
「赤ずきん」と「ふたご姫」の間に放送され、視聴者層を見事に分断してきた「韋駄天翔」。
テレビ東京の番組構成に疑問符を投げかけたくもなりますが、ファンの数は両者に負けず劣らず。
かくいう私も第1話から、だらだらと見てました。
…そんなわけで、最終回くらい感想書いてみる。
・韋駄天翔 第52話(最終回)「新しい旅立ち、世界よ甦れ!」
【あらすじ】
主人公・山登翔は、謎の異世界「Xゾーン」に友人ともども強制転移。
そこは自転車が全てを支配する不思議世界だった。
交通手段は自転車、基幹産業は自転車、街の自治権は自転車競走によって決められる…。
そこに住む人々も、ヘッドギアを装着すると急激に体型が変わる者、忍術を駆使するシスコン、金属鎧に真剣装備の自転車乗りなど、人知を超えたものたちばかり。
しかし元々そちらの趣味と才能があった翔たちは、あっさりとXゾーンに適応。
数々のバトルを乗り越え、技術的にも人間的にも成長していく。
そしていよいよ、世界の明暗をかけた最後のバトルに望むのだが…
放送期間1年。とうとうやってきた最終回。
いろいろあって、ラストバトルの始まりです。
この勝負に負けると世界は滅びます。
…なんでたかだか自転車競走ごときで、世界の存亡に影響が出るのか。
不思議ではありますが、登場人物の誰一人として疑問に思っていないので、潔く受け入れましょう。
翔くん:
「韋駄天GO!!」

コースが存在しないように見えますが、見たまんま、そんなものはありません。
グラウンドやサーキットでのおままごととは違うんです。
あるのはスタート地点とゴールだけ。後はその最短ルートを突っ走るのみ。

まぁ当然の帰着として、それは「空」になるのですが。
ラスボス:
「ここまで私を追ってくるとはさすが私の息子だ」
「ならば一気にケリをつけさせてもらうぞ!」
ちなみにラスボスは闇の力に洗脳された、主人公の父親です。
父と子の対決。少年もののお約束です。
父を越えるべく頑張る少年ですが、そこに父からの無常な一撃。

ラスボス:
「魔王降臨!天地壊乱!」

翔くん:
「うわぁあぁぁっっ!!」
あまりにも大人気ない攻撃が、翔くんに降り注ぐ。
空中にもかかわらず、懸命に回避行動を取るも攻撃は直撃。
成す術もなく撃墜されます。

見守る仲間たち:
「しょ、翔が殺られた…」
誰もが「これは死んだ」と思う中、しかし、不死鳥のごとく、翔くん復活。

翔くん:
「俺は負けない。俺は勝つ。
俺のバイクにはみんなの力が、祈りが込められてるんだ。

あゆむのダッシュ力、獅堂のテクニック、まことのウェットコース走行、

孤影のジャンプ、アーサーのパワー、牙舞の破壊力。
その全てを一つにするんだ!」
最後の一つは自転車競走には不要なようも気もしますが…。
牙舞くんは前シリーズのラスボス(現・仲間)。
テクニックだジャンプ力だと言ってた他の面々を、破壊力で身も蓋もなく粉砕するさまはなかなか素敵でした。
…あ、そういう意味じゃ、一番役に立つのか、それ。
爆走するラスボス。
が、それを復活した翔くんが猛追。
気配に気づいたラスボスが振り向くと、そこにいたのは…

ラスボス:
「ネ、ネプチューン!?…いや、違う!?」
ネプチューンは前述の、水辺で真価を発揮する、まことお嬢さんの愛車。
ちなみに彼らが今走ってる場所は『海面』です。
それはもはや『ウェットコース走行』のレベルではないのですが、何事も応用、だと思う。
ラスボス:
「私に追いつくことなどできんぞ!」
翔くん:
「俺は父さんに追いつきたいんじゃない。父さんを越えるんだ!」

雄たけびとともに、猛然とダッシュ。
『ダッシュ』というか、空中に飛び上がってるので普通は『ジャンプ』というのですが、細かいことはどうでもいいのです。
つうか、空中でもペダル漕いでるし。
ラスボス:
「な、なんだ!あのダッシュ力は!」
さすがにうろたえながら、自身も必殺技を展開。
ラスボス:
「魔王降臨!天地壊乱!」

背後から迫る謎の黒波動。
それを華麗な『テクニック』で避ける翔くん。
空中なのに、軽々と上下左右に動き回ります。なんてすごい『テクニック』。
ラスボス:
「こしゃくな!」
今度は地面に降り立つと、岩塊を跳ね上げ物理攻撃。

翔くん:
「砕け!ハンマーヘッド!」
さっきの『テクニック』で避けろよ。
そんなことも思いますが『パワー』で粉砕。
ゴム製タイヤなめんな。岩だろうと根性で破壊できるぜ。
進退窮まったラスボスは、下から体当たりを決行。しかし…

翔くん:
「ブラッディインパクト!!」
前期のラスボスの必殺技・謎バリアを展開。
逆に弾き飛ばし体勢を崩すと、とどめの一撃。

翔くん:
「熱風怒涛!真空一閃!空刃鎌鼬!!」
上述の『ジャンプ』と称されてた人の技です。
「地面に向けて」急降下しながら、彼の技をぶちかまし。
明らかに技の使い方を間違ってますが、これが決定的な瞬間を作ってくれました。

翔くん:
「燃えろフレイムカイザー!!俺の心のように熱く赤く燃え上がれ!!」

激戦の果て。一条の光がついにゴールへと。

そして爆発。
かくして世界に平和が戻りましたとさ。
…。
……。
………。
こ れ の ど こ が 自 転 車 レ ー ス だ
さすがに自転車番組は販促アイテムの値段が桁違いだぜ!
それはともかくエンディング。

初代OP曲で送る、これまで1年間のアイキャッチの詰め合わせ。
覚えていないようで意外に見覚えあるものばかり。無性に懐かしいです。
いや、この演出は本気でいい感じ。

本編の「少年バトルのお約束」ぶりといい、実にいい最終回でした。
なんだかんだで1年間、適当なノリで楽しませてもらいました。
ありがとう、スタッフさま。
テレビ東京の番組構成に疑問符を投げかけたくもなりますが、ファンの数は両者に負けず劣らず。
かくいう私も第1話から、だらだらと見てました。
…そんなわけで、最終回くらい感想書いてみる。
・韋駄天翔 第52話(最終回)「新しい旅立ち、世界よ甦れ!」
【あらすじ】
主人公・山登翔は、謎の異世界「Xゾーン」に友人ともども強制転移。
そこは自転車が全てを支配する不思議世界だった。
交通手段は自転車、基幹産業は自転車、街の自治権は自転車競走によって決められる…。
そこに住む人々も、ヘッドギアを装着すると急激に体型が変わる者、忍術を駆使するシスコン、金属鎧に真剣装備の自転車乗りなど、人知を超えたものたちばかり。
しかし元々そちらの趣味と才能があった翔たちは、あっさりとXゾーンに適応。
数々のバトルを乗り越え、技術的にも人間的にも成長していく。
そしていよいよ、世界の明暗をかけた最後のバトルに望むのだが…
放送期間1年。とうとうやってきた最終回。
いろいろあって、ラストバトルの始まりです。
この勝負に負けると世界は滅びます。
…なんでたかだか自転車競走ごときで、世界の存亡に影響が出るのか。
不思議ではありますが、登場人物の誰一人として疑問に思っていないので、潔く受け入れましょう。
翔くん:
「韋駄天GO!!」

コースが存在しないように見えますが、見たまんま、そんなものはありません。
グラウンドやサーキットでのおままごととは違うんです。
あるのはスタート地点とゴールだけ。後はその最短ルートを突っ走るのみ。

まぁ当然の帰着として、それは「空」になるのですが。
ラスボス:
「ここまで私を追ってくるとはさすが私の息子だ」
「ならば一気にケリをつけさせてもらうぞ!」
ちなみにラスボスは闇の力に洗脳された、主人公の父親です。
父と子の対決。少年もののお約束です。
父を越えるべく頑張る少年ですが、そこに父からの無常な一撃。

ラスボス:
「魔王降臨!天地壊乱!」


翔くん:
「うわぁあぁぁっっ!!」
あまりにも大人気ない攻撃が、翔くんに降り注ぐ。
空中にもかかわらず、懸命に回避行動を取るも攻撃は直撃。
成す術もなく撃墜されます。

見守る仲間たち:
「しょ、翔が殺られた…」
誰もが「これは死んだ」と思う中、しかし、不死鳥のごとく、翔くん復活。

翔くん:
「俺は負けない。俺は勝つ。
俺のバイクにはみんなの力が、祈りが込められてるんだ。



あゆむのダッシュ力、獅堂のテクニック、まことのウェットコース走行、



孤影のジャンプ、アーサーのパワー、牙舞の破壊力。
その全てを一つにするんだ!」
最後の一つは自転車競走には不要なようも気もしますが…。
牙舞くんは前シリーズのラスボス(現・仲間)。
テクニックだジャンプ力だと言ってた他の面々を、破壊力で身も蓋もなく粉砕するさまはなかなか素敵でした。
…あ、そういう意味じゃ、一番役に立つのか、それ。
爆走するラスボス。
が、それを復活した翔くんが猛追。
気配に気づいたラスボスが振り向くと、そこにいたのは…


ラスボス:
「ネ、ネプチューン!?…いや、違う!?」
ネプチューンは前述の、水辺で真価を発揮する、まことお嬢さんの愛車。
ちなみに彼らが今走ってる場所は『海面』です。
それはもはや『ウェットコース走行』のレベルではないのですが、何事も応用、だと思う。
ラスボス:
「私に追いつくことなどできんぞ!」
翔くん:
「俺は父さんに追いつきたいんじゃない。父さんを越えるんだ!」


雄たけびとともに、猛然とダッシュ。
『ダッシュ』というか、空中に飛び上がってるので普通は『ジャンプ』というのですが、細かいことはどうでもいいのです。
つうか、空中でもペダル漕いでるし。
ラスボス:
「な、なんだ!あのダッシュ力は!」
さすがにうろたえながら、自身も必殺技を展開。
ラスボス:
「魔王降臨!天地壊乱!」


背後から迫る謎の黒波動。
それを華麗な『テクニック』で避ける翔くん。
空中なのに、軽々と上下左右に動き回ります。なんてすごい『テクニック』。
ラスボス:
「こしゃくな!」
今度は地面に降り立つと、岩塊を跳ね上げ物理攻撃。


翔くん:
「砕け!ハンマーヘッド!」
さっきの『テクニック』で避けろよ。
そんなことも思いますが『パワー』で粉砕。
ゴム製タイヤなめんな。岩だろうと根性で破壊できるぜ。
進退窮まったラスボスは、下から体当たりを決行。しかし…


翔くん:
「ブラッディインパクト!!」
前期のラスボスの必殺技・謎バリアを展開。
逆に弾き飛ばし体勢を崩すと、とどめの一撃。



翔くん:
「熱風怒涛!真空一閃!空刃鎌鼬!!」
上述の『ジャンプ』と称されてた人の技です。
「地面に向けて」急降下しながら、彼の技をぶちかまし。
明らかに技の使い方を間違ってますが、これが決定的な瞬間を作ってくれました。



翔くん:
「燃えろフレイムカイザー!!俺の心のように熱く赤く燃え上がれ!!」


激戦の果て。一条の光がついにゴールへと。

そして爆発。
かくして世界に平和が戻りましたとさ。
…。
……。
………。
こ れ の ど こ が 自 転 車 レ ー ス だ
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さすがに自転車番組は販促アイテムの値段が桁違いだぜ!
それはともかくエンディング。








初代OP曲で送る、これまで1年間のアイキャッチの詰め合わせ。
覚えていないようで意外に見覚えあるものばかり。無性に懐かしいです。
いや、この演出は本気でいい感じ。


本編の「少年バトルのお約束」ぶりといい、実にいい最終回でした。
なんだかんだで1年間、適当なノリで楽しませてもらいました。
ありがとう、スタッフさま。