今日のエンドロール

10点満点の採点つきで年間約120本。観る前も観たあともクスッと笑えるレビューをお届けします。

世界の果ての通学路 7

2014-03-27 18:15:14 | ノーヒットノーラン
こりゃ、かなわないわ。
ケニア、アルゼンチン、モロッコ、インド。20キロ近くを歩いて学校に通う世界4ヶ国の子どもたちの通学路ドキュメントだ。20キロってどのくらいかと思って調べたら大阪からだと東は生駒、西は芦屋くらい。それを子どもが歩いてというだけですごいけど、日本みたいな安全な環境じゃ全くない。ケニアでは猛獣のいるサバンナを、モロッコでは岩肌剥き出しの切り立った山道を、アルゼンチンでは見渡す限り誰もいない大草原を子どもだけで数時間かけて行く。歩いて3分の学校に毎朝遅刻している愚息にそのありがたみを感じてほしいと心から思った。でもなんか嬉しかったのはそれだけ環境も人種も教育も違う子どもたちに共通点があったこと。友達を見つけて笑顔になり、しょうもないジャレあいをし、教室でうわぁ~っとはしゃぐ。世界どこでも子どもはあんな感じだよな、今も昔も。
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神様のカルテ2 5

2014-03-25 23:12:16 | ノーヒットノーラン
気持ち悪ぅ!
櫻井翔が主演の医療ドラマの続編。今回描いたのは医者の不養生と勤務過多。悪い話じゃないけどずーっと気持ち悪い。原因は主人公夫婦の無菌感。短所は優しすぎるのと真面目すぎるなんて旦那と、側で愚痴ひとつこぼさず支える貞淑な妻。そんなんいるかい!芝居がかった台詞まわしで道徳の教科書みたいなエピソード重ねられてもなぁ。誠実で知的な櫻井くんを印象付けたいんだと思うけど、そないにうまくいかへんで。
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アナと雪の女王 5

2014-03-24 22:39:24 | ノーヒットノーラン
ハードル上がりすぎ?
全く見る予定がなかったけど、アカデミー賞やまわりのすごい高評価に見に行ってしまった。たしかに映像も松たか子と神田沙也加の歌もよかった。でもそないか?というのか素直な感想。ディズニーとしては王道からちょっと離したのかもしれないけど、ドリームワークスからしたらまだまだベタベタ。音楽もターザンの時のような高揚感はなかったなぁ…てオヤジの意見はどうでもいいか。
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ウォルト・ディズニーの約束 4

2014-03-22 18:00:59 | ノーヒットノーラン
常識なんかもしれないけど。
ウォルト・ディズニーが映画メリー・ポビンズを作るために、ヘンコな原作者のおばちゃんを口説く話。彼女のがヘンコな原因の幼少期のトラウマと、メリー・ポビンズの物語が微妙にオーバーラップしているらしいが、メリー・ポビンズを名前しか知らない自分にとって、愚痴っぽい婆さんの辛かった自慢にしか聞こえず、全く心に響かなかった。それならそうと、最初から言っといてよ!
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東京難民 7

2014-03-19 08:48:27 | ノーヒットノーラン
怖かったぁ~(未知やすえ風)
中村蒼演じる三流大学生が親がとんだのをきっかけに転落していく半年間の物語。アパートを追い出され、ネカフェ難民、治験バイト、ホスト、日雇い、ホームレスと逆の意味で出来すぎ感はあるものの、どんどん環境が変わっていく。彼を通じて描かれるのは社会的基盤をもたない人間への冷たい仕組みと、そこにさらにつけこむ搾取ビジネスのあざとさ。誰にでも起こりうることだけに、恐ろしさを感じつつ、もし自分ならどうするだろうか?考えずにいられなかった。ドキュメントではないが胸の奥にズドンと重いストレートを投げこまれた1本だ。
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おばあちゃんの夢中恋人 6

2014-03-15 13:14:22 | ノーヒットノーラン
ベタやけどいい。
60年代の台湾語映画の撮影現場を舞台にしたラブコメディ。新人女優と脚本家の恋と愉快な仲間たち、みたいなベタベタ感はあるけど、知らない俳優さんたから見ていられる。あざとい演出かすべっているところもあるけど、ご愛敬。ちょっとした笑いあり、涙あり、娯楽作品としては幕の内弁当みたいでまとまった作品だと思った。
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愛の渦 6

2014-03-14 22:39:31 | ノーヒットノーラン
渦というより、うねりのような。
ハマの番長じゃないほうの三浦大輔が岸田戯曲賞を受賞した舞台の本人監督による映画化。六本木の乱交パーティーの会場での一夜の出来事を描いている。もちろん初対面、キャラもバラバラな男女4人ずつ。でも誰かとしたくてここに来たのは共通してる。欲求と場の空気を読む感じのバランスからくるぎこちなさの描写は見事。一回戦後のふっきれた感じもよかった。ただ一幕ものの限界か、そのあとの展開が冗長で興奮するはすのシーンですら眠くなった。これよりは「恋の渦」のほうがかなり上。やっぱり監督は他人のほうがいいんちゃうかな?
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2014 5

2014-03-13 23:23:07 | ノーヒットノーラン
最後にえ~っ!
生まれて初めて見たインドネシアの映画。大統領選挙の有力候補者がワナにはめられ、殺人容疑で逮捕される。息子や正義感溢れる刑事が真犯人を探すが、不自然な形で証拠が隠蔽され、警察内部からも圧力が。核心に迫りかけると、黒幕が刺客を送り込んできて派手な格闘シーンもあり、娯楽作品としてはなかなかと思ってた。でもあのラスボスは、一体誰なん?関西人じゃなくてもオチは大切やね。
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友へチング2 6

2014-03-13 17:58:36 | ノーヒットノーラン
ヤクザ!年の差なんて!
2002年公開「友へ チング」の続編。4人の親友たちの大人になってからの葛藤や悲しい運命、それでも流れる友情に熱い気持ちになったのは何となく覚えてるが、12年も前。その17年後という設定だが、思いきり前作を引きずっていて、いまいちついていけないところがあった。さらに3世代の時代を行き来し、そこに物語の膨らみを任せているところにあまり必要性を感じず、続編のために無理やり作った話だなぁと思ってしまった。本国では大ヒットらしいけど、日本じゃどうかな?だって星野阪神が優勝する前の話なんて、ちゃんと覚えてる?
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すご~い快感 5

2014-03-10 21:35:39 | ノーヒットノーラン
そこまでではないけど。
日本のビジュアル系バンドの大ファンの女の子が、憧れのスターと競演できるチャンスを得たことで、みんなのバランスが崩れていって…さすがタイだけあってゲイ、ノンケ入り乱れての恋愛模様。好きな人には好かれなくて、でも自分のことを好きな人はいて、せつない気持ちは性別とか関係ないんだなぁ!当たり前だけど。ただひたすら色恋の話ばかりで、他の要素がほぼゼロなのはこの世代の物語としてどやねん?とも思った。
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ブルー・ブースターマーンティ 3

2014-03-10 19:00:29 | ノーヒットノーラン
これはあかんやろ。
出稼ぎで日本にきた男が、ひょんなことから戦隊もののスーツアクターになってしまい…パンフレットで読んだ設定は抜群だったのに、あ~あ。まあクオリティが低い。おカネがないとかしやなくて、編集やカットわりの基本的なところがあかんかった。昔のAVのドラマ部分でももう少しましやわ。地元の人たちはあれで笑うんかなぁ?
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シフト 4

2014-03-10 18:53:25 | ノーヒットノーラン
そこにはシフトできん。
エキセントリックな赤髪ねえちゃんと、ハンサムゲイ。職場で知り合った二人が次第にお互いひかれていき…あかん、興味ないわぁ。たぶん仕事のシフトと気持ちがシフトしていくのをかけてあるんだろうけど。感情移入先が難しい作品やった。
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アニタのラストチャチャ 6

2014-03-09 22:04:49 | ノーヒットノーラン
きれいなお姉さんは…うん、大好きです!
ボーイッシュな女の子、アニタが住む田舎の村に突然戻ってきた絶世の美女。男たちは色めき立ち、女たちは「何よ!あのオンナ」的嫉妬満載。アニタも彼女に一目惚れ!結婚すると言い出すが…。何年か前の「マレーナ」という映画を思い出した。だけど今回の水野美紀をゴージャスにした感じのお姉さんはそんな雑念を吹っ飛ばすくらい魅力的だった。子どもたちも良かったけど、あのなまめかしさにおっちゃんノックアウトやわ。
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KANO 7

2014-03-07 23:38:48 | ノーヒットノーラン
そう、これやねん!泥臭くてもあったかいやつ。
台湾で大ヒット中の作品を大阪アジアン映画祭で見せてもらった。1931年の甲子園で、台湾代表の嘉義農林高校が準優勝という快挙を成し遂げた実話をもとにした作品だ。はっきり言って作りは粗い。CGや野球の試合展開、回収のない伏線や変ななまりの日本人などツッコミしろはあちこちにある。でもわかっていても手に汗握り、なんか温かい気持ちになれた。こういうのが無くしてしまった日本人の良さだよなと思うところがたくさんあった。悔しいのはこれが日本じゃなく、台湾映画だってこと。残念!
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家路 7

2014-03-06 22:03:12 | ノーヒットノーラン
フィクションだけど、現実。
まもなく発生から3年を迎える東日本大震災、原発事故で田畑や家に住めなくなり仮設で暮らす兄家族と、そこに「誰もいなくなったから」帰ってきて独りで生活し始めた弟。「何も悪いことはしてない」のに、そんな状況を強いられている彼らの生活が、決して物語の中や知らない国、大昔の出来事ではなく、福島に今存在するという事実。そこに打ちのめされた。それでも彼らは自分の家というかhomeを作って生きていっている。役者たちの地味ながら力のある演技によって、彼らの気持ちを感じれば感じるほど、かえって切なくなってしまった。この時期に見れて良かった。
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