2013.8.20. Tue.
昼:
サンドイッチ 『エディアール』のチャバタで
ゴーヤのサラダ
南瓜のスープ
『ファブリス・ジロット』 フルール・ド・セルのビスキュイ
夜: ブラインドでロワールの白と赤。 こぱんちゃんがいるので、いつもより少し良いワインが続く。
MOF熟成チーズ
【P・アレオス熟成】 カマンベール・ドゥ・ノルマンディーAOP (白カビ)
アレオス氏が熟成する本家本元、フランスのノルマンディー産カマンベール。一口だけでも、心地よい残響のような余韻が長く続き、その奥深さに言葉もありません。
【P・アレオス熟成】 ペコリーノ・ペパート (ハード)
製造の段階で、粒コショウをその内部に潜めたスパイシーな羊乳製チーズ。塩気が強めで、羊乳らしいコクと甘みを備えたその味わいにヤミツキに。
ケソ・マンチェゴ(スペイン・羊乳・ハード)
生ハム・ピーチ
ノルウェー・スモーク・サーモン
焼き餃子 海老餃子、紫蘇餃子、大蒜餃子
焼き野菜 茄子と南瓜
大和地鶏の手羽先 名古屋風
Poilly-Fume Chateau de l' Abbaye de Saint-Laurent 2011 (フランス-ロワール地方 プイイ・フュメ地区) ソーヴィニヨン・ブラン100%
「プイイ・フュメといえば、サンセールと非常に場所も近く、ソーヴィニヨン・ブランを使ったミネラリーで良質な白ワインで世界的にも人気のアペラッションです。
このプイイ・フュメが造られる地はロワール河に近く、石英、泥灰土、石灰の混合ととても複雑。
石灰だけだととても固くなる酸味が泥灰土なども含まれた複雑な土壌によって、柔らかさも加わり、エレガントで厚みのある味わいに。
サンセールとほぼ同じタイプの土壌ですが、サンセールに比べて標高が低く、気温が高く、斜面も緩やかであることから、果実がしっかりと熟し、ワインはよりボディのある骨太の性質のものになることが多いそうです。
厳正評価パーカー’ズ ワイン・バイヤーズガイド:
『プイイは村の名前であり、フュメは「煙」を意味する。 世界中に名高いこのアペラシオンは、ソーヴィニヨンブランから世界で最もわくわくするようなワインを産出している。』
サン・ローランというコミューンもサンセールからたったの東に約13キロという場所にあり、良質なプイイ・フュメを造り出す産地です。
熟練したブドウ栽培家のモルラ氏は古い石細工の修復家でもあり、自身で修道院の古い地価蔵を、現在の樽貯蔵庫にしました。
モルラファミリーはプイイ・フュメの造り手としても歴史が深く、現在のオーナーであるパトリスは4代目で、1921年からこのドメーヌを運営しています。
所有する畑は14ヘクタール、年間の生産量は平均30,000本ととても少ない。
また、ロワールといえば、冷涼地のため、ヴィンテージによって非常に味わいが変わるといわれていますが、2009年のグレートヴィンテージに引き続き、2011年も比較的気候が穏やかだったヴィンテージのため、キリリとしたミネラルの中にも柔らかさがあります。
ロワールらしい透明でキレのあるミネラル感、フレッシュな酸味、そして柔らかさも加わり、白ワイン好きにはたまらないヴィンテージなんです!
「香りは透明感のあるミネラル感、すっきりとした柑橘系フルーツの果実味、やや白い石を思わせるような乾いたスモーキーさやハーブっぽさがとっても爽やか。
味わいは透明感のあるやわらかいいミネラル感、若々しい酸味と爽やかだけど凝縮感もある柑橘系果実とがなんとも絶妙なバランス。余韻も凛と美しく長く続き、最後までとってもエレガントな印象。ほんのりと苦味がいいアクセントになっています。」
草原にひっそりたたずむ白い石造りの小さなお城のように品のある存在感が最後まで続いていきます。
暑い時期は7-8度程度にきりっと冷やして、独特の厚みのあるミネラル感とスモーキーさ、やや苦みを感じる味わいが鮎などの苦みのある川魚とぴったり合います。
単に軽いだけのソーヴィニヨン・ブランではないので、旨みしっかりしているお魚料理にも負けません。
さわやかなハーブの印象は香草をつかったアジアン料理にも合いそうです。
チーズでいえばヤギのチーズをパーカーズバイヤーガイドではお勧めしていました。」
グリーンノートがしっかり、次にハーブ香、そして果実のアロマ。
アロマと違いお味はしっかり骨格のあるもので、フレッシュだが、マイルドさも有る。 良く出来たソーヴィニヨン・ブランだと感心。 これは美味しいと連れがご満悦。
どうも彼はソーヴィニヨン・ブランとグリューナー・フェルトリーナーが夏のお気に入りのようだ。
サーモンに◎〇。 冷やし過ぎたか、スモーキーなアロマは聞き取れなかったが、サーモンと合わせるとしっかりスモーキーさが現れて、ぴったりだった。
紫蘇餃子ともハーブ繋がりでとても良く合った。 ◎〇。 海老餃子とは〇。
手羽先と△〇。
チーズと合わせる前に、ネズミさんが飲み干していた。
ドメーヌ デ クロ ゴドー シノン レ コトー 2009 (仏/ロワール/ACシノン)
「カベルネフラン100%。ステンレス製のタンクによってマセラシオン、発酵が行われ20~25日かかり、その間温度は28~30度にコントロールされています。そしてオリの上でそのまま11ヶ月間熟成されます。カシスやブルーベリーなどの香り。比較的タンニンが少なく味わいに重さを感じにくい分、より繊細でエレガントなのがカベルネフランの特徴でもあります。」
「The reds and rosés are made from Cabernet Franc (known locally as Cabernet Breton), with an allowance of 10% Cabernet Sauvignon. They are typically dry and light to medium bodied and go well with food. In good vintages the red wines can be cellared for 10 years or more. Cabernet Franc grown on the stony terraces of the area tends to be a young wine with dominant notes of blackcurrant and anise. The wines from the steeper rockier areas along the hills that separate the Loire from the Vienne tend to produce wines that are more tannic and express the more austere terroir in a range of alkaloid flavors that give the wines a mineral, gamey complexity and a strong tannic backbone. These wines also tend to develop a velvety depth of spice flavors as they age. Though typically thought of as lighter wines, reds from good producers and strong vintages can be full bodied and well structured for aging. Their whites are composed primarily of Chenin blanc. They are typically described as dry, soft, light, and clean.」
2年程寝かせていたので、抜栓と同時に熟した赤い果実のアロマが立ち込める。 アロマ通りの飲み頃ばっちりのもので、酸味は割と有り、タンニンはシルキー。
とてもライトなボディで、今日の軽いお食事には丁度良い。 こういう日常的なお食事には、樽香の無い軽いワインが合うと再認識。
手羽先、大蒜餃子に〇。
チーズには軽過ぎて△。
サーモンには☓。