【プリキュア10周年:キュアラブリー】
今日の3Dモデル配信は愛乃さん。
10周年記念番組の主人公にして、最も貧弱なスペックを誇られます。
そんな彼女が挑んだテーマは、「世界にはどうにもならないことがある」。
子供時代に無邪気に憧れた夢は実現せず、無条件に信じた宝物は無力だった。
プリキュアになったところで、願いはかなわない。
それでも。ガラクタ同然の玩具を握りしめ、愛乃さんは叫ぶ。
愛乃さん:
「幸せになりたいよ」
「でも世界を壊さなきゃなれない幸せなんて」
「そんなのきっと、本当の幸せじゃない」
「わたしは届かない思いも」
「全部全部受け入れて」
「みんなと一緒に幸せを探していきたい」
彼女のこの信念を証明するには、愛乃さん自身が幸せにならないといけないのが難しいな。
誰かを不幸にしなくても(愛乃さんが犠牲にならなくても)、ちゃんと皆が幸せになれるのか。
簡単な回答は「誠司くんとくっつく」ですが、「単に代わりを見つけて妥協した」にならないような解決だと良いなぁ。
■ハピネスチャージプリキュア! 第44話「新たなる脅威!?赤いサイアーク!!」
戦いは終わりました。
一時は絶滅の際まで追い詰められた人類でしたが、総力を結集した近代兵器プリキュアにより、見事勝利を収めました。
敵本拠地を落としたのは我らが練馬のプリキュア達。みんな頑張った。
各国プリキュアも決死で防衛を続けてくれました。みんな頑張った。
ブルースカイ王国も復活し、世界中が戦勝に沸きに沸きます。
そんな中、愛乃さんは一人寂しそう。
彼女の視線の先には、人目も憚らずに抱き合う自称・神とラスボス娘。
戦乱の発端が、こいつらの痴話喧嘩だと知られた日にはどうなるんでしょうね。
大挙して世界中からプリキュアが襲ってきそう。
え?それらから守ってあげないといけないの?練馬のプリキュアが?御冗談。
その夜。
元気のない愛乃さんを見かねて、戦友3人が遊びに来てくれました。今夜はパジャマパーティだー!
無事に生き延びた幸運と互いの健闘を称え、盃をぐびりと空ける。
世界を救った英雄にしては随分と質素。でもいいんです。
ドレスもご馳走も声援もないけれど、これこそが取り戻したかった日常なんです。
そして始まる壮絶なる批判大会。女子中学生様の鬱憤が神を襲う。ぶっちゃけ、神キモイ。
視聴者ですらストレスに感じていたのですから、すぐ傍にいた彼女たちは思うところも色々あったんだろうな。
もっとこういう神批判が早い時期にあれば、ここまで白い目で見られることもなかったろうに。
実際、「自分の代わりに戦わせた女子中学生からの真摯な告白に、何も答えないまま、目の前で別の娘に接吻」とか擁護のしようがありません。
やっぱりあのシーンはこうあるべきだった。
「神、ミラージュ様を抱きしめる」
⇒「幸せに顔をうずめるミラージュ様」
⇒「ふと気配を感じて顔を上げる」
⇒「目の前にアクシア」
⇒「神:『ミラージュ、やっと捕まえた(にやり)』」
⇒「ミラージュ様、再封印」
神もどきには、こういう覚悟が足りていない。
翌朝。
騒ぎ疲れてベランダに出た愛乃さんに、隣家の誠司くんが声をかけてきました。
ちょっと外に出よう。暖かくして来いよ。
誠司くんは愛乃さんをあちこち連れ出します。
愛乃さんも笑顔を見せてはくれるものの、時折走る悲しみは消えず。
分かっていても誠司くんにはどうしようもない。嗚呼このもどかしさ。
と、そこに。突然に敵が出現しました。赤い赤いサイアーク。平和になったはずなのにどうして。
事情は分からないまま、愛乃さんは即座に抜刀。この子、武装を持ち歩いていたんですね。平和になったはずなのにどうして。
まぁ残党が襲ってくる可能性はありますし。戦時下で鍛えられた娘さんの危機意識は高い。
今更サイアークの1体や2体…と思われましたが。
敵は予想外の強さを発揮し、愛乃さんを苦しめます。
更には何やら不穏な声が。
赤:
「お前に救われておきながら」
「お前が苦しんでいるのを笑っている」
「なぜみんなが幸せで」
「自分だけが幸せではないのか」
「お前は後悔している」
実際には、周りの人は愛乃さんを笑ったりはしていない。
でも愛乃さんが割を食っているのは事実。
この分では、本当には笑われ、敵視される日が来てもおかしくないです。
というか、そもそもこの戦いのきっかけは「恋愛破局したプリキュアの暴走」です。
もうプリキュアなんて信じられないですよ。奴らは、危険だ。
赤さんの言葉に、愛乃さんの瞳もどんよりと曇る。
確かになんか物凄く損してる気がする。嗚呼、無垢な少女が真実に気付いてしまった。
本当に。悪いのは。あの。神だ…。
あともう1歩…というところで彼女を引きもどしたのは、誠司くんでした。
叶わぬ想いも胸に抱き、それでも理想を信じたい。
だって、愛は、無敵なんだから!!
駆けつけた三人と共に、ひとまず赤いサイアークは撃退して。
今の状況を振り返れば、理想通りには願いはかなっていないけど、でもみんながいて。
はにかんだ笑みを、おそらくは誠司くんに向けた愛乃さんは何を想っているのか。
愛乃さん:
「まだ大丈夫じゃないけど」
「でも、きっと大丈夫」
次回はその誠司くんが敵に回るようです。
もう戦いも終わりかと思われた「ハピネス」さん、最後はどこに着地するのかしら。
「ドキドキ」さんでの「ジコチューかそうでないかの」の境目は、「他人を不幸にするか」「他人から望まれているか」だったように思う。
その観点でいうと、最後の最後にアン王女を取り戻せなかったジョー岡田は、ババを引いてるんですよね。
「ハピネス」さんがこの問題にどう決着をつけるのか、楽しみです。(以前よりこの点を指摘されてた相羽さんは、さすが!)
この問題の解決には、神も関わって欲しいな。
今のところ、良い要素があまりになさすぎます。
最後にちょっとくらい活躍の期待を与えてくれても…。
【今週のラスボス】
ミラージュ様は相変わらずに、お可愛い。
この後、戦乱の張本人として、世界各国を謝罪行脚なんですよね。
ボンバーガールズに殴られたり、メルシィさんに土下座強要されたり、ワンダフルネットに罵詈雑言浴びせられたりするんですよね。
街をジュースまみれにしただけのイース様や、子猫と戯れていただけのビートさんですら、あんなに苛烈な懲罰を受けたんですから、いわんやミラージュ様をや。
それを思うと、神もどきと一時の逢瀬を楽しむくらいは許してあげるべきなのかもしれません。
まぁいまだに本名を明かしていない(愛乃さんも「ミラージュさん」と呼んでる)ので、逃げる気満々なのかもしれませんが。
次の戦いのステージは、プリキュア狩りか…。
今日の3Dモデル配信は愛乃さん。
10周年記念番組の主人公にして、最も貧弱なスペックを誇られます。
そんな彼女が挑んだテーマは、「世界にはどうにもならないことがある」。
子供時代に無邪気に憧れた夢は実現せず、無条件に信じた宝物は無力だった。
プリキュアになったところで、願いはかなわない。
それでも。ガラクタ同然の玩具を握りしめ、愛乃さんは叫ぶ。
愛乃さん:
「幸せになりたいよ」
「でも世界を壊さなきゃなれない幸せなんて」
「そんなのきっと、本当の幸せじゃない」
「わたしは届かない思いも」
「全部全部受け入れて」
「みんなと一緒に幸せを探していきたい」
彼女のこの信念を証明するには、愛乃さん自身が幸せにならないといけないのが難しいな。
誰かを不幸にしなくても(愛乃さんが犠牲にならなくても)、ちゃんと皆が幸せになれるのか。
簡単な回答は「誠司くんとくっつく」ですが、「単に代わりを見つけて妥協した」にならないような解決だと良いなぁ。
■ハピネスチャージプリキュア! 第44話「新たなる脅威!?赤いサイアーク!!」
戦いは終わりました。
一時は絶滅の際まで追い詰められた人類でしたが、総力を結集した近代兵器プリキュアにより、見事勝利を収めました。
敵本拠地を落としたのは我らが練馬のプリキュア達。みんな頑張った。
各国プリキュアも決死で防衛を続けてくれました。みんな頑張った。
ブルースカイ王国も復活し、世界中が戦勝に沸きに沸きます。
そんな中、愛乃さんは一人寂しそう。
彼女の視線の先には、人目も憚らずに抱き合う自称・神とラスボス娘。
戦乱の発端が、こいつらの痴話喧嘩だと知られた日にはどうなるんでしょうね。
大挙して世界中からプリキュアが襲ってきそう。
え?それらから守ってあげないといけないの?練馬のプリキュアが?御冗談。
その夜。
元気のない愛乃さんを見かねて、戦友3人が遊びに来てくれました。今夜はパジャマパーティだー!
無事に生き延びた幸運と互いの健闘を称え、盃をぐびりと空ける。
世界を救った英雄にしては随分と質素。でもいいんです。
ドレスもご馳走も声援もないけれど、これこそが取り戻したかった日常なんです。
そして始まる壮絶なる批判大会。女子中学生様の鬱憤が神を襲う。ぶっちゃけ、神キモイ。
視聴者ですらストレスに感じていたのですから、すぐ傍にいた彼女たちは思うところも色々あったんだろうな。
もっとこういう神批判が早い時期にあれば、ここまで白い目で見られることもなかったろうに。
実際、「自分の代わりに戦わせた女子中学生からの真摯な告白に、何も答えないまま、目の前で別の娘に接吻」とか擁護のしようがありません。
やっぱりあのシーンはこうあるべきだった。
「神、ミラージュ様を抱きしめる」
⇒「幸せに顔をうずめるミラージュ様」
⇒「ふと気配を感じて顔を上げる」
⇒「目の前にアクシア」
⇒「神:『ミラージュ、やっと捕まえた(にやり)』」
⇒「ミラージュ様、再封印」
神もどきには、こういう覚悟が足りていない。
翌朝。
騒ぎ疲れてベランダに出た愛乃さんに、隣家の誠司くんが声をかけてきました。
ちょっと外に出よう。暖かくして来いよ。
誠司くんは愛乃さんをあちこち連れ出します。
愛乃さんも笑顔を見せてはくれるものの、時折走る悲しみは消えず。
分かっていても誠司くんにはどうしようもない。嗚呼このもどかしさ。
と、そこに。突然に敵が出現しました。赤い赤いサイアーク。平和になったはずなのにどうして。
事情は分からないまま、愛乃さんは即座に抜刀。この子、武装を持ち歩いていたんですね。平和になったはずなのにどうして。
まぁ残党が襲ってくる可能性はありますし。戦時下で鍛えられた娘さんの危機意識は高い。
今更サイアークの1体や2体…と思われましたが。
敵は予想外の強さを発揮し、愛乃さんを苦しめます。
更には何やら不穏な声が。
赤:
「お前に救われておきながら」
「お前が苦しんでいるのを笑っている」
「なぜみんなが幸せで」
「自分だけが幸せではないのか」
「お前は後悔している」
実際には、周りの人は愛乃さんを笑ったりはしていない。
でも愛乃さんが割を食っているのは事実。
この分では、本当には笑われ、敵視される日が来てもおかしくないです。
というか、そもそもこの戦いのきっかけは「恋愛破局したプリキュアの暴走」です。
もうプリキュアなんて信じられないですよ。奴らは、危険だ。
赤さんの言葉に、愛乃さんの瞳もどんよりと曇る。
確かになんか物凄く損してる気がする。嗚呼、無垢な少女が真実に気付いてしまった。
本当に。悪いのは。あの。神だ…。
あともう1歩…というところで彼女を引きもどしたのは、誠司くんでした。
叶わぬ想いも胸に抱き、それでも理想を信じたい。
だって、愛は、無敵なんだから!!
駆けつけた三人と共に、ひとまず赤いサイアークは撃退して。
今の状況を振り返れば、理想通りには願いはかなっていないけど、でもみんながいて。
はにかんだ笑みを、おそらくは誠司くんに向けた愛乃さんは何を想っているのか。
愛乃さん:
「まだ大丈夫じゃないけど」
「でも、きっと大丈夫」
次回はその誠司くんが敵に回るようです。
もう戦いも終わりかと思われた「ハピネス」さん、最後はどこに着地するのかしら。
(左画像)【送料無料】「ハピネスチャージプリキュア!」ボーカルアルバム2 (右画像)2015カレンダー ハピネスチャージプリキュア! Twitterアカウント:http://twitter.com/RubyGillis |
「ドキドキ」さんでの「ジコチューかそうでないかの」の境目は、「他人を不幸にするか」「他人から望まれているか」だったように思う。
その観点でいうと、最後の最後にアン王女を取り戻せなかったジョー岡田は、ババを引いてるんですよね。
「ハピネス」さんがこの問題にどう決着をつけるのか、楽しみです。(以前よりこの点を指摘されてた相羽さんは、さすが!)
この問題の解決には、神も関わって欲しいな。
今のところ、良い要素があまりになさすぎます。
最後にちょっとくらい活躍の期待を与えてくれても…。
【今週のラスボス】
ミラージュ様は相変わらずに、お可愛い。
この後、戦乱の張本人として、世界各国を謝罪行脚なんですよね。
ボンバーガールズに殴られたり、メルシィさんに土下座強要されたり、ワンダフルネットに罵詈雑言浴びせられたりするんですよね。
街をジュースまみれにしただけのイース様や、子猫と戯れていただけのビートさんですら、あんなに苛烈な懲罰を受けたんですから、いわんやミラージュ様をや。
それを思うと、神もどきと一時の逢瀬を楽しむくらいは許してあげるべきなのかもしれません。
まぁいまだに本名を明かしていない(愛乃さんも「ミラージュさん」と呼んでる)ので、逃げる気満々なのかもしれませんが。
次の戦いのステージは、プリキュア狩りか…。