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作曲家船村徹氏死去

2017-02-19 11:10:40 | Weblog
2017.2.19(日)
 王将、矢切の渡し、みだれ髪などのヒット曲で知られた作曲家の船村徹さんが16日午後、心不全のため死去した。享年84歳。告別式は23日、東京都文京区の護国寺で行われる。
 船村さんは東洋音楽学校(現東京音大)に進学し、ピアノと作曲を学び、ギターの流しをしながら曲作りに励んだという。1955年に出して春日八郎さんが歌った「別れの一本杉」が大ヒットして歌謡界にデビューした。
 その後、村田英雄「王将」、島倉千代子「東京だョおっ母さん」、美空ひばり「哀愁波止場・みだれ髪」、北島三郎「風雪ながれ旅・北の大地」、鳥羽一郎「兄弟船」など、日本人なら誰でも知っている演歌歌謡の代表曲を世に送り出した。このうち「矢切の渡し」「北の大地」は日本レコード大賞に輝いた。
 半世紀に及ぶ作曲家生活を経て、実に5000以上にものぼる曲を手がけた。日本人の情緒にぴったり訴えるメロディで魅了し、まさに国民的作曲家であった。作詞家・星野哲郎さんとのコンビを組んだこともヒット曲を多発した原動力であったという。
 日本作曲家協会会長、日本音楽著作権協会会長などを歴任し、1995年紫綬褒章、2008年文化功労者、2016年文化勲章受章という華々しい受賞歴にも輝いた。
 演歌歌謡の作曲家と言えば、古賀政男、服部良一、市川昭介、吉田正、三木たかし、古関裕而、浜口庫之助、万城目正、上原げんと、米山正夫、筒美京平などなどきら星のごとくいるが、船村徹さんについては「別れの一本杉」に出会ったのが、高校生になったばかりのころで、ラジオから流れてくるこの曲についつい口ずさんでいた記憶があって、親しみが特に深い。
 昭和の大作曲家の逝去の報にまたさびしい思いがつのる。

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