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穴にハマったアリスたち

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(第10話)魔法つかいプリキュア!!~MIRAI DAYS~「刻を追って」感想

2025年03月16日 | 魔法つかいプリキュア!!~MIRAI DAYS~
■(第10話)魔法つかいプリキュア!!~MIRAI DAYS~「刻を追って」感想

魔法界のみんなが刻に囚われ、カタツムリニアまで石化。ナシマホウ界に帰る手段すらなくなった…と思ったのも一瞬。
唯一救い出せていたヤモーさんのイードウで、さっくりと戻ることができました。確かに前作では、ほいほいと異世界移動してたものな。闇の魔法の名誉挽回。

ヤモーさんはモフルンに問う。あなたはプリキュアとどういう関係なのか?ずっと気にしていたとのこと。
モフルンの原理や正体ではなく、関係性を謎に思っていたあたり、とてもヤモーらしいと思う。

そんなヤモーさん。亜空間に潜んでいたクロノウストの決戦の最中に、裏切りなさった。望みはドクロクシー様との過去に再び浸ること。
ヤモーらしいと言うべきか、らしくないと言うべきか。
そのドクロクシー様は幻影だと明らかなのだから、らしくない気もするのですが、前作でも似たような執着をしていたものな。
ただそれはそれとして、朝日奈さんらに語った、闇の魔法使いの矜持としての共闘も全くの嘘ではなかったと思いたい。

朝日奈さんらは今日も今日とて、過去を見る。今回は忙しかったある日のこと。リコ先生は徹夜で採点し、生徒に舐められまいと気を張っていた。魔法ガールはひったくりの逮捕に協力し、授業に急いだ。
如何なる意味があっての回想なんだろう…?楽しく愉快な回想というわけでもなく、過去に何があったのかの補足という感じでもない。「若返ったあと筋肉痛」みたいなノリでもない。「会えなくて寂しかった」を改めて強調したんだろうか?

今月のアニメージュでのインタビューによれば、「あの時のまほプリ」に焦がれるのは過去への執着。
はーちゃんが戻ってきてフェリーチェに変身した際に、「遂にまほプリが復活!」と感じたとしたら、過去に囚われているとも言える。
(なお、今回もフェリーチェは名乗り「魔法つかいプリキュア!」に参加していません。意図的らしい。あの頃と同じようでいて、変わっている)

では過去に浸るのが悪いことかといえば、それも違うはずで、インタビューでもそう述べられている。
リコも今回、そこに言及しています。
とはいえクロノウストが「正しい」のかといえばそうでもないはず。

序盤から繰り返し描写されている「老い」や、共に過ごせなかった高校時代。
色々あるけれど、それでも未来に進んでいく…という展開だとは思うのですが、朝日奈さんがそれを表明する流れがいまいち見えない。

中学2年のあの頃は楽しかった。それから離れ離れになって辛かった。でも今はこうしてまた出会えた。
もしも辛かった高校時代の当時、中学時代の過去に閉じこもって時間を止めてしまったら、大学時代の今の幸せはなかった。
だから未来に進もう。たとえ今が辛くても、きっと未来は拓けている…とかだろうか。

ただこれだと「老い」への回答としては弱い気がします。老いそのものは基本的には一方通行なので、後から解消されるものではない。
老いの当事者ではなく、遺されていく側としてならおかしくないのかな。お祖母ちゃんが他界して悲しいけれど、また出会いはあるの文脈。

アイルとの決戦時に、意味深に出てきた「3人揃っての中学の卒業式写真」は結局なんだったんだろう?
過去に戻って歴史改変、パラレルワールド等々も囁かれましたが、残り2話では大掛かりなことはなさそう。
クロノウストの能力は在りし日の過去を見せることなので、存在しない「こうだったら良かったのに」は該当しないように思うのですが、次回で急にそれをやってくるのかしら。
それともアイルの「戻りたい過去があるだろう?」の問いに、単純に「こうだったら良かったのに」を思い浮かべただけでそれ以上の意味はない?

あと、今週は遂にピンクトルマリンさんが復活なされました。「2」でも響き渡る「ピンクトルマリン!」。
ピンクダイヤが生成されたときに、ピンクトルマリンは分解されて取り込まれたとかでなくて、本当に良かった。
過去への執着だろうと何だろうと、それはそれで良いのです。おかえりなさい、ピンクトルマリン…!
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