようだと、6月後半から7月前半頃に「梅雨の端境」が来てしまうから。上に書いたオクラも、うちではマルチをしないから5月上旬播きとなり、7月に入っても収穫はまだ。7月といえばアブラナ科が本命である秋作がもう近く、本当はこの期に及んでアブラナ科を増やしたくないのだけれど。この辺りのやりくりは難しい。
*
雨は明日の朝にはあがり、しばらくは晴れか曇りの日が続きそう。
土日が広島での有機農業研究会大会だから、その前に金曜一日でも播いたり植えたりの仕事ができると助かる。畑が乾ききらず、土日が畑仕事の最適期で月曜にはまた雨、ということになると泣けてきそう。
例年は2月に入ってから始まる育苗が今年は1月中に始まったことが大きい。一昨年末の転居で住まいが落ち着いたことから、2年続いた温室の「解体・再建」がなく、同じ場所で年越しをすることができた。それで、温床の仕込みも前倒し、最初の種播きも早かった。一方で、そろそろ定植が近くなって戸外で「馴化」(外の気温や風に馴れさせる)の時期となるブロッコリィやキャベツ類が雨続きのために温室に居座っているから、限られた面積が奪い合いになっている。
*
月曜、予報の雨はほとんど降らず、ほぼ終日曇り時々小雨。気温は高め。
午前:温室の管理、机仕事を少しして、10時からJAアグリセンターへ。
オクラの栽培講習会があるというので、農協に出荷するわけではないけれど組合員なので参加させてもらった。オクラはJA西条管内の10軒近くが持ち寄って地元の青果市場に出荷しているとのこと。今日の講習会にはその生産者の方もそうでない方もいる様子。市場ではなく、JA直売所「水都市」に出す生産者もいるから、その方たちもいたかもしれない。
前半は栽培指針の説明。
品種、栽培歴、株間・条間の設定、トンネル栽培の場合の注意事項、施肥の要綱など。当地での標準的な栽培法は4月下旬にトンネルなしのマルチに直播。畝幅180cm単位で、条間40cmに千鳥2条、節間の詰まった密植型の品種だから株間15cmの4~5粒播き、不良株を除いて間引きなし。
後半は防除についての説明。
殺菌・殺虫に使える薬剤やその希釈率、収穫前どの時期まで使えるかなど。薬剤についてはうちは直接関係ないけれど、どの時期にどういう病気や虫に気をつけないといけないかの参考にはなる。
資料によると、出荷は7月に始まるとすぐに最盛期となり、8月も同程度の出荷量、しかし9月、10月は出荷量も落ちていく。
単価も7~8月がよく、9~10月はもうオクラの季節ではないようで単価も下がり、そのため生産者の出荷意欲も減衰して出荷量も減るようだ。収量の目安を質問すると、「4トン/10a(1反)・年(約100日)」という。ざっと計算すると、180cmの畝に2条で植えたものを1列とすると、1反でのべ555mの列になるから、うちの畑では27m×2列がほぼその1/10=1aにあたり、その収量は400kg/100日となる計算。
ということは1日あたり27m×2列で4kgが目安。
オクラは10本で100gくらいだから、1日400本。1列2条で200本……。最盛期でもこんなにはとれないな。今年はこの2倍くらいを作付ける予定。ひとつの目標として覚えておこう。
1時間ほどで終了し、帰りに図書館へ。
借りていた何冊かをすべて返して何冊か借り、1冊は市内の別の館からの回送(取り寄せ)を依頼(夕方にはもう「届きました」の電話あり)。戻って昼ごはん。
*
午後:温室内で最終のキャベツの種播き。
いま播くと収穫は7月に入ってしまう。これは当地ではほぼ限界で、雨が多く気温が高いとダメかもしれない。それでも播くのは昨年のように梅雨入りが早くて夏の果菜類が遅れるようだと、6月後半から7月前半頃に「梅雨の端境」が来てしまうから。上に書いたオクラも、うちではマルチをしないから5月上旬播きとなり、7月に入っても収穫はまだ。7月といえばアブラナ科が本命である秋作がもう近く、本当はこの期に及んでアブラナ科を増やしたくないのだけれど。この辺りのやりくりは難しい。
*
雨は明日の朝にはあがり、しばらくは晴れか曇りの日が続きそう。
土日が広島での有機農業研究会大会だから、その前に金曜一日でも播いたり植えたりの仕事ができると助かる。畑が乾ききらず、土日が畑仕事の最適期で月曜にはまた雨、ということになると泣けてきそう。