老人党リアルグループ「護憲+」ブログ

現憲法の基本理念(国民主権、平和、人権)の視点で「世直し」を志す「護憲+」メンバーのメッセージ

朝日新聞の選挙に関する記事は不公平ではないか

2019-07-13 15:59:47 | マスコミ報道
7月10日朝日新聞大阪本社発行の3面に、『ルポ現在地、2019参議院選、時給「761円」鹿児島の嘆き』、というキャッチフレーズで特集記事が出ていた。

そして朝日デジタルでは『 時給761円と762円はしごする日々、年金も生活費に』というキャッチフレーズで同様のことが書かれている。
https://www.asahi.com/articles/ASM773F7WM77ULFA001.html

さてこの最低賃金問題はどこの誰が言い始めて、今各政党が参議院選挙の争点にしているのか、天下の朝日が知らぬはずはあるまい。

それは4月10日に山本太郎参議院議員が「れいわ新選組」という政治団体を立ち上げ、八つの政策のなかの一つに全国の最低賃金を一律1500円に引き上げるという政策が含まれていたことに始まる。

そして八つの政策を各地の街頭演説で訴え始めたところ、日を追う毎に聴衆が増えてきて、7月6日に参議院選挙が公示スタートするや、与野党含めて、「れいわ新選組」が訴える国民生活の底上げが争点化されたのだ。

10日の朝日新聞記事でも、自民党・公明党は時給の最低賃金を「2020年代早期に全国平均1000円に引き上げ」、立憲民主党は「5年以内に1300円」、国民民主党は「早期に全国どこでも1000円以上」、共産党は「直ちに全国一律1000円に引き上げ1500円を目指す」と報じている。

しかしこの特集記事のどこにも、最初に最低賃金を1500円にすると言い始めた「れいわ新選組」の政治団体名は全く記されていない。

れいわ新選組は参議院選挙公示前の4月10日に、6年前の東京選挙区で66万票を得て国会に送り込まれた山本太郎参議院議員が立ち上げた政治団体である。66万票を得た議員の意思、66万票の選挙民の意思は全く無視されていることでもある。

朝日は10日の新聞に、最低賃金時給について「761円、鹿児島の嘆き」という特集記事まで出しながら、そこには「れいわ」の「れ」の字も書かれていない。またこの前日の9日には山本太郎氏は鹿児島中央駅前の街頭演説(下記url)で「鹿児島の時給は761円で全国ワースト、これを一律1500円にしたい」と訴えている事実を朝日新聞が知らぬはずはあるまい。

https://www.youtube.com/watch?v=LtZHDyQiQ8o

朝日新聞は何を忖度しようとしているのか、広告企業を忖度しているのか。それより新聞購読者に事実を伝えることを忖度しろ、と言いたい。

「護憲+BBS」「マスコミ報道を批評する」より
厚顔
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