穴にハマったアリスたち

生きてれば楽しい事がいっぱいある!の証明の為のページ。ぴちぴちピッチを大応援。第三期をぜひ!
→新章開始!ありがとう!

ハートキャッチプリキュア! 第39話「えりかピンチ!マリンタクトが奪われました!!」

2010年11月14日 | ハートキャッチプリキュア!感想
【今週のOP】



特殊OPは月光づくし。これだけ月光さんのシーンを写すのは、テーマ的に一番近しいからなんだろうな。
月光さん、超格好いいです。超怖いですけど。
今話の植物園での超反応シーンなんて、殺気出まくりですよ。お父さんも逃げたくなるわけだ。

■ハートキャッチプリキュア! 第39話「えりかピンチ!マリンタクトが奪われました!!」

コフレがブチ切れました。
シリーズ開始以来、来海さんに厳しい教育を施されてきたコフレ。
ですが、とうとう堪忍袋の緒が切れました。



来海さんがプリキュア能力を私的利用したのです。
前代未聞の不祥事。
桃園さんたちですら、一応自制してたのに。
まぁ私的利用しようとはしましたけど。
アカルンを悪用しまくってましたけど。



ごろろん。

あろうことか、タクトを放置しやがった!
大事な大事な玩具を、床に!
おもちゃの国の大惨事の教訓が全く活かされず、それ以前に支給された玩具をあんな風に扱うなんて…!

そこでコフレは脱走しました。
玩具の切れ目が縁の切れ目。
もはや暴君に従う理由はない。

放浪した先々で見たのは、プリキュア娘と良好な関係を気付いている同僚の面々。
他の娘さん達はあんなに優秀なのに、どうしてうちの機体は…。
思えば、初回でいきなりデザトリアン化の大失態。
数々のプリキュアらしからぬ言動も目に余ります。
コフレもつくづくげんなり。

コフレ:
 「マリンは僕をどう思ってるですか?」
海キュアさん:
 「じゃあコフレはあたしのことどう思ってるの?」

この女…ッ!
コフレの苛立ちが頂点に達する。
こういう時に限って本音封印か!

険悪ムードは最後まで続き。
コフレもいよいよ覚悟を決めた顔をし始めます。
このまま陰惨な同居生活に戻るのかと思われましたが、最後の最後で来海さんがぼそりと呟く。

来海さん:
 「とりあえず、コフレが傍にいてくれればそれでいいよ」

卑怯なほどのお言葉。
客観的に見れば、同様の台詞はおそらく花咲さんも生徒会長さんも月影先輩もおっしゃるはずです。
つまり別に来海さんの相対評価アップにはつながらないはずなのですが、まぁそんなことは関係ない。
ちゃんと自分を見ていてくれる。
こうしてコフレは再び来海さんの元へ。

…これが自由を手に入れる最後のチャンスだったかもしれないのに。。


(左画像)
S.H.フィギュアーツ キュアマリン

(右画像)
chibi-arts キュアマリン

プリキュアボーカルアルバム2


先週の放送はお休み。そして花陽月の3人は、続けて連休を取得されたようです。
一人で出勤を志願した来海えりか役の来海えりかさん(仮名)は優秀だ。
残りの3人は別録りですよね。出番が極小ですし、2週間前に撮影してたんだ。

【今週の海】

今回の舞台は、来海デザトリアンとの戦闘のあったあの公園。
ゲスト出演の花咲さんも、あえての来海さんと出会う前のいでたち。
だからといって特段に初回を連想する作りではなかった気はしますが、来海さんのメイン回としてはしっくり来たように思う。

【今週の海2】



タクトが超・私的利用されてる。
異様に素敵ボイスなダーク幼女様によって。
そして言い放たれるこの言葉。

女児様:
 「今度は私がブロッサムね!」

本物のマリンタクトでブロッサムごっこ。
これを屈辱と言わずして何と言う。
そして最後までお子様からの海キュア評価は低いままで終わった今回。リアルでは大人気なのに…。

【今週のナイトメア】

マリンタクトの奪取および海キュアさんを追い込んだのは、名もなきスナッキーたち。
それもこれもたゆまぬ鍛錬に、手厚いサポート体制の賜物。
一介の構成員も努力を忘れぬ、素晴らしい組織です。
しかし上司は全く取り合わない。
気のせいかな、サソリーナさんだけ部下から慕われてない気がする。

【今週の先輩】

公式ページのあらすじには「えりかがタクトを私物として扱ったからキレた」との表記がありました。
私物じゃないのか、タクトは。
こころの大樹流は貸与式のようです。

ついでに先代を振り返ってみると。
大戦終了後に変身能力を失っていた夢原さんたちも、貸与式のように思われます。
美墨先輩や美翔さんは、貸与云々以前に謎生物の機体なので、私物というかむしろ彼女達が徴用されて私物化されてる気配。
となると支給形式はフレッシュさんだけ。
桃園さん、悪用しまくってそうです。

【今週の先輩2】

先輩話のついでに。
今回の主役の来海さんは、歴代プリキュアの中でも結構異質な立ち位置の娘さん。
私見ですが、意見が対立する娘さんが多いと思う。特にレモネ。

春日野レモ子さんは、才能ない(※)のにも関わらず正統派女優を目指した人。
一方の来海さんは、モデルの才能の無さを認め、もっと自分に向いてる道を選んだ人。
どちらが良い・悪いとは言えませんが、意見が交わることはなさそうです。

(※あれだけ努力家で、プリキュア経験により培った洞察力・判断力・行動力・度胸等々があり、親が有名女優という肩書きつき。
それなのに成功しないのは、劇中では語られていない致命的な欠陥があるように思えて仕方ありません。
例えば「金髪ツインテール」とか、もう外見で終わってます。あんなアクの強い容姿で正統派女優とか、向いてないから)

その他で言うと、例えば美墨先輩。
同じ部屋に二人きりで放り込むと、血の雨が降ると思う。
歩く本音マシーン VS 迂闊なところに地雷が埋まってる女。

…一応保身のために書いておくと、弊ブログは花・月光支持なので海・陽光への感想が薄めですが、別に嫌ってるわけではないです。

【来春のくどまゆ】

歌のお姉さん・工藤真由さんのライブが開催されます。

 日時:2011年01月09日(日)18時~
 場所:恵比寿LIVE GATE
 詳細:公式ブログ

「プリキュアソングを唄う」と公言されてるので、相当にプリキュアライブと化しそうです。
そもそも完全オリジナルライブをやるには、根本的に自前の曲が足りてないですし。
これが初のワンマンライブにして、プリキュア歌手から一皮むけられるかの正念場。
ちなみにチケットは絶賛余り中。
くどまゆさんの窮状を、救いたい。

【蛇足】

道を歩いてたらプリキュア声優さんと出くわしました。
あるもんですね、こういう偶然も。
もちろん最低限の礼儀として、黙って素通りしましたけれど。反射的に二度見したことは否定しない。
コメント (6)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

ハートキャッチプリキュア! 第38話「プリキュア、スーパーシルエットに変身ですっ!!」

2010年11月01日 | ハートキャッチプリキュア!感想
【今週の大泉学園】

聖地・大泉まつりに行ってきました。
先着5,000名様プレゼントが昼には消滅する大騒ぎ。
大泉の本気を、見た。感想はまた別途書いてみる。(追記:書きました

■ハートキャッチプリキュア! 第38話「プリキュア、スーパーシルエットに変身ですっ!!」

プリキュア城にて。花咲さんは無体な試練を受けさせられていました。
本当の自分と戦えとか言うのです。
しかも相手は「引っ込み思案な私」とか言ってるのです。
違うのに。
私、変わったんです。もう引っ込み思案じゃないんです。変わった、はずなんです…!



影花さん:
 「ちっちゃかった私は優しいお母さん、お父さん、お祖母ちゃんに囲まれて幸せだった」
 「ずっとずっと。私はこのままでいたい」
 「だから私のこと、嫌いにならないで」

本シリーズのテーマは「変わる」。
でもそもそもの大前提。
別に、変わる必要なんてないのでは?

影花さん:
 「シャイで引っ込み思案。すぐに人に頼ってしまう」
 「それが本当の私なのよ」
 「そしてそれはプリキュアになっても変わらない」



 「…変わらないままでいてもいい」
 「大丈夫。お父さんやお母さんも皆も、そのままの私を認めてくれるわ」
 「変身しなくても。戦わなくても。皆、優しくしてくれるわ。ね?」

何せ花咲さんは、取り立てて問題を抱えていません。
ご家庭に不足があるわけでも、ご友人がいないわけでもない。
引っ込み思案のままで、一体何が問題なのか。

だけど花咲さんはおっしゃった。
それではダメなんです。強くて優しい仲間と、同じ道を進むために。
自立した一人の人間として、大事な仲間と肩を並べるために。
私は皆がいたから頑張れる。少しずつだけど、私、変わります。
だから引っ込み思案から、チェンジする。



影花さん:
 「もうシャイで引っ込み思案な私は、いらないのね…」

そう。引っ込み思案は、嫌だものね。
「変わる」ということは、過去や今の自分を否定し、殺すこと。
だから影花さんも悲しく微笑む。

でも待って欲しい。
引っ込み思案でちょっと寂しげな影花さんと。自称・引っ込み思案の天然悪女の花咲さんと。
どちらか選べと言われたら、悩みます。とにかく悩みます。ええと、やっぱり影花さ…。

違う。そういう問題じゃなかった。

そんなわけで。
別に引っ込み思案だからって全否定する必要なんてない。
花咲さんも微笑むと、影花さんに手を差し出す。

花咲さん: 
 「…いいえ」
 「私が私らしくいるためには、ちょっと臆病な私も必要なんです」
 「シャイで引っ込み思案な私も、大好きです」



「夢を叶えるのは過去の自分を殺すのと同じだ」と悟ったレモネたち。
「過去の自分に見送られながら先に進んだ」夢原さん。
別にレモネたちも間違ってない。(何せ彼女たちの目標は「変わる」じゃない。「(不可能とも思われるほどの)夢をかなえる」だ)
でも花咲さんらは、第三の選択「過去を抱えながら変わる」を選ばれました。
ある意味では最も困難です。でも人はきっと、チェンジできるんです!



花咲さん:
 「ハートキャッチプリキュア・スーパーシルエット…!」

飛来したデザートデビル相手に、シルエットフォーム発動。
自分自身を映し出す「鏡」がキーワードなのが熱い。
更にはシルエット。決めシーンの変身直後が影絵という思い切りぶり。

そして打ちだされる必殺攻撃。



巨大姉さんの召喚は、光の女王から脈々と続いた伝統です。
そのままぶん殴るあたりも含めて。
何故、拳を握りしめて、正拳を打ちこむ。でもちゃんと理由があるところがまた凄い。だってあの娘さんの正体は。

何か変えるべきだった所を変えそこなった気がしないでもないですが。
そういうところが「プリキュアさんらしさ」なんでしょう。
「拳で殴る娘さんは、もういらないのね」と微笑む娘さんを、ぎゅっと抱きしめたい。殴られるけど。


(左画像)
S.H.フィギュアーツ キュアブロッサム

(右画像)
ハートキャッチプリキュア! ミュージカルショー~うたって おどって みんなのハートをキャッチだよ!! [DVD]

「ハートキャッチプリキュア!」挿入歌(いつき/キュアサンシャイン&ゆり/キュアムーンライトのテーマ)


デザートデビさんは、デザイン的にもデューンさんの説明的にも「デューンさんの影」っぽい。
プリキュアさんの「シルエット」と何がしかの比較になってそうだけれど、何なのかはよく分からない。
そもそもデューンさん自体、何だかよく分からない。

【今期のテーマ】

「最後は人は一人だ」「でも表面的にはバラバラでも、だからといって孤独と言う訳ではない」。
夢原さんも扱ったテーマを、花咲さんも。
魅惑のフォルテッシモ合戦も、その辺を加味してる気がする。

ところで夢原さんの場合、対比としてナイトメア社や闇キュアさん(どちらも表面的には団結しているが内面はバラバラ)がいたわけですが。
花咲さんに相対する砂漠の使徒の場合、むしろ「表面的にはバラバラだが、内面は相性ばっちり」に見える。
彼らの行方はどうなるんだろう。

【今期のテーマ2】

7年続いたプリキュアさんに相応しい「変わる」のテーマ。
悪い所もあるけれど、それはそれで個性として過去の自分として認めて行こう。
具体的には、巨大な娘さんを召喚して殴りつけるとか。

なんでそんなことを7年もやってるのかは良く分かりませんが、これはこれで「プリキュア」さんなんです。
なんか他にも致命的な問題がいっぱいある気もするので変わっていく必要はあるんでしょうけど、プリキュア娘はこれはこれでいいんです。きっと。
だから巨大な娘さんが拳を握りしめて身構えても、文句を言わない。

【今週のOP】



映像だけだと割とおとなしめに見えますけど、かなり深い所を出してきてる。
というか、基本的に全シーン、メッセージが凄い映画でした。
これだけ重厚な映画を見せられると、半端なものが見られなくなる勢い。(映画の感想はこちら

【今週の玩具】



花咲さん:
 「みんな、行きますよ!」

この台詞、毎回言うのかどうかは定かではありませんが。
今回に関して言えば「お待たせしました!CMでお馴染みのアレ、ついに行きます!」な響きを感じました。
花咲さんはこういうところがあくどい。

【次回予告】

来海さん:
 「ごめん。マリンタクトなくしちゃった」

この期に及んで、大事な玩具になんてことを。

マリンタクトって、本人の手を離れても具現化したままなのか。
それとも維持し続けてるボスナッキーの実力の高さを表してるのか。
おそらくは来海さんの最後のメイン回になると思われますが、本当にこれでいいんだろうか。疑問が尽きません。

私見ですが、歴代プリキュアの中で最もプリキュア業に執着してないのが来海さんだと思ってる。依存していないと言い変えても可。

なお来週の放送はお休みです。
映画も公開され、一段落。
盆も正月もないプリキュアさん、せめて一日くらいはお休みをしないと…。

【今週の一言】

無事めでたく花咲さんらは試練を乗り越えました。
おめでたいことです。
ところで、もしも失敗していたらどうなっていたんでしょうか。

祖母さん:
 「何も変わらないだけよ」

一瞬、背筋が冷えた。
命に別条があるわけではない。変わらなくても、人は生きていける。
でも「変わらない」。
不変のエターナルを否定してきた「プリキュア」文法としては、死よりも酷いその状況。
影花さんにときめいてる場合じゃなかった。
コメント (4)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

ハートキャッチプリキュア! 第37話「強くなります!試練はプリキュア対プリキュア!!」

2010年10月24日 | ハートキャッチプリキュア!感想
【来週の映画】



10月30日公開!
花咲さんも全力宣伝タイムに突入しました。しっかり玩具の宣伝をしてるところも上手い。
惜しげもなく展開される未公開映像の数々に震えが止まりません。

個人的にフランスは大好きなので(この数年でかれこれ3回行った)、舞台の様子を見るだけで楽しい。
フランスでも映画公開されると言う話を聞きましたが、本当なら現地に行こうかしら。
JALさんのプリキュアロケ地ツアーを使って。

■ハートキャッチプリキュア! 第37話「強くなります!試練はプリキュア対プリキュア!!」

月光さんも仲間に加わり、一同は気勢を上げていました。
これは勝ったでしょもう。
花咲さんもチェンジしたし、生徒会長も可愛いもの好きを自白したし、月光さんのこころの種も復活したし。

…月光さんだけ「単に復活した」であって、何かが変わったわけではないことはそっとしておこう。

勝利宣言をする中、空から絶望が降ってきました。
敵の名はデザートデビル。
奴が攻撃すると、お花が完全に枯れてしまう。それ以外に影響なしなのは優しいのか怖いのか。



花咲さん:
 「お花が…!」

花咲さん、呆然。
お花が、枯れた。問答無用で。
ピンポイントでお花だけを枯死させるとは、花咲さん挑発マシーンとしか思えません。

案の定、「カレハーンだけは絶滅させる」を信条に掲げている花咲さん、即座にブチキレ。
速攻でアタック!
でも即座に叩きのめされました。つ、強いです。

花咲さん:
 「ムーンライト、あの相手にどう戦えば!」

即座に月光頼り。
月光さんも内心で嘆息ですよ。
はぁ。あの程度の敵に…。
まず脛を砕いて体勢を崩して、武器を壊して呻いたところを延髄を蹴ればいいだけなのに。
でもダメ。一人で全部やっては。まずこの娘らを成長させないと。

月光さん:
 「…ここは4人一緒に、フォルテウェーブよ」

月光さんも大人になったものだ。
こうして新しい敵は粉砕されました。
だけど敵の力がやたらに強くなってることは事実。

そんなわけでプリキュア城で特訓することになりました。
パワーアップのためには、また試練を受けないといけないようです。
以前、ハートキャッチミラージュを手に入れた時のように。
あのミラージュ、苦労して手に入れた割には何の役に立ってるのか不明ですけれど。
月光さんのこころの花が完全に枯れてるのが分かったことと、こころの大樹までの転送装置としてしか機能してない。



試練の内容は己の影と戦うこと。
最後は一人。
どんなに仲間といったところで、最後の最後は、人は一人。

「変わる」というのは過去の自分を否定すること。
今までの自分に何の問題もないのなら、そもそも「変わる」必要がないのだから。
「自分は間違っていた」と認め、過去の自分を殺す。それが「変わる」ということ。

かつて同方向のテーマを掲げた夢原さんらも同じ結論に至りました。特にレモネ。
最終的に人は一人だし(オーディションでは一人だ)、「夢を叶える」ことは過去の自分を殺すこと。
だから「プリキュア5」さんの映画「鏡の国」は、異様な空気のバトルになった。

最終的に「だからといって人は孤独というわけではなく、その瞬間に一人で戦っていても仲間の絆が力になる」といった結論に落ち着きました。
でももう一つの方。
「過去の自分を殺すことである」は、微妙にそのままだった。
(※だからといってレモネらの回答が間違っているわけではない。
夢を叶えるにはそれくらいの覚悟は必要だ。ただ哀しい側面もあるというだけで)

その上で、対峙する花咲さんVS影花さん。



…なんですかね。

とりあえず花咲さんの背中をぐいっと押して、部屋の隅に追いやって。
影花さんの手をとって城から出して、すぐに扉をばたんと閉じたい感じ。
ちぇんじです!

話が横にそれた。



影陽光さん:
 「頑張ってきた私は、もういらないの?」

果たして過去の自分は間違っていたのか。
別に怠けていたわけじゃない。
結果論として効果的ではなかったと言うだけで、過去の努力を全否定するべきなのか。
例えばサンシャインさんの強さは、以前に努力したからこそです。
嫌々やっていたわけでもない。それを「間違っていた」と否定すべきなのか。



海キュアさん:
 「マイナスのことを言う影のあたしも、あたしなんだもん」

負を否定しない。
羨ましいものは羨ましい。それで何が悪いのか。
大事なのはそこから生まれる行動であって、羨む気持ちそのものには問題ないはず。
まぁステータス「プリキュア」の方が、ステータス「カリスマモデル」よりも下に見られてることに納得はいきませんが。
もも姉の高評価ぶりは新手のいじめですか。

シリーズメインテーマ「変わる」に対し、それぞれ答えを出し、一行は試練をクリア。
こころの大樹流プリキュアさんはいい子です。
この試練に夢原さんたちを放りこんだら、血まみれの拳で出てくる所でした。
いえ正確には、夢原さんだけは影を引きつれて戦力アップ!物理的に!とか言い出すのでしょうけど。
プリキュアさんの歴史は血にまみれている。

喜ぶ一行ですが、ふと見れば。
花咲さんが、いない。
「変わる」と盛んに口にしていた花咲さん、大苦戦。



影花さん:
 「あなたはチェンジすることはできないのよ」

チェンジ。「変わる」とも「変える」とも読めるところが熱い。
あなたは変わることも、誰かを変えることもできない。
実際、彼女はただ流されてるだけに見える。
両親の研究職エピソードに見られるように、決定的なところを変える気はなさそうです。
4人のメンバーの中でただ一人、過去の「引っ込み思案」を肯定してもいない。

自称・引っ込み思案は果たして自分を変えることが出来るのか。
それとも「影花さんとチェンジすればいいよね!」の結論にいたるのか。
映画公開&大泉まつりに沸く来週の放送に期待。


(左画像)
S.H.フィギュアーツ キュアブロッサム

(右画像)
ハートキャッチプリキュア! ミュージカルショー~うたって おどって みんなのハートをキャッチだよ!! [DVD]

「ハートキャッチプリキュア!」挿入歌(いつき/キュアサンシャイン&ゆり/キュアムーンライトのテーマ)


「あなたはチェンジできない」は「あなたには替わりはない」とも読める。
花咲さんは「変える必要がないこともある」を抱えてる気がするので、そっちの方向の決着もアリかもしれない。
次回予告を聞く限りは、違いそうですけれど。

【今週の先輩】

影キュアさんとの対峙の際に流れていたのは「決意のテーマ」。通称・桃園さんのメインテーマ。
夢原さん派のように見える花咲さんですけど、桃園先輩の顔を立ててみた。
「良いも悪いもひっくるめて前に進む」は、桃園流ですね。「光と闇」に置き換えれば、美墨先輩らの系譜とも言える。

…というか、夢原さんが極端に異質なんだろうか?

【今週の先輩2】

花咲さん:
 「今日はみんなで楽しく過ごしたいなって思ったんです」
月光さん:
 「たまにはそういうのもいいか」(←興味無さそう)
花咲さん:
 「見てください、コスモスが花を咲かせました」
月光さん:
 「とっても綺麗ね!」(←反応)



花咲さんも月光さんの扱いに慣れてきました。
この人は、お花の話題を振れば心が溶ける。
あんなに怖い先輩だったのに、気がつけば手綱を花咲さんが…。

【今週の先輩3】

月光さん変身の際にもアピールされてた「私は間違っていたのか」要素が、今回更に強調されることに。
ところで月光さんのこころの種は、やっぱり欠けたままなのですね。
ダークさんやらシャドウさんやら、月光さんも大変だ。

【今秋の玩具】

自分の影と一つになるからシルエットフォーム。
だとすると、バトル漫画でよくある闇のエネルギーでパワーアップ的な奴でしょうか。
花咲さんが影モードになると思うと、大期待したいです。きっと恐ろしく冷たい目をしたりするんだ。

【今秋のごはん】

例によってマクドナルドさんのハッピーセットと提携しての映画大宣伝。
早速買ってきました。全6種類なので、とりあえず6セット。
ひとまず4種類集まりました。げふぅ。

【今週のくどまゆ】

CDも今週発売!だからCMも2連続!

10月最終週は異様に熱い。
ちなみにCDタイトルは「My way」ですが、ご本人ブログのアドレスは「mayu-way」。
さりげなく遊んでおられる。

収録内容は、下記だそうです。

(CD)
 1. My sweet days
 2. 人生☆レボリューション
 3. For my friends
 4. Alright!ハートキャッチプリキュア! feat.ELISA
 5. KUDOMAYU プリキュアメドレー

(特典DVD)
 1. My sweet days
 2. 「ハートキャッチ☆パラダイス!」コスプレダンス映像
 3. 「Tomorrow Song~あしたのうた~」コスプレダンス映像

全力すぎる。さすが、くどまゆ。お姉さんの本気が炸裂する。
コメント (4)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

ハートキャッチプリキュア! 第36話「みんなが主役!わたしたちのステージです!!」

2010年10月17日 | ハートキャッチプリキュア!感想
【今週のハートキャッチさん】

今回のゲストは池田彩さんと工藤真由さん。
そしてとうとう始まるファッションショー。
物凄く総力戦な回だった。これは凄い。

■ハートキャッチプリキュア! 第36話「みんなが主役!わたしたちのステージです!!」

ついにやってきた学園祭!
「変わる」がテーマの本年、その象徴たるファッションショーが幕を開けます。
これまで地味な生活をしてきた花咲さんの、花開く時!



そんなわけで錯乱されていました。
克服したはずの「引っ込み思案」が、むくむくと顔をもたげる。
詐欺じゃなかったんですね、「私は引っ込み思案」宣言は…。

更に悪いことに。今年は学園祭のトリをファッション部が勤めることに。
仕方がない。
大人気かつ普段は男装の生徒会長さんのファッションショーです。
大人気かつ普段はあまり登校もしないもも姉のファッションショーです。
大人気かつ大評判のもも姉の妹のファッションショーです。

プログラム担当は需要というものをよく理解している。
でも巻き込まれた花咲さんには黙っていよう。
あぁ、うん。誰?あの子?それより、もも姉は?

…でも一部の男子生徒からは強烈な熱視線を送られてそうだ。花咲さんの対異性スペックは狂気の域。

プログラム変更の影響で、例年トリ担当だった軽音楽部は1個前にずらされました。
すぐに軽音部に挨拶に行く来海さんは、出来る部長さん。
来海さんの人脈はこうして広がっていったんだ。



行った先ではくどまゆさんと池田彩さんが悩んでおられました。
今年の学園祭はお客さんがいっぱい来る!もも姉のせいで!
だから緊張して出演したくないそうです。くどまゆさんの心のお花が萎れていく。
無理やり舞台に上げてみましたが、やっぱり破綻してしまいました。
他人が表面的に助力したって、本質は解決しないんだ。

そこでいつものデザトリアン療法。
心の叫びが胸に響きます。
池田彩さんが。工藤真由さんが。お唄に関する叫びを発しておられる。



プリキュアVSくどまゆ。物凄い構図だ。
普段工藤さんのブログを読んでいると、プリキュアさんを同僚として語られてるのが印象に残ります。
それだけに、プリキュアさんと共に立ちあがる構図は、熱い。

ごたごたのせいで軽音楽部のステージは中止。
そこでファッション部と合同ショーを行うことになりました。
発案者は来海さん。才能がきらりと光る。



唄うは「HEART GOES ON」。
それに乗せて行われるファッションショー。
一同に会する出演者と観客の皆さま。



この展開は凄い。「ハートキャッチ」さん、ここに極まる。
これが最終回と言われても納得してしまいそう。
でも「変わる」がテーマである以上、変わったここからがスタートのはず。そんな勢いまでびしびし伝わってくる。

生徒会長も月光さんも、ファッション部の皆々様も、番組開始当初の時点ではファッションショーに出演なんてありえなかった。
それがこうして変わって、皆で舞台に上がってる。そして彼女らに皆で声援を送ってる。
しかもそれぞれが、それぞれの理由で。

挿入歌「HEART GOES ON」も場にハマりすぎです。
歌詞中の「今ならわかる。みんなは勇気の素」や「暗闇を越えた瞳だからホントの光を見つけられる」等々、「今、ここまで変われた」ことを唄いあげる。
「Tommorow Song」もそうですが、「ハートキャッチ」さんはこの傾向の曲が強い。

一大イベントとなるファッションショーをどう演出するのかと思ってましたけれど、ここまでとは予想できなかった。
「変わる」の最象徴であるプリキュアポーズを、びしりと決める花咲さんが格好いい。
工藤さん池田さんと、花咲さんらのガッツポーズも、現実社会を反映してます。彼女たちは戦友だ。



変身前・変身後・登場人物・製作者サイド・観客サイド、あらゆる面が融合しまくった壮大なるファッションショー。
これは凄い。何もかもが必然性あってきっちり噛み合ってる。
「ハートキャッチ」さんの1年が、ぎっしり詰まった素晴らしい回だった。


(左画像)
「ハートキャッチプリキュア!」後期新EDテーマ/「Tomorrow Song 〜あしたのうた」(DVD付)
挿入歌「HEART GOES ON」収録。

(右画像)
ハートキャッチプリキュア! ミュージカルショー~うたって おどって みんなのハートをキャッチだよ!! [DVD]

「ハートキャッチプリキュア!」挿入歌(いつき/キュアサンシャイン&ゆり/キュアムーンライトのテーマ)


日常編のクライマックス。
10月末は映画公開も待ってるし、大泉学園では一大イベントも。
「ハートキャッチ」さんがラストスパートに入られた。

【今週のくどまゆ】



ミニアルバム「My way」は、10月27日の発売。
CMも新バージョンを展開。
このタイミングでゲスト出演、しかも演出上も非常に意味のある形で。素晴らしい。

[追記]
 他ブログ様で指摘されていて納得。
 くどまゆさんと池田さんの悩み「自信が持てない」「もも姉と比べて自分は…」は、それぞれ花咲さん・来海さんのコピーだったのか。
 かつての自分らと同じことを悩む人を、変えて見せる。花咲さんらの成長を非常によく表してた。

なお、くどまゆさんのTwitterブログ
お喜びのほどが迸ってる。
プリキュア出演はこれで3回目(「プリキュア5」および「鏡の国」)。ゲストとしては頭一つ抜けた出演数。

【今週のゲスト】



一瞬、この娘らがくどまゆさんなのかと思った。

プリキュアさんも完全に認知されました。
以前の黒白先輩のコスプレと比較すると、完成度が段違いです。
この7年で、状況はこうも変わった。

番くんも、もう一人で漫画を書いてたりはしない。
写真部さんも、皆に喜んでもらえる撮影ができるようになった。
他の皆さまもどんどん変わっていけている。

「問題解決にプリキュアは直接役立たない」「外見がプリキュアに変身しただけでは変われない」。
こころの花を萎れさせたのも、砂漠の使途が原因ではなく、元々の自分たちにある。
問題があったことも解決したのも、突き詰めればプリキュアとも砂漠の使途とも関係ない。
だからこそ、自分たちで成長してきたゲストさんの様子が喜ばしい。
ほんの半年前までの、こころの花を萎れさせていた状況とは大きく変わった。

…では半年前と比べて、果たして自分はどれだけ変われたのか。内省したい。

【今週の花】



喫茶店で働く花咲さん。
このノリっぷりを見る限り、やっぱり引っ込み思案とはとてもとても…。
「私は可愛い」オーラを出しまくってる花咲さん、可愛い。

【来週の花】

一つの区切りがついたので、来週からは最終決戦への準備。
プリキュアVSプリキュア。良い響きです。心踊る。
やっぱりプリキュアさん同士で殴り合わないと!

【今週の月光】



くどまゆさんの体を躊躇なくへし折る月光さん。
早速とどめか…と思いきや、何故か離脱して花咲さんらのところに後退。
動きは止めた。あとの経験値は、後輩たちへ。これが月光さん流の「仲間」プレイ。
コメント (6)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

ハートキャッチプリキュア! 第35話「ワクワク学園祭!ファッション部はバタバタです!!」

2010年10月11日 | ハートキャッチプリキュア!感想
【今秋の花咲さん】

映画の豪華前売り券セットが販売されました。

豪華パール塗装!キュアドール!キュアブロッサム付き「特別鑑賞券限定セット」10月9日(土)発売開始!

早速買ってきた。これで浴びるほどに映画を見れる。パール花キュアさんと共に。

■ハートキャッチプリキュア! 第35話「ワクワク学園祭!ファッション部はバタバタです!!」

花咲さんの学校の学園祭が近づいてきました。
みんな大好き学園祭です。
登場した人物の大半がクラスよりも部活を優先していた所を見ると、本学校は部活動に相当に力を入れているようです。



…もも姉がクラスの出し物制作をしていたのは「友達いなくて部活単位ではあぶれた」からではないと信じてる。

学校中てんやわんやでとにかく準備準備。
あちこちで走り回る面々の中には、デザトリアン療法の被害者の姿もちらほらと。
こうして見ると、皆さまがいかに心を萎れさせてきたか思い知らされます。
しかも砂漠の使徒は最後のひと押しをしただけであって、原因自体は日常に潜んでいた。
人は心を萎れさせていくものなんだ。困ったことに。



花咲さんらのファッションショーも、色んな方々の協力を得て公開に漕ぎつけました。
こうして見ると、花咲さんがいかにコナかけてきたかも思い知らされます。
この娘、異常にモテる。歴代プリキュア最強。だけど重度の面食い。困ったことに。

そんな折、準備の間に合わない学生さんがデザトリアン化しました。
なんとなくビューティフルドリーマーの単語が思い浮かんだ。
これが四つ葉町だったら、「準備が永遠に続く」展開になったと思ってみる。

暴れるデザトリアンを前に、花咲さん達と言えばただ見守るだけ。
それを物陰から見て、月光さんは溜息一つ。
あの娘ら…。なんで変身しない…。

月光さんは待ちました。一人で全てを背負ってたあの頃とは違う。
だから待ちました。後輩がきっと頑張るはずだと。仲間を信じると。
しかし待てども待てども、後輩たちは動きません。

蜘蛛兄さん:
 「とうとうプリキュアも恐れをなして逃げ出したか」



月光さん:
 「…。……。………。」

惨たらしい未来が待ってるとも知らず、哀れな…。
こうして堪りかねた月光さんが起動し、一方的に蹂躙しました。
もはや変身台詞が死の宣告にしか聞こえません。逃げて、蜘蛛兄さん…。



完全に依存しきっている後輩達。変身するつもりもございません。

…仲間ってなんだろう。
プリキュア史上初の「第一話で変身した娘さんが一度もプリキュア姿を見せない」回を見ながらしみじみ思う。
このままでは月光さんがまた一人になってしまわれる。



新玩具はないので装備が旧式。桃園さんとほぼ同じ動きをなされてる。
「月光さんが極端に強い」のではなく、「花咲さんが極端に弱い」可能性がますます上がりました。
花咲さんがちゃんと「仲間」として戦える日は、一体いつになるのだろう。


(左画像)
(仮) ハートキャッチプリキュア プリキュア キューティーフィギュア 3 BOX (食玩)

(右画像)
ハートキャッチプリキュア★スクエアクッション★キュアムーンライト

「ハートキャッチプリキュア!」挿入歌(いつき/キュアサンシャイン&ゆり/キュアムーンライトのテーマ)


工藤真由さんのミニアルバム10月27日発売!くどまゆ!くどまゆ!

【今週の月光】

魅惑の挿入歌つき。発売は10月27日。
おそらくはボーカルアルバムの2枚目にも収録されると思われます…が。
以前の花咲さんはシングルとアルバムでアレンジを変えるとかいう荒業を繰り出しやがった。
「変わる」をテーマにしすぎて、日進月歩で変わっていく。
今回のシングルもそのパターンだとしたら、アルバムで兼用することができません。花咲さんはあくどい。

【今週の花】



「プリキュア姿を見せなかった」とは書きましたが、一応イラストの形で登場はしています。
ノルマ達成と言い張るおつもりなんでしょうか。
それでいいのか花咲さん。でも花咲さんなら「それでいいです」とか答えてきそうで困る。



番くんはどうしてファッション部の看板にプリキュアさんを採用したのだろう。
彼の思う最もファッショナブルな生き物が、プリキュアさんだったんだろうか。
そして誰も訂正しなかったあたりが、あの世界のプリキュアさん人気を物語ってる。

【今週の生き物】



端々でぬいぐるみになり切ってる謎生物に泣けた。
どんだけ厳しく教育したんだろう…。
それでもめげずに「プリキュアの近くにいないと変身できない」と健気に頑張る彼らは、もっと評価されていいはず。

【今週の人々】

番くん: 
 「すぐプリキュアが助けに来てくれるからな」

あの状況下では極めて正しい判断。
避難誘導も主体的かつ組織的に行われており、一般人の皆さまの危機意識の向上も伺えます。
だけど妙にひっかかった。

本シリーズでは「悩みは自力で解決するしかない」「プリキュアは手助けしかできない」が描写されています。
「プリキュアに変身したからといって解決するわけではない」。
それにも関わらずのこの台詞は、後々一般人が抵抗を始める伏線だったりしないかしら。

そして今週の花言葉は「変わらない」。何やら意味深だ。
コメント (2)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

ハートキャッチプリキュア! 第34話「すごいパワーです!キュアムーンライト!!」

2010年10月03日 | ハートキャッチプリキュア!感想
【今週の花】

花咲さん:
 「す、すごいパワーです、キュアムーンライト…!」

怯えることしかできやしない。
先輩の絶技を目の当たりにし、春先の「DX2」で味わった感触がよみがえる。
あ…、やっぱり私、増長してました…?

■ハートキャッチプリキュア! 第34話「すごいパワーです!キュアムーンライト!!」



じゃこん!



じゃこん!



じゃじゃこん!!

ヒロインとして明らかにおかしい登場音を鳴り響かせ、月光さんが立ち上がる。



うっとり。
花咲さんも陶酔です。私、やりました!月光さんの復活です!
これもそれも献身的に導いた現役プリキュアのおかげ…



月光さん:
 「ムーンライトリフレクション!」
 「シルバーフォルテウェーブ!」

う、うわあ…。
喜びの笑顔がたちまち凍りつく。
このお姉さん、やばい。喜びは一転、戦慄が場を支配する。

あの凶悪なダークさんすらも、たった一人で圧倒しています。
そういえば、そうだ。どうして忘れていたのだろう。
かつての敗北シーンでも、月光さん一人に対してダークさん+サバーク博士の2トップで挑んでたじゃないか。
そうまでしないと止まらないのか、このお姉さん。
無慈悲な夜の女王が全てを蹂躙する。

絶望はすぐに博士の元にも届きました。
即座に三幹部を派遣し、虎の子のダークさんの援護を。
二段変身アイテム・ダークブレスレットも全員に装備。
最初から全力で行くんだ!それも一刻も早く!
ダークさんが、ダークさんが大変なことになっちゃう!



だけど全ては手遅れでした。
砂漠の使徒の必死の抵抗も虚しく、ダークさんは玉砕。
決死の救援が間に合って一命は取り留めましたが、本当に間一髪だった。

一方の花咲さんらは、三幹部の前に劣勢を強いられていました。
まぁ責めはすまい。花咲さんだって頑張ったんだ。彼女達が露払いをしてたおかげで、月光さんはダークさんに集中できたのだし。
どちらかというと、露払いされてた方な気もしますけれど。



死神以外の何者にも見えない。



貧弱な小娘を助けるため、高校生プリキュアが急襲する。無言で横から。
遠距離からタクト一発撃って満足の花咲さんとは違いますよ。
タクトを陽動に使い、近距離からぶっ放し、振り向きもせずに次を屠りにかかる。
フェイントを織り交ぜながら、タイミング計って殴る様には涙すら出ます。怖い、この人。
たった一人でデューンさんを倒した花咲祖母さんをして、「月光は化け物だ」「砂漠の使徒も、もう終わりだ」と言わしめただけあります。

こうして戦いは終わりました。月光さんのせいでパワーバランスが崩壊した。
どうにか最後の締めだけは花咲さんが行いましたが、親猫が捕獲したネズミを、狩猟の練習用に嬲らせてもらってるだけにしか見えません。
ごめんなさい。「一度ダークさんに負けてるくせに」なんて思って、本当にごめんなさい。
仲間パワーに目覚めたのだから、一人では苦戦して助けてもらうのかもと思ってましたが、丸っきり舐めてました。
月光さんの言う「仲間と共に戦う」は、狩りの練習をさせることだった。

花咲さん:
 「ダークプリキュアは、どうなったんですか!?」

仕留めた?仕留めたんですか、あれを!?
今まで散々苦しめられてきた強敵の去就が気になって仕方ありません。あれを倒すなんて、やっぱり月光さんは…。
しかし得られた返事は予想の上を行くものだった。



月光さん:
 「…あと一歩のところでサバークが現れて一緒に消えてしまった」

花咲さんが再び凍りつく。
え…。今、サバークって…。この短時間にダークプリキュアだけでなく、サバーク博士とまで対面してたの…?
振り返れば、そこには三幹部を蹂躙した跡も転々と。な、なにこの化け物。

もはや近くにいた方が安全なのか、遠くにいた方が安全なのかも分からぬほどの自律戦闘マシーンぶり。
でもそんな月光さんに、ファッション部面々は果敢に挑みました。
それはそれとして、ぜひ弊部のショーに!



あの話は無効じゃなかったのか。
月光さんの全身がこわばる。この娘ら、人に何を着せようと…。
だけど月光さんも、外見を変えることにチャレンジする決意をしました。

…月光さんは、変身を解くと急に猫背になるような気がしてきた。


(左画像)
ハートキャッチプリキュア! キュアドール! キュアムーンライト

(右画像)
ハートキャッチプリキュア★スクエアクッション★キュアムーンライト

工藤真由 1st Mini Album 初回限定盤(仮) 【CD+DVD】
「ハートキャッチプリキュア!」挿入歌(いつき/キュアサンシャイン&ゆり/キュアムーンライトのテーマ)


月光さんにおびえ過ぎて、コロンさんの話題に触れそこなった。
奴は格好いい。
「変わる変わらない」のテーマにおいても、一連の描写はとても良かった。

【来週の花】



花咲さん:
 「我らがキュアムーンライトの完全復活を祝して!」
 「ばんざーい!」

「決戦兵器を手にいれた」感がひしひしと伝わってきます。
今後は気にくわぬ相手に対し、月光さんを送りつける血も涙も戦術が採用されることに。
やっぱりプリキュアさんは戦略兵器だと再認識した、そんな今回。

【月VS月】

月光さんのリフレクト能力にときめきました。
それも正面から跳ね返すだけでなく、軌道調整して背後から狙い撃つとか、鬼の所業です。
月と言えば反射。間違ってはない。

同じ月キュアの日向さんは、「幻惑」とか「照らす」とかの要素が強かった気がする。
しかし月光さんはもっと月々しています。月とは何か。宇宙に浮かぶ冷たい岩石の塊だ。
光の反射。そして容赦のない岩石パンチ。月影さんにはロマンや迷いはない。

【今秋のくどまゆさん】



くどまゆさんだー!
みんなの歌のお姉さん・工藤真由さんが、初のミニアルバム・My way【初回限定盤】発売。
収録曲にはお馴染みのプリキュアソングのリテイク版も。買う。

ちなみに公式ブログ

【今冬のくどまゆさん】

プリキュアオールスターズ!!ドリームステージ

[引用]
 お子さまたちに大人気のプリキュアがなんと歴代総出演。
 工藤真由のステージとともにプリキュアワールドを展開します。
[引用終]

12月19日、くどまゆさんがプリキュアさんらと共にディナーショーをされるそうです。
もはや当たり前に、くどまゆさんとプリキュアさんが同僚のようにしてお仕事されてるのが微笑ましい。
行きたい。凄く行きたい。

……良かったですね、美翔さん。ちゃんと出演依頼きて(ボソリ)
コメント (4)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

ハートキャッチプリキュア! 第33話「キュアムーンライト、ついに復活ですっ!!」

2010年09月26日 | ハートキャッチプリキュア!感想
【今秋の月】

一斉に火を吹く月光グッズの数々が煌めかしいです。
スイングもお菓子も玩具も、続々と4人体制に。
月光さん万歳。辛気臭いお姉さん万歳。

■ハートキャッチプリキュア! 第33話「キュアムーンライト、ついに復活ですっ!!」

先週から続いて。
親切心でプリキュアパレスまでついてきた月影さんは、手痛い騙し打ちに呻いていました。
後輩が「またプリキュアになれ」とか言い出したのです。この娘…!

月影さん:
 「なれるわけがないわ!」
花咲さん:
 「いいから」



ぎりっ…!
月影さんが歯ぎしりする。構わず押し続ける自称・引っ込み思案の女。
なれると思います。プリキュアになれると思います。だからなりましょう。すぐなりましょう。

月影さん:
 「…ミラージュで」
 「私のこころの花を見てごらんなさい…っ!」



花咲さん:
 「うわあ」

見事に枯れておられる。

これには花咲さんも絶句。
お水や肥料をやれば済む話ではない。花好きの花咲さんは即座に悟った。これは枯れている。ぐうの音も出ぬほど枯れている。
いくらパワーを無限に高める新玩具でも、元がゼロでは荷が重い。

言いたくないことまで言わされた。
月影さんのぐったり具合が痛ましいです。
これでいい加減、この小娘たちも諦めてくれるだろう…。

見るに見かねた謎生物たちは、月影さんの過去を語って聞かせます。
以前に判明している通り、月影さんはパートナーの謎生物を亡くしておられます。
たった一人で戦ってた月光さん、無理が表面化して彼女を庇って散ったとか。



以前の凛々しい頃の月光さん。誰だこの人。
ところで当時何歳なんでしょうか。初変身は14歳だそうですが、この当時は何歳なんでしょうか。
中学生か高校生か、そこんとこ大事なんです。はっきさせてくださ…



嗚呼。余計なことを考えている間に、酷いことに。
こうして月光さんのお花は綺麗に枯れてしまいました。
花咲さんが見た夢の映像では、最終決戦のあの瞬間は凛々しく戦ってたように見えましたが、所詮は夢。美化されてたんだ。

でもそこまで聞いても花咲さんはめげない。
変わらなきゃいけないんです!内面がダメなら、まずは外見から!
海キュア理論が炸裂する。



花咲さん:
 「じゃーん♪」

花咲さん、マジ鬼畜。

ああ、すみません。つい取り繕わない本音が出ました。
しかしこれは酷い。ありえない笑顔に謎のポーズ。ツインテールも見えますね。
もはや人権侵害で訴えられてもおかしくないレベル。



花咲さん:
 「ちぇんじです!」



月影さん:
 「………。………。………。」

放っておいたら何をやらされるか分からない。
月影さんの悩みが深刻化していく。
なぜここまで追い込まれないといけないのか。そんなに、こころの花を枯らしたのが悪いのか。

そんな彼女の悲鳴が聞こえたのか。こころの大樹に変化が生まれました。
よく分かりませんが、月影さんの謎生物が復活の兆しを見せたそうです。
情報をキャッチしたのは新商品。さりげない商品紹介が光る。

月影さんも年甲斐もなく興奮し始めます。え?復活するの?
じゃあ早速、こころの大樹に行ってみよう!
でもそのときめきは即座にダークさんにも伝染しました。



そして襲ってきた。もう嫌だこの粘着。
再びぐったりしかけた月影さんを大樹に送り出し、花咲さんらは迎撃へ。
あっさり撃退されますが。相変わらず無茶苦茶な強さだ。

ダークさん:
 「3人、力を合わせたとでも言うつもりか…?」

新技も破られました。厳しい正論付きで。
実際、同時に技をぶっ放してるだけです。ダブルプリキュアキックがトリプルプリキュアキックになったからといって、でかい顔されても困るのです。
ダークさんなめんな。

一方、月影さんは謎生物との再会を果たしていました。
非常に男前です。モフモフ喰いで有名なGoGo組だったら、即座に手を出されてておかしくない。
こんな優秀なパートナーがいたのでは、月光さんが「私一人でできる」と思っても無理はない。

だけど月光さんは学びました。仲間の大事さを。
一体どこでそれを学んだのか、若干理解に苦しみますがやっぱり一人は辛かったんでしょう。
よってたかってダークさんに蹴散らされてる花咲さんを見るに、協力したところでどうなるものかよく分かりませんが。
とにかく悟った。仲間は大事だ。まぁ負けても負けても、こころの花が枯れないのは、確かに仲間パワーのおかげのはず。
「もうプリキュアになれない」と完全ダメ出ししてもなお、「変われる」と断言した花咲さんの言動に救われた部分も大きいのでしょう。



月影さん:
 「私をプリキュアに!」
 「もう一度、私をプリキュアに!」

とうとう辛気臭いお姉さんが立ち上がる。
そして誇らしげに宣言する。
プリキュア・オープンマイハートと。



月光さん:
 「月光に冴える一輪の花・キュアムーンライト…!」

彼女の髪の毛は鋭利な凶器だと分かったところで、以下次週。


(左画像)
ハートキャッチプリキュア! キュアドール! キュアムーンライト

(右画像)
ハートキャッチプリキュア★スクエアクッション★キュアムーンライト

工藤真由 1st Mini Album 初回限定盤(仮) 【CD+DVD】
「ハートキャッチプリキュア!」挿入歌(いつき/キュアサンシャイン&ゆり/キュアムーンライトのテーマ)


花咲さんの衣装デザインがリアルすぎて困ります。公募したんじゃないかと思うほど。

【次回予告】



花咲さん:
 「すごいパワーです!キュアムーンライト!!」

まだまだ続く月光推し。
ハードルがぎょんぎょん上がっていきます。もう止めて花咲さん…。
月光さん、ダークさんに負けてるんですよ!
ブランクもあるのに、そんなに持ち上げたところでまた枯れる原因を作るだけなのに!
月光さんだって人の子。もういっぱいいっぱいなのに、そんな過剰な期待して…。

【今回予告】

今週も「あるけみすと」始まりではありませんでした。悲しい。

【今秋の月2】

月光さんのお父さんは、フランスで消息を絶ったそうです。
これで彼女がパリに行く口実が出来ました。
そうまでしないと同行して貰えなかったとは、まだまだ心を開いてくれてないらしい。

【今秋の月3】

案の定、変身を決意すると同時に眼鏡が消滅。
花咲さんと同じく、「眼鏡」「制服」は心の壁の象徴のようです。
次週は私服姿が解禁されるのかしら。

【今秋の月4】

月光さんの変身アイテムはコンパクト。
若干、アイテムとしては古いイメージがします。
これが劇中3年前の販促商品か…。
コメント (6)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

ハートキャッチプリキュア! 第32話「イケメンさんと対決?そんなの聞いてないです~!!」

2010年09月19日 | ハートキャッチプリキュア!感想
【今秋の花】



西武新宿駅にて映画ポスターが9月20日~10月3日まで公開予定。(画像は先日公開分)
日常に、極めて当たり前に溶け込んでるプリキュアさん。
時代は変わったものだとしみじみ思う。



同じく西武さんで開催中のスタンプラリー。
期限は明日までなので、行かれる方はお早めに。
私も昨日、行ってきた。

また本日はよみうりランドで工藤真由さんのミニライブもあったとか。
参加した友人からの連絡によれば、現役ソングだけでなく「フルスロットル」まで唄われるサービスぶり。
プリキュアさんの勢いがどこまでも止まらない。

■ハートキャッチプリキュア! 第32話「イケメンさんと対決?そんなの聞いてないです~!!」

花咲さんは痛感しました。もっと強くなりたい。
そこで力を求めた彼女は、安易に追加玩具に期待を賭け始めました。
玩具さえ…、玩具さえあれば。私、変われるんです。

先代プリキュアである祖母さんは難色を示します。孫が玩具に目の色変えている。
まだこの娘には早い…。
あまりに未熟なその様子に溜息しか出ません。まだまだ今の玩具も十分に使えるのに…。



月光さん:
 「(ハートキャッチミラージュのある場所は)プリキュアパレスよ」

!?
月光さんが、裏切った!
さりげなく何を暴露しますかこの辛気臭い人。

まだ早いって言ってるのに。
どうでもいいとばかりに、さらりと漏洩。
おかげでプリキュアパレスに向かうことになってしまいました。



花咲さん:
 「ゆりさんも一緒に来てくれませんか?」
月光さん:
 「え!?」

関わりあう気なかったんですね…。
どこで誰がパワーアップしようと、失敗して非プリキュア化しようとどうでも良さそう。
心底どうでもよかったから漏洩したんだ…。

でも月光さんがそんな調子なのも当然で。
実は先日、彼女はプリキュアパレスに来たことがありました。
そして城の入り口でダークさんに絡まれ、例の敗北シーンへと。
あの戦闘シーン、どんな経緯なのかと思ったら玩具争奪戦だったのか。
言わばスパイラルリングを手にしようとしたところで、いきなり負けたようなものですね。無念だ。

プリキュア城で待っていたのは祖母さん。
曰く、玩具が欲しければ試練を乗り越えよ。
試練の中身は殴り合いです。プリキュアさんに、難しいこととか分からない。

旧花キュアさん:
 「古よりの掟に従い、伝説のハートキャッチミラージュを貴女達に手にする力と心があるか」
 「見事私を倒して見せなさい」

プリキュアさんの血で血を洗う歴史が明らかに。
良かったですね。このルールがこころの大樹流プリキュアさんだけで。
美翔さんが黒白先輩と戦わなきゃいけないとか、夢原さんの前で呆然とする桃園さんとか、見てらんない。

花咲さんは言います。祖母とは戦えないと。
ごもっともだ。ここで嬉々として50歳年上の肉親に殴りかかったら、試練がどうの以前に確実にアウトです。
そこで代理として、謎のイケメンさんと戦うことになりました。



花咲さん:
 「私、密かに貴方をお慕いしていました…!」

衆人環視の前で堂々と…。これだから引っ込み思案詐欺は…。
そして思慕する相手に容赦なく殴りかかる。怖い子です。
こんなことやってるから、プリキュアさんが戦闘集団と化していくんだ。

激しい攻防の末、花咲さん達は一矢報いて認められました。
心の強さを測るとか、どこでやったのか分かりません。
純粋に肉弾勝負。それがプリキュア。

こうして花咲さんは追加玩具を手に入れました。
ハートキャッチミラージュ。プリキュアの力を無限に高める究極アイテムです。
夢原さんに投げ与えてみたい。そしてすぐに全力疾走で逃げたい。ゴゴゴゴゴゴゴゴ…!(無限の高まり発動中)

玩具を手にし、花咲さんは言います。
これを使えば、先輩も月光さんになれると思います。
だって無限なんだから。



先輩:
 「…え?」

図りやがったなこの花…!
親切にプリキュアパレスのことを教えてあげたら、この有様ですよ。
歯ぎしりする先輩の決断は、来週に。


(左画像)
ハートキャッチプリキュア プリキュアチャームマスコット BOX (食玩)

(右画像)
ハートキャッチプリキュア! 2011年 カレンダー

工藤真由 1st Mini Album 初回限定盤(仮) 【CD+DVD】


今週は「あるけみすと」始まりじゃなかった!何があったんだろう。

【今週の先輩1】



いっぱいいる歴代プリキュアさん。
1個くらい、こっそり持ちかえってもバレないと思う。
お家に飾って頬ずりしよう。

【今週の先輩2】



彼女達も皆、ハートキャッチミラージュを使ったんでしょうか。
何十年前から使いまわされてる商品なんだろう…。
きっと時代時代に合わせてリニューアルされてるんだ。

【今週の先輩3】



今回はたまたま先代と当代が肉親でしたので直接対決は避けられましたが。
そうではない多くの場合、先代さんがプリキュア変身なさるんですよね。
幻影とか過去の記憶とかそんなので、若返った姿で戦われるんだろうか…。

…しかし皆さま、かなり現代的感覚のお若いコスチュームです。
少なくとも50年以上前だというのに時代を先取りしすぎ。
いや逆に。我々の服装感覚が、数百年かけてプリキュアさんに追いついたんだ。
歴史に影響を及ぼすプリキュアさん。
あの格好に憧れて、人類は進化してきた。

【今週の先輩4】

祖母さんの言葉をそのまま信じるなら、かつての彼女は一人で戦い、二段変身は切り札として考えられていたようです。
(二段変身したのが最終決戦の1回だけとは限りませんが)
一方、花咲さんは3人がかりで戦い、現状はただのデザトリアンにも苦戦しています。これは如何なることか。

1. デザトリアン技術も進化した。続々新商品がリリース中。
2. 花咲さんが極端に弱い。史上最弱をなめるな!
3. 祖母さんが化け物だった。

何にせよ、これから数ヵ月後には花咲さんたちはデューンさんを倒されるはずです。
おそらくは4人がかりで。追加玩具をぶいぶい振りまわして。
しかもこの娘らの背後には、別流派のプリキュアさんがいっぱいいる。15人とかいる。

先代プリキュアさん達も、「仲間を集める」「追加兵装を活用する」ということに気づいていれば、何百年も戦わなくて済んだのに。

あとついでに。
祖母さんは相打ちに持ち込んだとおっしゃってますが、映像を見る限りではデューンさんは宇宙空間を疾駆して舞戻ろうとしています。
多分、一時的に戦闘不能にしたところで、全力で宇宙空間に投げたんだ。
慣性移動の結果、はるか遠くまで行ったところで意識を取り戻したデューンさん。
暗黒の宇宙を、一生懸命に戻ってきたかと思うと泣ける。

【今週の花】



歴代プリキュアで最もモテそうな女・花咲さん。
でも当人は極度の面食い。しかも惚れた相手は同性に異生物。連敗続きの気の毒な子。
でも夢原さんのように「え?謎生物?だから?」とばかりにアタックし、祖母から寝取るくらいの気合を見せられても、それはそれで困る。

【未来の花】



マントも装着。完全武装。でも花咲さんは通じない。デューンさんに。
歴代プリキュアの猛攻を凌いできた実力は伊達じゃない。
というか、歴代プリキュアに目の敵にされてるとか羨ましすぎます。私も体を鍛えようかしら。

決戦の舞台があからさまに宇宙です。地球が見えてます。
察するに、飛来したデューンさんを迎撃に出られたのでしょうか。あのマントで。
大気圏突破も楽勝ですよ、あのマント。

【次回予告】

全編バンクシーンのみ。
売るべきものを分かっておられます。
皆が待ち望んだムーンライトさんの完全復活!

…冷静に考えれば、ダークさんと戦って敗北してる彼女が復活したところで、どうなるものでもないのですけれど。
期待感だけが先走りしている。
花咲さんも、あんまり月影さんのハードルを上げないで欲しい。

それと些細な疑問なんですが、月光さんが現役の3年前はデューンさんは地球上におられない(?)です。
仮にダークさんやサバーク博士を倒せたとしても、黒幕は宇宙の彼方。
物凄く微妙なエンディングを迎えそう。現実は、都合良くラスボスがいたりはしない。

【蛇足】

先日発売の新EDを聞きながら思ってみる。

花咲さんは基本的に夢原さんの系譜(ありがたいお言葉で解決する)ですが、あからさまに神キュアオーラは出しておられない。
夢原さんが崇めたてまつる印象なのに対し、共に歩んでくれる存在な印象。
初めは一人きりで未熟者だった花咲さんも、少しずつ成長して仲間もできた。
新EDはその雰囲気が全編から伝わってきて好き。
唄っているのが「関係各社の女性スタッフの皆さん」というのも演出を増している。
コメント (10)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

ハートキャッチプリキュア! 第31話「悲しみの正体!それは、ゆりさんの妖精でした…」

2010年09月12日 | ハートキャッチプリキュア!感想
【今週の花】



花咲さん:
 「ハートキャッチプリキュア・スーパーシルエット!」
 「9月18日発売!」

っ!!
花咲さん、超フライング!!
な、何ですかこの商売倫理の欠片もない行動。しかも3回も流した!

【来週の花】

プリキュアさん:
 「ハートキャッチミラージュ!」「プリキュアの力を無限に高めてくれる神秘のアイテム!」
 「ハートキャッチミラージュ!」「霧の向こうのお城・プリキュアパレスに静かに眠っています」



プリキュアパレスとか。あなた…。何を言い出すの…。
プリキュア城ですか。何その魅惑の居住空間。
格好いいです。住みたいです。



しかも変身してやがる。何を…。何を考えているのか。もう分からない。

■ハートキャッチプリキュア! 第31話「悲しみの正体!それは、ゆりさんの妖精でした…」



花咲さん:
 「ふぉるてっしもー!」

今日もまた。
花咲さんはブチ切れになりあそばされ、名もなき誰かが救われました。
世はこともなし。



後日談。
これでお話は終わったと意気揚々とする花咲さんは、月影先輩に遭遇しました。
あ、面倒くさい先輩だ…。でも挨拶くらいしないと、もっと面倒くさいことになる…。

花咲さん:
 「ひ、彼岸花が綺麗に花を咲かせました」



無視。

謎生物:
 「きれいですぅー」



先輩:
 「そうね」

相変わらずプリキュアには冷たく、謎生物には優しい人です。ほんのちょっぴりですけれど。

そんな月影先輩が気になって仕方が無い花咲さん。
折しも文化祭が近づいてきています。
そこで部の出し物のファッションショーに、先輩を繰り出すことにしました。



花咲さん:
 「ゆりさんにもお願いしたいです」

一同沈黙。空気読めない花咲さん。
確かに。確かにもも姉の数少ないご友人ですけれど。
大人気モデルのもも姉とセットで呼べば、大好評でしょうけれど。ああ、でも。



それはそうと、もも姉の月光依存率が異常の領域。
ノートの写しに勉強教授に。
何者ですかもも姉。本職のモデル業でも、何か月影先輩の方がメインなノリですし。

今回のデザトリアン患者は、月光さんをライバル視してる少年。微笑ましい。
取り巻きの二人も、妙に良い奴オーラを出しながら月影先輩に手を振ってるのが印象的。
彼らの気持ちは分かる。私も同じ立場だったら、頑張る友人を励ましながら、素敵な先輩との接触を楽しみます。



先輩:
 「はぁ…」

大人気だな先輩。
これだけ格好良くて頭脳明晰なんですもの。無理もない。
そしてその先輩を花咲さんが罠にかける。



花咲さん:
 「わたし、ゆりさんの着る服をデザインしたいんです」



疑念のまなざし。

花咲さん:
 「テーマは、新しい自分なんです!」



ぴくんっ!
疑念が核心に変わる!先輩は罠を看破した。
この新米プリキュア、私に何させる気!

先輩:
 「私、できないわ」

即決で断られました。
「新しい私」とか、他人に丸投げするには危険すぎるワードです。
先輩は過敏に罠の匂いを感じ取られた。

しかも即行で祖母に密告までしやがりました。
この辛気臭いプリキュア、やることまで辛気臭い。
どう絡めばいいのこの先輩…。

そうこうする内に今週2回目の戦闘。



先輩:
 「遅いわよ。なるべく校舎から遠ざけなさい」

いきなり小言です。もう嫌だこの先輩。
そもそもデザトリアン化したきっかけは先輩なのに。
先輩が…!もう少し優しくしてれば!微笑んで、「一緒に頑張りましょう」とか言ってれば!
そんな先輩は嫌だ。



花咲さん: 
 「私、ゆりさんのこころの花がもう一度咲くような服をデザインしたいんです」

花咲さんは諦めない。どさくさまぎれでねじり込む。
そこまでして月光さんに恥ずかしい格好をさせ、衆人環視の場に引きずり出したいのか。
真に邪悪なのは、花咲さんなのかもしれない。


(左画像)
「ハートキャッチプリキュア!」後期新EDテーマ/「Tomorrow Song 〜あしたのうた」(DVD付)

(右画像)
ハートキャッチプリキュア! 2011年 カレンダー

工藤真由 1st Mini Album 初回限定盤(仮) 【CD+DVD】


今回のテーマは「負けても諦めない」。
また月光さんの心をえぐるような真似を…。
何か番組総がかりで月光さんを挑発して喜んでる気がする。もっとやって欲しい。

【今週の職場】

同僚同士で心配し合い。
上司は部下を心配してやってきてくれ。
更には追加兵装まで支給。良い職場だ。



博士:
 「今日はお前たちにプレゼントだ。ダークブレスレット」
 「デザトリアンを更にダークに、更に悪く、更に…」

そんなことよりも横に侍らせてるダークさんについて何かないのか。
彼女に出撃許可さえ出していただければ…。
やっぱり博士は、意図的に戦局を膠着させてるようにしか思えない。

【今週の負け犬】



蠍姉さん:
 「とっとと消えるがいいわ。負け犬ちゃん」

言ってはならないことを…。
でも正直、生身のままでも負けそうです。
先輩怖い。戦闘力がどうこう以前に、とにかく怖い。

【今週の負け犬2】



プリキュアさんがピンチでも微動だにしないのに、謎生物に危機が迫ると目の色変える。
先輩はどこまでも徹底されています。プリキュアさんにも人権を認めて欲しい。
私も謎生物になったら、先輩から優しくして貰えるのかしら。

【今週の負け犬3】



月影先輩、どんだけ背が高いんだろう。全員、目線が変な角度になってる。

【今週の花2】

新必殺技を開発なされました。
従来のフォルテッシモにヒマワリパワーをプラス。
これで誘導力と攻撃力と突進力をミックスできます。



花咲さん:
 「プリキュア・シャイニング・フォルテッシモー!」

でも特攻は変わらない。
何故、フォルテウェーブを多段誘導弾にすることを考えなかったのか。
どうして体当たりをベースにした花咲さん。

…あと来週は新兵装追加だそうです。
今回の自力新必殺技は、「私、自分で変わったんです」「玩具ですか?なくても変われましたけど、勝手に届いたんです」というアリバイ工作でしょうか。
花咲さんは、そういうとこ信用ならない。
コメント (5)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

ハートキャッチプリキュア! 第30話「ポプリが家出!いつき、ボロボロです!!」

2010年09月05日 | ハートキャッチプリキュア!感想
【今秋のプリキュアさん】

映画公式ページが大更新。
言いたいことは沢山ありますが、長くなりそうなので我慢する。
月光さん!月光さん!

■ハートキャッチプリキュア! 第30話「ポプリが家出!いつき、ボロボロです!!」

ポプリがキレました。
明堂院さんがこう言ったのです。夏休みが終わったから、学校に行くと。
プリキュア舐めてんのか。

ポプリ:
 「いつきはポプリとパートナーなんです」
 「だからずっと一緒にいなきゃダメです!」

正論極まりなくて困ります。
今は戦時下。自力変身できない娘さんが、一人で出歩くなんて頭おかしい。
だけど趣味だけでなく脳内もお花畑の花咲さん達に、そんな正論は通じない。



花咲さん:
 「シプコフと遊んでてください」

仲間の妖精も、既に完全に教育されきってる。
私達はぬいぐるみでございます。
初期教育の成果がここに。

正しいことを言ってるはずなのに四面楚歌。
実に辛い。
耐えきれず、ポプリは家出を決行されました。
まだまだ自由意思が残ってますね…。シプコフと違って。
来海さん家に1ヶ月ほど預ければ、きっと従順な妖精になるでしょうに。

逃げ出したポプリは、同じく逃げ出してた園児様と合流。
公園に籠城した彼女達を発見したのは…。
月影先輩でした。



きゃーきゃーきゃー!

ムーンライトさんが出てくるとテンション上がりますね。
映像のテンションは全力で下がるのと引き換えに。
何をおっしゃっても辛気臭いことこの上ない。

月光さんのせいで一気にテンション下がったポプリと園児様は自主解散することに。
だけどそこにデザトリアン療法が炸裂。
園児の親御さんがデザトリアン化しました。

そこに駆け付けた明堂院さん。早速ポプリに駆け寄りますが…。



ぎんっ!

ひぃっ!何故、睨むの先輩…!
ちょっと挨拶に行くのが遅れたからってこの仕打ち。
初対面なのに、いきなり圧迫教育から始まる。

月影先輩:
 「貴女は今、一歩間違っていればパートナーの妖精を失うところだったのよ」

怒っておられる。第一印象、大失敗。
いじめられるんだ。この怖い先輩に、いじめられるんだ。
17歳のお局プリキュア、新人への圧力が半端ない。

月光さんがブチ切れられたのには理由があるようですが、それはさておき。
というか、先輩はいつも辛気臭く機嫌悪そうなので、殊更には気にならないのですけれど。
絡みづらいプリキュアさんです。出来るだけ遠くから、じっと眺めてたいタイプ。



月影先輩:
 「大丈夫よはるかちゃん」
 「プリキュアが必ず助けてくれるわ」

そして私はプリキュアではない。
月光さんのお言葉は一つ一つに重みがあって惹かれます。
後輩がピンチに陥っても顔色一つ変えないのは、信頼しているからだと信じたい。興味が無いからではなくて。

戦い終わって。

ポプリ:
 「ポプリもぬいぐるみの特訓して一緒に学校にいくです!」



こうしてまた一つ、自由意思が刈りとられました。月光さんの強迫が何か心を砕いたんでしょうか。
ハートキャッチさんたちの教育方針は苛烈すぎる。
九条先輩にもこの教育力があったなら、あんなに心労に苦しむこともなかったろうに…。


(左画像)
「ハートキャッチプリキュア!」後期新EDテーマ/「Tomorrow Song 〜あしたのうた」(DVD付)

(右画像)
ハートキャッチプリキュア! 2011年 カレンダー

工藤真由 1st Mini Album 初回限定盤(仮) 【CD+DVD】


しかし月影先輩も難儀です。
何せ彼女自身が、親御さんの仕事(使命)の都合で置いていかれてます。
蛇兄さんの今週の余計なひと言「本当に大事ならば近くに置いておけ」は、月光さんの心を容易くえぐります。
「近くに置いていない」ということは、つまり…。
嗚呼、もうこれ以上、月光さんのこころの花を枯らさないで!もうとっくにドライフラワーになってカビてるんだから!

「プリキュアが必ず助けてくれる」、彼女自身がかつてプリキュアであり、そして敗戦した事実を考えるともじゅるもじゅると深読みしたくなる。
完膚なきまでに心が折れている以上、「私は既にプリキュアではない」という前提のお言葉なのか。
それとも心の底では「必ず助ける」とまだ想いが残っているのか。

…そういえば蛇兄さんは、化粧品をなくしたことを「そばに置いておかなかったから仕方がない」で納得なされたんだろうか?

【今週の桃】



パジャマプッシュがどこまで続くのか…。
桃園さんの偉大さが今にして分かる。
これからのプリキュアさんは寝間着フェチがデフォルトになるのかしら。

【今週の陽】



明堂院流の技巧が今日も光る。
彼女らは一体何を想定して技を磨いてきたのか。
超実戦流派・明堂院。
いつぞやの道場破り少年が、強さに走ってしまったのもうなづける。
案外、始祖だか開祖だかにもプリキュア者がいたのかもしれない。



そして今日もまた川での戦闘。
劇中ではほとんどクローズアップされないのに、川率が素晴らしく高いです。
いざというときは水落ちの安心感。

【今週の花】



今回、堂々と民間人の前で変身しました。
正体がバレるとかバレないとか、そんな次元ではない。
でも大丈夫。描写は省略されましたが、

花咲さん:
 「あ、これぬいぐるみです」「最近のは動いて喋るんですよ」
 「サンシャインのアレは衣装です。自分で作りました」
 「本物のプリキュアじゃないんです。その証拠に変身しなくてもとても強いです」

なーんだ、そうだったのか。

というシーンがあったはず。謎生物のぬいぐるみ能力と裁縫能力を軽く見てもらっては困る。

【来週の月】

今年の中秋の名月は9月22日だそうです。
何はともあれ9月になったので、月光月間が始まりました。
これからは毎週のようにお姉さんを見れると思うと、胸の高鳴りが止まりません。

そんなわけで来週は月光さんの過去が明かされます。
どうしてあんなに辛気臭いのか。どうしてあんなに心を病んでるのか。
実に気になるところで…



花咲さん:
 「悲しみの正体!それは、ゆりさんの妖精でした…」

即行でネタバレする花咲さんは鬼ですか。彼女は少し、堪え性が足りてない。
コメント (4)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする