穴にハマったアリスたち

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マーメイドメロディーぴちぴちピッチピュア 第12話「光の国の人魚」

2006年08月04日 | マーメイドメロディー ぴちぴちピッチ
【追記】
[この記事は2006年に、本放送当時の実況掲示板等の雰囲気を元に作成したものです。特に子供時代に「ぴっち」を視聴した方には不快な表現もあるかと思います。申し訳ありません。よろしければカテゴリ「マーメイドメロディーぴちぴちピッチ」から最新の記事をご参照ください]

キャラクターの数が多くなると、どうしても出番のない娘が出てくるもの。
現在放送中の土曜朝の番組でも、「また背景役だった」「台詞がない」と非難轟々のキャラがいます。
でも私達は知っているのです。

…台詞どころか、背景出演も存在意義も与えられないまま、1年間放置されたメインキャラクターもいることを。

・マーメイドメロディーぴちぴちピッチピュア 第12話「光の国の人魚(マーメイド)」

そんな「黄色はいらない子」ことココさんが、ついにお茶の間の主役に抜擢されました。

ココさんは南太平洋のマメプリさん。
前回の大戦では、沙羅さんにいきなり捕まり6年間に渡って幽閉生活を送ることに。
けれどそのことを恨みもせず、むしろ「親友の沙羅を救えなかった」と涙する心優しい役どころ。
出番は絶無なので性格の詳細は不明ですが、綺麗に切りそろえた前髪や、お人形さんのような可憐な容姿から、純情路線のキャラであることが伺えますね。
もう腹黒人魚の波音さんやるちあさんの時代は終わったのです。

 

いきなりの単独登場!

しかも長台詞を喋りだしました。
凄い!黄色のくせに喋ってる!動いてる!
ココさんの様子を見てるだけで、笑いがこみ上げてくるのは何故だろう。

さて、そのココさんですが、るちあさんたちの元に遊びにきました。

姐さん:
 「このトロピカルサンシャインピチピチパパイヤな曲は…?」
るちあさん:
 「もしかして…」
ココさん:
 「は~い♪ るちあ、波音、リナ~、元気してたー♪」

 

ココさんが壊れた。
いきなり能天気にフラダンスしながら登場。
なんてこった。バランスから言っても清純派キャラだと思ってたのに…!

でもよくよく考えれば前兆はあったのです。
妙にオバさんくさい特徴的な声。
マメプリ最年長組なのに、波音さんたちと同じミニスカコスチューム。
全身から漂う、明らかに無理してる感のある若作りな雰囲気。

波音さん:
 「ボーイフレンドでも探しに来たんだったりして」
ココさん:
 「そうなのー。美味しそうなイケメンでもいないかなーって♪」

 

ココさん神話崩壊。
正体は波音さん以上の色ボケ人魚でした。
この世界にまともなマメプリはいないのか…。

ココさん:
 「週末、私と一緒に銀色の巻貝を探してくれない?」
 「その銀色の巻貝には不思議な力があって、それを見つけたものには必ずいいことがあると言われている伝説の巻貝らしいの」
 「リゾートついでに宝探しをやってみない?」

 

視聴者の絶望をよそに、ココさんは南太平洋での宝探しを依頼。
波音さんたちも大はしゃぎ。早速、現地へと向かうことに。
(ちなみに開始5分のこの時点で、過去1年分の出演量を越えました…)


ですが、連れて行かれた先は、南太平洋…を通り越してインド洋。
週末の軽いリゾート気分で、インド洋まで泳ぎきる人魚さんの化け物ぶりには相変わらず驚くばかりですが…。

 

波音さん:
 「あんまりロマンチックな感じじゃないわね…」

到着したところは通称「海の墓場」。
ホラーな雰囲気に多少ひきながらも、るちあさんたちは宝探しを開始。
そんな中、不意に尋常ならざる気配が襲来。

 

ココさん:
 (まさか銀色の巻貝の封印が解けてしまったの…!)

ろくでもない勢いで憎悪と呪いの言葉を撒き散らしながら、黒い渦が周囲を覆い尽くす。
その中心にいたのは、みんな大好き敵幹部・BBS。
彼女達の手には謎の巻貝が。

 

ココさん:
 「あれは探していた銀色の巻貝!」
シスターシェシェ:
 「あなたたちも黙って御覧なさいよ、この邪悪な言葉から生まれる破壊的なパワーを!」

言葉と共に、黒い波動がるちあさんたちに殺到。

…ここでAパート終了。
第二期のアイキャッチには「その回のメインキャラクター」が週変わりで使われています。
まさかの黄色メイン回の今回は、

 

もちろん、ココ。レアリティが高いなんてもんじゃない。

Bパート開始。
どこからどう見ても「いいことをもたらす巻貝」とは思えぬ様子に、るちあさんは大抗議。
やむなくココさんは本当のことを告白。

 

ココさん:
 「沙羅の過去の想いがあの巻貝に封印されているの」
 「海月先生と別れてからの沙羅は、もてあましてしまう自分の気持ちを、憎しみや怒りをあの巻貝に封じ込めたの」
 「けれどそれでも沙羅の気持ちは収まらず、結局あの悲劇を起こしてしまった…」
るちあさん:
 「じゃあ、封印した沙羅の憎しみや悲しみがエネルギーとしてあの巻貝に残ってるの…?」
ココさん:
 「ええ。その後、あの巻貝は海の墓場に眠った…」

最強マメプリ・沙羅さんのパワーが込められた巻貝。
それはろくでもない破壊兵器です。
物騒極まりない代物ですが…

 

ココさん:
 「私も今まですっかり忘れていたの」

 そ う い う 大 事 な こ と を 忘 れ る な 。

ココさん:
 「でもこの間、夢にあの巻貝が現れて不安になって…」

説明が終わったところで、BBSが本格的に攻撃開始。
しかも巻貝のおかげで大幅パワーアップ!
彼女達の繰り出す「闇のバロック」の前に、マメプリさんたち壊滅寸前。

なお、この回、作画が特徴的ながらも結構高レベルです。さすがはココさんの桧舞台。
でも、このあたりから微妙にヘタレ始めました。
おかげで当時の実況掲示板では「作画が力尽きそう」「もう少しだ。頑張れ!」と声援が飛び交ってた。

そんな応援が届いたか…

シェシェ&ミミ:
 『心盗むバロック マイナスの波に抱かれ…!』
ココさん:
 「うぅ、あぁっ!!」

 

ココさんの悶え姿、超可愛い。

なんかもう、このままやられシーンだけ流してくれててもいい気分でしたが、唐突に巻貝からピアノの演奏音が。

波音さん:
 「これは太郎ちゃんのメロディ?」

 

「ぴっち」を見たことのある人にはお馴染み、海月先生の「いつものあの曲」。
彼が人魚のことを思って弾いた曲なのですが、あまりに何度も聞かされるうえ、曲自体が退屈。
視聴者からは毛虫のごとく嫌われています。

シェシェ&ミミ:
 「なによこれ!?」
 「なんて耳障りな曲なの!!」

まったくだ。

しかしこの曲のおかげで形勢逆転。

ココさん:
 「あの憎しみの中に愛があったなんて…!」

理不尽な感動を口にすると共に、変身能力起動。

ココさん:
 「イエローパールボイス!!」

 
 

嗚呼、黄色の変身シーンが拝めるなんて。
なんだかものすごく心が癒されます。二段変身もばっちり!
…まぁ、バンクの時間は不当に短いですけど。(るちあさんたちは一人当たり20秒。ココは5秒)

ココさん:
 「ぴちぴちボイスでライブスタート!!」
 (参考:「KODOU with ココ」

 

ココさん:
 『嵐の海に打たれて 負けそうな今を…!』

   

スタッフも視聴者の求めるものがよく分かってる。
歌い出しからいきなりココさん。
しかも書き下ろしカット多数。よくやったスタッフ。

 

ココさん:
 『灼熱のライトを浴びて 飛沫が舞う…!』

嗚呼、黄色のお歌が聴けるなんて…!
感動のあまり七転八倒。
今まで、出番のなさに耐え忍んできた甲斐があったというもの。

 

シェシェ&ミミ:
 「私達って、学習能力ゼロー!?」

…まぁ、BBSにとってはいつもの地獄絵図ですが。

 

ココさん:
 『鳴り止まないで きらめきを止めないで…!』

さすがはココさんメイン回。
歌う「KODOU」もテレビでは初のロングver。
気合の入り方がいつもと違いすぎる。

ココさん:
 『…そして広がる 夢のパーフェクト・ハーモニー!!』

 

るちあさん:
 「アンコールはいかが!?」

 

るちあさんも撮りおろしで決めポーズ。


問答無用の破壊力でBBSを撃退した後。
どこからともなく聖羅さんの声が。
先代の沙羅さんの後始末をしてくれたことに、感謝の意を表明。

 

聖羅さん:
 「ココに(巻貝の)夢を見せたのは私なの。沙羅の代わりにココロからの感謝を言うね」

「よくも忘れてやがって」という皮肉をバリバリに込められてる気もしますが、無視。
私は黄色の艶姿が見れただけで満足なのです。
かつてないほどの満腹感とともに、最初で最後のメイン回、終了。


マーメイドメロディー ぴちぴちピッチ ピュア DVD-BOX Vol.1(左画像)
マーメイドメロディー ぴちぴちピッチ ピュア DVD-BOX Vol.1

(右画像)
マーメイドメロディー ぴちぴちピッチ ピュア ボーカルコレクション ピュアボックス1
マーメイドメロディー ぴちぴちピッチ ピュア ボーカルコレクション ピュアボックス1

ところで、「ぴっち」は一般のカラオケ機種にも配信がされています。
で、DAMの「Before the Moment」(OP)のムービーには、よりにもよってこの回が使われてます。
おかげで、映像だけ見るとまるでココが主役みたいに見える。
初めて見たときは笑いすぎて歌うどころじゃなかった。なにこの誇大広告。
この映像、絶対「ぴっち」を熟知した上での悪戯に違いない。
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映画「タイムマシン」感想

2006年08月04日 | 映画・コンサート・展示会・テーマパーク
偶然見かけたので、なんとなく感想書いてみます。
この映画は前にも二度ほど見て、言いたいことがかなりあるし…。

・タイムマシン (2002年)96分

原作関連:
 H・G・ウェルズ「タイムマシン」
 スティーヴン・バクスター「タイムシップ」(作者逝去後、遺族の了承の元で書かれた続編)

【あらすじ】
恋人を事故でなくした主人公は、過去をやり直すべく、タイムマシンを発明する。
首尾よく過去に戻ることには成功するが、何度挑戦しても過去を変えられず、恋人を死から救うことが出来ない。
「過去は変えられないのか?」
答えを求めて、彼は未来へと旅立つ。
しかし、80万年後の未来へとたどり着いた彼が見たのは、文明が滅亡した世界だった。
そこにいたのは、科学文明を失い、牧歌的な社会を営むエロイ族。
そして、エロイ族を食用とする凶暴なマーロック族。

主人公はエロイ族の女性の一人と親しくなるが、彼女はモーロックによって連れ去られてしまう。
彼女を救うため、モーロックの住居に潜入した主人公は、戦いの最中、6億年後の未来を見る。
それは人類が滅亡し、死の世界と化した暗黒の未来だった。

モーロックとの戦いに勝利し、平和を取り戻した主人公は悟る。

「過去は変えられない。しかし未来は変えることが出来る」

あの暗黒の未来を変えるために。
主人公はエロイ族の元で、未来を育むことを決意する。
【映画のオリジナル要素】
 ■前半の「恋人を救うためにタイムマシンを開発」「過去を変えようとする」
 (原作では未来にしか行かない。動機は純粋に好奇心)
 ■エロイ族の描写(後述)
 ■結末
 ■その他、月の破壊、図書館の存在等
 (「タイムシップ」では「人類による太陽の征服」が出てくる。月破壊はそこからのイメージ?)


さて、この映画には、二つの致命的な欠点があります。


【不満その1:作中の矛盾】
この映画のテーマは「過去は変えられない。しかし未来は変えられる。いつまでも過去にこだわらず未来を見つめよう」。
しかし、このテーマのせいでわけのわからない展開に。

なにせ「過去を変えられない」と設定したのなら、「未来」も変えることができません。
だって、十万年後の「未来」は、百万年後の世界から見れば「過去」です。
これを変えることが出来るなら、「過去」の変革が可能になってしまう。

…一応、「主観時間の問題」とかで逃げることが出来なくもないですが、ちょっとみっともない話。

ちなみに原作「タイムマシン」では歴史改変には言及してません。
また「タイムシップ」は「改変可能」のスタンス。(それが大きなテーマになってる)
別に原作と違うから、という理由で批判するつもりはありませんが(「タイムシップは厳密には続編じゃないし)、作中内で設定に無理が出てるのは、見ていてがっかり…。

【不満その2:原作との乖離】
「原作と違うからと批判するつもりはない」…と言いつつなんですが、根幹に関わる部分が違うのはやっぱり納得ができず。

最大の問題は、エロイ族とモーロック族の描写です。
映画では

 ・エロイ:理性的で牧歌的。純朴で才能ある人類
 ・モーロック:正体不明の邪悪な化け物

としか描かれてません。

原作の設定はこうです。

 ・エロイ:資本階級の成れの果て。労働能力・思考能力を失い、快楽のみに生きる脆弱な種族
 ・モーロック:労働階級の成れの果て。理性と優美さを失い、肉体的な強さを得る

原作は社会風刺を含んでいて、両種族は極端な二極化社会の辿りつく未来を描いたものです。

誤解のないように補足しますが、「エロイの方が優れた種族」といったわけではありません。
生産能力すら失った彼らは、(昔の生活の名残で)本能的に食糧供給を続けるモーロックの助けがないと、生存することすら不可能。
個体を認識する知能も持たないので、モーロックに仲間を食われても、それを認知することもできません。
ただただ毎日無邪気に遊び、モーロックによって生かされ、喰われていくだけの存在。

ですので、映画のエロイが文化的生活を送っていたり、話しかけてきたりするのを見て、思わず吹き出してしまいました。
(原作では言語やコミュニケーション能力も失っている)
そりゃあ、「悪い化け物に襲われてる、牧歌的な人類」の図にした方が話が分かりやすかったのは理解しますが、それを選択したら「タイムマシン」を原作にしてる意味がないじゃないか。
映画のラストの「悪いモーロックは滅びました。めでたしめでたし」もどうかと。
モーロックもまた、人間なのですから、それを否定してどうする。

ちなみに「タイムシップ」では、主人公は人類復活のため、エロイだけでなく、モーロックも文明化しようとします。
片方だけでは人類ではないのです。
映画と原作、どっちの方がテーマとして大きいか、比べるべくもないと思うのですが…。

【最後に:良かったところ】
不満ばかり書きましたが、この映画のタイムマシン起動時の描写は気に入ってます。
それこそ、原作の描写を完全に(もしくはそれ以上に)再現。
このシーンのためだけにこの映画は作られたんじゃなかろうかと思うくらい、よく出来てます。ここだけは一見の価値がある。

…いっそ、このシーンを中心に、30分枠くらいでやってれば名作になったのかも。


タイムマシン 特別版(左画像)
タイムマシン 特別版

(右画像)
H・G・ウェルズ/タイムマシン
スティーブン・バクスター/タイム・シップ(上)タイム・シップ(下)
タイムマシン

なんか、SF小説の映画化は原作破壊が酷い気が…。
「AI」(原作・アシモフ「我はロボット」) も映画館で見たのですが、あまりの酷さに物を投げたくなりました。
一から十まで忠実に作れとは言いませんが、根っこの部分を否定するのはやめて欲しい。原作使う意味、ないじゃないか。
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マーメイドメロディーぴちぴちピッチピュア 第11話「兄の気持ち」

2006年08月04日 | マーメイドメロディー ぴちぴちピッチ
【追記】
[この記事は2006年に、本放送当時の実況掲示板等の雰囲気を元に作成したものです。特に子供時代に「ぴっち」を視聴した方には不快な表現もあるかと思います。申し訳ありません。よろしければカテゴリ「マーメイドメロディーぴちぴちピッチ」から最新の記事をご参照ください]

「ぴっち」関連ニュース。

 ■『Voice in the live~2006 Summer~』が今年も開催!

 エキサイトアニメニュースより。超注目度満点ですよ?

 ■Hong Kong Ani-Com

 MSNニュースより。こんなところに人魚さんが。……解説英文が何やら不適当な気もしますが。

・マーメイドメロディーぴちぴちピッチピュア 第11話「兄の気持ち」

第2期のゲストヒロイン・みかるさんは病弱で学校も休みがち。
そんな彼女ですが、最近、浜辺で記憶喪失の少年・海斗くんを拾い、屋敷に連れ込んできました。
以来、ますます引きこもりに拍車がかかり、四六時中べったり。

 

その様子を見て、兄のリヒトさんは悟りました。

 『このままじゃ、みかるがダメな子になってしまう』

 

そこで妹のクラスメイト・るちあさんを頼ることに。

リヒトさん:
 「(みかるは)もしかしたら、友達がいないんじゃないかと思って」
るちあさん:
 「そ、そんなことないですよ!?」

 

勿論、彼女に友達なんていません。
ちなみに、るちあさんも友達いません。
揃いも揃って社交能力ゼロの娘ばかり。

リヒトさん:
 「…みかるを誘って、みんなと過ごす楽しい時間を作ってくれないかな」

なんてこった。
るちあさんとみかるさんは海斗くんを巡って恋のライバル。
それなのにこんなことを頼むなんて。

兄バカのリヒトさんに愕然としつつも、るちあさんは思わずこれを承諾。

波音さん:
 「えー。みかると一緒に楽しい時間を?
  絶対、無理よね」

 

波音さんは素直な娘。
が、「海斗も誘う」という話を聞き、発想を変えました。

波音さん:
 「私とリナがみかるをひきつけている間、るちあは海斗くんとデートするのよ!
  名づけて『お邪魔みかるを引き離してツーショットデート作戦』!!」

 

なにこのいじめ。波音さんは素直で邪悪な娘。


翌日。
醜悪な罠とも知らず、みかるさんはこの誘いを受けてしまいました。
しかも、「友達に誘ってもらった」と無邪気に大喜び。不憫な娘…。

 

かくして、お出かけ当日。
行くのは、るちあ・波音・リナ・みかる・海斗の5人。
当初の予定通り、波音さんは海斗くんとみかるさんの分断を図ります。

波音さん:
 「ねぇ、あのお店に入ろう、みかる!」

 

姐さん:
 「みかるにはこれなんていいよ」
みかるさん:
 「海斗に聞いてみようっと!」

みかるさん:
 「海斗、こっち来て!」

しかし、みかるさんはタフネスでした。
こんなことでは挫けない。
それどころか、反撃に転じました。

 

みかるさん:
 「ねえ、るちあ、海斗にはどっちのリングが似合うと思う?」
るちあさん:
 「そうね。こっちのが海斗に似合うかな」
みかるさん:
 「(違うほうを指しつつ)こっちの方が海斗にいいんじゃない。
  やっぱりこれが海斗に似合うわよ♪」

 

この娘、喧嘩慣れしてやがる。

波音さん:
 「ねえ、みかる。リナと私と違う店でスカートでも探しに行かない?」
みかるさん:
 「(無視)海斗の服は私が選んであげないと」

 

みかるさんの戦闘能力の高さは異常。

波音さん:
 「ほら、るちあも負けちゃダメよ!」
るちあさん:
 「えと、これなんかどうかな海斗」
みかるさん:
 「全然地味じゃない。海斗、あっちのジャケット見てみない?」

ダメだ、るちあさんじゃ勝てる気がしねぇ。

 

波音さん:
 「ねぇねぇ、午後からはどうする?」
みかるさん:
 「私、バッグが見たいな」
るちあさん:
 「ヒルズ通りで大道芸があるらしいよ」
波音さん:
 「それじゃあ、私とリナとみかるはバッグを見に行くから、海斗くんとるちあはヒルズ通りに行ってくれば?」
みかるさん:
 「私も大道芸見たいな♪」

 

罠にハメようとした人魚さんたちが悪いのか。
はたまた、みかるさんがしたたか過ぎるのか。
ほんの数分のエピソードで彼女の凶悪さが嫌と言うほど伝わってくる…。

さて、人魚さんたちを圧倒したみかるさんですが、体が弱いのは事実。
久しぶりの外出に、調子を崩して倒れてしまいました。
やむなく、気絶したみかるさんを連れ、近くの病院に。

 

波音さん:
 「ここは任せて。るちあは海斗くんと二人でどこかへ遊びに行ってきなよ」

相手の体調不良すら容赦なく利用する女・波音。
けれど、海斗くんが拒否したため、みんなでみかるさんが意識を取り戻すのを待つことに。
とはいえ、時間がかかりそうだったので、一同そろってコンビニに買出しに。

みかるさん:
 「……ここは?…みんなは?」

折り悪く、皆が席を外したところでみかるさん蘇生。

みかるさん:
 「あの、みんなはどこに?」
看護士さん:
 「一緒にコンビニに買い物に行ったわよ。すぐに戻ってくると思うけど、それまでそこで休んで…」

…普通の神経の持ち主なら、このときどんなことを思うでしょう?
ちょっとばかし寂しいかもしれませんが、まぁ、別に大騒ぎするようなことでもないはず。
でもそこはみかるさん。

みかるさん:
 「海斗が…私を残して、みんなと一緒に…!?」

余裕でブチ切れモードに突入。

 

…一応この娘、薄幸のヒロインのポジションにいるのですが、演出を見る限り、果てしなく邪悪な娘に見えてならない。
あまりの性格の悪さに思わず惚れてしまいそうです。
この娘、こんなにポイント高かったのか。

一方、買出しに出かけた海斗くん+マメプリ。
そろそろ帰ろうかというときに、突如、突風&落雷が発生。
まるで、るちあさんを狙い撃ちにするかのように大災害が。

やがて、暗雲垂れ込む空の向こうに、ミケルさんが登場。

 

るちあさん:
 (まさか、私を狙って!?)

慌ててミケルさんの迎撃体勢に入る人魚さんたち。
ところが、現れたミケルさんは何やら前後不覚、正気を保っておらず暴走している模様。
事情は分かりませんが、とりあえず止めないと…

姐さん:
 「しかしるちあ。ミケルが相手では私たちの歌は…」

戦う前から敗北宣言。
まぁ、結構な回数戦ってるのに、いまだに有効打を浴びせたことないですし。
それでも放置するわけにも行かず、変身能力起動。

るちあさん:
 「ぴちぴちボイスでライブスタート!!」

 

痛々しいほど笑顔で熱唱開始。
でも今回もミケルさんはノーダメージのノーリアクション。
つうか、初めてこの番組を見た人は、「笑顔で歌う主人公、それを無表情に聞く敵」の構図をどう思うのだろう…。

るちあさん:
 「アンコールはいかが!?」
ミケルさん:
 「ん?…どうしてお前たちがいるんだ?ここはどこなんだ?」

 

やっぱり効きませんでした。

とはいえ、ミケルさんを正気に戻すことには成功。
我に返った彼は、いつものように持病の発作を起こし撤退。
なお、「病弱なみかる」「病弱なミケル」「みかるの発作と共に現れたミケル」等々、嫌な予感はしますが気のせいです。名前が似てる気がするのも気の迷い。

そんなことはさておいて、今回も無事に「ハートのかけら」回収。

 

聖羅さん:
 「これが愛している人と触れ合ったときの甘い気持ちなのね」

聖羅さん、以前の「純粋な愛」に続き「肉体的接触」を学習。
なんつうか、るちあさん達を先生にして「愛」を学習したら、とんでもないモノに育ってしまう気がする。
まぁ、「これが好きな人のためなら級友を陥れてもいいって思いなのねん」とか言われるよりはマシですが。

騒動終了後、うやむやの内に一行は解散。
ちなみに、るちあさんとみかるさんが一緒に行動するエピソードは、事実上、これが最初で最後です。
この二人の間には友情なんて欠片も存在してない。


マーメイドメロディー ぴちぴちピッチ ピュア DVD-BOX Vol.1(左画像)
マーメイドメロディー ぴちぴちピッチ ピュア DVD-BOX Vol.1

(右画像)
マーメイドメロディー ぴちぴちピッチ ピュア ボーカルコレクション ピュアボックス1
マーメイドメロディー ぴちぴちピッチ ピュア ボーカルコレクション ピュアボックス1

さて、次回予告。

ココさん:
 「るちあ、波音、リナ、元気してた?」

 

ココーー!?
黄色!?黄色が!!
黄色なのにメイン回貰ってる!?

1年と2ヶ月に渡る忍耐の後、ついに台詞と出番を手に入れました。
スタッフも「分かってる」らしく、普段はあまりやらないライブシーンの様子を予告に流してきてます。
次回は黄色が歌うよ?さあ、来週もみんなで見よう。
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