デカダンとラーニング!?
パソコンの勉強と、西洋絵画や廃墟趣味について思うこと。
 



セリーヌの墓には貝殻も

船が描かれていることからして、この貝殻にはやられたなぁ(笑)。






日本語訳『夜の果ての旅』の作者紹介の欄には、セリーヌの墓にはただ一言「Non」と刻まれているとあるのだけれども、墓に「Non」の文字は無かった。ひょっとしてこの墓石は二代目!?(笑)。ペール・ラシェーズ墓地のジム・モリソンの墓も映画「ドアーズ」のラストで映るものと違い新しくなっているゆえ、可能性としてはセリーヌの墓も二代目の可能性があるのかも?(まぁ無いと思うが)



ネットにあったのだが、セリーヌの両親の墓は、ペール・ラシェーズ墓地にあるという。しかし作家セリーヌの墓はパリ郊外の閑静な丘といっていいような墓地にあるのだ。ネットで調べればすぐに分かりはするものの、セリーヌの墓の場所についてはあまり知られていないようだ。また、墓地内にも彼の墓を示す表示板もない。
しかしセリーヌの墓はまるで誰も訪れないような郊外の墓地のあるのがふさわしいかもしれない。認めたくは無いものの自らの人間の汚さ、おぞましさを正直に書いた彼の文をおもしろく読み、そこから感じられる彼の誠実さに頭の下がる思いをした読者は、きっと彼の厳粛な墓を訪れずにはいられないだろう。



当日は雨が少しぱらついていて、雨と空模様が墓地の厳粛さをさらに増さしていたように思う。それにしても、このときのフランス旅行では墓地に行くといつも雨に降られたのであった(笑)。

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