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穴にハマったアリスたち

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ハピネスチャージプリキュア! 第29話「アクシアの真の姿!シャイニングメイクドレッサー!!」

2014年08月24日 | ハピネスチャージプリキュア!感想
【プリキュア10周年:キュアピース】



黄:
 「キュアピースだよ」
 「プリキュア10周年、やったね!」
 「まだまだっこれからも」
 「よろしくねっ」

スマイルさんのじゃんけん担当ピースさん。
当時は「戦いを舐めている」「プリキュアとしての自覚が足りない」と先輩たちから白い目で見られたものです。
今回はさすがに自重したか、じゃんけんの掛け声はなし。それでもしっかりチョキっていくあたりよく頑張りました。

「スマイル」さんで描かれた「実在しないものを、それでも信じる」テーマでいえば、黄瀬さんの信じるものは、父の愛と自作の漫画。
震災の後、「アニメ作ってる場合か?」と自問しながら作られたと思われる経緯を考えると、彼女が最もテーマを反映しているとも言えます。
実際、他の4人と比べても、黄瀬さんの道はかなり厳しい。

父もミラクルピースも、それが今は存在していないことは明らか。
だけどそれらにより黄瀬さんが現実に向き合い、今もこうして生きていることも明らか。
故に彼女は逃げることができない。もしも逃げてしまったら、大好きな父やミラクルピースを否定することになるから。

「父の愛に恥じぬ生き方をしよう」「ミラクルピースは臆病者じゃない」「だから私は戦う」。
それらが実在しないのは明らかだからこそ、その存在を証明するのは己の行動一つ。
大好きな父やミラクルピースが、無意味ではないことを示すには、己が折れずに愛を伝えていくしかない。

この姿は私たちにも通じるところがありますね。
もしもプリキュアさんの影響で真っ当な人生を歩めたのなら、すなわちプリキュアさんは実在する。
もしもプリキュアさんを見ていたにも関わらず、ろくでもない犯罪に走るようならば、すなわちプリキュアなんて無意味だ。

大好きなものを肯定するも否定するも、全ては自分にかかってる。
眼前の悪を見逃したり、弱さに逃げたりしていながら、「プリキュア面白い」なんて言うのは強烈な自己矛盾。
だけど大好きな憧れの存在に恥じない生き方をするのは、かなりかなり大変なわけで…。
大変だからこそ、そんな生き方ができてるあの人らのことを尊敬しているわけですし。
黄瀬さんの道は、本当に厳しい。

同じ黄色のレモネとの対比も面白いですね。
レモネの場合も、亡き母を追って女優の道を進んでいますが、女優業を通して母を再現しようとしている節がある。
ピースさんの場合、父やミラクルピースのコピーにはこだわってない気がする。
優劣の問題ではなく、なんというか「プリキュアそのものをする」ことを目指した時代と、「プリキュア的生き方」を目指す時代の違いというか。

■ハピネスチャージプリキュア! 第29話「アクシアの真の姿!シャイニングメイクドレッサー!!」

神は決意しました。よし、クイーンミラージュを抹殺しよう。
そのためには玩具です。何はなくとも玩具です。
この眠れるアクシアを覚醒させ、真の玩具を手に入れるのです。

一大決意を滔々と語りますが、女子中学生どもは冷ややかな視線を向けるばかり。
ふ~ん?じゃあなんで今までそれ支給してくれなかったの?私ら、ボロボロになりながら戦ってたんだけど?
隠された超兵器の存在に、テンションが上がるどころか下がりまくってる。

気まずい空気の中、愛乃さんが助け舟を出してくれました。
神様はミラージュを倒したくなかったんだよ!
それに私も、ミラージュを倒すのは、なんか違うなって思うし!

氷川さん:
 「は?」

気まずい空気は更に重くどんよりと。
えぇと愛乃さん?ちょっと良く分からなかったんだけど?
状況を整理するね。
そこの青い姫がミラージュを解放しました。幻影帝国が攻めてきました。お姉ちゃんが封印されました。
さて私たちのやることは?

愛乃さん:
 「ダメだよ!クイーンミラージュを倒すなんて」
 「だってブルーは、戦いたくないんだから」

よく分かった。敵はお前か。

氷川さんが拳を握りしめ、くるりんミラーが明滅する。
そして舞台は暗転。
何やかやあってその場はお開きになりました。描写されなかった私闘については脳内補完しよう。

氷川さんは悩みます。別に彼女としてもミラージュさんを虐殺したいわけじゃない。
愛乃さんも悩みます。ミラージュさんを葬らないと事態が改善しないのも事実。
どうすればいいのか分からない。分からない以上、聞くしかない。

翌日。
女子中学生一同は、練馬神社に逃避していた神を包囲します。
さあ語ってもらおう。過去に何があったのかを。

神と名乗る生き物は言います。
昔々300年ほど昔。ここ練馬の巫女さんに手を出して恋仲になったと。
ですが神は神です。一人の生物を愛するわけにはいきません。

神としてはさほど間違ったことは言っていないのですが。
お年頃な巫女さんとしては納得いかなかったようでグレてしまいました。
そして幻影帝国を結成すると、世界に対して宣戦布告。
グレ方が半端有りません。
そして今なお続く世界存亡の戦いが始まった。

明かされた事実に、女子中学生たちは沈黙。
そっか。そんな大変なことがあったのか。
そして見落としました。

神の説明では「なぜアクシアの中にミラージュが封じられていたのか」が抜けています。
回想によれば封印時には既に幻影帝国を作っていたようですが、詳細が分かりません。
案外、箱の中で帝国を作り出したのかもしれませんし。
どのタイミングで、どれくらいの期間、誰の力によって封印したのか。
場合によっては話がかなり変わってきます。

しかしながらそのような疑問に気付く間もなく。
神は朗々と宣言しました。
さて、それではアクシアを覚醒させてミラージュを殴ろう!

結局のところやってることは何も変わらない。
プリキュアさんは理路整然と肉弾戦に持ち込むのが怖いです。
まぁ物理攻撃は物理対話。事情知った上で殴るのと、知らないで殴るのは違うんです。だからいいんです。

アクシア覚醒の儀は意外と簡単。
ブルースカイ王国の姫が、祈祷の舞を踊ればOK。
だから姫さんのところに疎開してたんですね。
そして何気に超重要人物だった、姫。
もしも姫が殺られていたら、人類は詰んでいたのかもしれない。

そこに覚醒を阻止するべく、いつもの三幹部がやってきた。
珍しく肉弾戦を挑んできますが、意外とお強い。
だけどそこは悲しいパワーアップ回。奮闘虚しく、アクシアが覚醒しました。
真の名をシャイニングドレッサー。
ドレッサーが切り札と思うと、ちょっと悲しいものがなくもない。

シャイニングなパワーにより、三幹部は動きを拘束され。
間髪入れず躊躇なく、ラブリーさんがロリポップを撃ち込み。
止めとばかりに紫さんのアセンションを直撃。えげつない。

血も涙もない連撃に幹部まとめて浄化されかけますが、そこに謎の声が。

声:
 「幸せは一瞬。愛は幻」
 「思い出せ。お前の怒りと悲しみを」
幹部:
 「私は幸せなどいりませんぞ」
 「自分の幸せより他人を不幸にしたいわ」
 「ぬるい幸せよりも、俺様が一番になることを選ぶんだ…!」

過去に何があったのか。
ただならぬ思いを振り絞り、幹部は連続攻撃を脱出。
これは手ごわそうだ…。

一方、それ以上に思いを燃やすミラージュ様。
そう、そんな謎玩具を使ってまで私を倒したいの。そんなに私が憎いのかブルー!!
弄ばれた少女の憤怒と憎悪は果てしなく。

勢いでプリキュアハンターさんを呼びつけると、神抹殺を命じました。
そのお言葉を心待ちにしておりました…!
思わず喜びの笑みを浮かべながら、ハンターさん出陣。もはや正義はどちらにあるのか分からない。


(左画像)ハピネスチャージプリキュア!ボーカルアルバム1

(右画像)フィギュアーツZERO プリンセスピース

Twitterアカウント:http://twitter.com/RubyGillis


【今週のプリキュア10周年】

ピースさんとのつながりは何だろう?
愛を伝えるとか、想いの力で勇気を出すとか?
物理的には存在しない「愛」を信じることで、信じるからこそ「愛」が存在するとか。

そこはかとなく幻影帝国の皆様には、バッドエンドピースさんな香りがしないでもない。

【今週の姫】



これは可愛い。姫さんは常時コスプレしているべきだと思う。

【今週のキュアメタル】

人類史上初となるキュアメタルライブに行ってきました。感想はこちら
今日もこれから行ってきます。

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