life goes on slowly

或る大阪近鉄バファローズファンの
偏愛と放浪の記録

入江泰吉「斑鳩の里 落陽」@美の巨人たち

2006-11-25 23:59:59 | 【日常】些事雑感
 個人的に好きな美術系の番組がいくつかあるのだが、「美の巨人たち」もそのうちのひとつ。でも今日は「世界不思議発見」(これも好きなの……)が繰り下げになったのでそっちを先に見ていて、それが終わったので残りだけでも何をやっていたのか見ようかなと思ってチャンネルを替えただけだった。

 そしたら突然そこに現れたのがこの、「斑鳩の里 落陽」

 なんか久々に衝撃的でした。
 我が家のサブテレビ(役目的に)、特にRのゴーストがあまりにひどくて映像を楽しみたい美術系・文化系の番組見るのは辛いんだけど(笑)それでも強烈に訴えかけてきた朱の空。影だけを聳えさせる法隆寺。光を向こうに、靄にけぶる山道……単に美しいというだけではない、入江氏の遺した1枚1枚には、大和に暮らし、大和路を歩いた古人(いにしえびと)の眼が凛として見えるようだった。
 表現したいものを明確に知っている人というのは、こんなにも強烈な個性を持っているのだと、改めて実感した次第である。

 というわけで早速、氏の作品集を探している私である。山のようにあるんですけどね(笑)実際。もーどれから入ろうか悩んじゃうぜー! とはいえ、全部が全部普通に買える状態ではないみたいだけど。絶版本もありそうだし。
 まあなんかこういうわくわく感も、三好和義氏の写真以来だわな(個人的には)。ちょっと浮かれちゃう(笑)。そしてやっぱり奈良に行きたくなるよねー……京都もだけど。奈良は京都よりさらに行くのが大変なんだよなー。

 ……と、ずっとAmazonで探してたらまたハマってしまいそう(笑)。明日は朝から仕事だから、早く寝ないと。←自分に言い聞かせてみる