穴にハマったアリスたち

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感想:はっぴぃはっぴぃどりーみんぐプロデュース Vol.7 「ひとひら」(工藤真由さん出演)

2014年07月19日 | ライブ・イベントレポート(アニメ系)
間が空いてしまいましたけど、これだけは書いておきたかったので。

■はっぴぃはっぴぃどりーみんぐプロデュース Vol.7 「ひとひら」

 日時:2014年07月06日(日)開演19時00分
 場所:中野・ウエストエンドスタジオ
 出演:工藤真由
 詳細は公式サイト参照

(本記事は私の記憶・主観に基づいたものであり、実際の演者の意図・言動とは異なる場合があることをご了承ください)

数年前に樹元オリエさん主演でアニメ化された「ひとひら」の、演劇化。
極度のあがり症の娘さんが、高校入学後に演劇部に入るお話です。
失礼ながら原作もアニメも未見なのですが、楽しく見ることができました。

舞台劇はリアルに目の前でやるわけで、映画ともアニメとも漫画とも違う。
ステージは限られているし、小道具の数にも限界がある。特殊効果は基本的に使えないし、やれることにも制限が出ます。
が、それらを演出で逆手にとれるんですよね。

工藤真由さん出演ということで先日見に行った「ゆめゆめこのじ」は空間の使い方が面白かった。
遊郭が舞台の芝居で、ステージ手前にスペース、上手と下手に部屋が1つずつ…の構成で、前半はそれぞれが別々の空間として使われてました。
物語的にもお互いの誤解や対立が中心になっており、分断されたステージとシンクロしていた。

これが後半、登場人物らが合流し、和解しあうところで一転。部屋の扉をすべて開け、一気に空間が開けました。爽快感。
更にラスト、諸々の事情で死別したり決裂し、登場人物はばらばらに。残された一人が、広々とした空間に一人佇む…。
先ほどまで爽快感があった空間なのに、今度は寂しさばかり。
全く同じステージ上で、単に扉を開けたり閉めたりして、照明を変えてるだけなのに、受ける印象が見事に変わる。
「ステージや小道具に限りがある」からこそ出来る演出ですね。

今回の「ひとひら」でいえば、劇中劇が始まった瞬間、軽く鳥肌が立ちました。
劇中の役者さんたちも、劇中のお芝居を見るために、観客席に背を向けて着席。その瞬間、客席も芝居の一部に。
演劇を見ているだけだった私たちも、劇中のお芝居の会場(原作を知りませんが、体育館とかでしょうか?)にまさにいた。

アニメや原作でどのように演出されていたかは分かりません。
ですが「今まさに実体験として「ひとひら」の世界で、あの麦さんたちの演劇を見ている」感覚は、演劇ならでは。
返す返すも原作未見なのが残念だったのですけど、もし原作ファンだったら、あの瞬間は涙出ていたと思います。
だって、麦さんたちの芝居を、実際に見られるんですよ!
誰もが一度は思う「漫画やアニメの世界に入りたい」を、実現してくれた瞬間。

前回の「WILD HALF」も好評だったようですし、「はぴどり」さんには今後も期待したいです。

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