2012.1.30. Mon.
熟成チーズの頒布会に申し込み、届いた1月分のメイン「ロドルフ・M熟成のモン・ドール」を頂く。
合うワインを吟味。 今日は定休日でゆっくりお家ご飯できるので。
モン・ドールAOP
モン・ドールは、ジュラ山脈の高地で放牧される牛の牛乳から作られる柔らかいチーズである。1kgのモン・ドールを作るのに、およそ7リットルの牛乳が必要となる。円盤型のチーズで、直径は12-30cm、厚さは4-5cm程度である。モン・ドールはその外周にエピセア(モミの木)の樹皮が巻かれており、その芳香もモン・ドールの特徴の一つとなっている。
モン・ドールはウォッシュタイプのチーズであり、定期的に塩水で表面を拭きながら熟成させる。この作業によって表面にはクリーム色~オレンジ色の表皮が形成され、また表面に敷布の布目が移る。拭く頻度や箱詰めのタイミングによっては、モン・ドールの表面に白カビが生える。この白カビは食用上無害なものであり、ブラシ等で除去されてから出荷される場合と、そのまま出荷される場合とがある。
市場に流通する際には、モン・ドールは丸い木箱に収められる。熟成の程度が判別できるよう、店頭では木箱の蓋を外し、通気性のラップを張って陳列される場合が多い。熟成したモン・ドールは非常に柔らかく、エピセアの樹皮やこの木箱が無ければ形を維持する事ができない。そのため、モン・ドールはカットして提供される事よりも、中身をスプーンですくって食される場合が多い。どうしても切り分けて販売しなければならないチーズ店では、モン・ドールの切断面に大理石の重石をあてがい、中身の流出を食い止めている。
モン・ドールは暑さに弱く、傷みやすい為に気温の高い夏季は生産されない。モン・ドールのオフシーズンには、同所の牛乳は日持ちの良いハードチーズであるコンテの原材料となる。
アレオス氏推薦: 色々なワインと合うのが特徴。
ボジョレーだとか、フルーティーだがタンニンのあまり強過ぎない優しい味わいの穏やかなワインと。
ジュラ県のワイン。
- Arbois
- Château-Chalon
- L'Etoile AOC
- Macvin du Jura
- Côtes du Jura
- Crémant du Jura
ロドルフ・M熟成 モン・ドールAOP
キムチ鍋
キムチに合うワインについては『神の雫⑬』でもやっていたよなぁ~
その結論はイタリアの「グラベッロ・ロッソ」だった。
無難なのは泡、という意見も良く耳にするので、無難に「ランブルスコ」で。
後、冒険してカベルネ・ソーヴィニヨンも。 モン・ドールと合わせてみたいのと、キムチとの相性も興味があったので。
流石にボルドー系ではなく、アルゼンチンのもので。
LE GROTTE REGGIANO LAMBRUSCO ROSSO SECCO NV (イタリア / エミーリア・ロマーニャ / DOCレッジャーノ /メディチ・エルメーテ)
アラモス カベルネ・ソーヴィニヨン・ カテナ 2009 (アルゼンチン)
アルゼンチン・メンドゥーサのカベルネ・ソーヴイニヨン100%
【カテナ・アラモス】
アンデス山脈の麓メンドーサは、豊富な日照量と、標高800-1500mにおける冷涼な気温により、高品質ワインの産地として注目を集めています。
カテナはロバート・パーカー氏がアルゼンチンで初めて最高の★★★★★(傑出)と評した、国内トップクラスのつくり手。
異なる標高に所有する畑からのぶどうの絶妙なブレンドにより、エレガントで複雑なワインを生み出しています。
強い埃の臭い。 空気に馴染むに従って赤い熟した果実の甘いアロマ。 スパイスのアロマも。
30分程開栓して置いておいたら、すぐに飲み頃に。 熟した果実の甘さ+滑らかなタンニンで実に凝縮感のあるワインでこれはいい。
マリアージュは
モン・ドール:
定番のクレマン・ド・ジュラを合わせたかったが、用意が無かったので赤系にチャレンジしてみたのだが、本当にワインを選ばないかもしれない。
安いランブルスコでは流石にワインが負けてしまい、△〇。
アラモスは大変良く合った。 〇◎。 ワインがエピセアの香りを消すこともなく、軽いスパイシー感と果実実がチーズの個性を増してくれる。
今日はもうこれだけで幸せを満喫できた。
残ったモンドールで次は白を攻めたい。
キムチ鍋: チゲ風ではなく和風キムチ鍋。 赤により合うように隠し味に赤味噌を入れた。
どちらのワインも〇。 強いて言えばアラモスの方が私的には良く合っていた。
アラモスの陽気な果実味がホットなカプサイシンと合う。
この手のお料理は人の好みが実に分かれるのも当たり前だろうと思う。 辛さに強い人と弱い人で全然感じ方が違うだろう。
私は割と辛い好きなので、唐辛子の味を感じつつアラモスの風味もしっかり感じられた。
この味なら牡蠣でさえ炊きこむと赤に合うと思う。
コーヒーとチョコレート(フィリップ・リゴロ作)