穴にハマったアリスたち

生きてれば楽しい事がいっぱいある!の証明の為のページ。ぴちぴちピッチを大応援。第三期をぜひ!
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「episode26:荒れる海」マーメイドメロディーぴちぴちピッチ aqua(なかよし2024年7月号)感想

2024年07月03日 | マーメイドメロディー ぴちぴちピッチ
■「episode26:荒れる海」マーメイドメロディーぴちぴちピッチ aqua(なかよし2024年7月号)感想


なかよし 2024年7月号 [2024年6月3日発売]【電子書籍】[ なかよし編集部 ]

るきあさん、セイレーンと交戦…!黒砂君を巡って!

るきあさん:
「彼はわたしの!!」
「変身っ」
「ピンクパールボイス!!」

セイレーン:
「このマーメイド、彼女きどりだわ」
「コドモのくせにナマイキなっ」
「セイレーンコーラス!!」

何の戦いなんだろう、これ。
とりあえず「彼女きどりだわ」はけだし名言。
実際、まだ正式に「彼女」ではないんだっけか。
この子らの距離感はよくわかんない。

マーメイドとセイレーン。一斉にお歌の構えに入り、先手を取ったのはセイレーン。
歌合戦は基本的にイニシアチブ勝負…なのですが、セイレーンのお歌はあっさりと無効化されました。
ヒトデさんが耳栓さんになってくれたからです。ヒトデさん自身がどうやってお歌に耐えたのかはわからない。

るきあさん:
「ふっふっふっ」
「あんたたちかくごしなさい」

バキリ、ボキリ。
拳を鳴らし、るきあさんが死の宣告をなさる。
お歌を唄うのに何故拳で威嚇するのかはわかりません。わからないことだらけだ。。

るきあさん:
「彼女ヅラじゃなくて」
「わたしは彼女なのっ」
「ぴちぴちボイスで怒りの横どり禁止ライブだよっ!!」

そうか、彼女さんだったのか。先ほどの謎が一つ解けた。
そして怒りに任せて熱唱されました。

セイレーン:
「い~や~!!」
「心がおだやかになってきちゃう」

恐ろしいことに、この怒りに満ち満ちたお歌の追加効果は「心が穏やかになる」のようです。
どういう歌い方をしたらそんな怪奇現象を引き起こされるのか、本当にわからない。

こうしてセイレーンを一掃し、目覚めた黒砂君と、壊れたヨットで例によって例の如くいちゃつかれました。

るきあさん:
(わたしの気持ちを見ぬくように)
(マーメイドのわたしのことも見ぬいてほしいな…なんてね♡)

そういえば、まだマーメイドのことは秘密のままでした。黒砂君が人間かどうか、まだ確証を持てていなかったのか。
彼の視点では、今はどんな状況なんだろう…?
あれだけ色んなことに巻き込まれてるのに、るきあさんのことはただの人間だと認識してるんだろうか。早く真相を教えてあげて欲しい…。
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(第21話)わんだふるぷりきゅあ!「まゆとユキのスクールライフ」感想

2024年06月29日 | わんだふるぷりきゅあ!
■(第21話)わんだふるぷりきゅあ!「まゆとユキのスクールライフ」感想

ユキさんが転入なされた。そしてクラスメイトの人望をかっさらった。人はネコに支配されている。

圧倒的なスペックで旋風を巻き起こすも、彼女が興味があるのは猫屋敷さんだけ。
見かねた犬飼さんが刺繍の交換を申し出てみたところ、横にいた猫屋敷さんが激しく集中し、会話すら届かない状態に。
だけれど犬組は動じない。集中力すごいねー(にこにこ)。まぁ普段から会話が通じない生き物と接しまくっています。とっくに慣れた。

この反応に、ユキさんは猫屋敷さんの過去を語りだす。本人不在のままで。
猫屋敷さん、自分が熱中してる横で、勝手に過去話されたと知ったらどんな顔をなさるんだろう…?

ユキさんによれば、猫屋敷さんには前の学校で仲睦まじい友人がいたそうです。
だけれど彼女のペットにプレゼントを作ろうと思い立ち、凄まじき集中力を発揮した結果フルシカトしてしまい、絶縁状態になったらしい。本末転倒。

これを聞いた犬組の回答。明日喧嘩するとしても、今日仲良くしない理由にはならない。

とても前向きで素敵な思想だと思う。

絶対に喧嘩しない。でもない。
無視するのは良くなかったね。でもない。
嫌うなんて酷いね。でもない。

喧嘩はする。だけど「今」は否定されない。

大袈裟に言うなら「人はいずれ死ぬ」問題と同じです。どうせ死ぬのに人生に意味はあるのか?

言葉を話せるようになったことで諍いが起きたとの鏡石の伝承や、ED曲で歌われる「喧嘩」等々にも繋がります。
これまでのプリキュアシリーズの思想にも沿っている。

分かるようで分からなかった、わんぷりさんのテーマは、どうもこれっぽい?

【駆け抜ける犬たち】
キラリンキツネさんが大活躍なさってた。こういう本編と直接の関係はないが、絵的に激しい愉快なノリは大好き。

ただ、猫組やこむぎさんが大活躍なさってるので、犬飼さんの立場がなかなかに厳しいです。今回なんて、おいでおいでまで取られました。もういてもいなくても変わらないんじゃないかな。寝てたし。

実際には刺繍の交換を提案する等、大事な役回りをしてはいます。犬飼さんがいなかったら、今回の話は成立していない。
何せ脳が犬の犬と、基本的に自分たちの世界で完結している猫です。

とはいえ、目立ちにくい立ち位置なのも確かで。この4人だと突出した特徴がなく、固有の夢のようなのもはっきりしない。

ついでにいえば、犬飼さんの周囲にいるのは、従妹(こむぎ)を含む転校生3人です。見ようによってはクラスメイトから孤立してる。

犬飼さんは元々学校中の人気者のようですし、今回も演劇部の方を交えて昼食をとっていますから、「ああ厄介な転校生の世話をしてるんだな」と思われてそう。
こむぎさんは犬的生き物としてクラスで立ち位置を確立していそうですが、猫組も早く自立してくれないと、犬飼さんの立場が微妙な感じになりかねない。
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(第20話)わんだふるぷりきゅあ!「二人ならこわくない」感想

2024年06月22日 | わんだふるぷりきゅあ!
■(第20話)わんだふるぷりきゅあ!「二人ならこわくない」感想

ニャミーさんが正式に合流してくださりました。
きっかけとなったのは、猫屋敷さんに出会う前の孤独な思い出。
猫屋敷さんの存在にとても救われた。だから怯えているガルガルにも手を伸ばそう。

「殴るのは可哀そうだから」ではなく、「自分もあの辛さを知っているから」なのはとても説得力がある。
というか前者だとだいぶ嘘くさい。

ただあまりにも綺麗に自己解決してしまったので、ちょっと難癖をつけたくはなる。
何せ一分の隙もなく自己完結です。これでは犬組の立場がない。

特に今回の敵は、何やら化けられるキラリンキツネさんです。
せっかくなら偽リリアンとか偽ニャミーとか見たかった。そしてニャミーさんにボコられて欲しかった。きしゃー!

偽者を通じて自己対話…は定番なのであってもおかしくはないけれど、実際のところ今回の展開とはそぐわないとは思う。
ユキは「ガルガルに自分を重ねた」とはちょっと違うように見える。偽物との自己対話だと、かつての自分を救うみたいな文脈が入ってしまい、何か違いそう。

なので、こうしろああしろはないのですけど、何というかこう綺麗に完結されてしまって、もどかしい感じがする。まさに難癖。

次回はユキさんが転入なさるようで。わざとらしいまでに用意されていた空席三つが、これで綺麗に埋まりました。新学年早々、何考えて無人の机並べてたんでしょうね…。

すっかり影の薄い犬組は、今後どうするんだろう?
犬飼さん達は、放っておいたら仲良くお散歩してるだけで1話が終わってしまいます。
具体的な夢もない。あるにはあるけど動物好きの域を出ない。
相方が犬なのでイベントにかなりの制約が出る。何をやっても反応が大体同じになる。
キャラクターの物語は解決してしまっている。

言い換えると、わんぷりさんは高速で物語を進め切ってるのかもしれない。
「丁寧に描写されている」と思ってましたが、普段なら後半でやるような話まで詰め込んでいるのが実態なのかもしれない。
今回の話も、従来ならうやむやで加入して、後半の個人回で心境を描写するような構成になりそう。

キラリンアニマルの数は明示されていて、もう間もなく物語が大きく変わるはず。
生き急ぐがごとくに詰め込んでるのは、後半でやる何かのためなのかも。
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(第19話)わんだふるぷりきゅあ!「キュアリリアン、誕生!」感想

2024年06月09日 | わんだふるぷりきゅあ!
■(第19話)わんだふるぷりきゅあ!「キュアリリアン、誕生!」感想

とうとう猫屋敷さんがプリキュアになってしまいました。
人の話を聞かずに危険に首を突っ込むこと数え切れず。
ついにこの日が来てしまった。

変身のきっかけは、縮小化したユキさんを守るため。
展開が丁寧すぎて不気味なほどです。

・縮小化なら、露骨に痛めつけなくても大ピンチだと視覚的に分かる。
・犬組を分かりやすく蚊帳の外に。「ダメージで動けない」等だと露骨に無能くさくなりかねない。
・ニャミー姿のまま、猫(出会った頃の子猫)のサイズにして目線を調整。

おまけにハムスターとの対比も効いています。

怯えて地中を逃げ回るハムスターを、謎の黒幕さんは鼓舞して戦いに駆り立てた。
戦え…!戦うのだ…!雄たけびをあげて牙を突き立てろ…!
ハムスター相手にこんなこと言わなきゃいけない黒幕さんが気の毒すぎる。

一方ユキさんは、怯える猫屋敷さんを庇い、我が身を削って戦った。
たとえ嫌われようと、私がまゆを守る…!
果たしてそれが良いことなのかは難しいのですが、自分が前線に出て血と泥を被った。

結果。ハムスターは敵を縮小化して痛めつける、なかなかに醜悪な真似をなさった。
猫屋敷さんは決意をもって変身し、怖さを抱きかかえた。

リリアンさんの変身バンクは、てっきり「誰だこいつ」的な詐欺を拝めると思っていたのですが、物凄く自然に決めていらっしゃいました。
変身に至るまでの説得力が素晴らしい。
この状況でわたわたされたら、むしろそっちの方が変だ。

話題の決め台詞「こわくない、こわくない」も、「ガルガルに語りかける」「自分を鼓舞する」だけでなく、「ユキを安心させる」意味もありそう。
ユキさんもかなりの怖がり。まゆが傷つくのが耐えられない。
だから優しく力強く呼びかける。私は大丈夫。だからこわくない、こわくない。

ただ、戦闘スタイルはニャミーさんとかなりの乖離がある。
ひたすら回避に専念し、隙を突いて接近して即死ハグを叩き込む戦い方は、見ている方としては危なっかしくて仕方がない。
変身して終わりではなく、まだまだ課題が続きそう。

【女の子だって暴れたい】
公式サイトによれば、猫屋敷さんはネコ動画の配信者だそうです。意外……に感じたのだけど、落ち着いて考えてみれば自然かもしれない。

彼女はネガティブに引きこもっているタイプではなく、インドア系の製作者です。
作ったものをどんどん人にプレゼントしているそうなので、ああ見えて交流範囲もそれなりにあるらしい。
空気読めずに、重い物を贈って引かれたりはしてるかもしれませんが。

それなら動画配信は確かにやっててもおかしくなさそう。
自分の顔出しとかは断固避けそうですけど、それはそれは愛情たっぷりのユキさん動画をアップされているに違いない。

ちょっと意表を突かれたので余計な深読みをするなら、「女の子だって暴れたい」の再定義(もしくは拡張)を図ってるのかも。

公式サイドではしばしば「プリキュア」を「仕事(女性の社会進出)」に喩えています。
ただこの話をすると、「じゃあ専業主婦は守られてるだけのダメな存在なのか」がどうしてもよぎってしまう。

「女の子だって暴れたい」⇒「女の子だって外を駆け回って暴れたい」の意味で行くなら、猫屋敷さんは「暴れたい」ではない。
今までにも大人しいプリキュアや、怖がりな子もいましたが、猫屋敷さんのそれは群を抜いている。
ですが、針仕事には怯まず、他の人に作品を贈ったり、実家の経営に寄与したりしている。危険な現場にもつい首を突っ込む。その意味では「暴れたい」。部屋に引きこもって、猫を吸ってるだけではない。

猫屋敷さんはむしろ仕事(対外的に金銭利益が発生する意味での)をしているので、「主婦」に喩えるのは齟齬はあるのですけれど、「大人しい」「暴れたい」の解釈の幅が広がりそうな気がしています。
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(第18話)わんだふるぷりきゅあ!「まゆの気持ち、ユキの気持ち」感想

2024年06月02日 | わんだふるぷりきゅあ!
通算1000回。くどまゆ患者としては「永遠のともだち」が採用されたのが大変に嬉しいです。

■(第18話)わんだふるぷりきゅあ!「まゆの気持ち、ユキの気持ち」感想

ユキさんは怒り続けていました。もう犬に近づくんじゃない。シャー!!

猫屋敷さんとしては転校後に一番にできた友人と距離を置くのは、どうにも居心地が悪い。
そもそも友人を作るのが得意な性質でもない。
ここをシャットアウトされたら、かなりきつい。

こんな不安定な気持ちの時は、猫を吸おう。吸えないけど。冷静になって気づく、己の奇行。
ユキ的には気にしていないようですけれど、もう昔の関係には戻れない。
なんてことだ。猫屋敷さんの情緒が内外から壊れていく。

そしてそんな中、いつものように現れるガルガル。
ユキさんは放置なされた。大丈夫。遠くにいる。
そして立ち上がった。近づいてきた。何やってんだ犬どもは…!

ユキ:
「家から絶対に出ちゃダメ」

そう言い残して、ユキさんはガルガルの迎撃へ。
猫屋敷さんもすぐに身支度して外へ。
話を、聞け…!

今回のガルガルはハムスター。ネコたるニャミーさんによる一方的な蹂躙が始まりましたが、駆けつけた犬どもに邪魔されて、ガルガルは逃走。
ニャミーさんの顔がますます険しくなる。

そんな帰り道。躊躇なく外出した猫屋敷さんを見て、さしものニャミーさんも口調がきつくなる。もう、犬に、近づくな…!
が、猫屋敷さんも激高なされた。そんなの勝手に決めないで!

何か猫屋敷さんが深刻にメンタルの危機なのですが、遂に来週はリリアンさんが登場なされるようです。
着地点が、さっぱり見えない。

【犬と猫】
暴力自主規制の犬組と、従来通りに戦う猫。

ニャミーさんとしては犬組にご不満のようですが、楽しそうに笑っていること自体はこれまでのプリキュアも同じです。
世界滅亡の危機だったり、王国が全滅したりしていても、彼女たちは日常を謳歌していた。
「自分たちの日常を守る」がスタート地点であり、御大層な「宇宙から来た巨大な悪」等々は、あくまで個人の悩みのメタファー。
だから日常生活を楽しむ。

殴らない件についても、必要がないならそうしないのもおかしくない。
特に今回のハムスターは、地中を小型化して逃げ回っていたので、仮にぶん殴るスタイルだったとしても、同じ結果になっていそう。

最後に取り逃がしたのは失点ではありますが、攻撃を止めるような展開自体は今までにもあった。
(例えばトロプリ映画で、ブロマリの攻撃に割って入るラメール等)

犬組が極端に平和ボケして甘いわけではない。かといってニャミーさんがバーサーカー過ぎるのでもない。
ここに猫屋敷さんまで加わるので、何がどうなるのやら。

【女の子だって暴れたい】
ユキさんのことを母親に喩えられていた。
彼女の言動は、子供を危険から遠ざける親の姿が重なります。
過剰に保護して、頭ごなしに行動を制限する。

ただ実際問題として、危ないものは危ない。
「女の子だって暴れたい」と言ったところで、不用心に川遊びさせたり、刃物や火を使わせるわけにはいきません。

猫屋敷さんは繰り返し繰り返し、警告を無視するわ、話は聞かないわで、見ていて大変に危なっかしい。
今回もすぐに外に飛び出るし、そのくせ現場に到着できる力もないので、知らないところで巻き込まれかねない。
現にハムスターは逃走してる。プリキュアが居ないところで、ばったり鉢合わせもありえた。

何せユキさんが「まゆがくれたチャームで変身できた」と胸熱エピソードを語っていても、「鏡石も関係するんじゃないかな。いろはちゃんが言ってた」だものな。
あまりにも人の話を聞かなさすぎる。今!犬の話は!していない!

したがって、ニャミーさんの一方的な言い方も理解はできる。外に出るんじゃない!何度言ったら分かるのか。

現実の問題として考えると、「下手に禁止してこっそりやられるより、親の適切な監視のもとで遊ばせる」が一つの解かと思います。
猫屋敷さんはどうせ話を聞かないのだから、もういっそプリキュアにした方が安心です。

まぁ実際にそういう展開なのかはさておき、わざわざ「親」を重ねたのだから、この辺りの問題は意識してるんじゃなかろうか。

「女の子だって暴れたい」の再表現は一応過去にも扱っていて、はぐプリのえみるのギター問題はそれだったと思ってます。
女の子がギターをやってもよい。が、見知らぬ大人とこっそりイベント参加とかされたら、家族は当然止める。
残念ながら上手く描写されてたとは言いづらい(ポリコレの側面ばかりで受け取られた)ので、今回の猫屋敷さんの着地の仕方に期待しています。
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「episode25:セイレーンの誘惑」マーメイドメロディーぴちぴちピッチ aqua(なかよし2024年6月号)感想

2024年06月01日 | マーメイドメロディー ぴちぴちピッチ
■「episode25:セイレーンの誘惑」マーメイドメロディーぴちぴちピッチ aqua(なかよし2024年6月号)感想


なかよし 2024年6月号 [2024年5月2日発売]【電子書籍】[ なかよし編集部 ]

マメプリ7匹を捕まえるべく、ローランが本格的に動き出しました。
彼の呼び声に応えて終結するセイレーンたち。ローランはああ見えて慕われているようで何よりです。
居場所が分かってるんだから、前にやったようにローランが直接乗り込んだ方が早そうには思いますけれど。

事態の変化を察したるちあさんは、こっそりとヒトデらしき謎の生き物を呼び寄せると、娘へのメッセンジャーを頼みます。
隙間だらけの雑な警備のおかげで、ヒトデらしき何かは容易く脱出。
あまりにザルすぎますが、多分オキアミとかとも会話しかねないので、空気口(排水口?)がある限り、情報伝達は阻止できないのかもしれない。

それより問題は、るきあさんが内陸部にいた場合です。ヒトデの悲しさ。陸に上がられたらどうにもならない。
のですが、るきあさんは余裕で海辺にいました。マーメイドの本能に支配されていらっしゃる。

こうして果たされた伝言。「ローランが動き出したから気をつけて!」。
そんなことは言われなくても分かってる。宣戦布告されてるから襲われるのは織り込み済みだ。
ローランが放置するわけだ。どうせ状況は何も変わらない…。

それどころか、直後に黒砂君から海上デートに誘われて、ほいほいとOKを返しました。
狙われてると分かってて、何故に水面に行くのか。マーメイドとパンタラッサの血が、海に吸い寄せられていく。

貸し出しヨットに乗って海に出たものの、案の定というか罠でした。
敵の作戦は明快。女子を片っ端から海に叩き落とす。尾びれがぴちぴちしたら捕縛しよう。
力技ですが間違ってはいない。さあ落とそう。

るきあさん:
「マーメイド!?」
「なんでこんな人前に!?」
「ってふえてる!!?」

にょきにょきと生えてくるマーメイド。かと思いきや、よくよく見れば尻尾が鳥です。

るきあさん:
「マーメイドは人間をおそわない……!」
「じゃあ彼女たちは何者なの!?」

マーメイドは、人間を襲わない…?
どこかのオレンジマーメイドの一件を、るきあさんは知らないんでしょうか。知らない気がする。ならば仕方がない。
星羅のことも忘れ去ったんだろう。

悩んでる内に、鳥の尻尾持ちことセイレーンは唄う。
由緒正しきオデュッセイア。伝統に則り、帆に縛り付けて耐えようとしますが、所詮はじり貧。
本能の赴くままにわらわらと男に群がってくるセイレーンに、るきあさんも大ピンチ。

るきあさん:
「この歌…頭がボーッとしてなにも考えられなくなる…」
「このままじゃヨットも流星もおかしくなっちゃう」

ヨットがおかしくなるって何だろう?
いや変ではないんですが、ヨットは物理的に沈没しかけてるので、「おかしくなる」と言われても違和感が。
るきあさんの頭もおかしくなってるようなので、まぁやむなしか。

描写を見るにセイレーンは大量にいて、モブ的な輩まで歌えるようです。
BBSやみつかいほどの破壊力はなさそうですが、さすがは伝統あるセイレーン。
歌による幻惑に関しては、マーメイドよりも本家本元です。本家と亜種対決という意味では、ローランとパンタラッサにも通じるものがある。
何気に熱い戦いです。しかも海生生物バージョン。るきあさん単独で、どうこうできる気が全くしない。
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(第17話)わんだふるぷりきゅあ!「私が、あなたを守る!」感想

2024年06月01日 | わんだふるぷりきゅあ!
■(第17話)わんだふるぷりきゅあ!「私が、あなたを守る!」感想

ニャミーさんの正体が発覚しました。ユキでした。そして怒られました。そこのヒトとイヌ!うちのまゆを危険に巻き込むな!

お怒りはごもっともなんですが、犬組としては釈然としません。

まず猫屋敷さんの方から首を突っ込んでいます。
犬組はあれでも隠そうとは頑張りましたし、今回も「危ないから来るな」と警告しています。
それでもあの子はやってくる。猫屋敷さんは人の話を聞いてくれない。

鳥の親子が巻き込まれたのも、言ってしまえば結果論。
例えば躊躇なくガルガルを殴り倒すスタイルだったとしても、吹っ飛ばしたガルガルが鳥に激突する可能性だってあるわけです。
今までだって、人知れず踏みつぶされたミミズやオケラさんだっていたはず。

しかしながらニャミーさんには通用しません。
御託はそれで終わりか?お前らはまゆを危険に晒した。万死に値する。
あ、まゆはいいのよ。あなたは優しいままでいて。は?なんで謝ろうとするの?

もはや狂気の域。まぁネコだしな…で片づけていいのか分かりませんが、お怒りをなだめられる気がしない。
普通に考えればリリアン登場が何らかのきっかけになるんでしょうけど、リリアンがどんな流れで登場するかすら予断を許しません。

現時点では「敵組織」は認識されておらず、ガルガルは野生動物に毛が生えたような存在です。
したがって、プリキュアになることに大きなリスクはない。プリキュアだから狙われるわけではないので。
自衛力はあった方が良いでしょうから、リリアンになることそのものは拒絶する理由はなさそう。

(1) ニャミーがピンチ⇒私が守る!(リリアン覚醒)
(2) 犬組がピンチ⇒勝手にやってろとニャミーは静観⇒じゃあ私が守る!(リリアン覚醒)

どっちかかなとは思うのですが、(2)だとますますニャミーさんがブチ切れそう。

あと細かな話ですが、「猫屋敷さんを守るべくフレンドリータクトを起動するフレンディ」「助けに入らなかったことを謝罪する兎山くん」の描写が丁寧だと思った。これがないと、あまりに不自然な無能に見えてしまう。
ワンダフルさんは何もできていませんが、まぁワンダフルさんだものな…。むしろ自然だ。
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(第16話)わんだふるぷりきゅあ!「鏡石のふしぎ」感想

2024年05月25日 | わんだふるぷりきゅあ!
■(第16話)わんだふるぷりきゅあ!「鏡石のふしぎ」感想

親バレしました。羊と犬が喋ってしまい、後はなし崩し。
幸いにして親御さんは状況を受け入れてくれて、犬飼さんはガッツポーズ。
やっぱりお話しするっていいね!
フレプリのブッキーさんも、キルンを診察に即座に活用していたし、喋るからってビビっていても仕方がない。

しかしながら犬飼さんの思いとは裏腹に、ただひたすらに不穏な空気が漂います。

親御さんは受け入れてはくれましたが、「プリキュアになって戦っている」は伏せたまま。
犬飼さん的には「戦っている」意識はないかもしれず、積極的な嘘とまでは言えないのかもしれない。
とはいえ親が想像しているのは「迷子の子犬を探している」に毛が生えた程度のことでしょう。まさか山中で熊と対峙しているとは思うまい。

肝心要のところを言葉巧みにはぐらかしたわけで、果たしてこれは「お話して分かってもらえた」のだろうか。

今回の相手インコガルガルも露骨です。
言葉を発する。でも意味はない。
分かり合えたような気になるだけで、何にも分かり合えていない。
なまじ言葉らしきものを発するせいで、騙されてしまう。

鏡石の逸話も「言葉を話せて仲良くなった」の後に「話せるが故に破綻した」と続いています。

今後の展開として、犬飼さんが言葉の問題に直面するのはほぼ確実と思われます。
その後、

(1) 言葉以外のコミュニケーションが大事。言葉がなくても分かり合える
(2) 言葉には負の側面もある。でも言葉がやっぱり大切だ

のどちらの路線かは分からない。これら以外の第3第4第5の選択肢も考えられる。

この二つなら素直に考えれば(1)。
ただ、これまでのプリキュアは、(特に主人公格が)考え方や価値観が誤っていた展開はやってきていません。
引っ込み思案から一歩踏み出すといった成長要素はあるにしても、「根本が間違っていた」はちょっとすぐには思いつかない。
となると、(2)もありえそうには思う。

【今週の4人目】
猫屋敷さんは今日ものんびり過ごされました。
そして軽々しく願い事を口にし、超敏感に鏡石さんが反応なされた。
はい言った。「いろはちゃんみたいになりたい」って言った。さあプリキュアだ。
待ち構えてる感が、ひどい。
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(第1233話)クレヨンしんちゃん「オラ、プリキュアだゾ」感想

2024年05月18日 | わんだふるぷりきゅあ!
■(第1233話)クレヨンしんちゃん「オラ、プリキュアだゾ」感想

わんぷりさんとのコラボ企画。
明日放送のプリキュア側の放送内容によっては、あれやこれやと深読みらしきものをこじつけられそうな気はしますが、とりあえず思いついたまま羅列。

・クレしん作画のフレンディさんが大変に可愛い。
ワンダフルさんはあんまり変わってない気がする。

・見た目が変わってるのに、声はお馴染みのいつものままなので、脳が変な感じにバグる。

・この絵柄でのリリアンさんを見たかった気はする。
やる気なさげにポーズを決めるニャミーさんと、胡散臭い爽やかな笑顔を浮かべるリリアンさん。

・我が家はクレしんには全く縁がなかった。それでも一応は見たのだから、これこそコラボの意義だとは思う。

・結果的に「初の園児プリキュア」「人間での最年少プリキュア」「初の男子ペアのプリキュア」「2年連続男子プリキュア登場」「仮面ライダーとプリキュアになった」等々のタイトルホルダーが誕生しました。
何かあるごとにこれを引き合いに出して「最年少はキュアミューズ(但しキュアオシリィを除く)」みたいなのはツマンナイですが、変な「史上初!」狙いで妙なことになるよりは、外部キャラで適当にクリアしておいた方が良いのかもしれない。
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(第15話)わんだふるぷりきゅあ!「ヒツジの執事 メエメエの一日」感想

2024年05月18日 | わんだふるぷりきゅあ!
■(第15話)わんだふるぷりきゅあ!「ヒツジの執事 メエメエの一日」感想

プリキュアのことを知らされた猫屋敷さん。即座にニコガーデンにも連れ込まれました。ユキの目の前で。もうこれわざとやってないか?

行った先ではメエメエも困惑。どちらさま?
犬飼さんにはプリキュアを秘匿する意識が決定的に欠けていらっしゃる。

ただ犬飼さんは、邪悪な敵が襲ってきているといった認識はしていません。
基本的には迷子で不安で暴れてる動物を保護してるに過ぎない。
今作の特徴かのような非暴力も含めて、視聴者との認識のずれは仕込みだと思う。

さて連れ込まれた猫屋敷さんですが、正真正銘の「どちらさま?」状態。
視聴者的にはプリキュア内定者なわけですが、劇中視点では本当にただの通りすがりです。
犬飼さんの大の親友でもない。この町にも馴染みはない。特筆すべき能力があるでもない。
ここに立っているのが蟹江さんだったとしても、何らおかしくない。

絶妙に視聴者の認識とずれが発生しているのが、何とも言えない不思議な空気です。
たぶん狙ってやってる。わんぷりさんは、そういうのを仕掛けてくる。

とりあえず猫屋敷さんの状況が愉快すぎるので、割と真面目に「初変身は最終決戦」とかを夢みたいぐらい。
今回のような話なら、「テキパキと作業をこなしてメエメエに一目置かれる」とかやりそうなのに、本当にただのヒトです。
ありがとうパーティでもキラリンアニマルさん達も困惑していたはず。どちらさま?

【ありがとうの言葉】
鹿ガルガルへの呼びかけは完全に失敗。犬飼さんらの言葉は、鹿には届かなかった。
そんな鹿を止めたのは、体を張ったメエメエの頑張りと謎センベイでした。

ありがとうパーティも、「ありがとう」の言葉だけではない、パーティや贈り物が重視されている。

これまでの描写とも併せて「言葉よりも行動」の方向性に思えてならないです。
フレンディさんの決め台詞「あなたの声を聞かせて」も、言葉で話せの意味ではなさそう。

【母の日】
放送日は母の日。意識されたのかどうかは微妙。

普段は目立たない「縁の下の力持ち」「生活環境を整えるサポート要員」への感謝というのは、いかにも「母の日」っぽくは見える。
ただ「母」を連想するのは、本来でいえば差別です(女性差別だけでなく、「男は家事をしない」といった男性差別にもなる)。

明示されていませんが、おそらくはメエメエは男性です。
仮に登場人物の性別が全て逆だったとしたら、今回の話は色々と面倒くさくなっていそう。

もちろん、性別を反転させても成り立つようにすべきとは全く思わない。
そうではなくて、キャラ設定を変えると話が成立しない、絶妙のバランスで作られてるなぁという感想。
わんぷりさんは色々と神経質なまでに先々を考慮して設定してる気配がする。
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