38歳からの百姓志願~実践編。

霊峰・石鎚を仰ぎ、瀬戸内の陽光を望む愛媛県西条市、「有機菜園 藤田家族」無農薬・無化学肥料の野菜と暮らし。

強い南風、20℃超え。

2012年03月30日 | 農と暮らしの日記
一昨日植えた春どりのミニ白菜。
写真のように、ポリトンネルの中で、さらに不織布を被せられて厳重に保温されている。過保護の極み。だけれど、低温に敏感な代表格(寒さに当たるとトウ立ちしやすい)といえる白菜を、こんな若苗でこの季節に戸外に出そうというのだから、これくらいはしてやらないと不安だ。ただし、これも例によって経験に基づいた確信的なものではなく、今年もまだ「試験」の域を出ない。



金曜、強い南風。予報は晴れ時々曇り、ところにより夜は雨。
その雨は夜には降らなくても、明日未明からはほぼ確実に降る予報だから、またいつもの「雨の前の畑しごと」日和。

朝:8時台に市街に出てスーパー出荷、今日は蕪まびき菜と、この春初の小松菜、菜の花(白菜)。
帰りに種屋さんで買い物少し。

午前:あれこれの定植を少しずつ。
3日前に植えたズッキーニを畑を変えて40本ほど。2月下旬に播いたレタス類を200穴プラグトレイから生育の早いものを300本ほど。同じトレイの苗は一気に植えてしまいたいところだけれど、どうもばらつきが多くて困る。残りはまた後日。その他、スイスチャード、ルッコラもトレイ1~2枚を定植。

レタス定植中に新居浜のお客さんSさん来訪。
お互い近況報告やら何やら。草の少ない春の畑は珍しい光景だったようで、「いつもと違う、なんかきれい」とのこと。うちだって、こんな畑のときもあるのです。ルッコラ定植中にはJAの方が通りがかりに寄ってくださり、僕は作業しながら気候のことやら何やら情報交換。
なんとなく野菜畑に立ち寄りたくなる陽気なのかもしれない。

14時頃に終了、戻って温室の水やりなどしてから昼ごはん。

午後:15時頃から畑に戻り、先ほど植えたズッキーにホットキャップを被せる。
先日と同じく短いダンポールで支柱を立ててキャップを被せて裾を土に埋めて。風が強く、畑のあちこちのトンネルや寒冷紗が外れかけたりするのを直しながらで時間がかかる。

夕方:17時半頃から葱苗の種播き。
畑の地床育苗で、畝に垂直方向の筋播きで4種類。不織布と寒冷紗を被せて18時半頃、日没ぎりぎり終了。ブロッコリィに被せてある不織布が強風で飛びかけてブロッコリィの株を傷めそうなので撤去。最後にトンネルの強風対策で、大根、ほうれん草、蕪のトンネルは雨を当てるために完全に開放する一方、他の野菜は裾まできっちり閉める、の2種類で。

19時過ぎに畑の隣の小学校へ。
バレーボールの真のお迎え、戻って軽トラの荷物を片付け、20時前から晩ごはん。

強風が心配だけれど、救いは「南風」であること。
普段の強風は先日も書いたように西風で、南北畝のトンネルを直撃するのだけれど、四国山地から吹き下ろす南風(四国中央市では「やまじ風」)なら畝間をすり抜けていくので影響は軽減されるはず。

雨は夜まで降らず、畑仕事が進んで助かった。
気温は20℃を超えたようで、強風とあいまって畑はかなり乾いた。深夜から明朝の雨でまた野菜の生育が進みそう。
いよいよ春本番。



真と渚はそれぞれ小学校・中学校の離任式で登校した。
二人とも今年度の担任の先生が異動。真の担任だった先生は渚も卒業時の担任でお世話になったY先生。どんどん体を動かして学ぶ飯岡小の伝統をさらに色濃くしてくださった気がする。就農で西条に来た2月、渚の転入の挨拶で小学校に行ったら職員室にいた高校同級生のH先生も転任。翌年3年生の渚を受けもってくれた。今度は同窓会で会いましょう!
校長先生もご退職、ほか、お世話になった先生方、ありがとうございました。
畑にも響いてきていた太鼓の音は、やはり……。
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