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穴にハマったアリスたち

生きてれば楽しい事がいっぱいある!の証明の為のページ。ぴちぴちピッチを大応援。第三期をぜひ!
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(第9話)魔法つかいプリキュア!!~MIRAI DAYS~「それぞれの世界」感想

2025年03月09日 | 魔法つかいプリキュア!!~MIRAI DAYS~
■(第9話)魔法つかいプリキュア!!~MIRAI DAYS~「それぞれの世界」感想

ナシマホウ界で頑張っていらっしゃる旧・補習メイトの3人は、揃って魔法界にご帰還なされた。
巷を騒がす謎事件と魔法ガールを、朝日奈さん絡みではとあたりを付け、その彼女が魔法界に行ってそうだと推測したので。
そしてクロノウストの襲撃を受け、あえなく時間停止。カタツムリニアさんも停止。さっくり描いていますが、ナシマホウ界への帰還手段が失われた。

ケイたちの視点でも、魔法ガール=朝日奈みらいは容易に予想できます。朝日奈さんはナシマホウ界出身の魔法使いという超イレギュラーなので、ナシマホウ界で魔法騒動があったなら、第一容疑者に浮かび上がるのは仕方がない。

そこからプリキュアに繋がらないのは若干の謎。まぁそもそも「変身」の概念に思い至らなければ、髪も背格好も全然違うんだから同一人物とは思わないか。私らは「プリキュアに変身する」「変身前は誰なのか」の発想を持てますけど、ケイたちはプリキュアとは変身するものだという基本知識がない。
魔法は無から何かを生み出すことはできないのだから、「変身=自室からウィッグやコスチュームを転送」(?)だと思われるので、そんなもの選択肢として考えなさそう。

何はともあれ、魔法界は壊滅していました。
時を遡ること数時間前。校長先生に報告するべく魔法界に来ていたところに、クロノウストが襲来。
待ち構えていた闇の魔法使い一行と共に戦おう…としたものの、即効でヤモーが時間停止して、よりにもよってドクロクシー様もどきを召喚。何考えてるんですかね、この人たち…。

「もどき」といえば、クロノウストはフェリーチェのことを「ラパーパもどき」と呼称。何か良いですね、ラパーパもどき。
眷属からすれば「キュアフェリーチェ」と個体名を呼ぶより、「ラパーパもどき」と認識してる方がそれっぽい。前作はどうだったかな。オルーバは「キミたち」、他は「お前たち」と呼んでた記憶はある。あと「エメラルドのプリキュア」…は闇の魔法使いだけだったかしら。

クロノウストによれば、死は命の始まり。死ぬと混沌に戻り、混沌から命が生まれる。輪廻転生の世界観。今になってフェリーチェの技名が回収された。
その輪廻を時間停止するのがクロノウストの目的。クライアス社はこいつの存在に気づかなかったんだろうか。

とりあえず敵の攻撃がどうのこうのというより、呼び出されたドクロクシーのせいでセルフピンチ。混乱に陥っている内に、放たれた傀儡によって魔法界全土で時間停止。ヤモーは救出したものの、他の3人や校長先生たちも時間に囚われてしまいました。

本当に全員の時が止まったとなると、未来への恐怖や絶望とは、夢が叶わなくて悲しい云々だけでなく、根本的な死の恐怖だとかに作用していそうです。今までにも散々「老い」を描写してきてるし。さもなくば魔法界は、新生児に至るまで誰一人現状に満足していない常闇の国と化してしまう…。

「未来が怖いから時間を止める」のは、それがメインストーリーのはぐプリの他、ドキプリ映画・NS3・ミラクルリープなど割と頻繁に扱われてます。幼児番組なので、就学や子供時代の終わりが壁として思い浮かべやすい。

何にせよ、カタツムリニアもないので帰還はできず。
予告を見るに、ヤモーと何かを語らって、刻を追いかける?タイムトラベルなのか、若返りなのか、ただの回想なのか分かりませんが、今回あまりに良いところのなかったヤモーさんが、これで終わりではなかったのは素直に嬉しいです。忠臣は報われて欲しい。

あとサブタイトルの「それぞれの世界」。
魔法界とナシマホウ界のことかと思ってたけど、各自の過去の世界っぽい。人はそれぞれ歩んできた過去があり、人はみんな違う。その違いを背負いながら周囲と接していたのが、分断されて自分の世界に閉じこもった…といったフレーバーだろうか。

残りは僅か3話です。寂しい。
いまだに「まほプリ2は前作の展開をオマージュしている」説が、不思議と成り立ったまま。今回でいえば、闇の魔法使いの復活とか。
たまたまそうなっただけなのか、「本に書かれた、決まった展開をめくるようなもの」という時間観を組み込んだお遊び的なサービスなのか。
決戦を除くと、残ってるのはミトメールや追加玩具あたり?あとは正体の告白とかかしら(クリスマス回を一歩踏み込む感じ)。

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(第5話)キミとアイドルプリキュア♪「マネージャーさん、ついちゃった!」感想

2025年03月06日 | キミとアイドルプリキュア♪
■(第5話)キミとアイドルプリキュア♪「マネージャーさん、ついちゃった!」感想

マネージャーさんがつきました。通りすがりの田中さん。かと思いきや、正体は妖精のタナカーン。ビジュアルも名前も凄まじいまでの適当感。
キラキランドからはなみちタウンに出張していたとのことです。出張所の規模からみて、おそらく左遷。国家滅亡の瀬戸際の割にはテンション低いのも、そのせいかもしれない。

マネージャーとは言うものの、業務目的は文字通りの管理。兵器の運用は適切に。
だけど女子中学生ふたりは、聞きつけた依頼を受けたいと懇願。プリティホリックのCMに出演することになりました。

動画サイトにフランクにコメントしてCM依頼…。しかもスケジュールに全く余裕なし。
察するに、当然断られるものと思っての依頼だったのかもしれない。コメントするだけでも話題作りにはなるだろうし。
もしくは商品キャッチコピーがたまたま被ってしまったので、苦し紛れでせめてタイアップの形を取ろうとしたのかも。
お店の方も苦労されてる。

大人のマネージャーさんがいるので、割と堂々と出演交渉をしてお仕事をゲット。
前代未聞…でも何でもなく、まこぴーとダビィという前例がごく普通にいるあたり、プリキュアさんの層の厚みを実感する。
ツインラブとかどうしてたんだろう。なあなあで金は貰ってなさそう。

撮影はそれなりに苦戦。緊張するおふたり。でもお店の方も頑張って、緊張をほぐしてくれた。
この辺り、子供向けの写真館を想起します。というか、そのまんま。写真館のスタッフ様、いかにしてお子様を笑顔にして、カメラに顔を向けさせるかのスキルが凄まじいです。あれは保育士さん等とはまた違う分野での、対子供スキルのプロだと思う。

今のところ今作は、お子様の「わたし、かわいい!わたしをみてみて!」が中心にあるのかなと思っています。承認欲求の全肯定。父母に推してもらい、華やかに輝くお子様。
なので今回のこの撮影風景は既視感が物凄いです。緊張するお子様を乗せて写真を撮る。まさにあの光景。

そしてその頑張ったお店の人を救うべく、プリキュアさんも奮闘なさる。
通りすがりのレジェンドアイドル様からのお言葉も「一緒に働く人のため」。目の前で協力してくれてるママやパパに、まずは応える。そんな感じなのかなと。

もちろんメタ的には、「仕事仲間と共に、玩具を売るぞ」の意味も強いとは思いますけれど。今作は販促をめちゃくちゃに頑張っていらっしゃる。売ろう、玩具。プリキュアさんはそのためにいる。

なおタナカーンは、ちゃんと交渉をしたり、咲良さんのお店に雇われたりと、必要なことを成し遂げていく優秀な方でした。左遷なんて言ったら失礼だったかもしれない。実のところ超優秀なので、単独派遣されていたのかも。

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(第8話)魔法つかいプリキュア!!~MIRAI DAYS~「ことはとひすい」感想

2025年03月02日 | 魔法つかいプリキュア!!~MIRAI DAYS~
■(第8話)魔法つかいプリキュア!!~MIRAI DAYS~「ことはとひすい」感想

チクルンがやってきました。OPに出た時には妙に嬉しかったのですが、本編にも登場された。
事あるごとに帰ろう、別行動しようとしてるあたりが、何とも切ないです。
彼(で良いのか?)の認識では、「自分は裏切り者」なんだよな…。一緒に過ごした時間の大半は、オルーバのスパイだったわけで、外様意識はありそう。

朝日奈さんらはなし崩しで賃貸生活を継続しているようです。ガスはない。頑なにない。だから銭湯にもいく。何らやましい要素はない。ガスが!ないんだから!銭湯に!行くのも!自然!!!
こうしておそらくはフレプリや小説ハトプリ以来となる入浴シーンが描かれました。ガスがないんだから仕方がない。

ただそれはともかく、執拗にガスがない状態を強調し、カップ麺やファミレス生活を描くのはなんだろう?
「鍋を食う」は、確か最終決戦間際に朝日奈父が提案し、そのまま決戦を迎えて離れ離れになっていたんだったと思う。10年弱の時を経て、あの時の約束が実った。最新家電ではなく、ガスコンロでですが。

魔法界における魔法は、ナシマホウ界では科学です。家電が機能していない現状は、魔法抜きで生活しているようなもの。何か意味がありそうで、よく分からない。
単純に「肩を寄せ合う賃貸のほのぼのした生活」を描きたいだけでもおかしくないので、あんま深読みしてもしょうがないのかも。

今回の過去視も、49話の背景を紹介してくれただけかしら。
どういった原理で世界がつながったのか不明でしたが、二つに分かれたダイヤを突破口にしたらしい。言われてみれば納得。
元々この世界の「プリキュア」とは、「二つに分かれてしまった世界が、再び会えるようにとのラパーパの願い」です。具体的な伝説の魔法使いではなく、抽象的な出会いの祈り。
それを使って世界を繋いだのは、物凄く筋が通ってる。前作の時点で設定としては存在していそうで、機会を得たので満を持して出した感じ。
(他、「桜はあの時期には咲いていない」等も回収された。他にも色々ありそう)

世界はふたつに繋がりましたが、はーちゃんは未だに謎に宇宙に浮かんだまま。
考えてみれば、過去への憧憬は、現時点ではリコと再会できている朝日奈さんよりも、はーちゃんの方が深刻そう。
と、クロノウストの攻撃を食らった瞬間には思ったのですが、特段にそのような意識はなかったらしい。さすがは人外。

はーちゃんの人格構造がどうなってるのか。人知の及ぶ領域ではないように思うのですが、とりあえず今は中にひーちゃんもいるらしい。
彼女はラパーパの力も受け継いでいます。前作の描写では、生まれ変わりとか分身ではなさそう。

この件は、デウスマストと眷属との対比に直結するため、ちょっと慎重に見た方が良さそう。
はーちゃんとひーちゃんを同一人格とみなし、合体吸収のような解釈をすると、そのまんまだとデウスマストと同じになってしまいます。
「私たちはそれぞれ異なる」(はーちゃんとラパーパは別人格である)が前作の主要テーマですから、相応の意味を込めてくると思う。

ルビーやサファイアといった別スタイルも、「私たちはそれぞれ異なる」からの派生「私の中にも複数の自分がいる」を反映したギミックだと解釈してます。
今回は時間ということで「過去現在未来で複数の私がいる」なのかなと予想しているのですが、はーちゃんに適用すると、「過去ラパーパ・現在はーちゃん・未来ひーちゃん」みたいな構成なのかなとも。
(なお「過去のラパーパの記憶を辿る」のは、かつてオルーバが闇の魔法で試みて、はーちゃんが拒絶した件。それが今回実現してしまったので、何気に重大事件)

何はともあれはーちゃんの力が復活し、フェリーチェも再臨されました。長大なバンクが妙に懐かしい。エコーワンドも販促CMを思い出して妙な興奮があります。
しかしながらピンクトルマリンはお預けでした。期待して待とう。

あと相変わらず朝日奈さんは別行動をなさる。
ご友人の失踪は普通に考えてクロノウストの可能性が高いのだから、リコと離れるのはどう考えても悪手です。
ただ前作から彼女たちは妙に別行動を強調しているので(「私たちはそれぞれ異なる」のテーマを反映している?)、その流れだとは思う。

また、ひーちゃんが居なくなってるにも関わらず日常生活を送っているのも、前回の回想でも描かれたように「意地でも日常生活を送る」の信念があるから。
(というか展開上の支障が出るので、前回の過去視をやったんだと思う)

ただパズルを解くようなサービス演出になってる気配はする。前作を踏まえると噛みしめるように味があるけど、忘れてると「この回は何をやってるんだろう?」と首をひねりそう。

次回は魔法界での全面攻撃のようです。
過去最悪の敵を出すソルシエール様と、過去最良の時を敵として出すクロノウスト。不毛な戦いをして欲しい。

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(第4話)キミとアイドルプリキュア♪「レジェンドアイドル!?響カイト」感想

2025年03月01日 | キミとアイドルプリキュア♪
■(第4話)キミとアイドルプリキュア♪「レジェンドアイドル!?響カイト」感想

本作のイケメン枠、カイトさんが登場なされた。レジェンドアイドルです。
そして咲良さんの御店に通りすがり、店番を手伝ってくれた。良い人だ。

果たしてレジェンドアイドル様が、何の用もなくその辺を通りすがるのか?

まぁ通りすがりそうな気もする。世界レベルの財閥だのトップモデルだのが、適当にほいほいと出歩いてる世界だものな。
民間人の師匠・ミユキさん枠なのか、異世界絡みのキーパーソン・ジョナサン枠なのか。
どちらもありそうですけど、今のところ前者かなと予想。

そんなカイトさんに咲良さんは対抗心をメラメラと。
2話の承認欲求の高さといい、彼女は割と競争意識が強いのかもしれない。
「ウインクより私の方が上」とか思ってて欲しい。

一方、蒼風さんは純粋に学ぶべきライバルとして接していたのが面白い。世界のアイドル様相手にも怯んでない。
というか蒼風さんのジト目が大変に健康に良いです。とても良い。すこぶる良い。

前回の感想で「微妙に薄い」と書きましたが、完全に騙された。
そもそもアイドルやろうという子が、引っ込み思案だったり弱気だったりするわけないんですよ。
思い返せば、合唱のピアノに即行で立候補してるものな。一定の自信と積極性がないとあの動きはできない。違和感はあったのに注目できなかったのが悔しい。
ピアノがスランプ気味だったので内気っぽく見えただけで、別にそんなキャラではなかった。

戦闘も積極的で好き。特に定番の「今だよ!」を、攻撃を放ってる最中に言うのが強気でよい。
相手の態勢を崩してから言うのではない。私の牽制でチャンスを作れると確信して(あるいは必ずそうするとの決意で)言うのだ。

蒼風さんはカイトさんに問う。アイドルとは何か?
返ってきた答えは「また会いたくなる人」。

これはストンと腑に落ちる素直な回答。実際にチョッキリ団は、アイドルさんとの再戦を楽しみにしていらっしゃる。
今回のゲストお姉さんも、またお店に行くよと述べています。
メタ的にも納得感高い。またイベントに行きたい。また玩具が欲しい。また来週も見たい。それがアイドル。

これが物語上どう展開されるのか。また、アイドルが「また会いたくなる人」だとして、プリキュアは何なのか。とても楽しみです。

あと細かな話ですが、冒頭のスマホを連打してるの、何か可愛い。
携帯電話を持てなかった時代が遠い昔のようだ。当たり前のようにネットを活用なさってる。

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「episode31:暗黒のワルツ」ぴちぴちピッチ aqua(なかよし2025年2月号)感想

2025年02月26日 | マーメイドメロディー ぴちぴちピッチ
■「episode31:暗黒のワルツ」ぴちぴちピッチ aqua(なかよし2025年2月号)感想

囚われのるきあさん。ローランにプロポーズされた挙句に謎の幻術にかかり、忘我の果てに飛び立っていきました。
そして始まる暗黒のワルツ。るんたったーるんたったー。小躍りしてるローランがいじらしい。

るきあさんが見ているのは、黒砂くんと踊る幻影とのこと。それでいいんだろうか、ローラン…。
自分に惚れさせるような洗脳術はなかったのか…。

その様子を見ていたイズールさん。

イズール:
「ローラン様はいったい何をお考えなのだ!?」

まぁそうだよな。何考えてるのか分からないもの。というか、見ちゃいけないものを見てる気がする。
想い人の幻覚を見せてる小娘と小躍りする様か…。痛ましすぎる。

尤もイズールはイズールで、ガクト様の子孫の存在を知り、小躍りなさってた。大変に痛ましい。
誰か一人くらい真っ当に幸せな人はいないのか…。

そんな目も当てられない中、ローランはダメ押しとばかりにるきあさんに接吻をなさ……ろうとして殴り倒された。気の毒。
正気に返ったるきあさんは、ダッシュで逃亡。走るんじゃない。るきあさんのアイデンティティは人なので、焦ると人間っぽい仕草が出るんだろうか。
あと、ローランは何気にショックだったようで、あからさまな逃走にも目をそらすばかり。気の毒。

とりあえずは逃げ出せたるきあさんですが、すぐにイズールに捕捉されました。
歌えばどうとでもなりそうな気はするものの、何せるきあさんだものな…。見敵必殺の精神に乏しいので先手を取れなさそう。

【今月の星羅】
1コマのみの登場です。台詞のみなら2コマ。

星羅:
「ローランは幻術が得意なの」
「相手の見たい夢を見せてまぼろしであやつるのよ…」

まるで自分もそれにやられてましたと言わんばかり。
どう見ても自由意志にしか見えませんでしたが、とにかく「操られてた」で押し通したいらしい。

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(第7話)魔法つかいプリキュア!!~MIRAI DAYS~「刻をつかさどるもの」感想

2025年02月23日 | 魔法つかいプリキュア!!~MIRAI DAYS~
■(第7話)魔法つかいプリキュア!!~MIRAI DAYS~「刻をつかさどるもの」感想

謎の犬の石化攻撃?を食らったアイルくんは、魔法界で調査されることになりました。トランクに詰められて運ばれるのが何かシュール。

調査に際し、バッティくんが当たり前のように呼び出されてるのが嬉しいです。闇の魔法関連だものな。
おそらく彼はまだ学生の身分と思われますが、闇の魔法案件ならば専門家として当然に声がかかる。言動もかつてのそれで、この分野に関しては彼が一歩先を歩んでる感じが、とても良い。

アイルの目的は犬ことクロノウストに、はーちゃんの力を食わせて復活させ、過去に戻ってそこでずっと過ごすこと。

それと石化がどう関係するのか分かりません。裏切られたのか、予定通りなのかも不明。
しきりに「母親の杖」が出てくることや、石化アイルと形状が似ているように見えるので、何か関係あるのかしら。「杖の姿になって母親と一緒に過ごす」とか、そういうの。
壮太くんがサッカーボールっぽいものになってたので、単に過去を象徴するモニュメントになってるだけかな。

再登場した壮太くん。かつてのサッカー部キャプテンは、その後の人生でサッカーの道は断念したっぽい。まぁやむを得ない。元々が狭い道です。
とはいえ未来の自分の姿を見て、ショックのあまり石化。過去の夢を見ることを選んでしまった。

クロノウストがもたらす混沌とは何なのか。
この1週間色々ともちゃもちゃ考えましたが、意外といえば意外。描写的には時間停止だった。はぐプリ方式。もしくはマシュマロ方式。
「混沌」という響きから、過去現在未来が捏造も真実も一緒くたに混ぜ合わされる…みたいなのを連想していましたが、時間が止まる。

ただはーちゃんの言葉によれば、全ての命を消しさる存在らしい。
イメージ的にはゴーヤーン(過去に戻す)、ダークフォール(未来に生き急ぐ)をイメージします。
何より、時間停止だけだと不可思議な中学の卒業式写真と結びつきません。どうなるんだこれ。

壮太くんが見ていたのはサッカーをしていたあの頃。そして、はーちゃんから声援を受けてたあの時。
彼の視点だと、朝日奈さんとは昔馴染み。十六夜さんからは女子よりも先に名前呼びを求められた。はーちゃんからも早々に愛称で呼べと言われています。
物凄い充実した中学時代だ…。

サッカー部のキャプテンでエース。ルックスも性格も悪くはないので、さぞかしおモテになったと思われます。
その上で彼の心に残ってるのは、中学2年生との時に転入してきて、急にいなくなったはーちゃんだった。
何とも甘酸っぱいです。というか20歳なので辛うじて甘酸っぱいといえなくもないけど、多分ここで再会してなかったら30歳や40歳になっても引きずってたと思う。危なかった。

ボウリングの時も「はーちゃんとは連絡つかないのか?」と、朝日奈さんに詰め寄ったりしたんでしょうか。「…連絡先教えてくれないか?」と懇願したりとか?
朝日奈さん的には地雷の話題ですから、冷たくあしらったのかもしれない。あんまりしつこいとキレそう。
事情を知らぬ人たちからしたら、「みらいは壮太が好きなので拗ねた」とも見える状況です。すんごい面倒くさいことになってそう!楽しい!

その念願のはーちゃんのおかげで、間一髪のところで戻ってはきましたが、会話から察するにあの未来は確定していると思われます。
練習いっぱいして跳ね返すぜ!ではなく、未来はあんなで残念だけど良いこともあったの流れです。
プリキュア世界は「未来不変」が大きなテーマだと思われるので、さもありなん。

あと一応戻っては来ましたが、中学時代そのままのあの子に再会し、おそらくはまた連絡つかずとなると、またぞろヤバイ方向に拗らせそうな気はする。
中学時代に好きだったあの子が、当時の姿のそのままで、悩んでいる今の自分のところに来てくれたら、正気を保てる自信はない。

ここからしばらくはクロノウストに襲われた人を助ける展開なんでしょうか。
個人的に時間SFは好きだし、過去要素も絶妙に絡んできていてとても興奮して見ているのですが、それらに思い入れがない人には取っ掛かりがなさそうな展開には思う。
その辺、なんというか作り手側のこだわりを感じて好き。来週も楽しみです。

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(第3話)キミとアイドルプリキュア♪「勇気を出して♪キュアウインクデビュー!」感想

2025年02月21日 | キミとアイドルプリキュア♪
■(第3話)キミとアイドルプリキュア♪「勇気を出して♪キュアウインクデビュー!」感想

2人目です。ウインクさん。
本筋と関係あるか分からないけど、若干気になったこと。

歴代の「2人目」は大抵の場合、

・1人目との同時変身(例:黒白)
・プリキュアになる前から友人(例:夏木さん)
・どちらかが転入生や異世界人(例:花咲さん)

これらに当てはまります。
2人目は早々に出したいが、早々に出すと交友関係の積み重ねがなく、変身が唐突に見えるから…とかそのあたりの事情がありそう。
以前から仲が良いので1人目を助けるために変身しても変ではないとか、会ったばかりでも肩入れする強い動機が用意されてる。

蒼風さんはいずれにも当てはまりません。
同じく当てはまらない芙羽様は孤高の人ポジションで、出会いにドラマもありましたが、蒼風さんはクラス替えで一緒になっただけ。割とするっとしてる。

別にそれが悪いとかではなくて、ちょっと珍しい感じで印象に残りました。
幼少時に出会ったことがある…というエピソードは、案外ここから逆算して用意されたのかもしれない。(SSもそうなのかも)
咲良さんの「ピアノの演奏会で歌う」も、ギミック上ウインクさんの決め技が「ピアノが特技なのに、すぐに歌う」にならざるを得ず、「弾かないのかよwww」のツッコミが事前に予想されたので、咲良さんリスペクトの形に昇華した…のかも。

ファンサは名の通りウインク。その名前も若干気になる。

他二人は「アイドルスマイル」「キュンキュンポーズ」がファンサなので、キュアアイドルとキュアキュンキュンです。キュアスマイルやキュアポーズではない。
一方、ウインクさんはキュアウインク。改めて公式サイト見ると「ウインクがファンサ」とある。パッチンウインクとかではなくウインク。
なんだろうこの感じ。同じルールならキュア虚無とかキュアNULLとかなのか。パワーアップして修飾語を獲得し、改名したらどうしよう。

物凄く好感度高いのですけど、同時に不可思議なキャラの薄さがあるそんな不思議な印象です。批判ではなく良い意味で、謎の個性を発揮されてる。
たとえば前回の東中さんではなく、なぜ彼女がプリキュアなのかが、メタ情報を抜きにすると判然としません。
今作は「キミ」がキーフレーズの一つのようなので、何か仕掛けが用意されてるのかもしれない。楽しみ。

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(第6話)魔法つかいプリキュア!!~MIRAI DAYS~「真の目的」感想

2025年02月16日 | 魔法つかいプリキュア!!~MIRAI DAYS~
■(第6話)魔法つかいプリキュア!!~MIRAI DAYS~「真の目的」感想

遂に訪れた破滅の未来。来ると分かっているのだから、魔法学校も精鋭を揃えて迎撃態勢をとります。具体的にはソルシエール先生を配備した。強い。
あの方、プリキュアの涙やらプリキュア強化の魔法やらを使うので、「プリキュア使い」的な流派なんだと思う。

朝日奈さんらも、ひーちゃんをリコ父に預けて魔法界へ。
「行かなければいいじゃないか」とも思うのですが、朝日奈さん的には「未来は変えられる」認識です。だから実現を阻止しようとしている。
が、アイルが魔法学校を襲撃するところまでは変えられないので、迎撃にでないわけにもいかない。

ところがアイルはナシマホウ界で襲撃してきた。
訳の分からぬままピンクダイヤで応戦したのに対し「サファイアを避けた」と一言。
朝日奈さんらがちゃんとそこを考えてるのが、妙に嬉しいです。

かくして始まる激しいバトル。どれぐらい激しいかといえば、愛用の箒が壊されるぐらいに激しい。
そして召喚される魔法学校モンスター。なんだそれは。未来のあの現場はナシマホウ界でした。

アイルくんが呼び出す下僕は、彼の思い出から生成されているとのこと。
玩具縛りかのように見えたのはミスリードだった。魔法学校の思い出があるので、魔法学校モンスターも現れる。

分かってしまえば「なんだそれは」感がありますが、心地よいです。劇中視点でも視聴者視点でも、これは避けられない。
というかアイルくんは未来を見た際に、何がどうなればこうなるのか悩みまくったんじゃなかろうか。
「そうだ!本物の魔法学校ではないのでは!?」と閃いたとき、裸で風呂を飛び出したと思う。

敵の狙いは空中からの落下攻撃。高空にいるので迎撃できない。箒は壊れた。
したがって、選択肢がなかった。とうとう起動されるサファイアさん。お美しいです。負けフォームと言われ続けたサファイアが、こんなにも注目される未来が来るなんて。

これも先ほどと同様に、朝日奈さんらは「未来を変えられる」と信じたいのだから、最善手を打つしかない。
「街を見捨てて全力で逃げれば未来を変えられる」可能性を信じていても、それを実現させるわけにはいかない。
「ひーちゃんがこの場にいない」ことにすがりつつ、サファイアに踏み切った。

辛うじて迎撃はしたものの、学校の破片は飛び散り、2人は力尽き。おまけにひーちゃんもやってきた。リコ父…。

アイルくんの目的は過去に戻ること。
端々で描写されてきた「老い」も、「未来が暗い」「昔に戻りたい」の示唆だったようです。

そのためにはーちゃんを襲撃し、はーちゃんは力をひーちゃんに託した。かつてのラパーパのように。
あと、スマホンはずっと揺り籠だったので、はーちゃんを眠らせる機能もあったそうです。前作で知ってたら、七変化して逃げ出すはーちゃんを即行で眠らせそうだな…。

気合で戦闘を継続するも、それも含めて未来のとおり。
ひーちゃんが消えて、はーちゃんが戻ってきて、犬が正体を現して時を乱す眷属が現れた。
アイルくんは願いが叶って過去へ。

過去現在未来は本のようなもので、既にそこに在り、ページをめくればその時のことが起きる。
現代物理・哲学も同様の思想です。時間は流れておらず、全てが既に在る。
SF小説だと「あなたの人生の物語」を連想します。外からやってきた存在により、過去現在未来は既に在り、一方向への時間の流れなどはないこと人類が知ってしまう話。

前作では物理的な世界が一つに混ぜ合わされました。
今作は時間的な世界が一つになった…のイメージなのかしら。

とりあえず「中学校の卒業式」の写真が奇怪です。何故にリコやはーちゃんが写ってるのだろう?
歴史改変系は避けそうに思うので、過去に戻れてしまったので折角なのであの時できなかった記念撮影をしよう(気分出すために若返ってみた)かなと予想してみる。

仮に歴史改変やパラレルだとしたら、朝日奈さんが暗い顔をしてるのも疑問。今回の魔法学校のミスリードを思うと、見たまんまではなさそう。

朝日奈さんは「昔に戻りたい」と言っただけで「やり直したい」とは言っていません。
アイルも「本」だと認識しているので、過去を変えられるとは思っていないはず。

寂しいことに全12話の半分が終わってしまいましたが、逆に言えばまだ半分ある。ギミックが明かされたところで、次回が更に楽しみです。

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(第2話)キミとアイドルプリキュア♪「私、バズっちゃってる!?」感想

2025年02月11日 | キミとアイドルプリキュア♪
■(第2話)キミとアイドルプリキュア♪「私、バズっちゃってる!?」感想

咲良さんがバズられました。決め技の詠唱モーションを盗撮され、無断アップロードされたようです。
殴ったり浄化したりするところではなく、歌うところのみをアップしたあたり、プリルンの「歌」への熱い想いは本物らしい。

しかしながら怒られました。今年の女王妖精はしっかりしていらっしゃる。
よくよく考えてみれば、最後の切り札たる国防兵器の動画をほいほいアップロードしたら、敵に研究されてしまう。実際、研究された。

ついでに戦いの背景も語られました。
チョッキリ団によってキラキランドが壊滅した。
復興のためにリボンを集めよう。
素早い情報共有が本当に助かる。

更には敵にも怒られました。今年の敵幹部はしっかりしていらっしゃる。
熱心に研究してやってきたのに、アイドルさんは浮ついた様子で戦闘中に記念撮影。バズは斯様に人を狂わせる。

ただ𠮟った対象がアイドルさんではなく、プリルンだったのは興味深い。
承認欲求に狂う様を責めたのではなく、そんなのを選んだ戦略ミスを責めた。
チョッキリ団的には、戦ってる相手はキラキランドの残党なわけで、アイドルさんは現地調達した兵器だものな。

そしてそれを聞いたアイドルさん。プリルンを後悔させないためにも立ち上がり、「キミ」をキラキラにするために奮起なされた。

この辺のちょっと奇妙な流れは、キミプリさんの根底なのかなと思う。
2話だけの段階だと本作における「アイドル」は、事務所に所属している職業としてのアイドルではなく、「赤ちゃんは我が家のアイドル」のような意味でのアイドルに見えます。第1話でも親御さんが「うちの子は可愛い」と絶賛していました。

今回の「承認欲求そのものを直接には責めない」のも、その表れのように感じます。
コア視聴者は3歳~5歳ごろの幼児です。幼児が承認欲求全開で何が悪い。ママ!パパ!ほめて!わたし、カワイイ!わたし、すごい!!
そして親がそれをべた褒めして推しまくることに理由なんぞいらん。
もちろんネットリテラシーや周囲への迷惑等々のブレーキは必要ですが、承認欲求そのものが問題なのではない。

立ち上がった動機が、第一には自分を信じてくれたプリルンを裏切らないためなのも、その線に沿ってるように思う。
「親を悲しませないために頑張る」は、ともすれば危険な呪縛にもなりかねませんが、「褒めてくれたパパママがガッカリするから、ごはん中にふざけるのはやめよう」程度の話で捉えれば違和感はなさそう。

【今年の2人目・3人目】
2人目は来週登場なさるようです。
3人目は今のところ行動力旺盛なファンのひとり。

アイドルとファンの関係は、プリキュア的には鬼門のように思ってます。一方的な上下関係がある。
その対策で「お互いに推し(相手も何かを頑張っている)」で来るのかと思ったのですが、今回のご友人はあまりそのような感じにはならず。
ただ3人目は、現時点では推す立場なのが今後は並び立つので、その辺を反映してるのかもしれない。プリキュアを応援しているお子様が、自分もプリキュアになっていくイメージ。
もしそうなら、推している時期を長く描いた方が映えそうなので、加入はしばらく後なのかもしれない。

【今年の営業】
まだ2話だというのに、咲良さん頑張ってます。CMをまたいだグミ宣伝には感動すら覚えた。
他にもカメラ、ライトなども。特にカメラはストーリーにもがっつり食い込んでいます(承認欲求を否定しないのは、カメラの都合もありそう)。

キービジュアルには缶バッジグーも映っています。3人目の紫雨さんがグッズを自作するとか、いかにもやりそう。
玩具を売るぞ必ず勝つぞとの強い気迫を感じて、とても健康に良い。結果に繋がって欲しいです。

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(第5話)魔法つかいプリキュア!!~MIRAI DAYS~「流れ行く歳月」感想

2025年02月09日 | 魔法つかいプリキュア!!~MIRAI DAYS~
■(第5話)魔法つかいプリキュア!!~MIRAI DAYS~「流れ行く歳月」感想

朝日奈さんは呑気にご学友とカラオケをなされてました。
常人の感覚ではリコ先生と別行動するのはとてつもなく怖いと思うのですが、そういうの彼女は気にしない。
前作でもほいほい単独行動をなさってる。例えばリコさんの転入初日に、友人とバレーで遊んでるとか。

急激に成長していくひーちゃんがバレそうなので、一同はお引越しすることに。
しかしながら家電やら家具やら手続きやらで大わらわ。
魔法界における魔法は、ナシマホウ界における科学なので、「初めての魔法」と何かひっかけてるのかもしれない。

あと、まゆゆさんがご健在でした。さすがに再登場は厳しそうですが…。
前作のソルシエール先生といい若干あざといねじ込み方がされてるけど、ファンサービスが素直に嬉しいです。
過去を覗き見るギミックも、以前のエピソードの補充や前作キャラの登場に活きてるな。

未来を見た朝日奈さんは、アイルくんの所在は図書館だと特定。例によって変身アイテムを連れずに赴きます。朝日奈さんはそういう子だ。
そしてアイルくんもびっくり。こんな未来は知らん。

未来が確定していて何をどうやっても変えられないのなら、先の未来を知る意味も実は特にはない。結局行動は同じです。
が、人間心理としてはやっぱり怖い。
「この後の未来は見たのか?」と朝日奈さんに確認するあたり、アイルくんも動揺してそう。「見たよ。あなたが裸踊りしてた」とかハッタリかまされたらどうなってたんだろう。いや、自由意志がないのでどうもこうもないんですけど。

朝日奈さんは図書館で会う未来を見た。だから実際に図書館で出会えた。
パラドックスが気持ち良いです(厳密にいうなら、過去現在未来が同時に存在するとするなら、パラドックスではない。現実世界でも起こりうる)。

その後の展開を朝日奈さんが見ていないことを確認できたので、とりあえず自分が見た未来を目指してアイルくんは職場放棄。たぶん後で怒られてる。
コンビニでの買い物だの犬の散歩だの、端々で庶民臭いところを見せるのは何なんだろう…。
眷属のような異次元存在ではないとの描写と思われますが、これらを見ると意味深態度が精いっぱいの背伸びみたいで気の毒になってくる。

結局大きなトラブルもなく、自分の見た未来に合流できたので、そのままその通りにスマホンを見せつけたりしてみた。
この挑発行為に何の意味があるんだ…?殴られたらどうしよう…?
アイルくんの胸中を思うと心が痛む。

一方、朝日奈さん側も怖い。リコ先生(呼びつけた)と共にピンクダイヤを起動。サファイアは使えない。使うと負ける可能性があるので。
ではダイヤなら安心かといえばそうでもない。「サファイアを使えない」と分かってるのに使ってるのだから、それ以前にダイヤを破壊される等の展開がありうる。
ですが今回はそもそも戦闘にならず。変身バンクの入りで再びあの未来を見ました。そして場所が特定された。魔法学校だ。

これで魔法学校にも立ち寄れなくなった。近づくとあの未来が実現する。
尤も、未来不変なら避けようが何しようが必ずそうなるので、知っても知らなくても結果は変わらない。

しかもアイルくんによれば、それは明日らしい。
この一言、おそらくアイルくんのアドリブです。この瞬間の未来を見ていないので。
彼は彼で、何がどうなって明日の展開になるのか分かってないと思われる。

この辺りの時間ギミックは好き。何かがあって、魔法学校に行き、サファイアを使う。が、そんなことをする動機が朝日奈さんにはなく、むしろ積極的に避けるはず。
アイルくんにとっても、何がどうなってそうなるのか皆目分からない。
今日のこの戦いでダイヤを破壊するとかかな?と一瞬思ったに違いない。結果は戦闘にすらならず。どうすればいいんだこれ。僕が何かをしなきゃいけないのか?

未来不変であれば、嫌でも必ずそうなるので悩む意味はない。極論をいえば、自殺しようとしても何故かできない(但し「魔法学校に現れたのはアイルのゾンビでした」等はある)。
とはいえ怖いわけで、「明日だよ」と教えたのは若干パニック気味で漏らしたんじゃないかしら。いや彼が何をどこまで知ってるのか、本心が何なのかが分かりませんけど。

こうして「明日」「魔法学校で」「サファイアを使う」と負けると分かりました。明日は一日家で引きこもっていよう。
それでも何やかやでそれは実現するはず。予告を見るに、リコ父がひーちゃんを連れて行ったとかでしょうか。
この避けようとした未来が起きてしまう「何やかや」は時間ギミックの華ともいえる。しょぼいネタでもそれはそれで美味しいので、楽しみです。

次回でいよいよ全12話の半分が終わり。
時間モノが好きなのでここまでは異様な厚みで楽しめてます。今回の同棲ネタやまゆゆ等、ファンサービスも織り込んできてくれてる。
ただ端々で出てくる「老い」の描写がよく分からない。今のところ、ストーリーには関係しない。

OPで子供姿が出てくるのは、歌詞に合わせたお遊びかと思いきや、今回本編でも登場しました。
以前のエピソードを出すサービスと共に、「老い」との対比らしきものになってたり、闇の魔法に時間に関するものがあったことが例示されたり。時間ギミックのおかげで、無理なく過去の回想を出せるのは良いな。オトナプリキュアでもこれをできてたら、もっとスムーズだったと思う。前作のことを、公式が思うよりも私らは忘れてる。

モフルンがほつれたりしてたのも今後に関わるんだろうか。朝日奈さんの口ぶりから、今回初めてというわけではなさそう。
冒頭で「ぬいぐるみを持ち歩くのは奇妙」とわざわざ触れており、時間の経過=モフルンの経年劣化?はつい連想もする。シンプルに続きが気になります。

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