名古屋から発するブログつぶて・凡人のひとりごと

身の回り、世間のできごとをを日記風に記す(紙つぶてならぬブログつぶて)。

イギリスの旅から無事帰国

2015-06-04 18:16:41 | Weblog
2015.6.4(木)
 昨日(6月3日)昼過ぎに、5月27日から出かけていたイギリスの旅から無事帰国することができた。
 旅行はほぼ計画通りにいき、参加者全員元気に過ごせたことがまず何よりであった。この時期のイギリスは日本における3月中旬の気候であり、毎日が夏日であった名古屋からみるとかなり寒い日々であった。また天候の移り変わりの早いのも驚きの一つであった。一日中晴れの日はなく、突然曇ってきたかと思うと雨が降り出すという天気で、傘を手離せない日々であった。
 音楽会は3回、予定通り聴くことができた。いずれも地元の管弦楽団、合唱団の出演によったが、大いに楽しめた。
 イギリス出身のエドワード・エルガー作曲のオラトリオ「ゲロンティアスの夢」は壮大な宗教曲であるが迫力があり、アマチュアの合唱団も高齢者がほとんどであるがしっかりと心に響く演奏であったと思う。
 エディンバラ祝祭劇場でのヴェルディ作曲「イル・トロヴァトーレ」は、美しい女官レオノーラをめぐる二人の男の三角関係を荒唐無稽な筋書きで描き、最後はすべて悲劇で終わるドラマである。各幕に有名なアリアや合唱があり、存分に楽しめた。
 ロンドンにあるコヴェントガーデン王立歌劇場では、ロイヤルバレエ団による三つの演目を鑑賞した。
 ジェローム・ロビンズの振付によるドビュッシーの「牧神の午後」と「イン・ザ・ナイト」と銘打ったショパンの「ノクターン」、さらにイギリス出身の振付家ケネス・マクミランによるマーラーの「大地の歌」が演じられた。ダンスはよく分からないが、クラシックダンスというより、コンテンポラリーダンスといったほうがよいのかも。それにしても見事な演技ではあった。一人の若い日本人女性ダンサーもおり、立派に演じていた姿が印象的であった。
 
 こうした音楽会のほかに、もちろんあちこちの観光にも行った。27年前に大英博物館を訪れたことがあるが、今回の印象はそのときの印象と全く異なるものであった。広場に天蓋が設置されたことが大きいのかもしれない。改めてこの博物館の巨大な収集に感嘆せずにはいられない。帝国主義国家がその力を背景にして植民地からよくも集めたものである。しかし、そのおかげで世界の遺産が残されることになったという点では貢献したとも言える。

 14人のツァーであったが皆元気に帰ることができたことが何よりである。

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