老人党リアルグループ「護憲+」ブログ

現憲法の基本理念(国民主権、平和、人権)の視点で「世直し」を志す「護憲+」メンバーのメッセージ

「鵺の鳴く世は恐ろしい」けれど…

2020-10-13 09:38:22 | 菅政権
「鵺」という名の妖怪をご存知だろうか。日本で伝承される妖怪だそうだ。

顔は猿、胴体は狸、手足は虎、尻尾は蛇という説もある。その鳴き声は不気味で、「ホーア ホーア ホーア」と鳴き渡り、その不気味な鳴き声が聞こえた土地は必ず災いに見舞われたという。

故にはっきりしない事柄、立ち回りは上手いがはっきりしない人物の事を「鵺のよう」と言うとか。

さて、令和の世に「菅(鵺)政権」が誕生した。安倍政権を継承するというが、これが鵺のようだ。

一つ分かった事は、総理の首をすげ替えても、「鵺」である政権は変わらないという事だ。菅政権になってから、正にその意思を明確にした。

自分の政策に異を唱えた官僚を左遷した。安倍政権の政策に反対したメンバーを任命拒否、拒否の理由も説明しない。

最近「学術会議の名簿は99人しか見ていない」(!)と言いだした。では誰が総理も知らない間に勝手に6人を削除したのだろう?真に奇怪な「鵺」のような話である。更にあろうことか学術会議の行革まで口にし始めた。

この様な権威を振りかざす問答無用なやり方は、あっという間に国民へと向けられるだろう。

一方では携帯電話の値下、判子を廃止してデジタル化を進める。目先の合理化、ちょっとしたお得感で国民の感心を得る。

以前現政権の閣僚の一人が、「ナチスの手口に学んだらどうか」と恐ろしい事を言ったが、それはもう、実行されて居るのかもしれない。

官僚の人事権を掌握し、マスコミを恫喝あるいは柔軟して、今度は学者を「逆らえば任命しない」と脅す。次は私達国民の番かもしれない。

恐れてばかりではいられない。これから選挙に向けてますますの恫喝と懐柔は進んでいくだろう。菅政権は銀行や役所の屋上で目を光らせる冷酷な管理局を想わせる。主である国民を蔑ろにして、自分に逆らった者は徹底的に潰す。

対抗するにはどうしたら良いか。

野党連合を更に進めるしかない。立憲、共産、社民、国民、れいわの各政党が纏まり自公政権を倒す。そのためには足の引っ張り合いはやめて欲しい。応援団の人たちも人格攻撃などツイッターで呟くのはやめて欲しい。100%良い政治家などいない。失望しても絶望しないで、投げ出さず、「政権交代」に向けて共に歩いて行こうではないか。

国民も、「鵺の鳴き声も可愛いわね」「パンケーキが好きな鵺なんて珍しいね」等と言っていたら、気付かぬ内に奴隷の路を歩む事になるだろう。

いつまでも鵺の鳴き声に怯えているわけにはいかない。

「護憲+コラム」より
パンドラ

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