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老人党リアルグループ「護憲+」ブログ

現憲法の基本理念(国民主権、平和、人権)の視点で「世直し」を志す「護憲+」メンバーのメッセージ

映画「米軍(アメリカ)が最も恐れた男 その名は、カメジロー」

2017-09-07 17:54:37 | 沖縄
これは、2014年11月、TBSテレビのニュースキャスターとして沖縄県知事選を取材していた佐古忠彦氏が、選挙で示された(「辺野古基地反対」の)沖縄の民意が全く無視され続ける日本の政治の在り方に、「日本にとって沖縄とはなんなのか」という根源的な疑問を抱き、そこに端を発して、監督として初めて作り上げたドキュメンタリー映画です。

映画は、戦後の米軍統治下にあった沖縄のニュース映像や新聞の切り抜きと、沖縄の民主化運動の先頭に立った瀬長亀次郎の日記を中心に当時を辿り、更に沖縄の今を生きる人々の闘いの姿やカメジローへの思いを織り交ぜることで、当時から今に至るまで脈々と続く、沖縄の「不屈の魂」を描き出しています。

米軍の圧制と米軍兵士の度重なる犯罪に怒り、人々の先頭に立ったカメジローは、率直で大らかな人柄で人々を惹き付け、カメジローの演説会には毎回何万人もの人々が集まります。

人々のカメジローへの熱狂に恐れを抱いた米軍は、様々な策略を巡らせてカメジローを陥れようとしますが、民衆のカメジローへの熱狂は衰えることがなく、策略を巡らせる米軍の姑息さが際立つ結果となりました。米軍により逮捕された時には、2年弱の服役後、刑務所から出たカメジローを大勢の民衆が笑顔で出迎え、見送る看守まで笑顔だったのが印象的です。

こうして、60年前のカメジローと民衆の「不屈の闘い」はしっかり根を張り、本土復帰後も米軍基地を押し付けられたままの今も、翁長知事と現代の沖縄の人々に受け継がれ、当時の米軍より更に姑息で暴力的な日本政府の圧制によっても、決して屈することはあり得ないということを、この映画は明確に伝えています。

ひと月ほど前、沖縄の「桜坂劇場」で先行公開され、これを見ようと連日大勢の「うちなーんちゅ」が列をなし、上映後は大きな拍手に包まれたと、新聞やツイッターが報じていましたが、昨日行った渋谷のユーロスペースでも上映後大きな拍手が起こり、沖縄の問題は私たち自身の問題だということを、多くの人が共有していることを感じました。

「護憲+BBS」「明日へのビタミン!ちょっといい映画・本・音楽・美術」より
笹井明子

冷静に公権力の暴挙を暴くべし!

2017-08-23 17:18:57 | 沖縄
Yahoo!ニュースに「8/18、社民党の福島瑞穂副党首が沖縄県・辺野古のゲート前に座り込み、機動隊員らが強制排除」とあった。

野党の存在感を示すため、党首自らが現地で反対派住民と共に抵抗し、沖縄の現状把握をしたという事になるのだろう・・・が、私には違和感が残った。何かが、違う。

あるサイトでは国会議員が道交法違反(公道上の通行妨害?)を先導した、と書かれている。報道写真を見ると、住民と同様に抱えられて排除された福島氏が満足げな顔をしているように見える。

しかし・・・たしか、彼女は弁護士である。「野党の党首が住民目線で抵抗した」と誇れなくもないが、黙々と機動隊員に排除される姿は何なのだろうか。

米軍ヘリパッドの建設現場は、陸上でも海上でも警察・海上保安庁の強引な規制や排除が続いている。微罪での逮捕、「行為が危険」「危ないから保護する」という名目で反対派住民に馬乗りになったり、ロープで縛ったり。あげくは座り込むおじー、おばーの日よけ(作業シート)を強制排除する。

一方で工事作業車や警察車両が道交法違反状態でも特例?とばかり、許されてしまう。海底の埋め立ても環境破壊のグレーゾーンにある。

弁護士資格を持つ野党の党首である福島瑞穂氏が現地入りしたのであれば、なぜ現場で見過ごされている不法行為や公権力の横暴を冷静に視認・記録し、国会で告発しないのだろうか。

沖縄の現地での悲鳴を国会に届けるのが野党党首の役目だと思う。国会閉会中ならば、記者会見を開いてメディアに訴え、機関誌でもネットでも「オキナワの声」を伝えるべきではないか。

「護憲+BBS」「メンバーの今日の、今週の、今月のひとこと」より
猫家五六助

ドキュメンタリー上映と講演「あなたの知らない沖縄」6/18

2017-06-07 11:26:22 | 沖縄
長年にわたり沖縄米軍基地問題に実践的に取り組んでいらっしゃる水沢澄江さんから以下のご案内がきました。

「例年、宮森事件の6月30日前後に集会をやっています。今年は6月18日です。ご都合がつけばぜひ。」(水沢さん)

◇◇◇
ドキュメンタリー上映と講演「あなたの知らない沖縄」

高江の森が無惨にも伐採され、今、辺野古の美ら海が破壊されようとしています。
私たちは沖縄のことをどれほど知っているでしょう!?
映像とお話を通して、沖縄の人々の思いに寄り添い、沖縄の今を捉え直してみませんか。

・「美(ちゅ)ら海を未来へ~辺野古・高江、新基地建設反対によせる思い~」監督:中井信介 
・「あなたの知らない沖縄」大矢(おおや)英代(はなよ)さん

■日時:6月18日(日) 13:00開場 13:30開始
■会場:明治学院大学白金キャンパス本館3F 1301教室
 「白金台駅」2番出口・「白金高輪駅」1番出口・「高輪台駅」A2出口 徒歩7分
 地図:https://www.mapion.co.jp/m2/35.63768261,139.73094739,16/poi=00013651_sg001
■資料代: 800円 学生は無料

主催:6.18沖縄の集い実行委員会 
◇◇◇

「護憲+BBS」「イベントの紹介」より
笹井明子

学習会「沖縄のことを話し考えよう」2/16報告

2017-02-18 14:49:06 | 沖縄
2月16日に行われた、『映画「いのちの森-高江」を見て、沖縄のことを話し考えよう』という集まりに参加しました。

限りなく澄んだ美しい水、深く静かな森、そこに生きる様々な小動物。そうした豊かな自然を破壊してオスプレイの基地を作り、人を殺す訓練をする米軍。

映画「いのちの森-高江」は、豊かで静かな自然環境や、自然の優しさの中で暮らしてきた人たちの優しい表情と、そういう環境とは余りにも不似合いな、黒くて重い鉄の固まりオスプレイの姿、低空飛行するオスプレイが撒き散らす不快な騒音、オスプレイに釣り下がって訓練を受ける米海兵隊の姿の対比を、くっきりと描き出しています。

蝶類研究家のアキノ隊員は、映画の中で、こんな風に語ります。
『木っていうのは、芽生えてから死ぬまでに数えきれないほどの生き物たちに棲み処とエサを与えている。木の種類によって寄ってくる虫が違う。木の種類が多いということは、森の多様性を豊かにすることにつながる。』『ヘリパッド建設では、そういう木を何本、何種類切り倒すのか、木を切ることは、その木を頼って生きるはずだった昆虫たちや、未来に生存するはずだった生き物たちのいのちを奪うことになる。』と。

高江のヘリパッドの新規建設や普天間から辺野古への移転は、1996年のSACO合意によって、「沖縄の負担軽減」の名の下に日米間で決められたといいます。しかし、その実態は、古くて使い勝手の悪くなった基地の代わりに、新しい設備を使い易いところに作ろうという「基地の強化」だというのは、今では沖縄内外の多くの人たちの共通認識です。

映画は、アキノ隊員が、木々を切り倒す作業員を守る形で立ち並ぶ機動隊員の前で、『お巡りさんの仕事がいのちを殺すことになっている。過去に沖縄の人たちが米軍によって「銃剣とブルドーザー」で土地を奪われたように、今やんばるの動物たちはいのちや住処を奪われている。』と語り、その言葉を聞いた機動隊員たちが見せる少し辛そうな表情も映し出していました。

上映後、高江の報告をしたOさんは、『機動隊員も基地建設反対の人も共に生活者と生活者』と語り、Nさんは、『沖縄には「いちゃりばちょーでー=一度出逢ったら皆兄弟だから仲良く付き合おう」という心がある』と言っていましたが、基地建設に抵抗している住民たちも、真に対峙している相手は、目の前にいる機動隊員や作業員たちではなく、自分たちは手を汚さないところに居る政府や米軍幹部たちだという認識を基本に、行動しているということです。

報告の終わりにNさんは、『(こうした巨大な権力によって)新基地は着々と造られている。それでも最後の最後まで言い続ける。「戦争はダメだ。基地はいらない」と。』と、沖縄の「不屈」の魂を語ってくれました。

「勝つ方法はあきらめないこと」と書かれた看板のある沖縄の最前線に居る人たちの姿を見るにつけ、今沖縄に行けない私自身は、今回のような機会になるべく参加して、沖縄で起きている現実に触れ、その本質を正しく理解し、「忘れないこと」「騙されないこと」で沖縄の人たちの「不屈」の輪に加わり続けたいと思います。

※映画「いのちの森-高江」(監督:謝名元慶福(じゃなもとけいふく)、語り:佐々木愛)
DVDは、上映権付きで1500円で発売中。
申し込み先:新基地建設反対名護共同センター
Eメール nago.kyodoc☆bird.ocn.ne.jp ☆を@に変えて下さい
☆プロモーションビデオ=>https://www.youtube.com/watch?v=Vun5jCn1DBw

「護憲+BBS」「イベントの紹介」より
笹井明子

学習会「沖縄のことを話し考えよう」2/16

2017-02-09 17:55:29 | 沖縄
政府は、2月4日の日米防衛会談でマティス長官からお墨付きを得たとばかりに、沖縄辺野古沖にコンクリートブロックを沈めるなど、新基地建設を加速化させています。

この情況について、2月8日配信の沖縄タイムスは、「記者の視点」として、政府は『沖縄に「諦めて」 本土に「忘れて」 米国に「任せて」』のメッセージを発していると指摘しています。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20170208-00083244-okinawat-oki

「負担軽減」の名の下に続けられる「高江」や「辺野古」の新たな自然破壊、住民生活への負担増、基地機能の拡大を、本土の私たちも忘れるわけにはいきません。

2月16日に以下の学習会が開催されます。時間のとれる方は是非参加して、「今沖縄で起きていること」にしっかり目を向け、学んでみませんか。

学習会のご案内 【拡散歓迎】
**********************

映画『いのちの森ー高江』を観て、じっくり話し考えましょう。
映画はやんばるの自然と暮らす人々、オスプレイヘリパットへの抵抗が描かれます。
高江で起きた事は異常でした。何人かの報告を受け、どういう事なのかじっくり話しましょう。
発言歓迎です。辺野古の今にも触れます。

■日時 2017年2月16日(木)18:30〜21:15 開場18:00 18:30 開会

 ○ 映画『いのちの森ー高江』上映62分
    監督:謝名元慶福 語り:佐々木愛

 ○高江報告を受けて、話しましょう
  *Nさん 何度も高江に足を運び、機動隊や防衛局員、私たちもタジタジとなる説得力でフル活動。
  *Oさん 若い。豊かでしなやかな感性で高江を体感している。キノボリトカゲを作ったり「今こそ立ち上がろう」の振り付けを創作したり多才。
  *辺野古リレーから 東京都の機動隊派遣の監査請求、警視庁機動隊の撤退を求める住民訴訟など。
  *Mさん オスプレイ墜落、直近の辺野古の話。

■会場 大久保地域センター3階 会議室 新宿区大久保2−12−7
 JR新大久保駅 徒歩8分、都営大江戸線 東新宿駅A1出口 徒歩8分、副都心線東新宿駅B2出口 徒歩8分
 地図 http://www.h2.dion.ne.jp/~aa-kkse/ookubo_a.htm

■参加費 300円 学生無料 
■定員  60人  

☆主催 沖縄を学び考える会
お問い合わせ rie@sepia.ocn.ne.jp
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「護憲+BBS」「イベントの紹介」より
笹井明子

日米防衛相共同記者会見、沖縄米軍基地に関するマティス氏発言について

2017-02-05 16:11:26 | 沖縄
日米防衛相会談後、新聞各紙は「辺野古が唯一の解決策」と大きく見出しを打って、米軍普天間飛行場について、日米間で「辺野古への移設が唯一の解決策と合意された」と、大々的に伝えている。

「日米防衛相会談骨子:米軍普天間飛行場の辺野古移設が唯一の解決策であり協力することで一致」(朝日2/4夕刊)
「マティス氏:米軍普天間飛行場の辺野古移設は唯一の解決策だ。」(毎日2/5)
「稲田大臣:米軍普天間飛行場移設問題は、名護市辺野古沖の新基地建設が唯一の解決策という立場をあらためてマティス長官と確認した。」(東京2/5)

東京新聞に至っては、2月4日朝刊に、首相と会談したマティス氏が「二案ある。一に辺野古、二に辺野古だ」と(面白おかしく?)語ったとする政府関係者の話まで紹介し、マティス氏自身が「辺野古への移設」を強く求めているような印象付けを行っている。

しかし、ここにきて、共同記者会見の場では、マティス氏の口から「辺野古」の名前は上がっていないという事実が指摘されている。

共同記者会見の様子を伝える画面は以下で見ることができる。
https://www.youtube.com/watch?v=_i_6lHW2I_M
(普天間飛行場の言及は、7分50秒辺りから30秒間ほど。)

これを見て、「『辺野古』のへの字も出てこない」という疑問の声がツイッター上で上がり、それに応えて、英文書き起こしとその逐語訳をした方がいる。その内容は以下のとおり。

"committed to mutually agreed upon realignment plans. These include relocation Marines to Guam, and reducing our footprint on Okinawa, while maintaining the capabilities needed to keep Japan and the region secure. During my discussions here we agreed that our mutual efforts to build the Futenma Replacement Facility will continue, as it is the only solution that will enable the United States to return the current Marine Corps Air Station at Futenma to Japan."

「・・・両国の合意した再編計画の実施にコミットする。この計画には,日本及び地域の安全を確保する能力を保持しつつ,海兵隊員らをグアムに移転すること,並びに沖縄での展開規模を縮小することが含まれる。今回の協議で,両国は,現行の海兵隊普天間飛行基地を米国が日本に返還する唯一の解決策であることから,両国による普天間代替施設の建設作業が引き続き行われることを確認した。」
http://www.twitlonger.com/show/n_1spjf9u

一方、この件に関しては、産経ニュースが比較的正確に報じている。

『米国は相互に合意された再編プランにコミット(関与)しています。(在沖縄米海兵隊の米領)グアム移転と沖縄でのフットプリント(駐留規模)の縮小などでありますが、あくまでも日本および地域での安全を確保する能力は維持してまいります。日本での討議を通じて協力し合い、普天間移設先の施設を整備する努力を続けることに合意いたしました。これは現在の海兵隊普天間飛行場を米国が日本に返還する唯一の解決策であります。
(2/4産経ニュース)
http://www.sankei.com/premium/news/170204/prm1702040031-n4.html

「普天間の代替施設の整備」といえば、辺野古の基地建設を指すというのは、今までの経緯から間違いではないかもしれないが、他国の国と地方自治体が鋭く対立するデリケートな問題について、アメリカは(トランプ政権となっても)具体的な地名を挙げて公式に言及することを避けるだけの知性を今なお持っていることがわかる。

それに対し、日本のメディアがあたかもアメリカから具体的な指示・要請があったかのように報じ、日米防衛相会談の結果を受けて日本政府がさっそく辺野古沖の海上工事に着手するというシナリオのお先棒を担ぐというのは、いかがなものであろうか。

さらに、普天間の負担軽減の一環として、グアムへの移設の言及があったことをほどんどのメディアがスルーしているのも不思議なことだ。

「メディアは権力の暴走を監視する」以前の問題として、政府が伝えたいことを思惑どおりたれ流すのではなく、せめて予断を交えず事実をありのまま、正確に伝えてもらいたいものだ。

「護憲+BBS」「マスコミ報道を批評する」より
笹井明子

山城博治さんらを救え!オンライン署名

2016-12-25 21:52:11 | 沖縄
沖縄辺野古の新基地建設、高江のオスプレイパッド建設に反対する運動のリーダー山城博治さんらが、こじつけとも思われる理由で逮捕・拘留されて70日。山城博治さんらの釈放を求めるオンライン署名が始まり、協力要請が回ってきました。

鎌田慧さん、澤地久枝さん、佐高信さん、落合恵子さん、小山内 美江子さんら呼び掛け人は、年明けに山城博治さんの釈放を求める要請書を那覇地裁などに提出するとのことです。

皆さんのご協力を私からもお願いします。詳細は以下をご覧下さい。

山城博治さんらの釈放を! by 「山城博治さんらを救え!キャンペーン」
https://www.change.org/p/savehiroji

「護憲+BBS」「イベントの紹介」より
笹井明子

「植民地・オキナワ」を許す安倍政権

2016-12-15 14:35:17 | 沖縄
「抗議書にパイロットへの気遣いがあってもいいのではないか」などと反発~」と沖縄タイムズ。

安慶田光男副知事の抗議に対し、在沖米軍トップのローレンス・ニコルソン四軍調整官は怒りをあらわにし、以上のように反発したそうです。副知事は「植民地意識が丸出し!」と怒っています。

日米安保でオレたち在日米軍が「沖縄を、日本を守ってやってるんだ!文句があるか?」というワケですね。こういう驕り昂ぶりが「沖縄県民に何をしてもいい」という傲慢さにつながるわけです。そして、それを見過ごし、とがめず、許し、一緒になって沖縄県民をイジメる安倍政権。

教育現場の原発イジメを処罰するならば、安倍政権の沖縄イジメを処罰してください!

「護憲+BBS」「メンバーの今日の、今週の、今月のひとこと」より
猫家五六助

「土人」発言にみる沖縄への差別

2016-12-01 13:54:44 | 沖縄
大阪府警の機動隊員が、沖縄の人に向けて「土人」と発言した。当然、これは日ごろの差別意識が言葉となって表れたものだと私は思う。そうでない限り、人に投げつける悪罵としても、とても思いつかない言葉だからだ。

菅義偉官房長官は、最初は「土人」発言を「許すまじき発言」と言っていたが、「差別と断定できないというのは政府の一致した見解だ」と変更した。「政府」は、「土人」という言葉に差別はないと一致して言うわけだ。

「これは個人的発言だから、その個人を問題にしても、そこから沖縄差別までは言えない」という意見もネット等では散見された。しかし、日本において沖縄の置かれている地位を考えずに、この「個人的発言」を、個人に帰してしまってよいのだろうか。

米軍基地のある町を訪ねたことがある。「多少アメリカ風なだけで、何の変わりもない町」と思っていたら、突然の轟音に驚かされた。「何かあると、これが昼も夜も続く」と案内してくれた人の話だった。この騒音の中で暮らすのか…と、そのジェット機の凄まじい音を聴きながら、沖縄の人の苦難に思いを馳せた。

ともかく日本にある米軍基地の74%が、日本全国の面積の0.6%しかない沖縄にある、という状態が異常なのだということを、私たちはもっと自覚しなくてはいけないと思う。

米軍の占める土地、騒音、危険性、兵士の起こす事件…。「基地で儲かっている」と言う人もいるが、経済負担も大きい(『コストを試算!日米同盟解体』によれば、もし存在しないなら、基地の跡地利用で沖縄に1兆6000億円の利益が認められるという https://www.amazon.co.jp/dp/4620321427)。

こうした負担を強いていることを、私たち日本人は沖縄の人に申し訳なく思っているなら、自分たちの負担を軽くしてほしい、これ以上、自然環境を破壊しないでほしいと行動している人たちに「土人」という言葉を浴びせかけるだろうか。

米軍基地が日本に必要だと言うのなら、日本各地に分散させるしかない。削減するなら真っ先に沖縄の基地を減らしていくことだろう。

太平洋戦争の沖縄戦で沖縄の人々を戦火に曝し、戦後70年余、米軍基地を押し付けておきながら、その犠牲を顧みることのあまりに少ない私たちの中に、そして政府にあるおごり、差別の温存を、「土人」と言う言葉は白昼に引きずり出したのではないか。

その場にいた作家の目取真俊氏のリアルな寄稿文が出ていた。2ページにわたるが最後まで読んでいただければと願う。
http://www.okinawatimes.co.jp/articles/-/69392

こちらは、翁長知事と菅官房長官の会談 冒頭発言の全文。
http://www.okinawatimes.co.jp/articles/-/12904

翁長知事の「私は今日まで沖縄県が自ら基地は提供したことはないんだということを強調しておきたいと思います。」はその通りだ。

「平和の緩衝地帯として、他の国々と摩擦が起きないような努力の中に沖縄を置くべきだと思う」。日本国全体がこうでありたいと願う。
       *
なお、差別や偏見は、あらゆるところに存在する。性別、国籍、人種ことに肌の色、容貌、体型、貧困、障害、成績、職業、地域…これらに何一つ偏見や差別感を持っていないと言い切れる人は、無関心な人以外にないだろう。そして無関心は最も残酷な仕打ちだ。

私の中にもたくさんの偏見・差別は存在する。「これって偏見だ」と自らハッとさせられたこともままある。差別する心、偏見を持つことは、人として「とても恥ずかしい」ことだと自らを戒める。

「護憲+コラム」より

「高江からの報告、やんばるの森にヘリパットはいらない」を聞いて

2016-11-26 17:50:50 | 沖縄
「私達の生活はいつも誰かの犠牲の上になりたっている。損をする人がいれば得をする人もいる。それは仕方がない事。」
さも現実主義者のような顔で言う人がいる。

しかし、もしその人が住む地域が何十年にも亘り「不当な損」を押し付けられ、生活にも支障をきたすような爆音の中で夜も寝られないような生活と、いつ落ちて来るかも分からない飛行機が低空飛行で頭の上を飛び回っていたとしたら、それでも「仕方がない」と言い張るのだろうか。

森も、山も、川も海も一度破壊され、汚染されたらもう二度と元には戻れない。私は「サロン・ド・朔」で水沢澄江さんの「高江からの報告、やんばるの森にヘリパットはいらない」を聞いた時それを強く感じた。

この日の詳細は志村健世さんのブログにとても分かりやすく書かれている。
http://blog.livedoor.jp/shimuratakeyo/archives/55713655.html

高江の人達は県民の水源地に軍事基地を作られ、やんばるの森を破壊され続け、訓練のため住宅や学校上空も低空飛行するオスプレイやヘリコプターによる騒音と、墜落事故の危険と隣り合わせの生活を強いられている。

「高江に基地はいらない」と行動し始めた人々は、10年の長きに亘り工事を中断させている。それがここに来て急に日本政府が「12月20日の北部訓練場返還式典に間に合わせる」突貫工事にせよと迫ってきた。

安倍政権は、一度やると決めたらどんな犠牲を払っても、冷徹にやりとげようとする政権なのか。

私は沖縄高江の人々の声を、多くの人に届けたい。高江は同じ日本の地域なのだ。私達が黙っていたら、国の暴挙を黙認し、それに手を貸す事にならないだろうか。

水沢さんが「高江からこちらに帰って来て、余りにも現地との違いを感じた」という言葉に、「温度差」などという言葉では言い表せない絶望的な距離を感じた。

きっと皆知らないのだ。沖縄の高江で何が行われているのか。目の前にあることで精一杯で。沢山の情報が溢れている割りには中身が乏しく、高江の事も一過性のニュースとして扱われるだけだから。きっとそのように仕向けられているのだろう。誰かに都合が良いように。

福島も、高江も、そして私が今住んでいるこの土地も「公益及び公の秩序の為に犠牲になるのは仕方がない」などとは決して思わない。目に見えない「公益及び公の秩序の為に」私達の生活を決して犠牲にしてはならない。それは、福島も高江も、私が今住んでいる土地も皆同じ事。

だから私は今、高江で起きていることを一人でも多くの人に伝えたい。

志村さんのブログ、この投稿を読まれた方は、ツイッターやフェスブック等で拡散してください。あるいは口コミでもお知り合いの方に伝えてください。それが、いますぐには高江に行けない私達に出来る事、だと思っています。

「護憲+BBS」「メンバーの今日の、今週の、今月のひとこと」より
パンドラ