2012.4.30. Mon.
体調を整えるべく、祭日の定休日だが家で大人しく過ごす。
熟成チーズ2種 【ロドルフ・M熟成】 サン・ポワン(ウォッシュ)、 【P・アレオス熟成】 アフィデリス(ウォッシュ)
軟骨入り鶏つくねの焼き鳥 タレ味+柚子胡椒
野菜たっぷり焼きそば
〆:ドンクのミニクロ
シャトー・レ・ショーム・ラグランジュ chateau chaumet lagrange 2000 (シュッド・ウェスト / ACガイヤック)
色はまだ若々しい半透明のルビー色。 ちょっと今までとは勝手の違うアロマ。 チョコ、枯れ葉、タバコ、黒い果実、etc. なんかひっかかる嫌な臭いが…
今まさに飲み頃。 抜栓してすぐは、還元臭と嫌なアロマが強かったが、10分も置くと果実香も出てきてお味も少し苦味のある(いがいがとした?)癖はあるものの、甘い果実のものに変わる。
酸味やタンニンは蔭を潜めている。 とにかく「無骨」なワイン。という印象だ。
この「無骨」さも、今日のような日常メニューには返って合うのかもしれない。 概ね〇。
チーズにも〇。 ちーずと一緒だと、嫌ないがいがが消えマイルドな果実味が前に出てワインは良くなるが、チーズの味を高めることはない。
一体どんな葡萄を使っているのか気になってガイヤック及び葡萄品種について調べてみた。
このワインの品種は、フェル、シラー、カベルネ・ソーヴィニヨン、とある。
どうもこのフェル(=フェール、セルヴァドゥー、ブローコル)というガイヤックの赤用地葡萄が今まで味わったことのない野趣豊かなアロマやお味をもたらしているようだ。
Fer Servadou(フェール・サルヴァドール)別名Mansois(マンソワ)は、カベルネの部類に属する晩熟の皮の厚いもののようで、このワインの武骨さも納得できた。笑
ガイヤックGAILLACはミディ=ピレネー地域圏・オート=ガロンヌ県に位置し、トゥールーズの北東にある。
ガイヤックワイン(AOC)の産地を流れるタルン河流域はフランスで最も古い葡萄栽培地として知られています(その歴史はガリア時代にさかのぼるとか)。
AOCワインでは珍しく13種もの葡萄品種の使用が認められており、それゆえ、赤、プリムール、辛口白、甘口白、ペルレ、ムスーといった多種多様なワインが産出されています。
日本では飲まれる機会が少ないかもしれませんが、二千年以上の歴史を持ち、そしてフランソワ一世も愛したとされている.
フランス南西部 Sud-Ouest ~フランス政府観光局のHPより
「フランス南西部のブドウ畑」の名称に分類されるアキテーヌ地方、オーベルニュ地方、ミディ・ピレネー地方のワインは、多様な原産地呼称のブドウ畑が寄せ集まって形成されています。
ドルドーニュ川両岸からロット渓谷 Vallee du Lot まで、バスク地方からガスコーニュ Gascogne とアジュネ Agenais の両地方まで、さらには、中央山塊 Massif central の南部からタルン Tarn の丘陵地まで、ガロンヌ川からトゥールーズ地方の玄関口まで続く地域一帯にまでおよびます。
カオール Cahors、ガイヤック Gaillac、フロントン Fronton、タリケ Tariquet、デュラス Duras、ジュランソン Jurancon、イルルギ Irouleguyなど、南西地方のブドウ畑では、ブドウ栽培の何世紀も続く伝統と、特徴的なワインやスピリッツの結びつきを保存しながら、数多くのこの土地固有の品種が栽培されています。
2000年の時を越えた貴重な銘柄がワインリストに名を連ね、20を下らないAOC(原産地呼称統制)を誇っています。