通常国会の衆議院予算委員会で、民主党議員が下村文科相を政治資金規正法違反で追求している。その質疑を毎回テレビで見ているが、テレビ視聴者では誰一人、下村文科相の答弁に納得できる人は居ないのではなかろうか。
その質疑応答を聞けば、下村大臣は全国の何カ所かに「博友会」という支援団体を持ち、そこからも何らかの資金援助を受けているらしい。民主党議員が博友会の活動実態を調べて政治団体ではないかと追求すれば、任意団体と言い逃れ、そこからの金の流れを政治献金ではないかと追求すれば、寄付だと言い逃れる。そのほかにも博友会の元幹部が下村氏に講演料を支払い、宿泊代も負担したと証言しているにもかかわらず、そのようなものは受けていないと、シラを切る厚顔無恥ぶりである。その詳細は日刊ゲンダイ(下記URL)に詳しく報じられているのでアクセスしてみて戴きたい。
http://www.nikkan-gendai.com/articles/view/news/157887
http://www.nikkan-gendai.com/articles/view/news/157791/1
問題は、教育界の最高責任者である文科大臣がこのような嘘を平気で述べていることが教職員に与える悪影響である。教職員がそれを真似し、学生や児童がそれに倣い始めたらどうなるか、日本の道徳感【嘘は泥棒の始まり】や倫理教育は汚され、台無しである。もはや下村大臣には倫理教育を語る資格もあるまいし、冷笑劇場である。
余談になるが、スタッフ細胞で有名になった理化学研究所の元副センター長は部下のスタッフ細胞論文の偽計が暴露されて、その責任を取るかたちで自ら命を絶ち、世界の細胞医学の損失と惜しまれた。これは過剰な責任の取りかただったように思う一方、下村文科相の言い逃れと無責任はこれとは対極で、政治家はどうしてこう図太く生きられるのかと思う次第である。仮に二つの事件の発生時期が逆であったなら、理研の副センター長も理研の主務官庁【文科省】大臣の生き様を参考に、自殺に追い込まれずに済んだのではないかと、有能な学者の死が惜しまれてならない。
「護憲+BBS」「政権ウォッチング」より
厚顔
その質疑応答を聞けば、下村大臣は全国の何カ所かに「博友会」という支援団体を持ち、そこからも何らかの資金援助を受けているらしい。民主党議員が博友会の活動実態を調べて政治団体ではないかと追求すれば、任意団体と言い逃れ、そこからの金の流れを政治献金ではないかと追求すれば、寄付だと言い逃れる。そのほかにも博友会の元幹部が下村氏に講演料を支払い、宿泊代も負担したと証言しているにもかかわらず、そのようなものは受けていないと、シラを切る厚顔無恥ぶりである。その詳細は日刊ゲンダイ(下記URL)に詳しく報じられているのでアクセスしてみて戴きたい。
http://www.nikkan-gendai.com/articles/view/news/157887
http://www.nikkan-gendai.com/articles/view/news/157791/1
問題は、教育界の最高責任者である文科大臣がこのような嘘を平気で述べていることが教職員に与える悪影響である。教職員がそれを真似し、学生や児童がそれに倣い始めたらどうなるか、日本の道徳感【嘘は泥棒の始まり】や倫理教育は汚され、台無しである。もはや下村大臣には倫理教育を語る資格もあるまいし、冷笑劇場である。
余談になるが、スタッフ細胞で有名になった理化学研究所の元副センター長は部下のスタッフ細胞論文の偽計が暴露されて、その責任を取るかたちで自ら命を絶ち、世界の細胞医学の損失と惜しまれた。これは過剰な責任の取りかただったように思う一方、下村文科相の言い逃れと無責任はこれとは対極で、政治家はどうしてこう図太く生きられるのかと思う次第である。仮に二つの事件の発生時期が逆であったなら、理研の副センター長も理研の主務官庁【文科省】大臣の生き様を参考に、自殺に追い込まれずに済んだのではないかと、有能な学者の死が惜しまれてならない。
「護憲+BBS」「政権ウォッチング」より
厚顔