今日のエンドロール

10点満点の採点つきで年間約120本。観る前も観たあともクスッと笑えるレビューをお届けします。

スラムドッグミリオネア 9

2009-04-30 19:01:06 | ノーヒットノーラン
確かに今のところ今年ナンバーワンだ。
アカデミー作品賞をとったダニー・ボイル監督作品。トレインスポッティングで見せたスピード感はそのままに、見る者の心を揺さぶるストーリーを撮りきった非常にバランスのいい物語だと思う。最近賞をとる作品は妙に説教くさかったり、社会的意義ばかり強調したものが多いんだけど、これは「悲しくてたくましい」スラムの少年たちの人生や、ミリオネアというある意味すごく生々しい世界をミックスした非常に見事に構築されたエンターテイメントだ。まあ、あり得ん話だけど面白さがそれを上回り、納得させられてしまう。
でも…みのさんもトイレの鏡にあんなこと書いたりしたのかなあ?
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ディア・ドクター 7

2009-04-30 18:55:56 | ノーヒットノーラン
本当にホンモノ?
寂れた田舎の診療所で村人たちから神様のようにありがたがられていた医者が、実は免許のないニセモノだったという話。西川監督の作品は初めてだったが、師匠譲りの地味だけどしっかりした下調べの上に構築されたリアルな物語には考えさせられることが多かった。確かに本物ってなんだろう?お上や何たら協会が出す資格は所詮試験の成績優秀者でしかないし、カネで買えるケースだってある。また最近は親の資格なんかまるでないくせに、無計画に子供を作ってしまう「ニセモノの本当の親」までゴロゴロしている。
あなたは胸張ってホンモノの何だって言えますか?
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グラン・トリノ 8

2009-04-27 13:24:51 | ノーヒットノーラン
やるやん!昭和。
不甲斐ない大人や社会にみんなが漠然とした不満を抱えている今、そんな環境でもゼロから立ち上げてきたオトコたちからのメッセージだ。人生を振り返る時期に入り、やってきたことに自負も後悔も感じている。でも次の世代に残せるものはなんだろう?そんな彼らの不器用さがとても可愛らしく、心にズシンとくる。ちょっと古いモノだとゴミのように扱われがちな今、経てきた歴史に目を向け、普遍的な価値を学ぶべき…こんな事書いてるオレこそ、昭和な男なのかもしれないが。
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MILK 7

2009-04-27 10:54:31 | ノーヒットノーラン
あと一歩届かないんやな。
実在のゲイ政治家の活動をショーン・ペンが熱演し、アカデミー主演男優賞を獲った作品。マイノリティが権利をしっかり主張し、それを支持する人々はいるのに、目立ちすぎると必ず反対派に銃殺される。日本ではありえない、ある意味すごくアメリカらしい話だ。少数意見の存在は一応認めるフリをするけれど、神の名のもと絶対的な原則があり、そこにたどり着くのはほぼ不可能なシステムが存在する。彼らが偉そうに誇る自由の国とか、民主主義ってそんなもんなのかな?
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おっぱいバレー 7

2009-04-21 13:44:52 | ノーヒットノーラン
う~ん、ナイスおっぱい!
試合に勝ったら、先生のおっぱい見せてくれますか?この一言に集約される青春ムービー。ベタなところや詰めの甘いところは多少あるけど、全てを包容して有り余るのが「おっぱい」と いう言葉の魔力。バストでも胸でも乳首でもなく、おっぱい。その魅力と安堵感は中学男子だけでなく、全てを惹き付け、平和を導くと言ったら言い過ぎだろうか?さらに劇中を彩る70年代の曲も素晴らしい。難を言えばデートで使いにくいのと、窓口で作品名を言うのが恥ずかしいくらいか。
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ドロップ 6

2009-04-16 23:44:35 | ノーヒットノーラン
あ~ムズムズする!
品川庄司の品川さんが自分でメガホンをとった自伝?映画。還暦近いじいさんならともかく、同世代で、しかもまだトップに上り詰めたとは言い難い男が「昔はワルかったんだよ」とちょっと誇張した話を語るのはかなり恥ずかしい。ただ芸人監督がよく使うミニコントの積み上げは面白かったし、ストーリーも意外にちゃんとしていた。またヤンキー文化を一回りしてしっかり笑いに結びつけていたし、我々世代だからこそわかるクスグリもたくさんあって予想外に楽しかった。よくわからん奴らが意味なくケンカしてるだけのカラス映画よりずっとええわ。
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レッドクリフpart 〓 7

2009-04-16 23:36:54 | ノーヒットノーラン
丁寧に作ってはるわ。
前作で長~い前フリをした戦いもいざ決戦。たくさんいる登場人物もひとりひとりスーパーで名前がでるし、それぞれの物語も丁寧に描いてあり、とてもわかりやすかった。残念だったのはそのぶんやたら長くなってしまったのと、クライマックスの戦い自体に深みがなかったこと。特に相手の曹操が巨大戦力に胡座をかいただけの凡人としか描かれていないのが残念だ。ライバルとの駆け引き、知恵と力のぶつかりあいがこういう話のキモなのに、ワンサイドやん。
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今度の日曜日に 6

2009-04-16 23:33:12 | ノーヒットノーラン
かんぴょう巻きくらいかな。
韓国から日本に留学した女子大生と借金を抱えた中年の交流で描く「そこにある幸せ」。派手さからはほど遠いけど、淡々と進むエピソードの中に小さな微笑みがちりばめられていて、ほっこりした。不景気やなんやで精神的にしんどい時、お金かけたり遠くに行ったりしなくても、考え方次第でちょっとは楽になれるんだよな。まあ設定とか厳しい点も多いけど、お茶飲みながらノンビリ見るにはいいかもしれない。
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ザ・バンク堕ちた巨像 5

2009-04-07 15:21:07 | ノーヒットノーラン
それでも、続いていくわけで。
宇梶剛っぽい刑事が国際銀行の巨悪にひとりで立ち向かう話。上からの圧力や捜査妨害にもめげない姿は普段長いものに巻かれっぱなしの社会人にとって頼もしく見えるけど、巧妙なトリックがあるわけでもなく、悪と言っても殺し屋雇って邪魔者を消すくらいなんで、イマイチ盛り上がりどころがない。しかもそれまでのモヤモヤを解消してくれるかと期待するラスト数分、え~!生殺しかい。
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フィッシュストーリー 7

2009-04-02 15:01:22 | ノーヒットノーラン
たしかに、別にいいよね。
簡単にいうと時代より早すぎたパンクな1曲が回り回って世界を救うという、風がふいたら桶屋がもうかる的な話。序盤から4つの時代で色々なフリを見せておいて、最後にババババッと糸を通していく気持ち良さは、多分だけど小説より映画の方が向いてると思った。フィッシュストーリーが世界を救うのなら、このブログだっていつか「王将の餃子値上げ阻止に一役買う」ぐらいの働きを見せて欲しいもんだ。
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