■(第6話)トロピカル~ジュ!プリキュア「今はじまる!その名は、トロピカる部!」感想
(「トロピカル~ジュ!プリキュア」第6話より)
部室を手に入れた夏海さん、活動内容を考える運びになりました。具体的には何もない。
●案1「とりあえず何でもやる」
即座に却下されました。時間は有限です。それに夏海さん自身がそうだったように、「何でもやる」は迷って「何もできない」に陥ってしまう。
何気に「あとまわし」と対になる大事な部分に踏み込んできた感。
●案2「計画を立ててやる」
綿密に予定を作り、何をやるかを可視化しました。フリーハンドで書いたとは信じ固い精密さで。
しかも杓子定規に決めるのではなく、「この日は母の誕生日」「じゃあサプライズで料理しよう」等の柔軟さも組み込みました。
しかしながらこれも却下。ダメなのか。「あとまわし」へのカウンターは「計画」ではないらしい。
「夏海さんやローラは、実現までのプロセスを妙に丁寧に語る」等からキーかと思ったのだけど。
●案3「好きなことをやる」
計画に縛られるのがダメなら、各自が今一番やりたいことをやろう。読書、コスメ、ゲーム、女王さまレッスン。
だけどこれも却下。理由は納得できる。
多人数でやるのに向かない、学校の場にそぐわない、個人の事情に依存しすぎる、etc。
なんてこった、「やりたいことをやる」も違うのか。
どん詰まり。
頭を抱えていると卒業生を名乗る謎のお姉さんたちと遭遇。先日処分したペンギン像を探しているらしい。中にタイムカプセル的なのを仕込んでいたそうで。
それはトロピカってる!と夏海さんらも探索に協力。まぁ処分したのは彼女らですし。事態は一刻を争う!
この過程を通じ、部活内容が決まりました。
●確定「今一番大事なことをやる」
「あとまわし」と「今一番大事なことをやる」は表裏一体。「宿題」と「遊び」のどちらを先にやるのが「あとまわし」で「大事なこと」なのか。
と思っていたのですが、今回かなり丁寧に描写してくれた。
卒業生のやったことは中学時代でないと意味がない。また、卒業後のつながりをもたらしてくれる。
こういった「タイミングが限定され」「先々に活きること」が大事なのか。
漠然と全部やるのではなく、事前に計画するのでもなく、やりたいことをやるのでもない。
将来を見据えた上で、優先順位や機会損失や適切さや妥当性を、適時判断して行動せよ。
納得感ある。確かにそれは大事だ。めちゃくちゃハードル高いけど。
リアルでいえば(初代を現役で見ていた子供たちの今の年齢である)20代後半とか、顕著に突き刺さる。結婚、転職、昇進その他さまざまなことが、それを目指す・目指さないの判断も含めて、今この時の行動にかかってる。
私自身、育児とかで痛感します。今この瞬間でないと意味がなく、やったかどうかが将来に影響を及ぼすことが多々ある。
劇中でいえば、あとまわしの魔女様が既にやらかしています。
第1話でプリキュアを叩いていれば勝てたものを…。あとまわしにしたばっかりに、わらわら新しいのが湧いて出て態勢を整えられてしまった。
前回の話を見て「コラボするならスマプリがテーマ的に近いのか」と思いましたが、今回のを見ると「フレッシュ」な気がする。
人生山あり谷あり。されどたどり着く先はひとつ。
この「フレッシュ」のテーマ(およびその回答「終わった後もやり直せる」)に対し、「辿る道のりにより経験が違う。その経験の差が、ゴールの後を変える」と補強できそう。
定年退職しての老後は避けられなくても、そこまでに得た知識や趣味や人脈等の如何によって、老後の第二の人生が変わるような感じ。
そう思うとローラがメロンパンをムシャムシャ食べてるのもそれっぽい。
海の中にはパンはない。
故に地上にいる今の内に堪能する。
意味もなくムシャムシャしているのではないのです。今ここでしか得られない体験が、彼女の統治する王国にて役立つかもしれない。
現女王様はそこまで見越して彼女を地上に派遣し、ローラはローラでやるべきことを心得ていたりするのかしら。人魚王国、あなどれない。やる気のない連中に蹂躙されてる割に、先々を見越した代替わり政策をやってるじゃないか。
【蛇足】
メロンパンといえばSplashStar。昨今では違うような気もしますが、何はともあれSplashStarです。
あと劇中の重要アイテムとして「海」も登場する。多分、歴代の中で最も「パン」と「海」に関係があるのが美翔さんたちのはず。
小難しいことを色々とさておくならば、美翔さんたちにもチャンスはある…んだろうか。
(「トロピカル~ジュ!プリキュア」第6話より)
部室を手に入れた夏海さん、活動内容を考える運びになりました。具体的には何もない。
●案1「とりあえず何でもやる」
即座に却下されました。時間は有限です。それに夏海さん自身がそうだったように、「何でもやる」は迷って「何もできない」に陥ってしまう。
何気に「あとまわし」と対になる大事な部分に踏み込んできた感。
●案2「計画を立ててやる」
綿密に予定を作り、何をやるかを可視化しました。フリーハンドで書いたとは信じ固い精密さで。
しかも杓子定規に決めるのではなく、「この日は母の誕生日」「じゃあサプライズで料理しよう」等の柔軟さも組み込みました。
しかしながらこれも却下。ダメなのか。「あとまわし」へのカウンターは「計画」ではないらしい。
「夏海さんやローラは、実現までのプロセスを妙に丁寧に語る」等からキーかと思ったのだけど。
●案3「好きなことをやる」
計画に縛られるのがダメなら、各自が今一番やりたいことをやろう。読書、コスメ、ゲーム、女王さまレッスン。
だけどこれも却下。理由は納得できる。
多人数でやるのに向かない、学校の場にそぐわない、個人の事情に依存しすぎる、etc。
なんてこった、「やりたいことをやる」も違うのか。
どん詰まり。
頭を抱えていると卒業生を名乗る謎のお姉さんたちと遭遇。先日処分したペンギン像を探しているらしい。中にタイムカプセル的なのを仕込んでいたそうで。
それはトロピカってる!と夏海さんらも探索に協力。まぁ処分したのは彼女らですし。事態は一刻を争う!
この過程を通じ、部活内容が決まりました。
●確定「今一番大事なことをやる」
「あとまわし」と「今一番大事なことをやる」は表裏一体。「宿題」と「遊び」のどちらを先にやるのが「あとまわし」で「大事なこと」なのか。
と思っていたのですが、今回かなり丁寧に描写してくれた。
卒業生のやったことは中学時代でないと意味がない。また、卒業後のつながりをもたらしてくれる。
こういった「タイミングが限定され」「先々に活きること」が大事なのか。
漠然と全部やるのではなく、事前に計画するのでもなく、やりたいことをやるのでもない。
将来を見据えた上で、優先順位や機会損失や適切さや妥当性を、適時判断して行動せよ。
納得感ある。確かにそれは大事だ。めちゃくちゃハードル高いけど。
リアルでいえば(初代を現役で見ていた子供たちの今の年齢である)20代後半とか、顕著に突き刺さる。結婚、転職、昇進その他さまざまなことが、それを目指す・目指さないの判断も含めて、今この時の行動にかかってる。
私自身、育児とかで痛感します。今この瞬間でないと意味がなく、やったかどうかが将来に影響を及ぼすことが多々ある。
劇中でいえば、あとまわしの魔女様が既にやらかしています。
第1話でプリキュアを叩いていれば勝てたものを…。あとまわしにしたばっかりに、わらわら新しいのが湧いて出て態勢を整えられてしまった。
前回の話を見て「コラボするならスマプリがテーマ的に近いのか」と思いましたが、今回のを見ると「フレッシュ」な気がする。
人生山あり谷あり。されどたどり着く先はひとつ。
この「フレッシュ」のテーマ(およびその回答「終わった後もやり直せる」)に対し、「辿る道のりにより経験が違う。その経験の差が、ゴールの後を変える」と補強できそう。
定年退職しての老後は避けられなくても、そこまでに得た知識や趣味や人脈等の如何によって、老後の第二の人生が変わるような感じ。
そう思うとローラがメロンパンをムシャムシャ食べてるのもそれっぽい。
海の中にはパンはない。
故に地上にいる今の内に堪能する。
意味もなくムシャムシャしているのではないのです。今ここでしか得られない体験が、彼女の統治する王国にて役立つかもしれない。
現女王様はそこまで見越して彼女を地上に派遣し、ローラはローラでやるべきことを心得ていたりするのかしら。人魚王国、あなどれない。やる気のない連中に蹂躙されてる割に、先々を見越した代替わり政策をやってるじゃないか。
【蛇足】
メロンパンといえばSplashStar。昨今では違うような気もしますが、何はともあれSplashStarです。
あと劇中の重要アイテムとして「海」も登場する。多分、歴代の中で最も「パン」と「海」に関係があるのが美翔さんたちのはず。
小難しいことを色々とさておくならば、美翔さんたちにもチャンスはある…んだろうか。