【プリキュア10周年:キュアソード】
まこぴー:
「キュアソードよ」
「プリキュア10周年ありがとう」
「これからもよろしくねっ」
天下の国民的アイドル様こと、へっぽこでお馴染みの我らのまこぴー。
堂々のラスト3番目での登場です。
トランプ王国が陥落したあの日。
絶望の中で己の無力を知った彼女は、人間界にて何故かアイドルに。
ご本人曰く「歌で王女様を探すため」だそうですが、それは全くの徒労でした。
王女様、既に他界されてたし。そもそも唄ったところで何の意味があるのか。
ですがレジーナ様との決戦で、期せずしてその思いは実現。
ミラクルドラゴングレイブを構えるレジーナ様に対し、まこぴーが取ったのは変身解除して唄うこと。
この当時、誰もレジーナ様の正体には気づいていませんでしたが、結果的に「王女様に」届ける願いは、ここで叶いました。
あの戦闘は後世に語り継がれるべき名シーンですね。
歌は防げない。防ぐには両手で耳をふさぐしかない。そしてそれはつまり、両手を武器から離すのと同義。
トランプ王国を救ったのは、彼女が超パワーアップしたからではなく、相田さんという助けを獲得したから。
決戦において、「助けて」と叫んだ彼女は、へっぽこではなく非常に優秀だったと思う。
王女様探しを一人では達成できなかったのも、「ドキドキ」さんのテーマを思えば必然です。
幾ら彼女が一人で頑張っても、無闇に疲弊するばかりで解決はしない。
たった一人の英雄よりも、多くの助けの方が大事なんです。
まこぴー:
「ずっと不思議だったの」
「こっちの世界の人たちは、どうして一緒に唄おうとするんだろうって」
「歌は静かに耳を傾けるものでしょう?」
頑張っている人がいるなら助けようとする。困ってる時は力になりたい。それが普通でしょ?
「幸せの王子」を台座の下から見上げている時代は終わったのです。
どうせなら一緒に幸せを配って回りたい。そう思わせる力がお唄にはあり、まこぴーにはあるのです。
中の方は、歌のお姉さんでお馴染みの宮本佳那子お姉さん。
何度かライブにも行きましたけど、小動物の如くに可愛らしいお方です。
体調を崩され長期療養中とのことで、とても心配です。ご回復をお祈りいたします。
■ハピネスチャージプリキュア! 第32話「いおなの初恋!?イノセントフォーム発動!」
氷川さんが告白されました。おめでたいことです。
同年代の異性の人間に、明確に告白されたプリキュアとしては、美墨先輩、桃園さんに続き3人目。
(相田さんも該当した気がするけど具体的に思い出せない。mktnをカウントに入れていいかは悩みどころ)
美墨先輩は一応お付き合いを始めたものの、振られて終了。
桃園さんは恐るべき悪女スキルを発揮し、悪魔のような「保留」回答で本編は終了。
さて氷川さんはどうなるんでしょうか。
とりあえずお相手の海藤くんとデートに行ってみることに。
場所は動物園です。無難なチョイスだ。
氷川さん、街歩きとか遊園地とか興味なさそうだし。
海藤くんはなかなかできる男です。
告白もスマートでしたし、連れ出した後も的確にエスコート。会話の返しも出来過ぎてます。
ちょっと弱さを見せたりするところも上手い。さすが戦時下で鍛えられてる学生は違う。
ですが、あまりにも上手く行き過ぎて、氷川さんはかえって逃げ出してしまいました。
もしかしてプリキュア娘ってちょろいんでしょうか。
土下座する勢いで迫ったら、美翔さんとか口説けるんじゃないかしら。
そこにナマケルダさんがやってきた。
ナマケルダさん:
「やってしまいましたな」
「いきなり自分の気持ちを押し付けすぎですぞ」
「人呼んで、恋の狩人・ナマケルダ」
ラブハンターですか。プリキュアハンターよりも恥ずかしい。
氷川さんは応戦に出ます。茂みに潜んでいた3人も一緒に。
色を失った世界で、プリキュアさんは戦う。
子供から大人への成長の一歩ともいえる恋愛に直面した、氷川さん。
一度それを知りかけた氷川さんにとって、恋を否定された世界は色あせて見える。
ナマケルダさんが見ている世界も、おそらくはこんな感じなんでしょう。
それに対して彼女が起動したのは、子供時代の「ごっこ遊び」たる「プリキュア」。
お子様が、お子様の文法で、大人の理論を振るう大人に挑む。
ナマケルダさん:
「恋だのしたら最悪」
「振り回されるだけなのですぞ」
お子様たち:
「それでも」
「誰かを好きになる気持ちは、止められないよ」
「邪魔したって無駄なんだから」
「本当に好きなら、なおさらね」
「氷川の思いやる気持ちに」
「嘘はない」
ナマケルダさんの言ってることは、実際、正論です。
上手くいってもいかなくても、恋愛はエネルギーを使う。(というか恋愛に限らず、人間関係全般がそう)
何せ幻影帝国との戦い自体が、恋愛の末に起きたことです。
よくよく見れば、お子様共の発言もナマケルダさんを否定はしていない。
「最悪だと分かっていても止められない」のであって、「悪い要素はない」とは言い切れない。
そりゃそうだ。だってこうやって戦いが起きてるんだから。
だけど。
氷川さん:
「…助けたい」
「海藤くんが話してくれたこと、嬉しかった」
「でも逃げたりしてごめんなさい」
「気持ちはちゃんと受け止めました」
「でもまだ、恋とか付き合うとか分からないの」
「だけど私のことを見ていてくれて、嬉しかった」
「私も海藤くんのことが大切です」
お子様なりの精いっぱいの答え。
「でも」とか「だけど」とか逆接まみれですが、精一杯に向き合ってるのは分かります。
聞きようによっては「保留」とはいえ、桃園さんのそれとは随分と違います。というか桃園さんが黒すぎるだけか。
氷川さん:
「あなたを守って見せる」
嫌いではないし好意は持っているが、恋愛や交際となると気持ちが引ける。
何か嫌な点があるからではなく、単に「そもそも恋ってなんなの?」という非常に面倒くさい理由。
ただこの感情が悪かというと、そんなはずはない。悪であっていいわけがない。
じゃあ何と評すればいい?
一連の想いに応えるかのように。支給されていた高額玩具が力を発現させました。
効果名称:イノセントフォーム。
なるほど。確かに「イノセント」としか言いようがない。
まぁお化粧はケバいですけれど。
うん、きっと来週までには上達しますよ…。
ビッグバンもそうでしたしね。頑張って、氷川さん。。
しかしようやく発動したイノセントフォームは、いまいち強くありません。
一撃こそ入れたものの、すぐに窮地に陥り、ノーマルフォームの愛乃さんに助けられる有様。
おまけに止めの前には、わざわざ二段変身を解除。
でもそれでいいんです。
むしろ「イノセントな想い」で殺傷力を発揮されたり、ビッグバン起こされる方が困る。いや起こすんですけど。
氷川さんの今のモードは、いわばお子様から大人になる中間のようなもの。
子供特有の無邪気な気持ちはあるけれど、大人の面倒くさい社会も垣間見ている。
そんなフワフワした状態では、迷うことなく振りかざしてくる大人の世界には通用しません。
だけどふと思い返せば、お子様時代の象徴たる「プリキュア」さんがいてくれる。
だから共に戦おう。お子様時代の気持ちを忘れないイノセントな想いがあれば、きっとどうにかなると信じたい。
パワーアップ回は皆まとめてかと思いまいましたが、個別に行うようで。
次回は愛乃さん。主人公格なのに、随分と中途半端なタイミングです。
何かもう一波乱あるのかしら。
「キリンの目が優しい」のはSS時代からの故事。プリキュアさんはキリンさんをリスペクトする番組です。
【今週の紫】
美墨先輩が誇る「明確に同年代の人間の異性から告白され、デートをしたことがある唯一の正式プリキュア」の称号は、今日をもって終了しました。
しかも明確に破局(?)した美墨先輩と違い、氷川さんは付かず離れずの回答です。
一気に最前線に立ちましたね。今後プリキュアさんの恋愛ガイドラインの事例として使われるに違いない。
【今週の10周年】
冒頭がまこぴーだったのは何といってもこの一言でしょう。
まこぴー:
「愛に、罪はない」
ポンコツと言われ続けた彼女だからこそ、説得力のあるこの言葉。
確かに色々と愛や恋には問題もあるけれど、愛そのものには罪はないんです。
まこぴーならイノセントフォームを発動できそうですね。他の誰はできないとか、そんなことは言いませんけど。
今回の戦闘自体も、まこぴーのお唄でレジーナ様に挑んだ時のことを思い出します。
まこぴーのお唄だけでは、あの窮地は乗り切れなかった。プリキュアさんだけでもダメだった。
お唄を歌うまこぴーと、それを護衛するプリキュアさんの図は、今にして思えば「ハピネス」さんを予言していたかのよう。
まこぴー:
「キュアソードよ」
「プリキュア10周年ありがとう」
「これからもよろしくねっ」
天下の国民的アイドル様こと、へっぽこでお馴染みの我らのまこぴー。
堂々のラスト3番目での登場です。
トランプ王国が陥落したあの日。
絶望の中で己の無力を知った彼女は、人間界にて何故かアイドルに。
ご本人曰く「歌で王女様を探すため」だそうですが、それは全くの徒労でした。
王女様、既に他界されてたし。そもそも唄ったところで何の意味があるのか。
ですがレジーナ様との決戦で、期せずしてその思いは実現。
ミラクルドラゴングレイブを構えるレジーナ様に対し、まこぴーが取ったのは変身解除して唄うこと。
この当時、誰もレジーナ様の正体には気づいていませんでしたが、結果的に「王女様に」届ける願いは、ここで叶いました。
あの戦闘は後世に語り継がれるべき名シーンですね。
歌は防げない。防ぐには両手で耳をふさぐしかない。そしてそれはつまり、両手を武器から離すのと同義。
トランプ王国を救ったのは、彼女が超パワーアップしたからではなく、相田さんという助けを獲得したから。
決戦において、「助けて」と叫んだ彼女は、へっぽこではなく非常に優秀だったと思う。
王女様探しを一人では達成できなかったのも、「ドキドキ」さんのテーマを思えば必然です。
幾ら彼女が一人で頑張っても、無闇に疲弊するばかりで解決はしない。
たった一人の英雄よりも、多くの助けの方が大事なんです。
まこぴー:
「ずっと不思議だったの」
「こっちの世界の人たちは、どうして一緒に唄おうとするんだろうって」
「歌は静かに耳を傾けるものでしょう?」
頑張っている人がいるなら助けようとする。困ってる時は力になりたい。それが普通でしょ?
「幸せの王子」を台座の下から見上げている時代は終わったのです。
どうせなら一緒に幸せを配って回りたい。そう思わせる力がお唄にはあり、まこぴーにはあるのです。
中の方は、歌のお姉さんでお馴染みの宮本佳那子お姉さん。
何度かライブにも行きましたけど、小動物の如くに可愛らしいお方です。
体調を崩され長期療養中とのことで、とても心配です。ご回復をお祈りいたします。
■ハピネスチャージプリキュア! 第32話「いおなの初恋!?イノセントフォーム発動!」
氷川さんが告白されました。おめでたいことです。
同年代の異性の人間に、明確に告白されたプリキュアとしては、美墨先輩、桃園さんに続き3人目。
(相田さんも該当した気がするけど具体的に思い出せない。mktnをカウントに入れていいかは悩みどころ)
美墨先輩は一応お付き合いを始めたものの、振られて終了。
桃園さんは恐るべき悪女スキルを発揮し、悪魔のような「保留」回答で本編は終了。
さて氷川さんはどうなるんでしょうか。
とりあえずお相手の海藤くんとデートに行ってみることに。
場所は動物園です。無難なチョイスだ。
氷川さん、街歩きとか遊園地とか興味なさそうだし。
海藤くんはなかなかできる男です。
告白もスマートでしたし、連れ出した後も的確にエスコート。会話の返しも出来過ぎてます。
ちょっと弱さを見せたりするところも上手い。さすが戦時下で鍛えられてる学生は違う。
ですが、あまりにも上手く行き過ぎて、氷川さんはかえって逃げ出してしまいました。
もしかしてプリキュア娘ってちょろいんでしょうか。
土下座する勢いで迫ったら、美翔さんとか口説けるんじゃないかしら。
そこにナマケルダさんがやってきた。
ナマケルダさん:
「やってしまいましたな」
「いきなり自分の気持ちを押し付けすぎですぞ」
「人呼んで、恋の狩人・ナマケルダ」
ラブハンターですか。プリキュアハンターよりも恥ずかしい。
氷川さんは応戦に出ます。茂みに潜んでいた3人も一緒に。
色を失った世界で、プリキュアさんは戦う。
子供から大人への成長の一歩ともいえる恋愛に直面した、氷川さん。
一度それを知りかけた氷川さんにとって、恋を否定された世界は色あせて見える。
ナマケルダさんが見ている世界も、おそらくはこんな感じなんでしょう。
それに対して彼女が起動したのは、子供時代の「ごっこ遊び」たる「プリキュア」。
お子様が、お子様の文法で、大人の理論を振るう大人に挑む。
ナマケルダさん:
「恋だのしたら最悪」
「振り回されるだけなのですぞ」
お子様たち:
「それでも」
「誰かを好きになる気持ちは、止められないよ」
「邪魔したって無駄なんだから」
「本当に好きなら、なおさらね」
「氷川の思いやる気持ちに」
「嘘はない」
ナマケルダさんの言ってることは、実際、正論です。
上手くいってもいかなくても、恋愛はエネルギーを使う。(というか恋愛に限らず、人間関係全般がそう)
何せ幻影帝国との戦い自体が、恋愛の末に起きたことです。
よくよく見れば、お子様共の発言もナマケルダさんを否定はしていない。
「最悪だと分かっていても止められない」のであって、「悪い要素はない」とは言い切れない。
そりゃそうだ。だってこうやって戦いが起きてるんだから。
だけど。
氷川さん:
「…助けたい」
「海藤くんが話してくれたこと、嬉しかった」
「でも逃げたりしてごめんなさい」
「気持ちはちゃんと受け止めました」
「でもまだ、恋とか付き合うとか分からないの」
「だけど私のことを見ていてくれて、嬉しかった」
「私も海藤くんのことが大切です」
お子様なりの精いっぱいの答え。
「でも」とか「だけど」とか逆接まみれですが、精一杯に向き合ってるのは分かります。
聞きようによっては「保留」とはいえ、桃園さんのそれとは随分と違います。というか桃園さんが黒すぎるだけか。
氷川さん:
「あなたを守って見せる」
嫌いではないし好意は持っているが、恋愛や交際となると気持ちが引ける。
何か嫌な点があるからではなく、単に「そもそも恋ってなんなの?」という非常に面倒くさい理由。
ただこの感情が悪かというと、そんなはずはない。悪であっていいわけがない。
じゃあ何と評すればいい?
一連の想いに応えるかのように。支給されていた高額玩具が力を発現させました。
効果名称:イノセントフォーム。
なるほど。確かに「イノセント」としか言いようがない。
まぁお化粧はケバいですけれど。
うん、きっと来週までには上達しますよ…。
ビッグバンもそうでしたしね。頑張って、氷川さん。。
しかしようやく発動したイノセントフォームは、いまいち強くありません。
一撃こそ入れたものの、すぐに窮地に陥り、ノーマルフォームの愛乃さんに助けられる有様。
おまけに止めの前には、わざわざ二段変身を解除。
でもそれでいいんです。
むしろ「イノセントな想い」で殺傷力を発揮されたり、ビッグバン起こされる方が困る。いや起こすんですけど。
氷川さんの今のモードは、いわばお子様から大人になる中間のようなもの。
子供特有の無邪気な気持ちはあるけれど、大人の面倒くさい社会も垣間見ている。
そんなフワフワした状態では、迷うことなく振りかざしてくる大人の世界には通用しません。
だけどふと思い返せば、お子様時代の象徴たる「プリキュア」さんがいてくれる。
だから共に戦おう。お子様時代の気持ちを忘れないイノセントな想いがあれば、きっとどうにかなると信じたい。
パワーアップ回は皆まとめてかと思いまいましたが、個別に行うようで。
次回は愛乃さん。主人公格なのに、随分と中途半端なタイミングです。
何かもう一波乱あるのかしら。
(左画像)2015カレンダー ハピネスチャージプリキュア! (右画像)ドキドキ!プリキュア キャラクターアルバム~SONGBIRD~ Twitterアカウント:http://twitter.com/RubyGillis |
「キリンの目が優しい」のはSS時代からの故事。プリキュアさんはキリンさんをリスペクトする番組です。
【今週の紫】
美墨先輩が誇る「明確に同年代の人間の異性から告白され、デートをしたことがある唯一の正式プリキュア」の称号は、今日をもって終了しました。
しかも明確に破局(?)した美墨先輩と違い、氷川さんは付かず離れずの回答です。
一気に最前線に立ちましたね。今後プリキュアさんの恋愛ガイドラインの事例として使われるに違いない。
【今週の10周年】
冒頭がまこぴーだったのは何といってもこの一言でしょう。
まこぴー:
「愛に、罪はない」
ポンコツと言われ続けた彼女だからこそ、説得力のあるこの言葉。
確かに色々と愛や恋には問題もあるけれど、愛そのものには罪はないんです。
まこぴーならイノセントフォームを発動できそうですね。他の誰はできないとか、そんなことは言いませんけど。
今回の戦闘自体も、まこぴーのお唄でレジーナ様に挑んだ時のことを思い出します。
まこぴーのお唄だけでは、あの窮地は乗り切れなかった。プリキュアさんだけでもダメだった。
お唄を歌うまこぴーと、それを護衛するプリキュアさんの図は、今にして思えば「ハピネス」さんを予言していたかのよう。