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(第37話)トロピカル~ジュ!プリキュア「人魚の記憶!海のリングを取り戻せ!」感想

2021年11月21日 | トロピカル~ジュ!プリキュア
■(第37話)トロピカル~ジュ!プリキュア「人魚の記憶!海のリングを取り戻せ!」感想


(「トロピカル~ジュ!プリキュア」第37話より)

「記憶を吸い出す装置」なる物騒な小道具は、案の定物騒な代物でした。ヒトと関係を持った人魚さんの記憶を抹消するのに使っていたようです。動機は不明。ヒト側の記憶は放置なあたりも謎。
人魚側の方が文明が進んでいたようなので、過干渉を避けるとかそういったことでしょうか。一応、実際の人魚伝説も「人魚が海から知恵をもたらす」ものが多いです。

本件がどう今後の展開に関わるのかも読めません。
幼魚ローラとのエピソードから、夏海さんは「今一番大事なことやる」を学びました。が、この時の「大事なこと」は「名前を聞く」。
結果論でいえば仮に名前を聞いていたとしても、ローラを見つけ出すことはできなかったでしょうから、若干ずれた話をしています。このきっかけのためだけに消す設定にしたとは思えません。

「ヒルガオを見に行くのを明日ではなく今日にすればよかった」とも言えますが、劇中ではその観点では語られず。また、今日も怠けていたのではなく全力で遊んでいますから解決策としては苦しい。

映画でも「記憶に残る」は重視されています。
ただスノードロップや歌に託す形の決着でしたから、「ローラの記憶は残る」「ローラの記憶は消える」のどちらの展開でも整合性は取れそう。

そもそも記憶を消す理由が分からないのが困ります。
ローラを地上に派遣したまま呼び戻さないのは、次期女王として経験を積ませるためか…と思っていたのに、まさか消すとは。

「記憶を消す」のであれば、夢に出てくる「伝説のプリキュア」「謎の敵」「謎の人魚」は、「謎の敵」=「魔女様」ではなく、「謎の人魚」=「魔女様」でしょうか。愚者の棺にいるのが「謎の敵」とかで。「愚者」が「やる気」を持つと災難が起きるって、現実がなんともせつない…。

「プリキュアの記憶を消す」=「子供時代の気持ちを失う」とも言えますから、あとまわしの魔女は「子供の頃を忘れた大人のなれの果て」とも。
ハグプリ以降の新世代スタプリ・ヒープリは「前に進む」ことを重視していました。揺り戻しなのか別側面からの補強なのか、それとも他の何かなのか分かりませんが、今後のプリキュアシリーズの行方的にも気になります。

「色々と謎や問題はあるが、それはともかく目の前の今一番大事なことをやろう」が信条なせいか、残り10話ちょっとになった今でも全容が見えません。
今の世情にも、(プリキュアシリーズが意識していると思われる)初代を見ていた子供の今の年齢的にも、「先は見えないが今一番大事なことを全力で」は適切だと思うのですが、見ている分には何とも不穏で危なっかしいな…。

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