老人党リアルグループ「護憲+」ブログ

現憲法の基本理念(国民主権、平和、人権)の視点で「世直し」を志す「護憲+」メンバーのメッセージ

自粛と補償はセットでお願いします

2020-03-30 20:50:48 | 社会問題
マスクが無い。トイレットペーパーが無い。お米、冷凍食品が無い。ここ数日、特に小池都知事が「首都封鎖」という言葉を言い出してから、その傾向が強くなったようだ。

私の友人からラインでメールが来たのはそんな時だった。

彼女の話では、何とかという自己啓発作家が「主都封鎖になったら次々と地方自治体封鎖になり、鉄道、道路も封鎖になる。食料品も入って来なくなり、やがて預金封鎖もありうる。今のうちに銀行から千円札で生活費3ヶ月分降ろしておいた方がいい。」と言っているらしい。だから彼女は千円札で3ヶ月分降ろしておこうか、と言っていた。

彼女は薬科大学を出た現役の薬剤師で、私は薬の事、体調の事などについて彼女に相談しているが、何故社会の第一線で働いている人がこの情報を疑問に思わなかったのだろうと不思議だった。

冒頭に書いたように、マスク、トイペ、米、冷食などが無くなり、空のスーパーの棚を見て、次に来たときは余分に買っておこうと思うのだろう。そしてTVのワイドショーがスーパーの空の棚を映して不安を煽る。彼女はSNSで敬愛している、ある先生からのこの情報を読んで、信じてしまったらしい。

「首都閉鎖」という言葉はインパクトがあるが、そう簡単に鉄道を止められる筈がない。道路封鎖なんかしたら物流が滞り企業活動出来なくなる。

そこまでやるなら東京都も国も覚悟を決めて、それなりの補償をしなければならない。今、東京都はオリンピック延期の負担金600億強を払わなければならないから、そんな気も余裕も更々ない。今は鉄道や道路を止める法律もない。

彼女に会った時そう話したら、「その補償って税金から払うんですか!」とびっくりしていた。

アメリカ、ヨーロッパ諸国は外出禁止等の強い処置を取っているが、町のレストランなどは休業補償されている。それだけでなく、国民にその国の首相の決断で税金からお金を配っている。それをしなければ人権意識がちゃんとしている国の国民が唯々諾々と従う筈がない。

その話をしたら「何故日本はしないのだろう」と言っていた。

日本のTVでは、諸外国の強い外出禁止やお店を閉めたりそれに違反したら厳しい処置をする等の話題は流すけれど、政府の休業補償や国民に税金からお金を配る話は殆ど流さない。

税金はイザという時に国民に使うものではないだろうか。一律にお金を配ったら富裕層にも配るのかという意見もあるけれど、余裕のある方達には来年確定申告してもらい雑所得で取り立てればいい。

是非、自粛と補償はセットでお願いします。

※この投稿を書いているとき思いだしたのですが、社会福祉協議会がコロナ等の影響で休業したり仕事をなくして生活に困窮している人に無利子、無担保、保証人無しで10万~80万円迄お金を貸してくれるそうです。返済は一年後ですがその時生活に困窮していたら返済する必要がないそうです。

藤田孝典さんのツイッターから得た情報です。これって分割返済もできるのかしら。
https://twitter.com/fujitatakanori/status/1242758968079814656

「護憲+コラム」より
パンドラ

コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 森友事件で自死 財務局職員... | トップ | 歴史的な体験を活かせない人類 »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。

社会問題」カテゴリの最新記事