老人党リアルグループ「護憲+」ブログ

現憲法の基本理念(国民主権、平和、人権)の視点で「世直し」を志す「護憲+」メンバーのメッセージ

民進党前原代表は「国共合作」に学べ

2017-09-21 17:28:47 | 民進党
9月の臨時国会冒頭での安倍首相の衆議院解散は、ほぼ間違いなさそうである。野党は乱立、代表交代、離党者続出等で大わらわの最中に、虚を突かれた形である。やっと自民党候補者への共闘を模索し始めたようだが、野党第一党の民進党前原代表が、共産党との理念・信条の違いから野党統一候補擁立には慎重で、前途多難な様相である。

前原代表は、自身の選挙区が伝統的に共産党が強い京都であり、総選挙の都度共産党候補と競っており、それに打ち勝つには共産党との理念・信条の違いを常時選挙民に訴えねばならない事情もあるのだろう。そのような中、民進党の代表になり安易に共産党と妥協しようものなら、地元選挙民への有言不実行を問われかねない。

かといって野党乱立では、全体として自民党に勝てず、民進党の現有議席も維持できない結果となりかねず、全体を立てれば地元が立たずのジレンマを抱えている。まさにこのような場合の野党第一党のリーダーの器と対応力はどうあるべきかが問われている。

そこで思い起こすべきは歴史の教訓、中でも、共通の敵であった日本軍に対峙するために行った中国共産党と国民党の「国共合作」の教訓である。

それまで犬猿の仲で内戦までしていた共産党の毛沢東と国民党の蒋介石が手を結び、最終的には日本軍を駆逐したのである。詳細は以下を見てほしい。

https://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%9B%BD%E5%85%B1%E5%90%88%E4%BD%9C
国共合作 (ウィキペディア)
「国共合作(こっきょうがっさく)とは、1924年から1927年と、1937年から1945年の2度に亘り中国国民党と中国共産党の間に結ばれた協力関係のことである。「合作」は中国語で協力関係を意味する。」

結論から言えば、民進党の前原代表が自民党を倒すために、歴史・故事に習い、懐の深い政治家になれるか否かである。中国の両政治家は互いに内戦を繰り返した過去を持ちながら、一時それを水に流し、共通の敵の為に手を組んだのである。

「小異を捨て大同につく」、「実(身)を捨ててこそ浮かぶ瀬もあれ栃の皮」という諺もある。野党第一党の代表になっても、いつまでも京都選挙区の事情を抱えて野党統一候補が立てられないようであれば、結果自民党議席を減らせず、与党が現有議席維持のままならば、次の参議院選でも自民党に勝てる見込みは無い。そうであれば、前原代表は、蓮舫前代表同様、即刻民進党代表を辞任すべきであろう。

「護憲+BBS」「メンバーの今日の、今週の、今月のひとこと」より
厚顔

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1 コメント

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免疫不全な民進党 (竹内春一)
2017-09-21 19:01:50
前原の恩師であった高坂正堯京都大学法学部教授はエイズで死んだ。恩師の政治的意志が前原代表に強く受け継がれている。前原代表は日米安保を堅持だから、共産党と合わないのは当然である。

ところが日米安保に暗い影がさしてきた。アメリカが北朝鮮を先制攻撃すれば、北朝鮮の国民は全滅するまで抵抗すると予測される。反撃で日本も相当な被害が予想されている記事もある。北のicbmを恐れるカナダは北に対して友好国だとメッセージを送っているらしい。日本国民も日米安保のために日本が戦場になることに一人も賛成しないだろう。つまり高坂先生の言うようにアメリカの言うことを聞いておれば日本は安全だと言う時代ではなくなった。

そこで、どうするんですか。前原代表。このまま免疫不全で民進党は死ぬのですか。それとも政治的意志を国民に向けて表明するのですか。死か意志か。それが問題だな。
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