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気軽に我流でワインを楽しんでみようかと。

フランス宮廷の磁器 セーヴル、創造の300年

2018-07-16 23:37:25 | Museum

2018.7.16. Mon.

 『フランス宮廷の磁器 セーヴル、創造の300年 / 300 ans de création à Sèvres: Porcelaine de la Cour de France」 』 於「東洋陶磁美術館」 

香雪美術館で、今日が最終日と分かり、慌てて移動。

昔の東洋陶磁博物館と違って、展示スペースも広く、見ごたえのある展示でした。 欧米式で撮影もOKなのが嬉しい。

ビデオによる薪窯の焼成の放映もされていて、とても興味深かった。

   

    

「今回の展示では、フランス宮廷に育まれ、時代とともに変化し続けてきたセーヴル磁器製作所の300年に及ぶ活動をご紹介いたします。
 セーヴル製作所は、ヨーロッパで磁器への憧れが大いに高まった18世紀、1740年にパリ東端のヴァンセンヌに生まれた軟質磁器工房をその活動の始まりとします。強大な権力を誇る国王ルイ15世の庇護を受けて、パリとヴェルサイユの間に位置するセーヴルへと移転した製作所は、王立の磁器製作所となり1769年には硬質磁器の開発に成功します。宮廷に愛された画家や彫刻家が招かれて知的で洗練された作品を生み出し、ルイ16世とその王妃マリー・アントワネットに納めたほか、外交上の贈り物としても用いられ、ロシア皇帝エカテリーナ2世をはじめとした王侯貴族を魅了しました。フランス革命の混乱を経てナポレオンが台頭すると、セーヴルは新古典主義の作品を製作し、19世紀半ばからの万国博覧会の時代にはテーブル・ウェアという範疇にとどまらない作品へ展開しました。日本との交流では、20世紀初頭に外国人作家として初めて、沼田一雅が型の製作に携わりました。こうした芸術家とのコラボレーションは、ピエール・スーラージュや草間彌生などと、伝統的なテーブル・ウェアの製作と併せて現代も精力的に行われています。
 今回、製作所の300年の歴史を物語る、セーヴル陶磁都市の所蔵作品約130件をご紹介します。変化しながらも常に優雅で洗練された作品を製作し続けてきた、セーヴル磁器の魅力を感じていただければ幸いです。」

   

   

   

感動の作品でした。 セーブル・ブルーが美しく、ペルシャの影響を受けた意匠も素晴らしい。

常設展示なのでしょうか、いくつかのお部屋は東洋陶磁博物館所蔵の館らしい展示物でした。

    国宝の油滴天目まで観れて、感激。

   

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「珠玉の村山コレクション ~愛し、守り、伝えた~」 Ⅲ 茶の道にみちびかれ

2018-07-16 22:09:29 | Museum

2018.7.16. Mon.

 『「珠玉の村山コレクション ~愛し、守り、伝えた~」  Ⅲ 茶の道にみちびかれ』  於「中之島香雪美術館」  

気になっていた、中の島にオープンした香雪美術館に、やっと行けました。

   

「中之島香雪美術館の開館記念展「珠玉の村山コレクション~愛し、守り、伝えた~」は、朝日新聞社の創業者・村山龍平(1850~1933)が収集した美術品の中から、約300点を選りすぐり、1年間5期にわたって紹介しています。館所蔵品は重要文化財19点、重要美術品23点を数え、時代や作家を代表する名品も多くあります。これらの所蔵品に、村山家から寄託された美術品を加えた「村山コレクション」は、これまでまとまった形で紹介されたことはなく、今回が初めて全容を公開する機会となります。
オープンニングを飾った第Ⅰ期展「美術を愛して」、第Ⅱ期展「美しき金に心をよせて」に続き、第Ⅲ期展「茶の道にみちびかれ」を、7月7日(土)から開催します。村山が収集し茶会で用いた茶道具約80点を紹介します。

明治35年(1902)に大阪の自邸で開いた第3回十八会、大正11年(1922)に京都鷹峯の光悦寺で開催された光悦会、同13年に神戸御影の自邸で開いた玄庵残(なごり)茶会について、当時の記録をもとに道具の組み合わせを紹介します。さらに、大正時代に刊行された名物茶道具カタログである『大正名器鑑』に収録された、村山秘蔵の茶入と茶碗を一堂に展示します。

室町時代後期(16世紀)の記録に登場し、400年以上前からその存在が確認できる唐物「肩衝茶入 銘 薬師院」(南宋~元時代、13~14世紀)のような名物茶器や、京都の桂川で漁師が使っていた魚籠(びく)を千利休が花入に見立てたとされる「桂籠花入」(桃山時代、16世紀)のような、茶器にまつわるエピソードを伴うものなど、所蔵の茶道具を代表する作品を紹介します。また、琳派風の懐石道具を得意とした尾形乾山が制作した「色絵立葵文透鉢」(江戸時代、18世紀)のような、時代の古さを感じさせない卓越したデザインによる作品も出品します。」

    桂籠、想像していたよりかなり大きい。

    誰にも好まれる乾山ですね。 私も大好き。

茶会記に合わせての展示がとても見やすく、数寄者ならではの型にはまらない道具組が新鮮で楽しくもありました。 連れもツボにはまったようで、いつになく真剣に鑑賞していました。

懐石の献立がとても気になるところでした。 あの「青磁扇文向付」のには何をどのように盛ったか、興味深々。

道入の耳付水指「大名」の意匠もユニークだし、口が狭いとはいえ平たい水指を11月に使うのは、凡人には出来ない… 数寄者の世界は楽しいな。

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57.  蕎麦切 いもせ (大阪市玉造)

2018-07-16 17:28:54 | 蕎麦

2018.7.16. Mon.  

蕎麦切 いもせ

ミシュランガイド大阪2016、2017のビブグルマンとして掲載されているお店です。

住所:大阪市中央区玉造2-9-2 (地下鉄玉造駅から徒歩4分、JR玉造駅から徒歩7分)
電話番号:06-6762-5147
営業時間:11:30~14:30、17:30~20:30
定休日:月曜日(祝日は営業)・火曜日

   

   

開店10分前に到着し、一番乗りで入店。

 突き出し

   

 すずしろ(十割蕎麦+焼きのり)   

    

   

非常に腰が強く、喉越し抜群。 お塩と好相性。

 妹山そば   温かいお蕎麦、二八です。 こちらも、とっても美味しい。

   

   

こだわりの建築、接客も良く、とってもリーズナブルなお店でした。

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