ここ数日ぐずついたお天気で地域によっては雪が降るほどの寒い日が続きました。でも「啓蟄」の季節、明日には桃の花が咲き始める「桃始笑」を迎えます。春が近づいてくると、なんとなく四国の風景を懐かしく思い出します。桜の花が咲き、菜の花が田畑を彩り、畦道を歩いていると春の訪れを告げる雲雀の囀りが聞こえてきます。(写真は近所のバス停界隈)
そんな他愛ないことを思いながら、新潮社のWEBマガジン「考える人」を覗いてみると、新しい連載が始まっていました。俳人・黛まどかさんの「私の同行二人~ふたたびの四国遍路」です。3月4日から始まった第1回目のテーマは「歩かざるを得ない生」。
黛さんについては、以前歩き遍路をしていた頃に「奇跡の四国遍路」(中公新書ラクレ)で知りました。国内外の巡礼の道を歩いていらっしゃる黛さんの生き様に、ついついページをめくってしまったことを覚えています。その黛さんが、再び四国遍路に旅立つ。気になる連載です。
そんな週末、肌寒くはありますが春の日差しが眩いなか、気になっていた中之島美術館に行ってきました。お目当ては印象派の画家クロード・モネの「モネ 連作の情景」。
まずは、キュレーター・アートキッチン代表・林綾野さんの講演会「モネ ジヴェルニーの庭と食卓」を聴講しました。モネのひととなりと作品紹介、画業人生について予定の時間を上回る1時間45分にわたってお話しいただきました。200人ほどの方々が熱心に耳を傾ける会場の空気感、改めて西洋美術への関心の高さを思いました。
その後展覧会を丁寧に見て回りました。展示は「印象派以前のモネ」「印象派の画家、モネ」 「テーマへの集中」「連作の画家、モネ」「睡蓮とジヴェルニーの庭」に分かれ、見応えのある展覧会でした。
このところNPOでは何かと悩ましい出来事が続いています。もう少し大らかな心をもってメンバーの心を紡いでほしいと願っています。でも今日はほんの少し息抜きができました(笑)。
深呼吸! 深呼吸!.....。