音楽の大福帳

Yoko Nakamura, 作曲家・中村洋子から、音楽を愛する皆さまへ

■カワイ・名古屋で、≪インヴェンション講座≫を、始めることになりました■

2009-07-17 11:30:41 | ■私のアナリーゼ講座■
■カワイ・名古屋で、≪インヴェンション講座≫を、始めることになりました■
                 09.7.17  中村洋子


★東京のカワイ・表参道で、昨年から、月一回、

バッハの「インヴェンション・アナリーゼ講座」を、

開催しておりますが、カワイ・名古屋でも、

「第1回 インヴェンション・アナリーゼ講座」を、

10月に、開くことになりました。


★日時:10月21日 (水)午前10時~12時

 場所:カワイ名古屋 2Fコンサートサロン「ブーレ」

詳しくは、以下の案内をご覧ください。
http://shop.kawai.co.jp/nagoya/recture/pdf/lecture20091021.pdf


★日ごろ、私は次のようなことを、感じております。

ピアノを教える場合、先生ご自身が、

ご自分の先生から、習ったことを、

そのまま、生徒さんに伝える、ということが、多いと思います。

しかし、「どうして、そのように弾くか」ということを、

先生が、ご自分で理解されていませんと、

内面から湧き上がってくる音楽には、なりえません。


★有名なピアニストの公開講座を、たくさん受けたり、

弾き方のDVDを、いくら研究しましても、

いつも、不安に駆られる結果に、陥り勝ちです。


★暗譜についても、指だけで、感覚的に覚えた方法では、

ちょっとしたつまずきで、演奏中に、混乱してしまうことも、

往々にして、あります。


★また、バッハの「インヴェンション」を、

お習いになっているお子様が、

先生の、バッハへの“不安”を、敏感に察知して、

バッハに馴染めないまま、バッハを敬遠してしまうことも、

あるそうです。


★今回の名古屋での講座では、≪曲の構造≫をお話し、さらに、

それを、どのように、演奏に活かすか、お話いたします。

≪曲の構造≫、例えば、「あるテーマの、この音が、

全体のなかで、どのような意味をもっているか」、

それが分かれば、その音を、どのようなディナミーク、

エスプレッション、音色、指使いで弾くか、

自然に、見えてくるのです。


★その結果、≪どの原典版、どの校訂版を使ったらいいか≫、

ご自身で選択できるように、なります。

以上のことが、無理なく自然に、

頭に入るように、お話いたします。



                        (雑草の花)
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