今日のエンドロール

10点満点の採点つきで年間約120本。観る前も観たあともクスッと笑えるレビューをお届けします。

ブリグズビーベア 7

2018-06-30 21:42:56 | ノーヒットノーラン
これぞファンタジー。
赤ん坊の時に誘拐され、家からは一歩も出ずに、誘拐犯夫婦が作った番組「ブリグズビーベア」だけを見て育てられた25歳の男。いろんな「あり得ない」が満載のストーリーなんだけど、ひとつひとつが温かく「まあええやんと」思ってしまうのは物語の力なんだろうか。好きなものに夢中になっている姿が周りを巻き込み、前向きなエネルギーになっていく。もっとたくさんの人に見てほしい作品だ。
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オンリーザブレイブ 6

2018-06-27 18:42:22 | ノーヒットノーラン
実話の功罪。
アメリカの山火事消火隊の実話をベースにした作品。火事ものと言えば大好きな「バックドラフト」と比べて見てしまう。実話とは言え、結果は知らずに見ていたけど、人物の描き方なんかは遜色ないし、建物とは似て非なる山火事の恐ろしさもよく出ていた。だけど結末がなぁ…実話だから変えようはないし、重みもあるんだけど、う~ん。
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ザ・ビックハウス 6

2018-06-25 22:31:17 | ノーヒットノーラン
なぜ、そないに。
毎試合10万人の観客を集めるアメリカ最大のスタジアム「ザ・ビックハウス」の内外を撮影した想田監督の観察映画。
もちろん毎回10万人というスケールは日本ではみたことがないけれど、バックヤードの仕事は特に真新しくもなく、想定内だった。ただ想定外なのは、長きにわたりそれだけ多くの地元民に愛されるたかが全米3位くらいの公立大アメフト部の伝統。他に娯楽がないからなのか?ネットが発達した現代にも続いている理由は?観察もいいけど、そのへんは喋ってもらわないと理解でけへんわ。
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焼肉ドラゴン 7

2018-06-24 19:00:17 | ノーヒットノーラン
明日こそ、いい日でありますように。
西宮で舞台を見たのは調べたら7年も前。知り合いが出るので行ったんだけど、すごくズシンと来たのを覚えてる。俺が生まれるちょっと前、伊丹のあたりで、たくましく生きていた在日の家族の物語。厳しい現実、そんな中での泣き笑い。恵まれた環境にいる自分はなかなか自己投影が難しかったけど、アボジのあの表情にはやられた。何のために生きてきたか、どうしてそんなに苦しくなっても逃げなかったか。家長として何ができるか?覚悟の刃をつきつけられる一本だった。
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30年後の同窓会 5

2018-06-21 21:15:07 | ノーヒットノーラン
邦題に騙された!
そういう話かと思ったら、ベトナムの戦友と30年ぶりに会ったおっさんたちのロードムービーだった。かつてもそうだったし、今もそうなんだろうけど、全編に流れる「何のための戦争」という思想は理解はできるけど、日本人にはなかなか実感できないのでは。
ただ共に楽しい時、苦しい時を分かち合った旧友は何者にも変えがたいし、あっというまに時を超える。そんな気分はちょっと味わえた。再来年だったか、30年後の同窓会。どんな風だか楽しみだけど。
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ニンジャバットマン 6

2018-06-20 11:02:39 | ノーヒットノーラン
オレは好きなほうよ(笑)
戦国時代にバットマンやジョーカーがタイムスリップして、始まったのはロボットバトル!世界中のサブカルオタクよ、これがジャパンやという狂った1本だ。楽しめるかどうかだけ。理屈はない。唯一残念なのは、戦国とかニンジャのアナログ要素を生かしきっていないところ。まぁ、南蛮人には理解できないのかもしれないけど。
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ワンダー 君は太陽 8

2018-06-15 14:38:46 | ノーヒットノーラン
先天的に顔が変形している少年の話。ずいぶん前から本屋で原作は見てたけれど、そういう境遇に負けないで頑張るパターンの話だと思ってたので避けていた。違った。太陽というより、そのおかげで輝く惑星たちの話だった。惑星だから光る面の裏には影がある。それぞれが抱える闘いにジーンと来た。みんないろいろあるけど、頑張ってるんだもの。心に刺さるのは今の自分だからなんだろうか?
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終わった人 5

2018-06-13 18:22:30 | ノーヒットノーラン
定年どころか68のはずですが。
高校の先輩、舘ひろしさん主演のコメディ。「免許がない」の時もそうだったけど、カッコわるい現実と一番ギャップが大きいからの起用なわけで、あの歳でまだギラギラしてるパイセンはすごい。中身は定年になって時間をもて余して、嫁さんと気まずくなって、というベタな展開。問題収束が都合よすぎるけど、貴方ならどうする?という提起にはこれくらいライトなほうがいいのかと。あと15年、生前葬にならないようにどう仕込んでいくかだ。
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万引き家族 7

2018-06-08 13:26:12 | ノーヒットノーラン
ぽん酢しょうゆはないけれど。
是枝カントクがカンヌをとった。衝撃を受けた「誰もしらない」から14年。ここ何作かは?なものもあったけど、原点に戻った作品の受賞は嬉しい。見ながらずっと考えていたのは「幸せな家族」と「大人の責任」。誰が善人で誰が悪人なのか?自分だったらどうするか?今の自分はどうなのか?ちょっと前の目黒の虐待事件も重なりグサグサと心を刺される。ちょっと大人の役者陣が鼻につくけど。
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レディ・バード 7

2018-06-08 09:20:00 | ノーヒットノーラン
なんか個人的に。
アメリカの田舎町の女子高生がいろいろ抱えて、成長して、親元から旅立っていく話。親との関係、大人への興味とあせり、友達関係の悩み…ちょっと年下だけど反抗期真っ盛りの息子をかかえるオヤジとしては身につまされた。わかるわかる、子どものほうもいや、親の気持ちが…大変だよなぁ。
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ピーターラビット 6

2018-06-06 18:55:05 | ノーヒットノーラン
うちら、ウサギじゃけぇ。
野郎には理解しにくい、しゃれたティーカップとかに描いてあるイメージのキャラクター、ピーター・ラビット。これが実写になると仁義なき戦いになるとは!激しいアクションと血、いやトマトでトマトを洗う抗争。テンポもよくて一級の娯楽作品だった。ウサギじゃけぇ、何してもええんじゃ。
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いつだってやめられる 10人の怒れる教授たち 5

2018-06-05 23:03:45 | ノーヒットノーラン
最初から見たいわ。
イタリアで作られた教授版オーシャンズ11みたいな話。社会の役に立たないと思ってた自分たちの専門分野を集めて…という設定は面白いと思うし、だからこそ第1作がヒットしたんだろう。だからといっていきなり途中から日本に持ってこられても…。人数増えてるし、専門分野の説明がまどろこっしくて地味!前半寝ちゃったから、後半イマイチ盛り上がれなかったわ(涙)
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恋は雨上がりのように 5

2018-06-05 22:52:47 | ノーヒットノーラン
ファンタジーやけど。
大泉洋と小松菜奈の年齢差ラブコメディ。甘ったるくなく爽やかで、おじさんの胃にもたれなかったのは原作が少女マンガでなく、スピリッツだったからみたい。大概のヤツが自分より冴えないと思う中年オヤジが、憧れのクール美少女から突然告白!そんな妄想がそれほど持つわけもなく、後半失速。やはり短距離走の話だけあるわ。
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デッドプール2 7

2018-06-02 21:45:02 | ノーヒットノーラン
2で伸びたなぁ!
正直、1作目は肩透かしだったし、あんまり覚えてない。でも妙に苦悩しすぎる最近のヒーローたちと違い、やっちゃいけないことをやりまくる今回のデッドプールは痛快だった。本気の大人の悪ふざけ、ガキには見せられないけど。
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妻よ薔薇のように 6

2018-06-01 19:27:56 | ノーヒットノーラン
タイトル以外はOK。
「東京家族」から派生した「家族はつらいよ」シリーズの第3弾。これまで脇役だった長男の嫁の逆襲家出。起こるエピソードも、昭和で止まったままのセリフ回しも予想どおり。でもいいんです。山田洋次だから。橋爪功のグチに声を出して笑い、子どもを想う母にもらい泣き。逆に今ではファンタジーなのかもしれない。時代遅れだけど温かく年に一度は食べたくなる「おばあちゃんのカレー」みたいな映画、これからも見続けたい。
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