【今週の大泉学園】
聖地・大泉まつりに行ってきました。
先着5,000名様プレゼントが昼には消滅する大騒ぎ。
大泉の本気を、見た。感想はまた別途書いてみる。(追記:書きました)
■ハートキャッチプリキュア! 第38話「プリキュア、スーパーシルエットに変身ですっ!!」
プリキュア城にて。花咲さんは無体な試練を受けさせられていました。
本当の自分と戦えとか言うのです。
しかも相手は「引っ込み思案な私」とか言ってるのです。
違うのに。
私、変わったんです。もう引っ込み思案じゃないんです。変わった、はずなんです…!
影花さん:
「ちっちゃかった私は優しいお母さん、お父さん、お祖母ちゃんに囲まれて幸せだった」
「ずっとずっと。私はこのままでいたい」
「だから私のこと、嫌いにならないで」
本シリーズのテーマは「変わる」。
でもそもそもの大前提。
別に、変わる必要なんてないのでは?
影花さん:
「シャイで引っ込み思案。すぐに人に頼ってしまう」
「それが本当の私なのよ」
「そしてそれはプリキュアになっても変わらない」
「…変わらないままでいてもいい」
「大丈夫。お父さんやお母さんも皆も、そのままの私を認めてくれるわ」
「変身しなくても。戦わなくても。皆、優しくしてくれるわ。ね?」
何せ花咲さんは、取り立てて問題を抱えていません。
ご家庭に不足があるわけでも、ご友人がいないわけでもない。
引っ込み思案のままで、一体何が問題なのか。
だけど花咲さんはおっしゃった。
それではダメなんです。強くて優しい仲間と、同じ道を進むために。
自立した一人の人間として、大事な仲間と肩を並べるために。
私は皆がいたから頑張れる。少しずつだけど、私、変わります。
だから引っ込み思案から、チェンジする。
影花さん:
「もうシャイで引っ込み思案な私は、いらないのね…」
そう。引っ込み思案は、嫌だものね。
「変わる」ということは、過去や今の自分を否定し、殺すこと。
だから影花さんも悲しく微笑む。
でも待って欲しい。
引っ込み思案でちょっと寂しげな影花さんと。自称・引っ込み思案の天然悪女の花咲さんと。
どちらか選べと言われたら、悩みます。とにかく悩みます。ええと、やっぱり影花さ…。
違う。そういう問題じゃなかった。
そんなわけで。
別に引っ込み思案だからって全否定する必要なんてない。
花咲さんも微笑むと、影花さんに手を差し出す。
花咲さん:
「…いいえ」
「私が私らしくいるためには、ちょっと臆病な私も必要なんです」
「シャイで引っ込み思案な私も、大好きです」
「夢を叶えるのは過去の自分を殺すのと同じだ」と悟ったレモネたち。
「過去の自分に見送られながら先に進んだ」夢原さん。
別にレモネたちも間違ってない。(何せ彼女たちの目標は「変わる」じゃない。「(不可能とも思われるほどの)夢をかなえる」だ)
でも花咲さんらは、第三の選択「過去を抱えながら変わる」を選ばれました。
ある意味では最も困難です。でも人はきっと、チェンジできるんです!
花咲さん:
「ハートキャッチプリキュア・スーパーシルエット…!」
飛来したデザートデビル相手に、シルエットフォーム発動。
自分自身を映し出す「鏡」がキーワードなのが熱い。
更にはシルエット。決めシーンの変身直後が影絵という思い切りぶり。
そして打ちだされる必殺攻撃。
巨大姉さんの召喚は、光の女王から脈々と続いた伝統です。
そのままぶん殴るあたりも含めて。
何故、拳を握りしめて、正拳を打ちこむ。でもちゃんと理由があるところがまた凄い。だってあの娘さんの正体は。
何か変えるべきだった所を変えそこなった気がしないでもないですが。
そういうところが「プリキュアさんらしさ」なんでしょう。
「拳で殴る娘さんは、もういらないのね」と微笑む娘さんを、ぎゅっと抱きしめたい。殴られるけど。
デザートデビさんは、デザイン的にもデューンさんの説明的にも「デューンさんの影」っぽい。
プリキュアさんの「シルエット」と何がしかの比較になってそうだけれど、何なのかはよく分からない。
そもそもデューンさん自体、何だかよく分からない。
【今期のテーマ】
「最後は人は一人だ」「でも表面的にはバラバラでも、だからといって孤独と言う訳ではない」。
夢原さんも扱ったテーマを、花咲さんも。
魅惑のフォルテッシモ合戦も、その辺を加味してる気がする。
ところで夢原さんの場合、対比としてナイトメア社や闇キュアさん(どちらも表面的には団結しているが内面はバラバラ)がいたわけですが。
花咲さんに相対する砂漠の使徒の場合、むしろ「表面的にはバラバラだが、内面は相性ばっちり」に見える。
彼らの行方はどうなるんだろう。
【今期のテーマ2】
7年続いたプリキュアさんに相応しい「変わる」のテーマ。
悪い所もあるけれど、それはそれで個性として過去の自分として認めて行こう。
具体的には、巨大な娘さんを召喚して殴りつけるとか。
なんでそんなことを7年もやってるのかは良く分かりませんが、これはこれで「プリキュア」さんなんです。
なんか他にも致命的な問題がいっぱいある気もするので変わっていく必要はあるんでしょうけど、プリキュア娘はこれはこれでいいんです。きっと。
だから巨大な娘さんが拳を握りしめて身構えても、文句を言わない。
【今週のOP】
映像だけだと割とおとなしめに見えますけど、かなり深い所を出してきてる。
というか、基本的に全シーン、メッセージが凄い映画でした。
これだけ重厚な映画を見せられると、半端なものが見られなくなる勢い。(映画の感想はこちら)
【今週の玩具】
花咲さん:
「みんな、行きますよ!」
この台詞、毎回言うのかどうかは定かではありませんが。
今回に関して言えば「お待たせしました!CMでお馴染みのアレ、ついに行きます!」な響きを感じました。
花咲さんはこういうところがあくどい。
【次回予告】
来海さん:
「ごめん。マリンタクトなくしちゃった」
この期に及んで、大事な玩具になんてことを。
マリンタクトって、本人の手を離れても具現化したままなのか。
それとも維持し続けてるボスナッキーの実力の高さを表してるのか。
おそらくは来海さんの最後のメイン回になると思われますが、本当にこれでいいんだろうか。疑問が尽きません。
私見ですが、歴代プリキュアの中で最もプリキュア業に執着してないのが来海さんだと思ってる。依存していないと言い変えても可。
なお来週の放送はお休みです。
映画も公開され、一段落。
盆も正月もないプリキュアさん、せめて一日くらいはお休みをしないと…。
【今週の一言】
無事めでたく花咲さんらは試練を乗り越えました。
おめでたいことです。
ところで、もしも失敗していたらどうなっていたんでしょうか。
祖母さん:
「何も変わらないだけよ」
一瞬、背筋が冷えた。
命に別条があるわけではない。変わらなくても、人は生きていける。
でも「変わらない」。
不変のエターナルを否定してきた「プリキュア」文法としては、死よりも酷いその状況。
影花さんにときめいてる場合じゃなかった。
聖地・大泉まつりに行ってきました。
先着5,000名様プレゼントが昼には消滅する大騒ぎ。
大泉の本気を、見た。感想はまた別途書いてみる。(追記:書きました)
■ハートキャッチプリキュア! 第38話「プリキュア、スーパーシルエットに変身ですっ!!」
プリキュア城にて。花咲さんは無体な試練を受けさせられていました。
本当の自分と戦えとか言うのです。
しかも相手は「引っ込み思案な私」とか言ってるのです。
違うのに。
私、変わったんです。もう引っ込み思案じゃないんです。変わった、はずなんです…!
影花さん:
「ちっちゃかった私は優しいお母さん、お父さん、お祖母ちゃんに囲まれて幸せだった」
「ずっとずっと。私はこのままでいたい」
「だから私のこと、嫌いにならないで」
本シリーズのテーマは「変わる」。
でもそもそもの大前提。
別に、変わる必要なんてないのでは?
影花さん:
「シャイで引っ込み思案。すぐに人に頼ってしまう」
「それが本当の私なのよ」
「そしてそれはプリキュアになっても変わらない」
「…変わらないままでいてもいい」
「大丈夫。お父さんやお母さんも皆も、そのままの私を認めてくれるわ」
「変身しなくても。戦わなくても。皆、優しくしてくれるわ。ね?」
何せ花咲さんは、取り立てて問題を抱えていません。
ご家庭に不足があるわけでも、ご友人がいないわけでもない。
引っ込み思案のままで、一体何が問題なのか。
だけど花咲さんはおっしゃった。
それではダメなんです。強くて優しい仲間と、同じ道を進むために。
自立した一人の人間として、大事な仲間と肩を並べるために。
私は皆がいたから頑張れる。少しずつだけど、私、変わります。
だから引っ込み思案から、チェンジする。
影花さん:
「もうシャイで引っ込み思案な私は、いらないのね…」
そう。引っ込み思案は、嫌だものね。
「変わる」ということは、過去や今の自分を否定し、殺すこと。
だから影花さんも悲しく微笑む。
でも待って欲しい。
引っ込み思案でちょっと寂しげな影花さんと。自称・引っ込み思案の天然悪女の花咲さんと。
どちらか選べと言われたら、悩みます。とにかく悩みます。ええと、やっぱり影花さ…。
違う。そういう問題じゃなかった。
そんなわけで。
別に引っ込み思案だからって全否定する必要なんてない。
花咲さんも微笑むと、影花さんに手を差し出す。
花咲さん:
「…いいえ」
「私が私らしくいるためには、ちょっと臆病な私も必要なんです」
「シャイで引っ込み思案な私も、大好きです」
「夢を叶えるのは過去の自分を殺すのと同じだ」と悟ったレモネたち。
「過去の自分に見送られながら先に進んだ」夢原さん。
別にレモネたちも間違ってない。(何せ彼女たちの目標は「変わる」じゃない。「(不可能とも思われるほどの)夢をかなえる」だ)
でも花咲さんらは、第三の選択「過去を抱えながら変わる」を選ばれました。
ある意味では最も困難です。でも人はきっと、チェンジできるんです!
花咲さん:
「ハートキャッチプリキュア・スーパーシルエット…!」
飛来したデザートデビル相手に、シルエットフォーム発動。
自分自身を映し出す「鏡」がキーワードなのが熱い。
更にはシルエット。決めシーンの変身直後が影絵という思い切りぶり。
そして打ちだされる必殺攻撃。
巨大姉さんの召喚は、光の女王から脈々と続いた伝統です。
そのままぶん殴るあたりも含めて。
何故、拳を握りしめて、正拳を打ちこむ。でもちゃんと理由があるところがまた凄い。だってあの娘さんの正体は。
何か変えるべきだった所を変えそこなった気がしないでもないですが。
そういうところが「プリキュアさんらしさ」なんでしょう。
「拳で殴る娘さんは、もういらないのね」と微笑む娘さんを、ぎゅっと抱きしめたい。殴られるけど。
(左画像) S.H.フィギュアーツ キュアブロッサム (右画像) ハートキャッチプリキュア! ミュージカルショー~うたって おどって みんなのハートをキャッチだよ!! [DVD] 「ハートキャッチプリキュア!」挿入歌(いつき/キュアサンシャイン&ゆり/キュアムーンライトのテーマ) |
デザートデビさんは、デザイン的にもデューンさんの説明的にも「デューンさんの影」っぽい。
プリキュアさんの「シルエット」と何がしかの比較になってそうだけれど、何なのかはよく分からない。
そもそもデューンさん自体、何だかよく分からない。
【今期のテーマ】
「最後は人は一人だ」「でも表面的にはバラバラでも、だからといって孤独と言う訳ではない」。
夢原さんも扱ったテーマを、花咲さんも。
魅惑のフォルテッシモ合戦も、その辺を加味してる気がする。
ところで夢原さんの場合、対比としてナイトメア社や闇キュアさん(どちらも表面的には団結しているが内面はバラバラ)がいたわけですが。
花咲さんに相対する砂漠の使徒の場合、むしろ「表面的にはバラバラだが、内面は相性ばっちり」に見える。
彼らの行方はどうなるんだろう。
【今期のテーマ2】
7年続いたプリキュアさんに相応しい「変わる」のテーマ。
悪い所もあるけれど、それはそれで個性として過去の自分として認めて行こう。
具体的には、巨大な娘さんを召喚して殴りつけるとか。
なんでそんなことを7年もやってるのかは良く分かりませんが、これはこれで「プリキュア」さんなんです。
なんか他にも致命的な問題がいっぱいある気もするので変わっていく必要はあるんでしょうけど、プリキュア娘はこれはこれでいいんです。きっと。
だから巨大な娘さんが拳を握りしめて身構えても、文句を言わない。
【今週のOP】
映像だけだと割とおとなしめに見えますけど、かなり深い所を出してきてる。
というか、基本的に全シーン、メッセージが凄い映画でした。
これだけ重厚な映画を見せられると、半端なものが見られなくなる勢い。(映画の感想はこちら)
【今週の玩具】
花咲さん:
「みんな、行きますよ!」
この台詞、毎回言うのかどうかは定かではありませんが。
今回に関して言えば「お待たせしました!CMでお馴染みのアレ、ついに行きます!」な響きを感じました。
花咲さんはこういうところがあくどい。
【次回予告】
来海さん:
「ごめん。マリンタクトなくしちゃった」
この期に及んで、大事な玩具になんてことを。
マリンタクトって、本人の手を離れても具現化したままなのか。
それとも維持し続けてるボスナッキーの実力の高さを表してるのか。
おそらくは来海さんの最後のメイン回になると思われますが、本当にこれでいいんだろうか。疑問が尽きません。
私見ですが、歴代プリキュアの中で最もプリキュア業に執着してないのが来海さんだと思ってる。依存していないと言い変えても可。
なお来週の放送はお休みです。
映画も公開され、一段落。
盆も正月もないプリキュアさん、せめて一日くらいはお休みをしないと…。
【今週の一言】
無事めでたく花咲さんらは試練を乗り越えました。
おめでたいことです。
ところで、もしも失敗していたらどうなっていたんでしょうか。
祖母さん:
「何も変わらないだけよ」
一瞬、背筋が冷えた。
命に別条があるわけではない。変わらなくても、人は生きていける。
でも「変わらない」。
不変のエターナルを否定してきた「プリキュア」文法としては、死よりも酷いその状況。
影花さんにときめいてる場合じゃなかった。